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12◆終わりの足音と仮面の堕天使
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空には穴が、大地にも穴が、海や川や湖にも穴が発見されていく。
穴が開くだけで、その穴の正体はまだわかっていない。
調査しようとすると、何故か何かしらの呪いを受けて帰ってくるからだ。
そして、ショタ化した国の上層部達はそれぞれの妻が子育てをしている。
心は大人でも流石にショタを働かせるわけにはいかないからだ。
妻達は、ある者はショックを隠しきれなくて倒れたり寝込んだ者もいるし、涙を流す者もいればなんとか前向きに頑張ろうと自分に喝を入れる者もいた。
ちなみに、ライラックがショタな父親をみた時の反応はこんな感じだった。
「お父様、縮みましたか?」
「うわーんっ!ライちゃーん!」
ライラックの子供時代の服を着ている父親を不思議そうにみるライラック。
縮んだなんてレベルじゃないんだが、ライラックは取り乱すことはなかった。
一方ギルバートは、ギルバートの子供時代の服を着ているショタな父親をみて………。
「父上の隠し子!?」
「違う!!」
つい、あらぬ疑いをするところだった。
学園には不安を抱える生徒でいっぱいだが、それでも授業は行われている。
魔法の授業でライラック達のクラスは訓練場にきていた。
魔法と武術の実技授業は武器の所持が必須だったりする。
もしもの時に身を守る術は大切だからだ。
しかし、事件は起きる。
「おい、なんだアレ?」
「魔物かしら」
「人型みたいにみえるけど、翼が………」
「………きゃー!?こっちにきたわーーーっ!!」
突如現れた黒い翼で空を飛ぶ仮面の人。
たぶん性別は男だろう。
翼があるから、魔物なのかそういう種族なのかはわからない。
生徒達が悲鳴をあげて逃げ惑うが、仮面の人は禍々しい剣で一直線にギルバートを殺そうと襲ってきた。
「ギルバート!」
しかし、ライラックが鞭をしならせてギルバートを吹っ飛ばすことで、ギルバートは無事だった。
………ちょっとライラックの鞭さばきにギルバートは快楽を感じているが、生きてるから無事である。
「貴方は誰ですか?」
「僕は堕天使。名はドール。復讐を果たす者」
「………復讐?」
「お前は最後。邪魔するな」
禍々しい剣を再びギルバートに向けようとするドールに、ライラックはなんとか応戦していた。
今はドールが何者で復讐とは何かを考える余裕はなく、それでも冷静にライラックは戦い、勝負はライラックが勝っていた。
日頃から鍛えられた鞭の腕を舐めてはいけない。
ドMにビシバシ鞭を振るのは、精神面は平気でも腕がとても疲れるのだ。
だから、ライラックは筋トレが日課になってしまっている。
「………今日はそろそろ帰ろう。もうすぐ終わるフェイクに苦しみと絶望を」
そう言い残したドールは霧のように消えてしまった。
流石に疲れてしまったライラックは、その場に座り込んでしまう。
息を整えたライラックは、最後の捨てセリフがとても気になっていた。
『もうすぐ終わるフェイク』とは、この国の惨状を指しているのだろうか………?
穴が開くだけで、その穴の正体はまだわかっていない。
調査しようとすると、何故か何かしらの呪いを受けて帰ってくるからだ。
そして、ショタ化した国の上層部達はそれぞれの妻が子育てをしている。
心は大人でも流石にショタを働かせるわけにはいかないからだ。
妻達は、ある者はショックを隠しきれなくて倒れたり寝込んだ者もいるし、涙を流す者もいればなんとか前向きに頑張ろうと自分に喝を入れる者もいた。
ちなみに、ライラックがショタな父親をみた時の反応はこんな感じだった。
「お父様、縮みましたか?」
「うわーんっ!ライちゃーん!」
ライラックの子供時代の服を着ている父親を不思議そうにみるライラック。
縮んだなんてレベルじゃないんだが、ライラックは取り乱すことはなかった。
一方ギルバートは、ギルバートの子供時代の服を着ているショタな父親をみて………。
「父上の隠し子!?」
「違う!!」
つい、あらぬ疑いをするところだった。
学園には不安を抱える生徒でいっぱいだが、それでも授業は行われている。
魔法の授業でライラック達のクラスは訓練場にきていた。
魔法と武術の実技授業は武器の所持が必須だったりする。
もしもの時に身を守る術は大切だからだ。
しかし、事件は起きる。
「おい、なんだアレ?」
「魔物かしら」
「人型みたいにみえるけど、翼が………」
「………きゃー!?こっちにきたわーーーっ!!」
突如現れた黒い翼で空を飛ぶ仮面の人。
たぶん性別は男だろう。
翼があるから、魔物なのかそういう種族なのかはわからない。
生徒達が悲鳴をあげて逃げ惑うが、仮面の人は禍々しい剣で一直線にギルバートを殺そうと襲ってきた。
「ギルバート!」
しかし、ライラックが鞭をしならせてギルバートを吹っ飛ばすことで、ギルバートは無事だった。
………ちょっとライラックの鞭さばきにギルバートは快楽を感じているが、生きてるから無事である。
「貴方は誰ですか?」
「僕は堕天使。名はドール。復讐を果たす者」
「………復讐?」
「お前は最後。邪魔するな」
禍々しい剣を再びギルバートに向けようとするドールに、ライラックはなんとか応戦していた。
今はドールが何者で復讐とは何かを考える余裕はなく、それでも冷静にライラックは戦い、勝負はライラックが勝っていた。
日頃から鍛えられた鞭の腕を舐めてはいけない。
ドMにビシバシ鞭を振るのは、精神面は平気でも腕がとても疲れるのだ。
だから、ライラックは筋トレが日課になってしまっている。
「………今日はそろそろ帰ろう。もうすぐ終わるフェイクに苦しみと絶望を」
そう言い残したドールは霧のように消えてしまった。
流石に疲れてしまったライラックは、その場に座り込んでしまう。
息を整えたライラックは、最後の捨てセリフがとても気になっていた。
『もうすぐ終わるフェイク』とは、この国の惨状を指しているのだろうか………?
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