夏菜しの

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なろうから移転しました
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 勇者召喚の成功率は実に一割未満。  だがメナス王国はついに勇者の召喚に成功する。歓喜に包まれたのも束の間の事、やってきた勇者は平々凡々で特別な力は何もなかった。  もしや成長率が高いのかもと『養殖』なる技法を用いて鍛えてみたがやっぱり平凡で一般の枠を出ない。  召喚された勇者は主神ミルトスを祀る教団から正式に神の使途と認定される。  しかし返ってきたのは『他国にも二人の勇者あり、早急に選定の儀を受けられたし』という予想外の返事だった。  ここから風向きが変わった。  三人の勇者が手を取り合えば魔王を倒すことは容易かっただろう。しかし過去に起きた悲惨な事件から、人々は『勇者は一人きり』と信じてきた。  そして愚かにも真の勇者三人を選定にかけ、ただ一人だけを勇者と断定した。この瞬間、三人の勇者たちが手を取り合う機会は永遠に失われた。  ただ一人になった勇者は人々の期待を背負い魔王を倒すために旅立った。  捨てられた勇者は人々へ復讐するために魔族に手を貸すことに決めた。  虐げられた勇者はこのような運命を科した神を憎み恨んだ。
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文字数 81,183 最終更新日 2022.06.10 登録日 2021.09.21
恋愛 連載中 長編 R15
 六年続いた戦争は王国の勝利で幕を閉じた。  そこでもっとも戦果を上げたフィリベルトは英雄と称されて、前代未聞の褒章品〝妻〟を賜った。  顔は四角く目は細く鋭い。体躯が良い軍人に混じってもなお頭一つ飛び出る大きな体。せめてパーツの均整がとれていればマシだっただろうが、残念ながら彼は胴に比べて足の長さは人並みで、パーツのバランスはすこぶる悪い。  隊を指揮をする際にはよく通る大きな声も、それ以外の場になれば空気を損なう。  そんな顔・体に似合わずな彼は場の空気を乱さぬよう、寡黙を貫き、気づけばすっかり口下手に。  そう言うことが積み重なって付いたあだ名は『灰色熊』。  彼は口下手だが耳が遠いわけでも馬鹿でもない。その噂を知っていたフィリベルトは女性が望んで嫁いでくる訳がないことも理解していた。  だがこれは国王陛下より賜った婚姻。  即離婚は不味かろう。  しかし一年も間を開ければ……  そんな卑屈な事を考えていた英雄に、前代未聞の褒章品〝妻〟は一つの提案をする。 「まずは交際関係から始めませんか」  その提案は英雄にとっても願ったり、英雄はその条件を許諾した。
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文字数 66,411 最終更新日 2022.02.18 登録日 2021.05.14
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 長い戦争を終わらせた英雄は、新たな爵位と領地そして金銭に家畜と様々な褒賞品を手に入れた。  しかしその褒賞品の一つ。〝妻〟の存在が英雄を悩ませる。  巨漢で強面、戦ばかりで女性の扱いは分からない。元来口下手で気の利いた話も出来そうにない。いくら国王陛下の命令とは言え、そんな自分に嫁いでくるのは酷だろう。  互いの体裁を取り繕うために一年。 「この離縁届を預けておく、一年後ならば自由にしてくれて構わない」  これが英雄の考えた譲歩だった。  しかし英雄は知らなかった。  選ばれたはずの妻が唯一希少な好みの持ち主で、彼女は選ばれたのではなく自ら志願して妻になったことを……  別れたい英雄と、別れたくない褒賞品のお話です。 ※設定違いの姉妹作品「伯爵閣下の褒章品(あ)」を公開中。  よろしければ合わせて読んでみてください。
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文字数 171,947 最終更新日 2020.05.08 登録日 2019.12.24
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 十七歳の時、生涯初めての恋をした。  燃え上がるような想いに胸を焦がされ、彼だけを見つめて、彼だけを追った。  しかし意中の相手は、別の女を選びわたしに振り向く事は無かった。  あれから六回目の夜会シーズンが始まろうとしている。  気になる男性も居ないまま、気づけば、崖っぷち。  コンコン。  今日もお父様がお見合い写真を手にやってくる。  さてと、どうしようかしら? ※姉妹作品の『攻略対象ですがルートに入ってきませんでした』の別の話になります。
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文字数 36,092 最終更新日 2020.02.12 登録日 2020.01.04
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貴族が通う学園の食堂、私はそこで婚約破棄されました。 その瞬間に、これはゲームのイベントだと気づいたのです。 攻略対象である私は、ここでプレイヤーに慰められ…… って? あれ、プレイヤーが居ないんですが…… 分かりました。 攻略ルートに入ってこないのであれば、私は自由にさせて貰いましょう! ※12/23終了
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文字数 82,262 最終更新日 2019.12.23 登録日 2019.11.01
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 大病を患った父の治療費がかさみ膨れ上がる借金。  いよいよ返す見込みが無くなった頃。父より爵位と領地を返還すれば借金は国が肩代わりしてくれると聞かされる。  クリスタは病床の父に代わり爵位を返還する為に一人で王都へ向かった。  王宮の中で会ったのは見た目は良いけど傍若無人な大貴族シリル。  彼は令嬢の過激なアプローチに困っていると言い、クリスタに婚約者のフリをしてくれるように依頼してきた。  それを条件に父の医療費に加えて、借金を肩代わりしてくれると言われてクリスタはその契約を承諾する。  赤貧令嬢クリスタと大貴族シリルのお話です。
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文字数 140,821 最終更新日 2019.11.27 登録日 2018.11.26
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 ライヘンベルガー王国の第三王女レティーツィアは、成人する十六歳の誕生日と共に、隣国イスターツ帝国へ和平条約の品として贈られた。  祖国に聞こえてくるイスターツ帝国の噂は、〝山猿〟と言った悪いモノばかり。それでもレティーツィアは自らに課せられた役目だからと山を越えて隣国へ向かった。  嫁いできたレティーツィアを見た皇帝にして夫のヘクトールは、子供に興味は無いと一蹴する。これはライヘンベルガー王国とイスターツ帝国の成人とみなす年の違いの問題だから、レティーツィアにはどうすることも出来ない。  子供だと言われてヘクトールに相手にされないレティーツィアは、妻の責務を果たしていないと言われて次第に冷遇されていく。  一方、レティーツィアには祖国から、将来的に帝国を傀儡とする策が授けられていた。そのためには皇帝ヘクトールの子を産む必要があるのだが……  それが出来たらこんな待遇になってないわ! と彼女は憤慨する。  帝国で居場所をなくし、祖国にも帰ることも出来ない。  行き場を失ったレティーツィアの孤独な戦いが静かに始まる。 ※恋愛成分は低め、内容はややダークです
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文字数 133,542 最終更新日 2019.07.26 登録日 2019.04.09
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 戦の功績で騎士爵を賜ったオレーシャは辺境を警備する職に就いていた。  東方で三年、南方で二年。新たに赴任した南方で不覚を取り、怪我をしたオレーシャは騎士団を退役することに決めた。  彼女は騎士団を退役し暮らしていた兵舎を出ることになる。  新たな家を探してみるが幼い頃から兵士として暮らしてきた彼女にはそう言った常識が無く、家を見つけることなく退去期間を向かえてしまう。  事情を知った団長フェリックスは彼女を仮の宿として自らの家に招いた。  何も知らないオレーシャはそこで過ごすうちに、色々な事を知っていく。  ※オレーシャとフェリックスのお話です。
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文字数 47,973 最終更新日 2019.04.15 登録日 2019.03.14
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