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勇者と魔王の出会い
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それはある夜のこと。
俺マリックは父親と父親の恋人がイチャコラ始めたから散歩に森に入ったんだ。
森を進むと、魔族の男達が何やら宴会を開いている場所にでた。
「おや、君も混ざるかい?」
「いいのか?俺は人間だけど」
「細かいことは気にしない気にしない!」
宴会に参加させてもらえて、俺は楽しく飲み食いしたり歌を披露したりとする。
魔族の中にとても麗しい青年レイチェルがいて、俺と意気投合したりなんかもした。
「マリック、君のおかげで楽しかったよ。また会おうね」
「レイチェル、またな!」
別れを惜しみながらも解散したあの日の宴会。
それから数日後に、俺は何故か城に呼ばれたんだ。
「君、勇者だから魔王の城に行って外交してきてね」
「おっふ」
かなりフランクに言われたが、一庶民には重い内容だ。
しかし、逆らえないから仕方なく魔王の城に行ったんだ。
ちなみに、魔族と人間は友好関係を結んでいるから戦ったりとかはしない。
物語のような勇者と魔王の戦いなんて、あくまでファンタジーでしかない。
この世界の勇者の役割は、魔王との外交なので平和的だ。
だが、勇者は魔王からの指名が最優先なので理由はわからないが俺が指名されたのだろう。
………もしもやらかした時のために遺書だけは書いてきた。
やってきた魔王の城には、レイチェルが玉座に座っていた。
「久しぶりだね。言ってなかったけど、僕魔王なんだ」
「おっふ」
あの日の宴会で俺を大層気に入り、勇者に指名したらしい。
「良かったら、婚約を前提に仲良くしてね」
「婚約?」
「僕、本気だから………♡」
頬を赤く染めて、レイチェルは俺と見つめ合うと照れてしまった。
可愛いから抱きしめてもいいかな?
レイチェルは俺の部屋を用意しているとかで、その日からなんだかんだと家に帰れない。
最終的に俺はレイチェルに夢中になって、そのまま婚約して結婚してしまうというゴールインを果たした。
今では元気な子供達に囲まれている。
俺マリックは父親と父親の恋人がイチャコラ始めたから散歩に森に入ったんだ。
森を進むと、魔族の男達が何やら宴会を開いている場所にでた。
「おや、君も混ざるかい?」
「いいのか?俺は人間だけど」
「細かいことは気にしない気にしない!」
宴会に参加させてもらえて、俺は楽しく飲み食いしたり歌を披露したりとする。
魔族の中にとても麗しい青年レイチェルがいて、俺と意気投合したりなんかもした。
「マリック、君のおかげで楽しかったよ。また会おうね」
「レイチェル、またな!」
別れを惜しみながらも解散したあの日の宴会。
それから数日後に、俺は何故か城に呼ばれたんだ。
「君、勇者だから魔王の城に行って外交してきてね」
「おっふ」
かなりフランクに言われたが、一庶民には重い内容だ。
しかし、逆らえないから仕方なく魔王の城に行ったんだ。
ちなみに、魔族と人間は友好関係を結んでいるから戦ったりとかはしない。
物語のような勇者と魔王の戦いなんて、あくまでファンタジーでしかない。
この世界の勇者の役割は、魔王との外交なので平和的だ。
だが、勇者は魔王からの指名が最優先なので理由はわからないが俺が指名されたのだろう。
………もしもやらかした時のために遺書だけは書いてきた。
やってきた魔王の城には、レイチェルが玉座に座っていた。
「久しぶりだね。言ってなかったけど、僕魔王なんだ」
「おっふ」
あの日の宴会で俺を大層気に入り、勇者に指名したらしい。
「良かったら、婚約を前提に仲良くしてね」
「婚約?」
「僕、本気だから………♡」
頬を赤く染めて、レイチェルは俺と見つめ合うと照れてしまった。
可愛いから抱きしめてもいいかな?
レイチェルは俺の部屋を用意しているとかで、その日からなんだかんだと家に帰れない。
最終的に俺はレイチェルに夢中になって、そのまま婚約して結婚してしまうというゴールインを果たした。
今では元気な子供達に囲まれている。
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