DREAM

真亭 甘

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FANCY

2

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時刻は、夜の10時半。風呂上がりで火照った体で、スマホを弄っていると、後ろから声をかけられた。

「瑠奈、スマホ弄っていないで、早く寝なさいよ!体が冷めると眠れなくなるよ」




声の主は母親だった。  それどころか、付け足しに、もう一声。

「明日が休みだからって、遅くまで起きておらずに早く寝なさいよ!」

「はーい」

瑠奈は、自分の部屋に入るとすぐさまにベッドの上に座込み、スマホからアプリケーションを起動させた。

アプリケーションの名前は「DREAM」


「DREAM」を起動させると、画面上の中央に、「同調」と書いた丸いボタンがある。

その円の回りを動く様に、%で表したバーがついている。



「DREAM」のゲームを始めるには、特殊装置を備え付けた枕に頭を乗せて、同調のボタンを押す。アップルウォッチなどの腕時計端末のスマホがあるが、それを可能にすると、一部の人による事故や不健康・不衛生につながる恐れがあるため、制作会社がアプリの使用者に郵送で枕を配送している。今回は、そのボタンを押さずに、右下のステータスのボタンを押した。

ステータスは、基本ゲーム内の自分の状態を表示してくれるシステム。このシステムを覗いたところで、ステータスを変更や改造などすることは、出来ない。もちろんリセットも無く、アプリケーションを消したところで、やり直しも出来ない。なぜなら、自分の脳の波をIDにしているからだ。やり直ししたいなら、脳を入れ替えるか、生まれ変わるしかない。しかし、そんなのは、無理だ。

ステータス画面を見ながら、昨日までの状況や、最新の運営サイトからの連絡情報などの確認していた。

その後、最初の画面に戻って「同調」のボタンを押してテーブルにスマホを置いた。しかし、テーブルの中央にスマホを置かなかったので、床に落っことしてしまった。ゴンと音に、母親が敏感に「夜中に音を立てないの、近所迷惑よ!静かに寝なさい」と注意をしてきた。
私は、「はーい」と言ったが、内心(注意する声の方が、近所迷惑だ!)と思うが、これは声に出さずに電気を消して、寝た。


私の名前は、京島瑠奈
中学三年生の14歳
プレーヤーネームは、「ルナ」
アニマは、「リアル」外系の力。
紙に写っているものを実現し操る。しかし、まだ力が弱いため、生き物は難しく、武器を出したりして戦う。

外系は、アニマの能力を大まかに分割した内の一つである。
外系は、体の外にある何かに、アニマの影響を加える能力。
他にも、体の内部での性質変化や武器や道具にアニマを乗せること、それ以外に肉体強化・肉体変化など、それらの総称が内系。
体型は、体からアニマを出すのが特徴で、他に属性を付け加えたり、シロンのように無機物を動かしたりすることができる。それが体系。



アプリを起動させてから数分後、私は特殊枕とアプリによって、「DREAM」の世界に来ていた。

場所は、前回の続きではなく、最初に送り込まれた小屋の中に。ゲームの始まりは、小屋の中のベッドで始まり、一日の時間が終わると小屋の中に戻される。目覚めるには、ベッドに戻る。なので、二度寝してもゲームに参加は出来ない。このシステムにより、平均起床時間が早くなり、早起きは三文の得と言われるように、成績の上昇や健康な人が増えたと、ニュースでも報道されており、年明けには、世界に配信されるそうだ。

また小屋の中は、これまでに購入した衣服などが保管されている。世界の中では、メニューバーが無い分、この小屋はアイテムの管理兼保管庫の役割を果たしている。
しかし、私などの外系能力者は、異空間を操るものいる。

私の能力も、異空間を操れると最近わかった。
リアル(紙に写っているものを実現し操る。だが彼女は力が少ないため、生き物は難しく、武器を出したりして戦う)なので、紙にペンで描いたものなら、いいと考えたので、前日に実験してみた。結果は、成功。イナズマのマークや炎の絵に、おにぎりや骨付き肉など、家の絵でもいい。ある意味、ドラえもんの四次元ポケットだ。
しかし、欠点もある。
 紙にしか、発動しない。なので、濡れたり燃えたりしては、ダメだ。他のものに描いても、発動しない。この事も、前日にわかった。


私は、以前と同じように標準装備の、白のノースリーブのYシャツに着て、赤チェックのプリーツのスカートにニーソックスに良くあるコン・・スのスニーカーを履いて出かける。あと、腰にベルト式の小物ケースを備え付けて。

小屋を出ると、前日に過ごした森の中にある、大きな石の前に出た。同じタイミングで、ロイも出てきた。

ルナ「やぁ」

ロイ「うっす、準備できた?」

ルナ「うん、そっちは?」

ロイ「できている」

ロイは、そう言うが、服装は相変わらず、白のタンクトップに、ブルーのGパンを穿いている。ただ違うのは、靴をハイカットスニーカーに履き替えた事だ。

ロイ「よし、じゃあ冒険を始めるか!!」

ハスト村


始まりの村の次にある村で、野球ドーム1個分の面積に商業施設などが建ち並ぶ小さな村だ!

