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私はシルフの部屋の隣の部屋に潜伏し、ティーカップを用いて聞き耳を立てました。しばらく成果はありませんでした。が、突如としてシルフが愚痴をこぼす時間が訪れました。
「はぁ~あ。王妃の座を得るのも簡単じゃないわね。あの悪魔が結婚する寸前まで至れるのだから、私にもチャンスがあるなと思っていたけれど──。まさかここまで上手くいくとはね」
彼女は私が悪魔であることを知っていたんだ──! そして、『イブの部屋から取ったもの』として自らの羽根をアルディに渡し、別れる口実すらも作っていた、と考えれば辻褄があう……!
「ま、三日後の結婚式さえ行えば、あとは安泰の生涯が確定しますわ……あははは!」
三日後……!? そんなに早く式を上げるの……!? 私はその日まで城に留まれることを祈りました。
◇ ◇ ◇
無事……という言葉を使うのが正しいのかは分かりませんが、ついに結婚式の日が訪れました。飲まず食わず、という訳ではなかったのですが、食べれる量などたかが知れているので、ひどい飢えに襲われてしまいました。しかし、今日の結婚式でシルフの悪行を証明することが出来れば……。晴れて復讐の完成です。
日が高く昇りだすと、城は一気にお祭りムードになりました。しかし、それは城外の民衆たちだけで、城内の従者たちは忙しなく動いてます。私は会場である大広間の近くまで向かい、物陰に隠れてました。その先では、シルフとアルディが準備を進めているようでした。
「──ふふっ、綺麗だよ、シルフ」
「アルディさまも素敵ですわ」
適当な言葉を並べている──。そんな怒りの感情は一旦置いておき、そのまま様子を伺います。
「あんた」
突然従者に肩を叩かれ、ビクッと身体が跳ねました。
「追い出されたんじゃないのかい? 参列者はここには入れないよ」
高圧的に話され、少し困ってしまいました。なんとかここを切り抜ける方法を考えなくては──!
「ご、ごめんなさい!」
私はそう言って、悪魔の力で従者を眠らせました。心苦しいですが、これも復讐の完成のためには仕方がないことです。死ぬことはないので、ただ人手が減って大変になるだけ──と言っては失礼かもしれませんが、それ以上に苦しむことはありません。
すると、ギィィィッと扉が開く音がして、拍手が大きく聞こえてきました。私は控えの部屋へと入り、誰もいないことを確認しました。
残念なことに、式は順調に進んでしまいました。しかも、普通に進むだけならまだしも、かつての婚約者であった私を『二年も騙した悪魔』などと罵る場面すらありました。そして、そのまま式は進み、誓いのキスをする場面まで至りました。ここしかない。そう思いました。
「病める時も健やかなる時も、永遠に愛することを誓いますか?」
「誓いま──」
「ちょっと待ったぁぁーー!」
「なっ!? 悪魔がなぜここに!?」
「いえ、その女こそ、私以上に生を維持する大悪魔なのです!」
私が花嫁に指をさすと、彼女は大きく顔を歪めました。
「な、なんですって!? あなた、もう一度おっしゃいなさい!!」
「何度だって申し上げます! そこの女、シルフ・アルベは悪魔です!!」
「証拠もなしにグチグチと適当なことばかり並べてっ……! 小癪よ! あなた!!」
「証拠ならございます! あなたの体にね!!」
「っ!?」
「悪魔というものは、かかとがないのです。私の足をご覧下さい。このように、かかとの部分だけがへこんでおります。さあ、人間なら足を見せられるでしょう?見せてください!」
「──っ!?」
「ま、待て、イブ。公衆の面前だ。今は靴を脱ぎたくないという事情もあるかもしれないじゃないか」
「ならば別の証拠がございます!」
私はそう言って二つの羽根を取り出しました。
「これらをご覧下さい! 右のものが私が悪魔だと断定されたときに提出されたもの、そして左のものが私の羽根です!」
「それがどうしたっていうの!?」
「私の羽根の外側は丸くなっております! しかし、この羽根は鋭利になっている! すなわち、私の婚約破棄は誰かによって仕組まれたもの……! そして、それを狙うのは……新たな婚約者であるあなたしかいない!」
「デタラメなことを……! 第一、それがあなたのものだという証拠すらないじゃないの!」
「ならば、私の羽をいま毟ったって構いません! どうせ悪魔なのだと吹聴されているのなら……いまさら隠すこともありません!」
さすがにここまで言われると、アルディもシルフが悪魔でないことを証明してやりたくなってきた様子です。アルディはシルフに耳打ちします。
