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第八章②「敵地潜入」
僕の持論と猫の議論
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結局、取り分けた方の食べ物も、俺が無限バックにそのほとんどをしまう事になった。
シルクはひとまず魔術で眠らせてある。
不安がっているのだから、せめて早いところ抑制剤を渡してやるべきだと判断したからだ。
色々あって心身ともに疲れている。
起きていても不安に苛まれるだけだと思い、ある程度きちんと食べさせるとワインを開けて飲み始めたので、それとなく眠らせてやった。
今は静かに大きなメインベッドで眠っている。
その頭をそっと撫でる。
「無理させてるよな……。」
俺になんかついてこないでずっとギルの側にいれば良いのに、シルクはそれを選ばない。
今までもそうだし、きっとこれからもそうだ。
これなら泣かれても、残ってろと命じてやれば良かったな、と思う。
何がシルクにとって幸せなんだろう?
俺といる事?
ギルといる事?
きっとどちらも必要なんだろう。
自由でいれば良いのに。
エズラ氏と話した事を思い出す。
彼はシルクが自由でいる為に必要な不自由が俺だと言った。
何となくニュアンスはわかる。
でもそのとまり木は、俺である必要があるのだろうか?
つがいなのだから、それはギルであるべきではないのだろうか?
俺といる限り、同じような事が起こるかもしれない。
ギルと離れて俺と行くことは、本当にこいつの幸せなんだろうか?
シルクはいつも、そうなったら俺を選ぶと言っていた。
「こいつを地獄に同行させるのは、難しいかもな……。」
シルクは俺を選ぶだろう。
俺についてくるだろう。
そしてきっと、こうやって泣くのだろう。
俺はシルクを犠牲にしたいんじゃない。
幸せになって欲しいのだ。
その為にシルクを裏切る事も必要なのかもしれない。
泣くだろうし恨まれるだろう。
でもそれがシルクにしてやれる最後の事だったら、きっと俺はそうするだろう。
地獄に行くなら一人でいい。
ふと、部屋のドアが控えめにノックされる。
俺は立ち上がってドアを開けた。
ボーイさんが申し訳なさそうに立っていた。
「はい。」
「遅くに申し訳ありません。先程頼まれていた物です。」
「随分早く手に入りましたね?」
「ええ、時期的に売り物を探すのは難しそうでしたので、こちらで飾るように育てている物をご用意させて頂きました。これで大丈夫ですか??」
俺はボーイさんが渡してくれたものを見つめた。
それは綺麗にラッピングされていて、とても可愛らしかった。
「十分です。綺麗に包んで下さってありがとうございます。」
「いえいえ、せめてこのくらいはと思いまして。それから、差し入れありがとうございました。」
ボーイさんは静かに頭を下げると去って行った。
受け取ったものを見つめ俺は小さく息を吐く。
それは差し入れを渡した際に、もし手に入ったらと頼んでいたものだ。
こんなに早く受け取れるとは思わなかったが、有り難い。
ちょうどいいタイミングだ。
俺は部屋に戻り、シルクが眠っている事を確認した。
「ちょっと行ってくるから、待っててな。」
俺はもう一度頭を撫で、立ち上がった。
何だかんだ、スイートルームにしてもらえて良かった。
部屋の中に鍵付きのドアがあるんだから。
王国に追われている以上、向こうに行くのは危険だからそう簡単には使えないが、あって悪いものでもない。
俺は首から下げた鍵を取り出した。
「……俺以外も通せるなら、すぐにでも会わせてやれるのにな……。」
これを使って移動すると言うのは地の王の腹の中を経由して移動していると言う事なので規制があるのは仕方がないが、何とももどかしく感じる。
そんな事を考えながら、俺はカギを使って魔術本部の家に行き、そのまま王国のアパートに入った。
いないか……。
中に入って少し落胆する。
前回ここに戻った時、そこにウィルがいた。
偶然だったが、引き合うように俺達はその場所にお互い向かったのだ。
だがそんな偶然はそう度々起こるものでもない。
俺は手元のあたりだけを照らす魔術を使いながら、研究室の引き出しを開けた。
ここに来た一番の目的を果たさなければならない。
「あ、あった。良かった。」
3つめの引き出しを開けると、コロンと小さな薬瓶が転がり出てきた。
強めの抑制剤を作ろうかと思って研究室に取っておいたものだ。
結局、色々あって、その研究はしなかった。
バタバタしているうちに、シルクの方から何かもう発情期がなくなったと言ってきたからだ。
それならいいかと放っておいたが、こういう事も起こるのだ。
きちんとやっておくべきだっただろう。
抑制剤を販売しているところにも問い合せたが、そこまで需要の多い薬でもないし、強い抑制剤を希望している人もいないとの事で、いい答えは帰ってこなかったなと思い出していた。
俺はポケットに抑制剤をしまい、窓に近づいた。
中央王国はどうやら今日は雨のようだ。
細かい霧雨の様な弱い雨がパラパラ降っている。
深夜ではないがもう夜も更け、閉店で飲み屋を追い出された様な酔っぱらいがフラフラ家路に向かっている。
ここで良いかな?
