アケマエ

翔流(かける)さん

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第1部 上巻

10.今日は、早く寝ることができるだろうか

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15時4分になった。
「おやおや、ついに、12時間の差がでてきてしまったではなぁいの?」
彼が言った…。
「エルデンリングがいそがしくって…。」
「おやおや、今日は、血忌日だったのではなぁいかな?」
「…。」

**********************************”***

「10章は18ページ分の原稿になんよ…。」
「了解…。」
「じゃ、まずは、例によって、昨日のメールとかの続きから見ていこうか…。」
「了解…。」
僕はGmailをたちあげることにした。まずは、昨日12月7日の13:04分のメールだ。

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エルデンリング
火の巨人撃破。
レベル130にて

**********************************”***

続いて、15時52分付のメール…。

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「「火の巨人」撃破おめでとう。」
「あぁ、ありがとう。これで、きっと…。」
「わけわかんね。」
「まぁ、回りにはあまり理解されない道かもね…。」「…。」
「参考までにどうやったのか尋ねたい。」
「「もぅ。知ってるくせに。」と言いたいところだが、答えてやろう。」
と、彼。
「して、そのやり方とは?」
「まずね、第一段階をほとんど、ノーダメでクリアできたので、自信がわいたんだ。」
「ふむふむ。」
「それで、これだったら、慣れない毒ブレス攻撃なんかに頼らなくても、このまま後ろから切っていくやり方で撃破できるんじゃないか…っていう勘みたいなものが働いた。実際問題巨人の攻撃は、火の玉ビームの二連撃以外は僕には鈍く感じられたから、いかにダメージが入らなくても、とにかくひたむきに、切っていけば、道は開けるんじゃないかって思えたんだ。」
「それで?」
「それで、ひたすら後ろにまわりこむことと、危なくなったらよけるという感じで位置取りをしっかりしようという意識が働いた上で、どこまでも、ひたむきに切っていこうって、たぶん今までの感じだと、少しだけ切っていって、巨人が倒れないともうやんなるみたいな、幼さがどこかに含まれていたのかもしれないな。でも、今日に関しては、とにかくひたむきに、切っていくことに、納得感みたいなものが生まれたのだと思う。」
「で、勝てた?と…。」
「そう。」
だが、僕は急激な眠気を覚えた。

帰って、一度休んだ方がいいのかもしれない。
時刻は15時45分だ。
猫たちは元気にしているだろうか。
いずれにしても、帰って休んだ方がいいかもしれない。
いつまで?

いや、騎士団殺しを読むんでしょ。
あぁ、なるほどそういうわけか。
僕はなんとなく、重要なのは納得感であるという気がした…。
家帰ってもいいが、ちょっと、未来屋書店で読んでいこうという気がした…。

行こう。ここはどこまでも、小説を書くには、につかわしくない場所かもしれない。ここで、書くのは、確かに、楽な気がしたけれども、僕たちは今のところ、書くだけでなく読む方もしていっているのだという気がした…。

いつまで続くのかしら。そんな幸運というか、ラッキーって言ったらいいのかしらあなたの場合にはなるのだけれども。
彼女がいうので、
「さぁ、いずれにしても、騎士団殺しを読み進めるというムーブメントに一回また乗っかろうという気がした…。」
ここは少しばかり、「睡魔」に襲われ過ぎる。

**************************************

そして、今日12月8日の0時34分付のメールである。

**************************************

エルデンリング
星砕きのラダーン撃破
レベル131にて

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エルデンリングを進めていくと、次のボス、「神肌のふたり」というところで、またしても、壁にぶちあったのだ。攻略動画をみると、眠りのドローレスの傀儡を使えば勝てるとのことだったので、そのあと、ラニのイベント、セルブスイベントというように、イベントを進める必要に迫られたわけである。
「ども、ドローレスを使っても勝てなかったんでしょ?」妹が言った…。
「まぁ、そうだ…。」
「お兄ちゃんはいつまで続けるの?エルデンリング…。」
「えぇっと、クリアまでだよ…。妹よ…。」
「今日は、血忌日なんだから、やるなら、ドラクエとかにしたら…。」
「まぁ、それもそうなんだがな…。」