「すまない、シルフ。私だけで構わない。かかとを見せてくれないか……?」
「だ、ダメです……!」
「いや、これはきみのためだから……!」
そう言ってアルディはシルフのかかとを見た。聴衆はアルディに問いかける。
「かかとはあったのかよ!?」
「あ、あぁ、ありましたよ。ありましたとも」
「じゃあ見せられるだろ!! 見せろ!!」
聴衆がザワつきだす。この様子にアルディの父、国王も黙ってはいられなかった。
「まさか、婚約した女が二連続で悪魔とは……アルディ、お前は女を見る目がないのではないか? 違うというのなら、彼女のかかとを国民に見せてやりなさい」
「ち、父上! 見せてやりたいのもやまやまなのですが、シルフが恥ずかしがるものですからっ」
「もう既にそれで済まされる状況でないことは分かっているだろう? まさか、本当に見る目がないのか?」
「いえ──ぐぅ、た、たしかにかかとはありませんでした……! しかし、見る目がないということはないのです! 現に、イブは悪魔の中でも優秀な悪魔です! ほ、ほら、彼女自身が証明してくれたではありませんか、ね?」
そう言ってアルディはこちらをチラチラと見てくる。しかし、私の腹の虫は居所が悪いままだ。
「優秀、だなんて。以前はあんなに罵倒してきたではありませんか」
「ち、違う! あの時は先入観があって、まともな思考回路じゃなかったんだよ!」
「──なにを仰られたところで、今の私には響きません。『汚らわしい悪魔』なんでしょう? 私は。ならば、そこにいる『綺麗な悪魔』とお幸せに。億が一撚りを戻すことがあったとしても、残念ながらそれは今ではありませんわ」
「──い、いや……」
「『悪魔の証明』が完成した今、あなたのやることはその女と『シアワセ』になることです。では、私はこれで失礼いたします」
私はそう言い捨てて城を後にしました。従者に手荒な真似をしたのは申し訳ないと思います。しかし、短絡的に物事を進めたのはあちらの方です。もしかしたら、アルディのあの行動はシルフの魅了によるものだったのかもしれません。しかし、それを弁明するのは彼女とのケリをつけてからでしょう。それまでは口を聞くこともありません。したくないのです。
さて、何をしましょうか。別にやりたいことがあるわけではありません。ですが、後悔なんてありません。いつか明かさなければいけない事でしたもの。結局その時に責められていたのなら、イヤな気持ちになるのが先送りになっていただけ。むしろ、この選択は正しいものだったとしか思えません。
悪魔の羽……自分の種族は好ましいものではないです。しかし、私に力を与えてくれるものであるというのも事実。私は羽を広げ、大空へ飛び立ちました。
なんだか、今日の空は澄んでいるように思えます。勘違いかもしれないが、それでも良い。私の心が晴れやかなら、それで良いのです。
あの二人の行く先は、どうなるのでしょう?今ごろ、聴衆に責められているのでしょうね。
「はぁ~あ。王妃の座を得るのも簡単じゃないわね。あの悪魔が結婚する寸前まで至れるのだから、私にもチャンスがあるなと思っていたけれど──。まさかここまで上手くいくとはね」
彼女は私が悪魔であることを知っていたんだ──! そして、『イブの部屋から取ったもの』として自らの羽根をアルディに渡し、別れる口実すらも作っていた、と考えれば辻褄があう……!
「ま、三日後の結婚式さえ行えば、あとは安泰の生涯が確定しますわ……あははは!」
三日後……!? そんなに早く式を上げるの……!? 私はその日まで城に留まれることを祈りました。
◇ ◇ ◇
無事……という言葉を使うのが正しいのかは分かりませんが、ついに結婚式の日が訪れました。飲まず食わず、という訳ではなかったのですが、食べれる量などたかが知れているので、ひどい飢えに襲われてしまいました。しかし、今日の結婚式でシルフの悪行を証明することが出来れば……。晴れて復讐の完成です。
日が高く昇りだすと、城は一気にお祭りムードになりました。しかし、それは城外の民衆たちだけで、城内の従者たちは忙しなく動いてます。私は会場である大広間の近くまで向かい、物陰に隠れてました。その先では、シルフとアルディが準備を進めているようでした。
「──ふふっ、綺麗だよ、シルフ」
「アルディさまも素敵ですわ」
適当な言葉を並べている──。そんな怒りの感情は一旦置いておき、そのまま様子を伺います。
「あんた」
突然従者に肩を叩かれ、ビクッと身体が跳ねました。
「追い出されたんじゃないのかい? 参列者はここには入れないよ」
高圧的に話され、少し困ってしまいました。なんとかここを切り抜ける方法を考えなくては──!
