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8◆鬼畜の所業だが気にしない
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玉座に座るプルプル震える顔面蒼白の国王は、命の危険を感じつつもなんとか勇者を説得しようと思っていたが……勇者は、問答無用でそのイケオジフェイスを殴った。
「魔族奴隷化計画を白紙にしねぇなら、俺はテメェを殴り続ける」
「どこでそれを!?だが、それを白紙にすることはできない。多くの人々が魔族の奴隷化を望んでいるのだ!」
「じゃあ、もっと殴ってやろう!」
「や、やめっぐあぁっ!ぐうっ!ゲホッ!」
「お父様!お父様!勇者様おやめください!お父様に乱暴しないでください!!」
そこに駆けつけるアプリコット。
勇者を止めようとアプリコットは涙ながらに訴える。
女の涙は最強の武器というやつだ。
ただし、演技の涙だったりする……。
「テメェ、魔族奴隷化計画を白紙にしろ。そしたら殴るのをやめてやる」
「そ…それは……それは、できない!魔族を性奴隷にして楽しみたい貴族や、他国の王族から予約金をたんまり貰っているんだ!今更奴隷化できないなんてことになったら、予約金の返金だけで済む話じゃないんだぞ!!」
「そうか。じゃあ、これならどうだ?」
勇者は、なんと殴る対象を国王からアプリコットに変更した!
「きゃあっ!」
「アプリコット!」
アプリコットは顔を拳で殴られた。
少女であろうと姫であろうと、勇者は容赦してくれなかった。
もはや鬼畜の所業である。
国王達は勇者呼びをやめたいが、残念ながら国王達は勇者の名前を知らないから、やはり勇者と呼ぶしかなかった。
「魔族奴隷化計画を白紙にしねぇなら、コイツをもっと殴るぞ」
「やめろ!やめてくれ!貴様それでも勇者か!なんと鬼畜なことか!!」
「そもそも勇者じゃねぇんだろうが!テメェ等が勝手に勇者って言ってるだけで、実際はただの異世界人だってこと、俺はもう知ってんだよ!」
そして、宰相だという男や騎士達がやってきたけれど、それでも勇者はアプリコットを殴り続けた。
「勇者よ、おやめください!国王は殴ってもいいから、姫をこれ以上殴らないでください!姫はうら若き女性なのですよ!潰れアンパンみたいになったら、美貌しか取り柄のない姫から取り柄がなくなるじゃないですか!そしたら姫はただの能無しです!」
宰相が必死にそう訴える。
……だがよく聞いてみると、後半アプリコットのことをディスっている。
あと、宰相的に国王は殴ってもいいのか?
「アプリコット!勇者よ、これ以上アプリコットを殴らないでくれ……!なんなら、宰相だったら好きなだけ殴ってもいいからそっちにしてくれ!魔族奴隷化計画の白紙はできないけれど、勇者の望みならどんなものでも叶えよう。だから、これ以上アプリコットを殴らないでくれ!頼む!」
国王も必死にそう訴えた。
でも、国王は魔族奴隷化計画の白紙をこんな状況なのにまだ拒んでいる。
そして、宰相をアプリコットの代わりに殴らせようとしている。
……この国王と宰相、絶対に仲悪いだろうな。
「まだ白紙にしねぇつもりか?なら、この大勢の男達がいる場所で、コイツのドレスを引き裂いてやろう。白紙にすると誓うなら、コイツのドレスは無事だ。さぁ、大事な娘と魔族奴隷化計画どちらを選ぶ?」
「ひぃっ!?嫌ぁーーーっ!!助けてーーーっ!!」
泣き叫ぶアプリコット。
怒りで顔を真っ赤にする国王。
「き、貴様!この悪魔!最低最悪の鬼畜野郎!」
「目的のためなら手段はなんでも使うのさ!さぁ、娘の柔肌が男達に晒されてもいいのか!?」
「嫌っ!嫌よぉーーーっ!お父様助けてーーーっ!」
「ぐうっ……!魔族を性奴隷にしてアハンウフンな日々を過ごす計画が……!予約金でウハウハが……!うぅっ……!わかった……白紙にすると誓おう……」
観念した国王は、魔族奴隷化計画を白紙にすることをついに誓うのだった。
誓いが破られないように、勇者はダンジョンコアの腕輪に魔力を込めて王族に呪いをかけた。
もしもまた魔族奴隷化計画みたいなふざけたことをやろうとしたら、王族の衣類が弾け飛び、考えを改めるまで衣類を着れない(弾け飛ぶから)強制裸生活の呪いだ。
エロトラップダンジョンを運営しているだけあって、呪いの内容も似たりよったりになったみたいだ。
勇者は勝ち誇った笑みを浮かべ、どこかに転移で消え去った。
……こうして、城はたった一人の勇者により完全に攻め落とされてしまった。
王侯貴族達は、勇者には勝てないということがトラウマ付きでわからせられてしまったのだった……。
「魔族奴隷化計画を白紙にしねぇなら、俺はテメェを殴り続ける」
「どこでそれを!?だが、それを白紙にすることはできない。多くの人々が魔族の奴隷化を望んでいるのだ!」
「じゃあ、もっと殴ってやろう!」
「や、やめっぐあぁっ!ぐうっ!ゲホッ!」
「お父様!お父様!勇者様おやめください!お父様に乱暴しないでください!!」
そこに駆けつけるアプリコット。
勇者を止めようとアプリコットは涙ながらに訴える。
女の涙は最強の武器というやつだ。
ただし、演技の涙だったりする……。
「テメェ、魔族奴隷化計画を白紙にしろ。そしたら殴るのをやめてやる」
「そ…それは……それは、できない!魔族を性奴隷にして楽しみたい貴族や、他国の王族から予約金をたんまり貰っているんだ!今更奴隷化できないなんてことになったら、予約金の返金だけで済む話じゃないんだぞ!!」
「そうか。じゃあ、これならどうだ?」
勇者は、なんと殴る対象を国王からアプリコットに変更した!
