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25◆公爵、妻は勇者
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憑き物が落ちたグランは、もう侵略に興味を持たなかった。
グランの望みはメロウと一緒に暮らすことだからだ。
魔物の影響で罪の意識を持たなかったグランだが、今のグランは罪の意識で国王をできないほど精神をやられてしまい、人間の公爵家に新しい国王を引き継ぐ。
そして、メロウと共にそっとどこかに消えて行くのだった。
あれから数日後のこと。
その日ユリアスは、サイモンにプロポーズをされていた。
「ユリアス、私の妻になってくれ!」
「え!?」
「本当はユリアスが大人になる何年後かにするはずだったが、もう大人になったならもうしてもいいと思って」
「サイが僕をそういう意味で好きだったなんて、びっくりした……」
目を見開きつつも満更ではなさそうなユリアス。
照れながらサイモンの手をそっと握ると、ユリアスは穏やかに微笑んだ。
「喜んで!」
「ぐふぅっ!!」
ユリアスの喜びに呼応するように最大の後光がさし、その光にやられたサイモンは危うく昇天しそうになる。
だが、なんとか瀕死で留まり息を乱した。
勇者になった後のユリアスの聖なる光はパワーアップしてしまったが、愛の力で乗り越える気のサイモンである。
ユリアスの光源氏計画……ユリアスの成長が早すぎたが、結果的にサイモンと結ばれたのでサイモンとしては嬉しい限りだ。
ちなみに今のユリアスは18歳らしい、ユリアスの自己申告である。
そして二人は皆に祝福されて楽しい結婚式を迎えた。
その日の夜、つまり初夜。
薔薇の花弁が散るベッドで、ユリアスはサイモンに組み敷かれていた。
「なんで、薔薇の花弁が散ってるの?」
「ジルベールが、巷ではこういうのがロマンチックなんだと準備したからだ」
サイモンもユリアスも胸がドキドキして、お互いを熱く見つめ合う。
キスをして、ユリアスの身体を優しく撫でるように愛撫する。
「んっ」
「ユリアス、可愛いよ」
「うぅ、くすぐったい……これが大人になるということなんだね。さ…サイもカッコイイよ」
「うっ!」
ちょいちょいユリアスの可愛さにやられて鼻血が出そうになるが、気合で堪えるサイモン。
何が何でも初夜だけは不様な姿をみせたくないのだ。
「わわっ!?サイのおちんち○があんなに大きくなってる!!」
「ぐうぅっ!!」
………しかし、ユリアスの容赦のない言葉にサイモンのサイモンが無念にも暴発してしまう。
「し…白いネバネバが……まさか、サイは病気!?大変!サイ、元気になってーーーっ!」
「えっ、あ、待ってユリアス!」
ユリアスは、サイモンに病魔を払う魔法を放つ。
当然サイモンは病気じゃないので意味はない。
だが、ユリアスの取り乱しすぎにより初夜は残念な結果を残した。
サイモンの敗因は、ユリアスに性教育する前に結婚をしたことだろう。
次はしっかり性教育をしてからリベンジする気のサイモンだった
完
★
読んでくれてありがとうございました!
グランの望みはメロウと一緒に暮らすことだからだ。
魔物の影響で罪の意識を持たなかったグランだが、今のグランは罪の意識で国王をできないほど精神をやられてしまい、人間の公爵家に新しい国王を引き継ぐ。
そして、メロウと共にそっとどこかに消えて行くのだった。
あれから数日後のこと。
その日ユリアスは、サイモンにプロポーズをされていた。
「ユリアス、私の妻になってくれ!」
「え!?」
「本当はユリアスが大人になる何年後かにするはずだったが、もう大人になったならもうしてもいいと思って」
「サイが僕をそういう意味で好きだったなんて、びっくりした……」
目を見開きつつも満更ではなさそうなユリアス。
照れながらサイモンの手をそっと握ると、ユリアスは穏やかに微笑んだ。
「喜んで!」
「ぐふぅっ!!」
ユリアスの喜びに呼応するように最大の後光がさし、その光にやられたサイモンは危うく昇天しそうになる。
だが、なんとか瀕死で留まり息を乱した。
勇者になった後のユリアスの聖なる光はパワーアップしてしまったが、愛の力で乗り越える気のサイモンである。
ユリアスの光源氏計画……ユリアスの成長が早すぎたが、結果的にサイモンと結ばれたのでサイモンとしては嬉しい限りだ。
ちなみに今のユリアスは18歳らしい、ユリアスの自己申告である。
そして二人は皆に祝福されて楽しい結婚式を迎えた。
その日の夜、つまり初夜。
薔薇の花弁が散るベッドで、ユリアスはサイモンに組み敷かれていた。
「なんで、薔薇の花弁が散ってるの?」
「ジルベールが、巷ではこういうのがロマンチックなんだと準備したからだ」
サイモンもユリアスも胸がドキドキして、お互いを熱く見つめ合う。
キスをして、ユリアスの身体を優しく撫でるように愛撫する。
「んっ」
「ユリアス、可愛いよ」
「うぅ、くすぐったい……これが大人になるということなんだね。さ…サイもカッコイイよ」
「うっ!」
ちょいちょいユリアスの可愛さにやられて鼻血が出そうになるが、気合で堪えるサイモン。
何が何でも初夜だけは不様な姿をみせたくないのだ。
「わわっ!?サイのおちんち○があんなに大きくなってる!!」
「ぐうぅっ!!」
………しかし、ユリアスの容赦のない言葉にサイモンのサイモンが無念にも暴発してしまう。
「し…白いネバネバが……まさか、サイは病気!?大変!サイ、元気になってーーーっ!」
「えっ、あ、待ってユリアス!」
ユリアスは、サイモンに病魔を払う魔法を放つ。
当然サイモンは病気じゃないので意味はない。
だが、ユリアスの取り乱しすぎにより初夜は残念な結果を残した。
サイモンの敗因は、ユリアスに性教育する前に結婚をしたことだろう。
次はしっかり性教育をしてからリベンジする気のサイモンだった
完
★
読んでくれてありがとうございました!
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