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第五章 最後の決戦
第245話 鍛冶師の歓喜
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「うおおおおおおお!!!
すげえ!!!!」
「な、なんじゃこりゃぁ……!!」
世界一の鍛冶師イシュメルと、ヨムじいさんの村に住む鍛冶師ミルドが歓喜と驚愕の声を上げる。
それもそのはず、目の前には不死鳥フェニックスに龍の王バハムート、そして討伐困難なS級のモンスターたちが横たわっているのだ。
「や、ヤバすぎるなお前ら…。
バハムートだけじゃなくて、ほとんどのドラゴンが討伐されたことないやつばっかだぞ…。
こんなのと戦ってよく死ななかったな…。」
「ふぇ、フェニックスもヤバすぎっすよ…。
存在が伝説みたいなもんなのに…。」
「これだけあれば……。」
「いけるっすね……!」
イシュメルとミルドが興奮して目を輝かせている。
「これで素材は足りそうですか?」
「ああ!
もちろん、他のボスモンスターも倒しに行くんだろうから、新しい素材があればそれだけ可能性は広がるぞ?」
「まだ15体もいるのよね…。」
ティナがため息を漏らす。
「それにしても…、こんな最高の素材で、世界一の鍛冶師に装備作ってもらえるなんて…。
本当にいいのかい?」
今さらだが、ハンナたちもヨムじいさんの村に合流している。
ヨムじいさんたちは、本音では村の存在をできるだけ知られたくない。
しかし、ロックたちが指名手配されている現状を理解し、拠点にさせてくれている。
村の人たちも、刺激を楽しんでくれているようだ。
S級冒険者にボスモンスターを含むS級モンスターのオンパレードはちょっと過剰な刺激だが。
「ああ、問題ない!
むしろ創作意欲が沸きすぎてて、もらってもらわないと困るくらいだ!
話してる時間がもったいない!
ミルド、早速取り掛かるぞ!!」
「うっす!!」
イシュメルは【アイテムボックス】にモンスターを収納し、ミルドと鍛冶場へ入っていった。
「よし、次はどうしようか。」
ボスモンスターを倒し合流した後、ロックはフェニックスから奪った【大聖者】スキルをティナへ渡した。
++++++++++++
【大聖者 ★★★★★】・・特級までの回復魔法を全て使用できる。
++++++++++++
回復魔法の最上位スキル【大聖者】。
回復量・回復範囲・回復時間、どれをとっても上級までの回復魔法とは一線を画す。
自動回復効果を付与する[リジェネ]が使えるのも大きいだろう。
「アッサールさんもユニークスキルゲットしたんだね!!
みんなかなり強くなったね!!」
「…そうだな。
それでも、厳しい戦いが続くことは間違いない。」
「ドラゴンも強くて、ギリギリの戦いだったわ。」
「…まだまだ強くならないと…。」
ロックたちが得た涅槃珠は4つ残っていた。
だが、涅槃珠を使えるのは魔族を倒した本人か、戦闘に参加していたパーティメンバーのみ。
今レベルが上限に達していないのはレベル92のデイジーだけだが、残った涅槃珠を使うことはできなかった。
使用できるロック・ハンナ・アッサール・ロヴェルはレベルが上限になっているが、まだ使い道があるためマジックバッグに保管している。
それは、『全回復』だ。
涅槃珠は大量の経験値とともに使用者の傷やHP・MPを瞬時に全回復してくれるのだ。
万が一の時の回復手段だ。
「どのボスモンスターを倒しにいくか、だね。
なんたってあと15体もいるんだからね。」
「他のS級冒険者とどうにか連絡取れないかな~?」
「そうだね。
一緒に戦った人たちは話せばわかってくれる気がする。」
「…俺がやろう。
話をしてくる。」
「アッサールさん…!
いいんですか?
危険がないとは言えないですよ?」
「…問題ない。」
「じゃあ、私が送りましょう。」
ロヴェルがそう名乗り出る。
「…助かる。」
「どこに行きましょう?
バルキアですか?」
「バルキアは敵の腹ん中だ。
アルカトルがいいんじゃねえか?