多分、ここなら日も当たるし、枯れないだろう。
俺はそう思い、さっきボーイさんが探して持ってきてくれたものをそこに置いた。
それはいちごの苗の鉢植えだ。
時期じゃないから花なんて咲いていない。
ただの緑の葉っぱの鉢植えだ。
それにさり気ない品のいいラッピングがされている。
それを見つめてクスッと笑う。
シルク先生とゴードンさんの受け売りだ。
ウィルは花言葉に気づいてくれるだろうか?
ウィルが来るまで枯れないよう水をやり、刺しておくタイプの水やり器を刺した。
部屋にまだウィルがいた時に、バジルなんかのハーブの鉢植えに刺していたものだ。
ウィルは竜の谷で育ったから、簡単なものは部屋や庭で栽培して料理する時にひょいと取って使う癖があったみたいで、気づいたら部屋にハーブの鉢植えがあった。
あれもなんか新鮮だったな。
思い出してくすくす笑ってしまった。
「家を買うなら、庭がないと駄目だな……。」
そんな事を思って、じっと鉢植えを見つめた。
そしてその辺の紙を取ってメッセージを書き、鉢の前に置く。
これを見つけたウィルはどう思うだろう?
ウィルが見つけずに枯れてしまうとは思わなかった。
何となく、数日おきにここに来ているような気がした。
だって掃除がされてる感じがする。
ベッドに本が落ちている。
きっと少しの間、ここに横になって本を読んだりするのだろう。
俺もベッドに横になってみた。
そして枕元に落ちていた本を手に取る。
「……夜中の猫の科学議論??何の本だ??いったい??」
題名だけでは、猫なのか科学議論なのか全くわからない。
ウィルは本なら何でも読む。
それこそ恋愛小説から簡単な学術誌だって読む。
雑食なのだ。
本人はそれを竜の谷の外界調査の一環だったからと言うけれど、多分元々、本が好きなのだ。
俺は少しだけウィルの本を読んでみる事にした。
読んでみると、夜中の猫集会に集まった猫達が科学議論を戦わせると言った内容だった。
物語風なのだが、猫達が戦わせている議論が、本当の科学議論でちょっとおかしい。
ちゃんとした科学議論で、引用された論文なんかもきちんと記されている。
でも猫の物語でもあるので、白熱した猫達が取っ組み合いの喧嘩になったりもする。
何だかこれを読んでしまうと、夜中に集まっている猫達は本当に科学議論をしていて、見かける喧嘩は白熱した論争のせいな気がしてしまう。
「あはは!面白いな、これ。」
触りだけ読むつもりが、だいぶ読んでしまった。
しかもちょっと長居しすぎた。
早く向こうに帰らないと。
俺は慌てて、パタンと本を閉じた。
そこに本を置きかけ、やっぱりやめた。
続きが気になる。
その辺の紙を取り「猫の議論の本、借りるね」とメッセージを残した。
そして立ち上がる。
俺はカギを使って、部屋を離れた。
窓辺にいちごの鉢植えと、
「これをずっと一緒に育ててくれませんか?」
というメモを残して……。
シルクはひとまず魔術で眠らせてある。
不安がっているのだから、せめて早いところ抑制剤を渡してやるべきだと判断したからだ。
色々あって心身ともに疲れている。
起きていても不安に苛まれるだけだと思い、ある程度きちんと食べさせるとワインを開けて飲み始めたので、それとなく眠らせてやった。
今は静かに大きなメインベッドで眠っている。
その頭をそっと撫でる。
「無理させてるよな……。」
俺になんかついてこないでずっとギルの側にいれば良いのに、シルクはそれを選ばない。
今までもそうだし、きっとこれからもそうだ。
これなら泣かれても、残ってろと命じてやれば良かったな、と思う。
何がシルクにとって幸せなんだろう?