サイトによると、大舘兵の遺灰とうものも強いらしく、これで、あのいまいましい二人組を鎮めることができるかもしれないという話だった。

「そんなに気になるなら試してみたらいいじゃない。お兄ちゃんの時間なんでしょ…?」時刻は15時14分になっていた。それもそうかもしれない。「あけまえ」がもうとっくに、「しずみまえ」に変わってきてしまっている…。明日はきちんと、三時におきてやらなくてはならない。

15時35分になった。神肌のふたりをクリアすることはできていないが、大舘兵の遺灰をゲットして、試すところまではできた。なかなかななんいどのボスだ。いちおう、エイトのおすすめ攻略は、うつしみの遺灰を使うことで、まずは、すずらんを使って遺灰の強化を行わなければならないらしいということでった…。遺灰の強化を行えば、うまくすれば、勝てる相手かもしれない。そう考えて、僕は一旦、遺灰の強化を行うことにした…。現身の雫の遺灰の強化にはただのすずらんではなく霊姿の墓すずらんが必要であるという話だった。さて、どこにあるのだろうか。
一つ目の霊姿の墓すずらんは霊廟ヶ原の地下墓にあった。
二つ目の霊姿の墓すずらんは行きどまりの地下墓にあった。行き止まりの地下墓は隠し通路が結構あって、おもしろかったし、ボスもいた、

以下は16時15分のメールである。

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エルデンリング
霊呼びつむり撃破
レベル131にて

**************************************

131だっけ?確認すると133になっていた。ドローレスの召喚FPが多かったので、精神力を2ほど鍛えたことを忘れていたようだった…。さぁ、円卓で、遺灰強化に移ろうか…。僕はそう思いプレステ5のリモコンを握りなおした。

16時36分にボス撃破のメールを送った僕は、今度はパソコンでの作業に戻っていた。

**********************************”***

エルデンリング
混種の戦士、調香師トリシャ撃破
レベル133にて

**************************************
霊姿の墓すずらん5をとった。場所は醜き地下墓。さぁ、円卓に戻って、遺灰強化にむかおうではないか…。オーケー…。

17時2分。彼からのメールだ。

**********************************”***

エルデンリング
墓守闘士撃破
レベル133にて

**************************************

「霊姿のすずらんの6は無事入手できたようだな…。」
「…。」
「では、よてい通り、円卓で、現身の遺灰を強化してくれ…。」
「了解…。」
そんなわけで、僕は円卓に移すことにした…。

**********************************”***

そのあと、小休憩というわけで、一階に降りてカルピスウォーターを口にした…。このあたりで、一度、神肌のふたりにもう一度再挑戦してみるというのもよいような気もした…。
「やってみたら、いいんじゃない?」彼女はつっとんけんに言った…。
時刻は17時9分…。

**********************************”***

時刻は18時2分になった。結局、いまだ、神肌のふたりは倒せていない。
「18時になったので一旦、あきらめたってわけね…。」
「デブの方をもう少しで倒せそうという気はするんだけれど…、ね…。」
「何言っているの、デブの肉弾戦車みたいなものがくるから結構難しいわよ…、もう少しyoutube動画で研究したら…。」
「オーケー…。」

「なんか、赤獅子の炎っていう戦技が優秀っていう情報がでてきた。」
「ふぅん。じゃぁ、すぐにでもとりにいったらいいじゃない?」彼女は言った。

戦技をとってやってみたけれども、結局うまくはいかなかった。時刻は18時39分だ。

「ふぅん。じゃぁ、その、剣の方もとったらいいんじゃない?」
「オーケー。」

**************************************

「慈悲の短剣ゲットしたぜ?」時刻は18時56分だ…。
「おめでとう。(あいかわらずだけど…。)」
「…。」
「で、私に何が聞きたいのかしら…。」
「さぁ、これからどうすればいいかっていうことについて…。」
「それは、エルデンリングの話?それともちがう話…?」
「うぅん。まぁ、両方だけれども、エルデンリングかな…。」
「だったら、入手した剣を+20まで鍛えてみたら?参考動画がそこまで鍛えていたんでしょ?」
「うん。まぁ、そうだね。でも、胆石3が足りないみたいなんだ…。」
「そんなの、双子の老婆と鈴玉取引をして売ってもらえるようにしたらいいじゃない?」
「了解。鈴玉2のありかについて調べていみるね…。」
「その粋よ…。」

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「鈴玉2ゲットして、慈悲の短剣を+20まで鍛えたぜ?」
「時刻は19時26分よ…。」
「一旦お腹が減ったから飯にするよ…。」
「あら、あなたったら、素敵ね…。」彼女は嬉しそうだった…。

