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5◆蒼介視点
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俺はまた配信者としてダンジョンにきた。
「こんにちは!蒼ちゃんチャンネルの蒼ちゃんです。今日も頑張るからよろしくね!」
前回のプチバズりのおかげなのか、同接数は前回より多い。
【同接34人】
ちなみに、SNSのアカウントでも配信の告知をするようにしたんだよ!
『《紅蓮》こんにちは』
紅蓮というリスナーは、前回の時に最初から視聴してくれていた人だ。
また一番乗りで見に来てくれて内心嬉しく思う。
『こんちは!今日は安全第一で!』
『無理せんのよ?』
「心配ありがとうございます!無理しないから大丈夫ですよ」
リスナーと雑談しながら、俺は魔物を倒していった。
今回は前回みたいなハプニングはないだろうと誰もが思っていたことだろう。
しかし、俺の運が悪いのかやってしまった。
「わっ!これはトラップ……?ここは………なっ……オーガの群れ!?」
俺はトラップを踏んでしまったのだ。
突然密室に転移したと思ったら、俺の目の前にオーガの群れが現れた!
オーガは主に中層にいる魔物で、単体でも強いのに群れなんて死んでしまうレベルだ。
これはたぶんモンスターハウスというトラップの類だろう。
モンスターハウスとは、早い話しが室内の魔物倒しきるまで出られまてん!ということだ。
………俺とオーガの群れのレベル差を例えるなら、ヒヨコvsライオンの群れぐらいだろうか?
『《紅蓮》蒼ちゃん!』
『モンスターハウス……マジか』
『頑張れ!』
『オーガの群れ!?』
「クッソ!逃げられないならやるっきゃない!うおーっ!」
後ろに進めないなら前に進むのみ!
だから俺はオーガに攻撃をするけれど、俺の攻撃力じゃオーガに大したダメージを与えられなくて、むしろ俺は攻撃を食らってしまった。
「ああぁっ!ぐはっ!」
ダンッ!!
壁に吹っ飛び身体を打ち付けてしまい、背中が激しく痛い。
ニヤニヤと嫌な笑みを向けるオーガを俺は睨みつけ、まだ頑張れると剣を構えた。
俺が明らかに不利なこの状況は絶望的で、前回みたいな幸運は今回はないだろう。
何故なら、ここは密室だから。
それでも生きるために俺は足掻いて、足掻いて、足掻いて………。
………そして、剣が折れてしまった。
「剣がっ!!」
武器がなくなった俺を、オーガは追い詰める。
あぁ、ここまでか………。
そう思ったその時、またあの人が現れた。
「「「「「姫!」」」」」
現れたのは一人ではなかったけれど………。
彼らを例えるなら、何かの戦隊もののようにあの人含めて5人いた。
「こんにちは!蒼ちゃんチャンネルの蒼ちゃんです。今日も頑張るからよろしくね!」
前回のプチバズりのおかげなのか、同接数は前回より多い。
【同接34人】
ちなみに、SNSのアカウントでも配信の告知をするようにしたんだよ!
『《紅蓮》こんにちは』
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また一番乗りで見に来てくれて内心嬉しく思う。
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「心配ありがとうございます!無理しないから大丈夫ですよ」
リスナーと雑談しながら、俺は魔物を倒していった。
今回は前回みたいなハプニングはないだろうと誰もが思っていたことだろう。
しかし、俺の運が悪いのかやってしまった。
「わっ!これはトラップ……?ここは………なっ……オーガの群れ!?」
俺はトラップを踏んでしまったのだ。
突然密室に転移したと思ったら、俺の目の前にオーガの群れが現れた!
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これはたぶんモンスターハウスというトラップの類だろう。
モンスターハウスとは、早い話しが室内の魔物倒しきるまで出られまてん!ということだ。
………俺とオーガの群れのレベル差を例えるなら、ヒヨコvsライオンの群れぐらいだろうか?
『《紅蓮》蒼ちゃん!』
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『頑張れ!』
『オーガの群れ!?』
「クッソ!逃げられないならやるっきゃない!うおーっ!」
後ろに進めないなら前に進むのみ!
だから俺はオーガに攻撃をするけれど、俺の攻撃力じゃオーガに大したダメージを与えられなくて、むしろ俺は攻撃を食らってしまった。
「ああぁっ!ぐはっ!」
ダンッ!!
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ニヤニヤと嫌な笑みを向けるオーガを俺は睨みつけ、まだ頑張れると剣を構えた。
俺が明らかに不利なこの状況は絶望的で、前回みたいな幸運は今回はないだろう。
何故なら、ここは密室だから。
それでも生きるために俺は足掻いて、足掻いて、足掻いて………。
………そして、剣が折れてしまった。
「剣がっ!!」
武器がなくなった俺を、オーガは追い詰める。
あぁ、ここまでか………。
そう思ったその時、またあの人が現れた。
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彼らを例えるなら、何かの戦隊もののようにあの人含めて5人いた。
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