あそこのギルマスもきっとわかってくれるはずだ。
バルキアでまたローズに見つかったら面倒だしな。」
「ダートのアメリアさんも今は確かアルカトルですね。」
「それでは、アルカトルに行きましょう。」
「お願いします!」
すげえ!!!!」
「な、なんじゃこりゃぁ……!!」
世界一の鍛冶師イシュメルと、ヨムじいさんの村に住む鍛冶師ミルドが歓喜と驚愕の声を上げる。
それもそのはず、目の前には不死鳥フェニックスに龍の王バハムート、そして討伐困難なS級のモンスターたちが横たわっているのだ。
「や、ヤバすぎるなお前ら…。
バハムートだけじゃなくて、ほとんどのドラゴンが討伐されたことないやつばっかだぞ…。
こんなのと戦ってよく死ななかったな…。」
「ふぇ、フェニックスもヤバすぎっすよ…。
存在が伝説みたいなもんなのに…。」
「これだけあれば……。」
「いけるっすね……!」
イシュメルとミルドが興奮して目を輝かせている。
「これで素材は足りそうですか?」
「ああ!
もちろん、他のボスモンスターも倒しに行くんだろうから、新しい素材があればそれだけ可能性は広がるぞ?」
「まだ15体もいるのよね…。」
ティナがため息を漏らす。
「それにしても…、こんな最高の素材で、世界一の鍛冶師に装備作ってもらえるなんて…。
本当にいいのかい?」
今さらだが、ハンナたちもヨムじいさんの村に合流している。
ヨムじいさんたちは、本音では村の存在をできるだけ知られたくない。
しかし、ロックたちが指名手配されている現状を理解し、拠点にさせてくれている。
村の人たちも、刺激を楽しんでくれているようだ。
S級冒険者にボスモンスターを含むS級モンスターのオンパレードはちょっと過剰な刺激だが。
「ああ、問題ない!
むしろ創作意欲が沸きすぎてて、もらってもらわないと困るくらいだ!
話してる時間がもったいない!
ミルド、早速取り掛かるぞ!!」
「うっす!!」
イシュメルは【アイテムボックス】にモンスターを収納し、ミルドと鍛冶場へ入っていった。
「よし、次はどうしようか。」
ボスモンスターを倒し合流した後、ロックはフェニックスから奪った【大聖者】スキルをティナへ渡した。
++++++++++++
【大聖者 ★★★★★】・・特級までの回復魔法を全て使用できる。
++++++++++++
回復魔法の最上位スキル【大聖者】。
回復量・回復範囲・回復時間、どれをとっても上級までの回復魔法とは一線を画す。
自動回復効果を付与する[リジェネ]が使えるのも大きいだろう。
「アッサールさんもユニークスキルゲットしたんだね!!
みんなかなり強くなったね!!」
「…そうだな。
それでも、厳しい戦いが続くことは間違いない。」
「ドラゴンも強くて、ギリギリの戦いだったわ。」
「…まだまだ強くならないと…。」
ロックたちが得た涅槃珠は4つ残っていた。
だが、涅槃珠を使えるのは魔族を倒した本人か、戦闘に参加していたパーティメンバーのみ。
今レベルが上限に達していないのはレベル92のデイジーだけだが、残った涅槃珠を使うことはできなかった。
使用できるロック・ハンナ・アッサール・ロヴェルはレベルが上限になっているが、まだ使い道があるためマジックバッグに保管している。
それは、『全回復』だ。
涅槃珠は大量の経験値とともに使用者の傷やHP・MPを瞬時に全回復してくれるのだ。
万が一の時の回復手段だ。
「どのボスモンスターを倒しにいくか、だね。
なんたってあと15体もいるんだからね。」
「他のS級冒険者とどうにか連絡取れないかな~?」
「そうだね。
一緒に戦った人たちは話せばわかってくれる気がする。」
「…俺がやろう。
話をしてくる。」
「アッサールさん…!
いいんですか?
危険がないとは言えないですよ?」
「…問題ない。」
「じゃあ、私が送りましょう。」
ロヴェルがそう名乗り出る。
「…助かる。」
「どこに行きましょう?
バルキアですか?」
「バルキアは敵の腹ん中だ。
アルカトルがいいんじゃねえか?
あそこのギルマスもきっとわかってくれるはずだ。
バルキアでまたローズに見つかったら面倒だしな。」
「ダートのアメリアさんも今は確かアルカトルですね。」
「それでは、アルカトルに行きましょう。」
「お願いします!」
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