俺といる事?
ギルといる事?
きっとどちらも必要なんだろう。
自由でいれば良いのに。
エズラ氏と話した事を思い出す。
彼はシルクが自由でいる為に必要な不自由が俺だと言った。
何となくニュアンスはわかる。
でもそのとまり木は、俺である必要があるのだろうか?
つがいなのだから、それはギルであるべきではないのだろうか?
俺といる限り、同じような事が起こるかもしれない。
ギルと離れて俺と行くことは、本当にこいつの幸せなんだろうか?
シルクはいつも、そうなったら俺を選ぶと言っていた。
「こいつを地獄に同行させるのは、難しいかもな……。」
シルクは俺を選ぶだろう。
俺についてくるだろう。
そしてきっと、こうやって泣くのだろう。
俺はシルクを犠牲にしたいんじゃない。
幸せになって欲しいのだ。
その為にシルクを裏切る事も必要なのかもしれない。
泣くだろうし恨まれるだろう。
でもそれがシルクにしてやれる最後の事だったら、きっと俺はそうするだろう。
地獄に行くなら一人でいい。
ふと、部屋のドアが控えめにノックされる。
俺は立ち上がってドアを開けた。
ボーイさんが申し訳なさそうに立っていた。
「はい。」
「遅くに申し訳ありません。先程頼まれていた物です。」
「随分早く手に入りましたね?」
「ええ、時期的に売り物を探すのは難しそうでしたので、こちらで飾るように育てている物をご用意させて頂きました。これで大丈夫ですか??」
俺はボーイさんが渡してくれたものを見つめた。
それは綺麗にラッピングされていて、とても可愛らしかった。
「十分です。綺麗に包んで下さってありがとうございます。」
「いえいえ、せめてこのくらいはと思いまして。それから、差し入れありがとうございました。」
ボーイさんは静かに頭を下げると去って行った。
受け取ったものを見つめ俺は小さく息を吐く。
それは差し入れを渡した際に、もし手に入ったらと頼んでいたものだ。
こんなに早く受け取れるとは思わなかったが、有り難い。
ちょうどいいタイミングだ。
俺は部屋に戻り、シルクが眠っている事を確認した。
「ちょっと行ってくるから、待っててな。」
俺はもう一度頭を撫で、立ち上がった。
何だかんだ、スイートルームにしてもらえて良かった。
部屋の中に鍵付きのドアがあるんだから。
王国に追われている以上、向こうに行くのは危険だからそう簡単には使えないが、あって悪いものでもない。
俺は首から下げた鍵を取り出した。
「……俺以外も通せるなら、すぐにでも会わせてやれるのにな……。」
これを使って移動すると言うのは地の王の腹の中を経由して移動していると言う事なので規制があるのは仕方がないが、何とももどかしく感じる。
そんな事を考えながら、俺はカギを使って魔術本部の家に行き、そのまま王国のアパートに入った。
いないか……。
中に入って少し落胆する。
前回ここに戻った時、そこにウィルがいた。
偶然だったが、引き合うように俺達はその場所にお互い向かったのだ。
だがそんな偶然はそう度々起こるものでもない。
俺は手元のあたりだけを照らす魔術を使いながら、研究室の引き出しを開けた。
ここに来た一番の目的を果たさなければならない。
「あ、あった。良かった。」
3つめの引き出しを開けると、コロンと小さな薬瓶が転がり出てきた。
強めの抑制剤を作ろうかと思って研究室に取っておいたものだ。
結局、色々あって、その研究はしなかった。
バタバタしているうちに、シルクの方から何かもう発情期がなくなったと言ってきたからだ。
それならいいかと放っておいたが、こういう事も起こるのだ。
きちんとやっておくべきだっただろう。
抑制剤を販売しているところにも問い合せたが、そこまで需要の多い薬でもないし、強い抑制剤を希望している人もいないとの事で、いい答えは帰ってこなかったなと思い出していた。
俺はポケットに抑制剤をしまい、窓に近づいた。
中央王国はどうやら今日は雨のようだ。
細かい霧雨の様な弱い雨がパラパラ降っている。
深夜ではないがもう夜も更け、閉店で飲み屋を追い出された様な酔っぱらいがフラフラ家路に向かっている。
ここで良いかな?