**********************************”***
時刻が20時25分になった…。今頃大河ドラマがやっている時間だ…。
「あと、たったの4ページだからあなたにとっては簡単なことよ…。たとえばの私の質問はさっきスーパーで何を食べてきたのになるけれども、あなたにとっての私はそれでいいのかしら…?」彼女が質問したので僕はつまった。
いいともいえるし、どちらともいえないともいえた…。
確かにさっきスーパーで食べてきたのはマンゴープリンだったのだけれども…。
「あなたは、幻のポケモンにつながるグッズも探していたでしょ?日曜日のあの時間は難しいかもしれないわね…。」
彼女は言った…。
さてな…。僕は少しばかり考える必要性があるようにも思われた…。光る君か…。
20時28分…。21時までには18ページのところにたどり着けそうという感がある…。まぁ、エルデンリングをこのままやらなければということではあるけれども…。今日12月8日は、ノートルダム大聖堂が再開した日であるらしい。
もう少し、今日という日について調べてみてもいいかもしれない。よし。yahoo検索してみると、12月8日は、「針供養」と「レノンズデー」であることがわかった。
「どちらもみなれない、用語だな…。レノンズデーっていうのはそもそも、なんのことだ?」彼が聞くので、僕は、レノンズデーのリンクをクリックした…。
クリックすると、「レノンズデー」は、ジョンレノンがファンの手で殺められたのが12月8日であることに由来する記念日であるらしいということがわかった。
「なんだか、推しの子の筋書きみたいだな…。1980年はさすがに昔すぎるという気がするけれども…な…、針供養についてもクリックしてみ…。」
と彼…。僕はしょうがなく、彼の言う通り、針供養のリンクをクリックすることにした…。リンクには次の文章があった。

針供養を行う事八日は、12月8日・2月8日とふたつの暦です。 関西地域では12月8日、関東地域では2月8日が主な事八日の暦ですが、関東・関西それぞれの地域で違うでしょう。

事八日の意味がわからなかったので、調べてみると以下の文章が出てきた。

鋼の歴史と民俗 事八日(ことようか) 2月8日と12月8日の行事の ことを、「事八日」といいます。 2月8日を「事始め」、12月8日 を「事納め」ということが多い のですが、東京をはじめ関東地 方では、逆にすることもあります。

また、針供養では、豆腐に針をさすらしいことがわかった。さらに、以下の文章がのっているサイトがヒットした。

針供養の起源は定かではありませんが、中国の「社日(土地の神様をまつる日)に針線(針仕事)を止む」という習わしに起因するという説があります。平安時代には貴族の間で行われるようになったと考えられており、江戸時代に針の労をねぎらい裁縫上達を願うまつりとして広がりました。針仕事は女性にとって重要な仕事だったため、折れた針や古くなった針に感謝の気持ちを込めて柔らかい豆腐やこんにゃく、もちに刺し、川に流したり、土に埋めたり、神社に納めたりして供養し、裁縫の上達を願いました。

豆腐など柔らかいものに刺すのは、これまで硬い生地などを刺してきた針に対し、最後は柔らかいところで休んでいただきたいという気持ちや、供物としての意味があるといわれています。昔はそれぞれの家庭で針供養を行っていたそうですから、豆腐やこんにゃくに針を刺し、身の回りの道具を大事にする気持ちを大切にしてはいかがでしょう。

さて、残り、一ページとちょっとだな…。
「今日は、もう20時40分にもなってしまったわね…。」
「あぁ、月が今日もきれいだったよ…。」
「あら、あなた…。」彼女は、意味を察して、少しばかり照れて言った…。
「そういえば、今日の日の入りの時刻は何時だったのだろう…。」
「日の入りの時間は、明日の16時27分で、今日と同じ時刻だったみたい。」
「調べてくれて、ありがとう。やだ、わたしとしては当然のことよ…。」
彼女は言った…。

今日の夕飯のとんかつもおいしかったな…。そして、先ほどのマンゴープリンも。ウーロン茶が飲みたい気がした…。
下で、少しウーロン茶を飲むことにしよう。時刻は20時43分だ。

**************************************

ウーロン茶を飲み干すと20時45分になっていた。ドラゴンボールダイマや、シンカリオンやらを見ないといけない。
今日は、早く寝ることができるだろうか…。
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