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1◆殺るとヤるは意味違う
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女騎士ロゼリアは、盗賊団に捕まっている。
盗賊団討伐任務に仲間と向かい、捕らわれていた女の子達がいたので、騎士団は討伐よりも救出を優先した。
そのため逃げる際にロゼリアは殿をしていたのだが、盗賊頭グレンにロゼリアは捕まったのだ。
殿だったとはいえ、それは見事にグレンはロゼリアをピンポイントで狙っていた。
ロゼリアしか眼中にないっぽいグレンに気づいたロゼリアは、大人しく自分が捕まることで皆を無事に逃がすことを選んだのである。
だからロゼリアは今、特に抵抗はみせずに椅子に縄で縛られていた。
まぁ、態度は全然大人しくなんかないけれど………。
「ふん!捕らえていた女の子達に逃げられて残念だったな。ストレスの捌け口として私に暴力でも振るうか?私は暴力などでは屈しない。必ず仲間が再び盗賊団討伐に来るだろう。その時が貴様らの最後だ!」
「……美しい」
「……は?」
ロゼリアは、あまり自覚はないが美しい。
なんというか、美女というよりはイケメン顔だ。
男装の麗人ではあるが、胸はなかなかに立派なものをお持ちである。
白銀の長い髪はポニーテールにしていて、青い瞳がよく似合う。
クールなんだけどワイルドでもある性格。
身長も女性の中では高めの方で、この女になら抱かれてもいいと同性に思われるタイプの女性だ。
盗賊頭がロゼリアを捕まえたのは、惚れたから逃さないという本能が先走っていたのだ。
考えるより先に行動は盗賊として大事なので、まぁ仕方ないだろう。
グレンは黒髪黒い瞳のワイルドイケメンなのだが、捕まえたロゼリアをじっくりとみて、顔を赤くして見惚れていた。
……男前の顔がだらしないことになっている。
ロゼリアは、訳が分からないよとばかりにポカン顔だ。
「ヤりたい」
「殺りたい?はっ!殺れるものなら殺ってみればいい!きっと私の仲間が私の仇を討ってくれるだろうさ!」
……ロゼリアよ、その殺るじゃない。
ほら、みてみなさい。
グレンの下半身のとある部分がテントになっているじゃないか。
しかしロゼリアは、そんなわかりやすい男の欲望に気づかない。
自分に女としての魅力がないと思っている故の無防備なのだ。
「なっ!や、ヤっていいだと!?な、なんて積極的なんだ。ぐはっ!」
グレンよ、勘違いに気づけ。
……あとその欲望をしまいなさい。
ロゼリアを抱いていいんだと、むしろ誘われているとすら思ったグレンは、エッチな妄想をする。
ぶしゅっ!!
そしてロゼリアが初恋のグレンは、ちょっと興奮し過ぎてしまい、鼻血をぶっ放して倒れてしまった。
「……何故に相手が殺られているのか、これが分からない。私は何もしていないというのに……」
ロゼリアからしたら、謎でしかなかった。
盗賊団討伐任務に仲間と向かい、捕らわれていた女の子達がいたので、騎士団は討伐よりも救出を優先した。
そのため逃げる際にロゼリアは殿をしていたのだが、盗賊頭グレンにロゼリアは捕まったのだ。
殿だったとはいえ、それは見事にグレンはロゼリアをピンポイントで狙っていた。
ロゼリアしか眼中にないっぽいグレンに気づいたロゼリアは、大人しく自分が捕まることで皆を無事に逃がすことを選んだのである。
だからロゼリアは今、特に抵抗はみせずに椅子に縄で縛られていた。
まぁ、態度は全然大人しくなんかないけれど………。
「ふん!捕らえていた女の子達に逃げられて残念だったな。ストレスの捌け口として私に暴力でも振るうか?私は暴力などでは屈しない。必ず仲間が再び盗賊団討伐に来るだろう。その時が貴様らの最後だ!」
「……美しい」
「……は?」
ロゼリアは、あまり自覚はないが美しい。
なんというか、美女というよりはイケメン顔だ。
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盗賊頭がロゼリアを捕まえたのは、惚れたから逃さないという本能が先走っていたのだ。
考えるより先に行動は盗賊として大事なので、まぁ仕方ないだろう。
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……男前の顔がだらしないことになっている。
ロゼリアは、訳が分からないよとばかりにポカン顔だ。
「ヤりたい」
「殺りたい?はっ!殺れるものなら殺ってみればいい!きっと私の仲間が私の仇を討ってくれるだろうさ!」
……ロゼリアよ、その殺るじゃない。
ほら、みてみなさい。
グレンの下半身のとある部分がテントになっているじゃないか。
しかしロゼリアは、そんなわかりやすい男の欲望に気づかない。
自分に女としての魅力がないと思っている故の無防備なのだ。
「なっ!や、ヤっていいだと!?な、なんて積極的なんだ。ぐはっ!」
グレンよ、勘違いに気づけ。
……あとその欲望をしまいなさい。
ロゼリアを抱いていいんだと、むしろ誘われているとすら思ったグレンは、エッチな妄想をする。
ぶしゅっ!!
そしてロゼリアが初恋のグレンは、ちょっと興奮し過ぎてしまい、鼻血をぶっ放して倒れてしまった。
「……何故に相手が殺られているのか、これが分からない。私は何もしていないというのに……」
ロゼリアからしたら、謎でしかなかった。
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