多分、ここなら日も当たるし、枯れないだろう。
俺はそう思い、さっきボーイさんが探して持ってきてくれたものをそこに置いた。
それはいちごの苗の鉢植えだ。
時期じゃないから花なんて咲いていない。
ただの緑の葉っぱの鉢植えだ。
それにさり気ない品のいいラッピングがされている。
それを見つめてクスッと笑う。
シルク先生とゴードンさんの受け売りだ。
ウィルは花言葉に気づいてくれるだろうか?
ウィルが来るまで枯れないよう水をやり、刺しておくタイプの水やり器を刺した。
部屋にまだウィルがいた時に、バジルなんかのハーブの鉢植えに刺していたものだ。
ウィルは竜の谷で育ったから、簡単なものは部屋や庭で栽培して料理する時にひょいと取って使う癖があったみたいで、気づいたら部屋にハーブの鉢植えがあった。
あれもなんか新鮮だったな。
思い出してくすくす笑ってしまった。
「家を買うなら、庭がないと駄目だな……。」
そんな事を思って、じっと鉢植えを見つめた。
そしてその辺の紙を取ってメッセージを書き、鉢の前に置く。
これを見つけたウィルはどう思うだろう?
ウィルが見つけずに枯れてしまうとは思わなかった。
何となく、数日おきにここに来ているような気がした。
だって掃除がされてる感じがする。
ベッドに本が落ちている。
きっと少しの間、ここに横になって本を読んだりするのだろう。
俺もベッドに横になってみた。
そして枕元に落ちていた本を手に取る。
「……夜中の猫の科学議論??何の本だ??いったい??」
題名だけでは、猫なのか科学議論なのか全くわからない。
ウィルは本なら何でも読む。
それこそ恋愛小説から簡単な学術誌だって読む。
雑食なのだ。
本人はそれを竜の谷の外界調査の一環だったからと言うけれど、多分元々、本が好きなのだ。
俺は少しだけウィルの本を読んでみる事にした。
読んでみると、夜中の猫集会に集まった猫達が科学議論を戦わせると言った内容だった。
物語風なのだが、猫達が戦わせている議論が、本当の科学議論でちょっとおかしい。
ちゃんとした科学議論で、引用された論文なんかもきちんと記されている。
でも猫の物語でもあるので、白熱した猫達が取っ組み合いの喧嘩になったりもする。
何だかこれを読んでしまうと、夜中に集まっている猫達は本当に科学議論をしていて、見かける喧嘩は白熱した論争のせいな気がしてしまう。
「あはは!面白いな、これ。」
触りだけ読むつもりが、だいぶ読んでしまった。
しかもちょっと長居しすぎた。
早く向こうに帰らないと。
俺は慌てて、パタンと本を閉じた。
そこに本を置きかけ、やっぱりやめた。
続きが気になる。
その辺の紙を取り「猫の議論の本、借りるね」とメッセージを残した。
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