小学生以下の子供たちが訪れる最後の村であり、始まりの村とハスト村の間にある草原と裏山までが冒険をできる限界範囲。それ以外のプレーヤーには、真の始りを意味する村だ。

なぜなら、これより先はあらゆる制限が外され、プレーヤーアタックに上級モンスターの出現などがあり、本当のサバイバルが始まる。

それまでの始まりの村や草原や裏山は、プレーヤーは30人までが同じシステム空間内で共存でき、その中で、自信の能力値を高めていく。
30人以外のプレーヤーと冒険をしたい場合は、ハスト村で合流後に特別ダンジョンシステム、キューブ(見た目は、10立法メートルの建物だが、内部は無限に広がり、何階も上に続く塔モードや、地下深くまで降りる穴モード、勝ち抜き戦の弾丸モード、課題にちなんだ武器などを作る匠モードが建物内にある)で攻略していく。ちなみにキューブは参加費が必要だが、フロアーマスターやお宝などを見つけると、賞金などが貰える、経験値などを稼げる。子供だけでなく、一般人などハマっている!
ちなみに、最高記録は
塔で、ジンパチが80階!
穴で、シンカイが120階!
弾丸は、アキラが60人抜き!
匠は、S級の作成に、不玄が成功。
とそれぞれ記録を作っている。

しかし、そんなの関係なく二人は、街の中にある換金所の中にいた。
換金所職員「はい確かに、ネオル島での上級難易度Cランク-のパンクウルフですね!確かに確認しました。ではこちらが賞金の5000Dです。」

ルナ「ありがとうございます」

ルナ「じゃあ、山分けして、2500ね!一人」

ロイ「うん」
ルナ「それにしても、ホストって相変わらず人が多いね!まぁ小学生までは、この街から出られないから多いのはわかる。けれど、やっぱりキューブに大人の人が多いのがビックリだよね!こんなにも広々としてファンタジーな世界が広がるのに、キューブで満足するなんて理解できないなぁ・・・まぁあんな人達がいるから、ここに大人の人がいるのよね」

ロイ「キューブは、記録や賞金などが得られるし、気楽に簡単にできるからだと思うしね。それに小学生の子供たちも大人の人たちと競えて楽しいじゃない?」

ルナ「あぁ~」

と俺らは、キューブの周辺で群がる人々を見て思った。
そして、次に群がる人の多い、広場に来た。広場は、よく大会が開催されていている。武闘会や大食い大会などが行われている。

ルナ「よし!じゃあ、予定通り1時間後にここで待ち合わせをしましょう。それまでに、旅の準備を済ませて、港町ココトに行こっか!」

ロイ「了解!!」

そして、二人はそれぞれ旅の準備のために、別行動を取った。
ルナは、商店街の方へと歩いて行った。ロイは準備する買い物世界を旅する人たちが、作った団体。「ギルド」。そのギルドが、広場の周りでギルドの勧誘をしている。ギルドは旅をする上で、一人では解決できない事や、モンスターを倒す依頼などを扱ったりなどの、いわゆる何でも屋。

ロイ「相変わらずにここも、賑わっている」

司会者「さぁさぁ今回も、今日ここで、大会が開催されます。ここから始まる、この大会に勝利した方は、キューブやいま旅の前線に、名を連ねている方々です。さぁあなたもこの大会で勝利で収めて、快適な旅を、そしてDREAMの歴史に名を残せ!!」

ロイ「へぇ~」

???「なんだ、あまり信じてないのか?」

ロイ「?、お前は?」

???「名前が気になるのか?大会の事が知りたくないのか?」

ロイ「え・・・じゃあ、大会で」

???「ふん、この大会は、1度のみ参加できる。」

ロイ「1度のみ?どういうこと?」

???「このネオル島は、出たら最後二度と戻ってこられない島なのだ!」

ロイ「なんだって!なんでそんなことが、まだこの島にいるお前にわかるのだよ!!」

???「簡単な事さ、キューブや大会で記録を出している人が島を出て行くのを見た。しかし、そいつは戻って来た事はなかった。単純にそのまま旅に出たのかもしれないが、そのままにしておくこともできず、ここで知り合った人と試した。出港後すぐに帰港するって約束で、しかし、そいつは戻ってこなかった!そいつと一緒に旅をするって話していたのだが・・・それから何度か、見たが・・・誰ひとり戻ってこなかった。」

ロイ「・・・」

???「まぁなので、お前もこの島で過ごす間は有意義に過ごした方がいい!それにゲームの進め方の注意事項にも書かれていた「最初の島での過ごし方は、じっくりと楽しんでください。急いで先に進むことが旅ではありません。戻りたくても戻れないものはあります。」ってあったし」