「ご、ごめんなさい!」
私はそう言って、悪魔の力で従者を眠らせました。心苦しいですが、これも復讐の完成のためには仕方がないことです。死ぬことはないので、ただ人手が減って大変になるだけ──と言っては失礼かもしれませんが、それ以上に苦しむことはありません。
すると、ギィィィッと扉が開く音がして、拍手が大きく聞こえてきました。私は控えの部屋へと入り、誰もいないことを確認しました。
残念なことに、式は順調に進んでしまいました。しかも、普通に進むだけならまだしも、かつての婚約者であった私を『二年も騙した悪魔』などと罵る場面すらありました。そして、そのまま式は進み、誓いのキスをする場面まで至りました。ここしかない。そう思いました。
「病める時も健やかなる時も、永遠に愛することを誓いますか?」
「誓いま──」
「ちょっと待ったぁぁーー!」
「なっ!? 悪魔がなぜここに!?」
「いえ、その女こそ、私以上に生を維持する大悪魔なのです!」
私が花嫁に指をさすと、彼女は大きく顔を歪めました。
「な、なんですって!? あなた、もう一度おっしゃいなさい!!」
「何度だって申し上げます! そこの女、シルフ・アルベは悪魔です!!」
「証拠もなしにグチグチと適当なことばかり並べてっ……! 小癪よ! あなた!!」
「証拠ならございます! あなたの体にね!!」
「っ!?」
「悪魔というものは、かかとがないのです。私の足をご覧下さい。このように、かかとの部分だけがへこんでおります。さあ、人間なら足を見せられるでしょう?見せてください!」
「──っ!?」
「ま、待て、イブ。公衆の面前だ。今は靴を脱ぎたくないという事情もあるかもしれないじゃないか」
「ならば別の証拠がございます!」
私はそう言って二つの羽根を取り出しました。
「これらをご覧下さい! 右のものが私が悪魔だと断定されたときに提出されたもの、そして左のものが私の羽根です!」
「それがどうしたっていうの!?」
「私の羽根の外側は丸くなっております! しかし、この羽根は鋭利になっている! すなわち、私の婚約破棄は誰かによって仕組まれたもの……! そして、それを狙うのは……新たな婚約者であるあなたしかいない!」
「デタラメなことを……! 第一、それがあなたのものだという証拠すらないじゃないの!」
「ならば、私の羽をいま毟ったって構いません! どうせ悪魔なのだと吹聴されているのなら……いまさら隠すこともありません!」
さすがにここまで言われると、アルディもシルフが悪魔でないことを証明してやりたくなってきた様子です。アルディはシルフに耳打ちします。
「すまない、シルフ。私だけで構わない。かかとを見せてくれないか……?」
「だ、ダメです……!」
「いや、これはきみのためだから……!」
そう言ってアルディはシルフのかかとを見た。聴衆はアルディに問いかける。
「かかとはあったのかよ!?」
「あ、あぁ、ありましたよ。ありましたとも」
「じゃあ見せられるだろ!! 見せろ!!」
聴衆がザワつきだす。この様子にアルディの父、国王も黙ってはいられなかった。
「まさか、婚約した女が二連続で悪魔とは……アルディ、お前は女を見る目がないのではないか? 違うというのなら、彼女のかかとを国民に見せてやりなさい」
「ち、父上! 見せてやりたいのもやまやまなのですが、シルフが恥ずかしがるものですからっ」
「もう既にそれで済まされる状況でないことは分かっているだろう? まさか、本当に見る目がないのか?」
「いえ──ぐぅ、た、たしかにかかとはありませんでした……! しかし、見る目がないということはないのです! 現に、イブは悪魔の中でも優秀な悪魔です! ほ、ほら、彼女自身が証明してくれたではありませんか、ね?」
そう言ってアルディはこちらをチラチラと見てくる。しかし、私の腹の虫は居所が悪いままだ。
「優秀、だなんて。以前はあんなに罵倒してきたではありませんか」
「ち、違う! あの時は先入観があって、まともな思考回路じゃなかったんだよ!」
「──なにを仰られたところで、今の私には響きません。『汚らわしい悪魔』なんでしょう? 私は。ならば、そこにいる『綺麗な悪魔』とお幸せに。億が一撚りを戻すことがあったとしても、残念ながらそれは今ではありませんわ」
「──い、いや……」
「『悪魔の証明』が完成した今、あなたのやることはその女と『シアワセ』になることです。では、私はこれで失礼いたします」
私はそう言い捨てて城を後にしました。従者に手荒な真似をしたのは申し訳ないと思います。しかし、短絡的に物事を進めたのはあちらの方です。もしかしたら、アルディのあの行動はシルフの魅了によるものだったのかもしれません。しかし、それを弁明するのは彼女とのケリをつけてからでしょう。それまでは口を聞くこともありません。したくないのです。
さて、何をしましょうか。別にやりたいことがあるわけではありません。ですが、後悔なんてありません。いつか明かさなければいけない事でしたもの。結局その時に責められていたのなら、イヤな気持ちになるのが先送りになっていただけ。むしろ、この選択は正しいものだったとしか思えません。
悪魔の羽……自分の種族は好ましいものではないです。しかし、私に力を与えてくれるものであるというのも事実。私は羽を広げ、大空へ飛び立ちました。
なんだか、今日の空は澄んでいるように思えます。勘違いかもしれないが、それでも良い。私の心が晴れやかなら、それで良いのです。
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