「きゃあっ!」
「アプリコット!」
アプリコットは顔を拳で殴られた。
少女であろうと姫であろうと、勇者は容赦してくれなかった。
もはや鬼畜の所業である。
国王達は勇者呼びをやめたいが、残念ながら国王達は勇者の名前を知らないから、やはり勇者と呼ぶしかなかった。
「魔族奴隷化計画を白紙にしねぇなら、コイツをもっと殴るぞ」
「やめろ!やめてくれ!貴様それでも勇者か!なんと鬼畜なことか!!」
「そもそも勇者じゃねぇんだろうが!テメェ等が勝手に勇者って言ってるだけで、実際はただの異世界人だってこと、俺はもう知ってんだよ!」
そして、宰相だという男や騎士達がやってきたけれど、それでも勇者はアプリコットを殴り続けた。
「勇者よ、おやめください!国王は殴ってもいいから、姫をこれ以上殴らないでください!姫はうら若き女性なのですよ!潰れアンパンみたいになったら、美貌しか取り柄のない姫から取り柄がなくなるじゃないですか!そしたら姫はただの能無しです!」
宰相が必死にそう訴える。
……だがよく聞いてみると、後半アプリコットのことをディスっている。
あと、宰相的に国王は殴ってもいいのか?
「アプリコット!勇者よ、これ以上アプリコットを殴らないでくれ……!なんなら、宰相だったら好きなだけ殴ってもいいからそっちにしてくれ!魔族奴隷化計画の白紙はできないけれど、勇者の望みならどんなものでも叶えよう。だから、これ以上アプリコットを殴らないでくれ!頼む!」
国王も必死にそう訴えた。
でも、国王は魔族奴隷化計画の白紙をこんな状況なのにまだ拒んでいる。
そして、宰相をアプリコットの代わりに殴らせようとしている。
……この国王と宰相、絶対に仲悪いだろうな。
「まだ白紙にしねぇつもりか?なら、この大勢の男達がいる場所で、コイツのドレスを引き裂いてやろう。白紙にすると誓うなら、コイツのドレスは無事だ。さぁ、大事な娘と魔族奴隷化計画どちらを選ぶ?」
「ひぃっ!?嫌ぁーーーっ!!助けてーーーっ!!」
泣き叫ぶアプリコット。
怒りで顔を真っ赤にする国王。
「き、貴様!この悪魔!最低最悪の鬼畜野郎!」
「目的のためなら手段はなんでも使うのさ!さぁ、娘の柔肌が男達に晒されてもいいのか!?」
「嫌っ!嫌よぉーーーっ!お父様助けてーーーっ!」
「ぐうっ……!魔族を性奴隷にしてアハンウフンな日々を過ごす計画が……!予約金でウハウハが……!うぅっ……!わかった……白紙にすると誓おう……」
観念した国王は、魔族奴隷化計画を白紙にすることをついに誓うのだった。
誓いが破られないように、勇者はダンジョンコアの腕輪に魔力を込めて王族に呪いをかけた。
もしもまた魔族奴隷化計画みたいなふざけたことをやろうとしたら、王族の衣類が弾け飛び、考えを改めるまで衣類を着れない(弾け飛ぶから)強制裸生活の呪いだ。
エロトラップダンジョンを運営しているだけあって、呪いの内容も似たりよったりになったみたいだ。
勇者は勝ち誇った笑みを浮かべ、どこかに転移で消え去った。
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