ロイ「お、お前は、もう島を出るのか?ネオルを出るのか?」

???「ああ。この島での心残りはもう無い。この大会も前回優勝したし・・」

ロイ「え、」

ロイ「お、前の名前は?」

???「俺か?俺の名はレンだ!」

大会に興味をもって、受付会場の前まで来たのは、いいのだが…今一つどうしようか悩んでいるのである。闘って負けて恥をかいたらどうしよう、それに負けたり恥をかくのもいいが、その前に怪我をするのは嫌だ、痛いのは嫌だ。

怖い

そうだよ!闘って相手に怪我をさせたらどうする?最悪怪我だって。

牢獄に入れられる?いや、大会だ。そうなりはしないだろう?じゃあ、レッドプレーヤー(禁止エリアで、人に危害を加えたもの)みたいに、なったら?前だってそうだ、試合に勝ったのに卑怯もの呼ばわりされるんだ。

もし、そうじゃなくても、そのあとどうする?闘って勝ったとして、相手に憎まれないか?怨んだりしないか?


ロイの心配は、考え出すことに大きく膨らんでいき、解決策の糸口すら見えてこない程に妄想はでかく。次第には、体の重心が1㎜1㎜と後ろに後退していく。そうすると、バランスを崩しそうになるので左足がバランスを取ろうと勝手に後ろに動く。そのまま体は左に傾き、後ろを気にし始めて、後ろを向く。そしたら、逃げるまでは、ただ真っ直ぐに向いた方向に、走る。

しかし、ロイはその行為に失敗した。

バランスを崩しそうになり、体が左に傾くまでは、スムーズだった。しかし、それを支えてくれた人がいた。

?「おっと、若いの大丈夫か?」

ロイ「ありがとうございます」

?「なんや、若いのも大会に出るのか?実は俺もなんや!」

ロイ「あ、いえ、違っ」

ロイが大会に出場する人と思ったのか、ロイが断る前に背中を叩いて、肩を組んできた。

?「返事しなくてもわかる。参加者たちの威圧に圧されたのだろ?実は俺もやで、タイミング見ていたら若いのが、後退りするではないか!俺一人や無いんやって気づいた瞬間に勇気が出たわ!ありがとうな」

?「あーと、俺の名は、フェグ。これからもよろしくな」

フェグって男に押されるがまま、断ることもできずに受付を済ませてしまった。

受付員「はい、受付が完了しました。では、フェグさんがA-4番ですね。で、ロイさんが、D-5番です。最初はそれぞれA.B.C.Dのブロックで生き残り戦をやっていただきます。その後、A.Bで戦い勝者が決勝に、C.Dが、戦い勝者が決勝へ。そして、両方が戦い勝者が、優勝です。ちなみに生き残り戦は、最後の一人になったものが勝者です。では、試合時間までお待ちください。」

フェグ「ちょっといいかい?姉ちゃん、AとBが戦い、CとDが戦って、その両者が戦うんだよね?それだと、AとBに強い人たちが固まっていて、それらの勝者がC.
Dの勝者と疲弊したまま戦ったら、C.Dの方が得なのでは?」

確かに、それはフェグの言う通りだ!
連戦で戦わされたら、いくら元々が強くても、勝てるわけがない!
しかし、受付員は冷静にマニュアルのように、言い返してきた。

受付員「それに関しては、こちらは特に問題視していません。それも運だからです。これからの旅に、強運が無いものは、生き残るのもむずかしいです。それに、フェグさんがこの事を心配する時点で、自分は生き残り戦に勝てる自信があり、疲れた状態で勝つのは、自分は認めないぞ!としか、きこえないのですが?」

フェグ「!・・・こりゃ、姉ちゃんに一本取られたな」

フェグは、そう言うと笑った。

フェグ「ロイ、じゃあな!お互い決勝で合おう!」

そう言ってフェグは、広場から立ち去って行った。


フェグの姿は、ツンツクツンの髪型に、色焼けた上半身裸にみどりのズボンに裸足といった、ワイルドな格好をしている。その後ろ姿からも、漢が出てきそうな感じがするほどだ。

生き残り戦は、順番通りにAから始まるのではなく、CADBの順で始る。急いでもCの始りは、3分待ち。しかも会場は1ヵ所しかないため、どのくらいで始まるのかもわからない。観客席は人が多く満席、町に行っても買うものも無いし、逆に行ったところで、暇だし道に迷う位なので、控え室の中で大人しくすることにした。

Cの戦いが始まってからで30分後位に、フェグが戻ってきた。

フェグ「よぉー!戦いは今大一番だぞ!」

控え室で座っていると、フェグがさっきまで無かった、包帯にくるまれた、大きな棒状の物を持っていた。

ロイ「そうですか!なら、俺の試合は代々1時間後かな?寝よっかな?」

フェグ「おいおい!寝ちゃうのかよ!結構これから良いところなんだぞ!」

座って待っているのが辛くなった、俺は眠たかった。しかし、その眠気はタイミング悪いことに、このフェグに邪魔された。

フェグと一緒に、大会の舞台が見えるところに行くと、大歓声が聞こえた。


二人が舞台を見ると、一人の男が立っていた!
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