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春
桜を眺める会
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後日、桜が満開になりました。
みんなでお花見に行くことになったのです。
もちろん、トモカと二人で先に桜を見に行ったのは内緒なのです。うふふ。
ダイチが、お花見の参加名簿を作りました。
そこには、こんな題が。
桜を眺める会。
「おいおいあとで名簿破棄するなよ」
「そんな名前ではフキンシンであります」
「外部からも参加者を募るのか?」
「募らないよ。募集はするけど」
「は?」
などと早くも文句が飛び交っております。
とりあえずサークルのメンバーはいちおう全員参加ということになりました。(ただし安孫子先輩はどこかへ巡礼の旅をしているので、安孫子先輩以外の全員です)
「しかし、わがサークルの大黒天はいやいやそうだな」
七福神で言えば大黒天、サークルの闇将軍である二宮先輩は不満そうです。
きっと頭のなかが革命のアイデアでいっぱいなのでしょう。いつか先輩は鋼鉄の鎧をまとった救世主に?
そんなこんなでお昼から桜を眺める会が始まりました。
このサークルの寿老人ことタカシ先輩は、すでにべろんべろん。
「きゃ、あれ見て、ナガレがすごいことに」
なんと、こないだ失言があったナガレは防護めがめと分厚いマスクで顔をおおっています。
失言のせいで沈黙の呪いでもくらったのか。
「ねえ、ナガレどうしたの?」
あまりにもいたたまれなくなったので、話しかけてめました。
「……」
「え?なに?聞き取れないよ」
耳を近づけないとナガレの声は聞き取れません。
「花粉が……」
どうやらナガレくんは重度の花粉症のようです。彼はめがねもマスクもはずさず、お料理や飲み物を眼前にフクロウみたいにじっとしていました。
すると、ヒューヒューと囃し立てる声が。陽気な寿老人です。
「アツいね。愛の囁きかい?」
「違います」
「でも、ナガレくんも顔カッコいいよね。ちょっと鍛えればもっと男前になるのでは?」
「トモカまで何を言っているの?ナガレはナガレでしょ。関係ないよ」
「じゃあダイチくん?」
「だ、ダイチはもっと関係ありません」
「ほんとに?じゃ、ちょっとダイチにも話しかけてきなよ」
「からかわないでよー」
このサークルの男の人は変わっています。クールぶってるけどひねくれたナガレ、昭和のおじさんみたいな安孫子先輩、酒飲みのタカシ先輩、そしてダイチ。
えーとダイチはなんかあったかな。
そう泥んこのダイチ。
「サークル内恋愛?そんなのないわよ」
そうこうしているうちに、会が変な方向に盛り上がり始めました。
ダイチの怒号が公園に響きます。
「ちょっと待てよ。じゃあ俺たちは最悪三〇すぎても貯金もできないのかよ!」
なになにどうしたどうした?ダイチがなにかに熱を上げると、なぜだか笑いそうになってしまいます。
みんなでお花見に行くことになったのです。
もちろん、トモカと二人で先に桜を見に行ったのは内緒なのです。うふふ。
ダイチが、お花見の参加名簿を作りました。
そこには、こんな題が。
桜を眺める会。
「おいおいあとで名簿破棄するなよ」
「そんな名前ではフキンシンであります」
「外部からも参加者を募るのか?」
「募らないよ。募集はするけど」
「は?」
などと早くも文句が飛び交っております。
とりあえずサークルのメンバーはいちおう全員参加ということになりました。(ただし安孫子先輩はどこかへ巡礼の旅をしているので、安孫子先輩以外の全員です)
「しかし、わがサークルの大黒天はいやいやそうだな」
七福神で言えば大黒天、サークルの闇将軍である二宮先輩は不満そうです。
きっと頭のなかが革命のアイデアでいっぱいなのでしょう。いつか先輩は鋼鉄の鎧をまとった救世主に?
そんなこんなでお昼から桜を眺める会が始まりました。
このサークルの寿老人ことタカシ先輩は、すでにべろんべろん。
「きゃ、あれ見て、ナガレがすごいことに」
なんと、こないだ失言があったナガレは防護めがめと分厚いマスクで顔をおおっています。
失言のせいで沈黙の呪いでもくらったのか。
「ねえ、ナガレどうしたの?」
あまりにもいたたまれなくなったので、話しかけてめました。
「……」
「え?なに?聞き取れないよ」
耳を近づけないとナガレの声は聞き取れません。
「花粉が……」
どうやらナガレくんは重度の花粉症のようです。彼はめがねもマスクもはずさず、お料理や飲み物を眼前にフクロウみたいにじっとしていました。
すると、ヒューヒューと囃し立てる声が。陽気な寿老人です。
「アツいね。愛の囁きかい?」
「違います」
「でも、ナガレくんも顔カッコいいよね。ちょっと鍛えればもっと男前になるのでは?」
「トモカまで何を言っているの?ナガレはナガレでしょ。関係ないよ」
「じゃあダイチくん?」
「だ、ダイチはもっと関係ありません」
「ほんとに?じゃ、ちょっとダイチにも話しかけてきなよ」
「からかわないでよー」
このサークルの男の人は変わっています。クールぶってるけどひねくれたナガレ、昭和のおじさんみたいな安孫子先輩、酒飲みのタカシ先輩、そしてダイチ。
えーとダイチはなんかあったかな。
そう泥んこのダイチ。
「サークル内恋愛?そんなのないわよ」
そうこうしているうちに、会が変な方向に盛り上がり始めました。
ダイチの怒号が公園に響きます。
「ちょっと待てよ。じゃあ俺たちは最悪三〇すぎても貯金もできないのかよ!」
なになにどうしたどうした?ダイチがなにかに熱を上げると、なぜだか笑いそうになってしまいます。
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