19 / 47
19話(付箋)
しおりを挟む
わたくしは王宮から戻り、早速伯父様と伯母様、従兄のお兄様に王妃様からのお話を伝えた。
「王妃様は隣国やまた、そのお隣の国への商品の輸出を希望されていますが、そうなるとかなりの量になります」
と言ってから付箋の話も含めての説明をした。
「王妃様は生産場所を拡大するか新しく作るのなら、そのための資金提供もなさって下さるそうです」
そう言ってから続けた。
「わたくしの考えなのですが、せっかくなので新しく、カンパニーを興し、そこで生産をしたら利益はそのまま新しいカンパニーの物になるのではありませんか?」
そう提案すると、皆さんはとても驚いていた。
「いつの間にそのような大きな話を決めてきたのだ? その上、付箋という新しい物まで作っていたのか?」
「いえ、付箋については、自分専用に作っただけなのですが、まさか殿下が仰るような使い道があるとも思っていなかったので、それならと商品化にすることにしたのです」
と答えながら、本に挟んであった付箋を三人に、剥がしてから貼り直す様子をお見せした。
すると三人共不思議そうな顔をなさったので、わたくしは簡単に作り方を説明した。
「よく思いついたな」
お兄様はとても感心してくれた。わたくしは心の中で『わたくしの前にいた世界では普通に売っていた物です』と呟いた。
そしてそれらを黙って聞いていた伯父様は困ったお顔で言われた。
「そうは言っても貴族が直接商売をするのは世間的にはうるさい。やはり投資という形をとって別の者にカンパニーをやらせてはどうか?」
「それでは今まで同様、利益の大部分を持っていかれます。それに今回のカンパニーの立ち上げ資金は王妃様が直接お出しくださるのですから、他の貴族達も納得なさるのでは?」
「確かに王妃様肝いりということならば納得するか」
と不安気に仰った。そこでわたくしは畳み掛けるように申し上げた。
「産業革命後、時代は大量生産に動いているのです。貴族だからといってそれを看過していたら、あっという間に時代の波に乗り遅れてしまいます」
と捲し立ててから止めを刺した。
「現に没落貴族が増えているではありませんか」
伯父様は、諦めたように言われた。
「まあ、王妃様に頼まれたということで会社兼工場を建てることにするか」
ついに伯父様は折れてくださった。
その様子をずっと黙ったまま見ていた伯母様は一言。
「貴女は本当にあのステーシアなの?」
不思議そうに呟いた。
「はい、間違いなくわたくしはステーシアです。高熱のお陰で本来のステーシアに戻ったとお考えください」
すると叔母様は笑顔を向けて言ってくださった。
「まあ、確かに今の貴女はとても逞しいから安心して見ていられるわ」
こうして遂に会社兼工場のことは全てわたくしに一任された。
その後わたくしには少し考えがあったので、それを伯父様達に伝えた。
「今回の件はステーシアが持ってきた話だ。だから好きなようにするとよい」
そう仰っていただいたので、早速元のカンパニーに行ってわたくしの考えを会社の方々に伝えた。
やはりよくよく考えるとわたくしは一から会社を作り、工場を建てるには時間がかかり過ぎてしまうので、今まで使っていた工場を拡大して、利益はわたくし達が新しく作る会社を子会社としてもらい、その新しい子会社と元々のカンパニーとでお互いが納得する数字で配分をすることにした。
これなら商品を作りながら工場を大きくできる。その上、伯父様が気になさっていた表向きに貴族の名前は出ずに済む。もし叩かれたら、その時は王妃様のお名前をお借りすれば良いと考えた。
カンパニーの方は笑顔で言ってくださった。
「元々のアイデアはステーシア様の物なのでこちらはそれで何の異存もございません。配分比率も其方に従います」
こうして全ての契約を取り決め、後は伯父様の方の弁護士に目を通してもらい承認されればひとまず安心だわ。
わたくしは侯爵家に戻り、皆さんに、やはり一からの立ち上げは時間がかかり過ぎてしまうので今回は子会社という形をとったこと、そして配分率を説明した。
すると、伯父様はホッとしたお顔をなさった。
「直接我が家の名前が表に出ることなくできたことは正直安心した」
『そんなに貴族が商売したらいけないのかしら?』
と思ったが口にはしなかった。
やはりこの時代はまだまだ閉鎖的なんだと納得するしかなかった。そしてその中で生きてきた人達の意見も尊重しなければと思ったからこその提案だった。ここはわたくしが前にいた世界ではないのだから。
数日後、わたくしは王妃様にお手紙を書いた。その内容は、時間短縮のため、新たな工場建設はやめて今まで製造していた工場を、作業を中断することなく拡大することとして、利益は今までのカンパニーの新しい子会社が元々のカンパニーと話し合いのもと配分することになったと伝えた。そしてそれによって発生する拡大のための資金の調達をお願いしたいと書き添えた。
それからまもなく王妃様からのお返事が届き、先日の件は陛下も了承しているとのことだった。そしてそれとは別に頼みたいことがあるので、都合の良い最短の日に王宮に出向いて欲しいと書かれていた。
それを読み終えたわたくしは早い方が良いと思い、早速王宮へと向かい王妃様への謁見を願い出た。すると何故か其処には王弟殿下がいらしていた。
「思ったより早かったな」
わたくしは心の中で『近々とはこのことかしら?』と思いながら尋ねた。
「王妃様のご用件とは何でしょうか?」
「今から案内するが、君には私と一緒に隣国の王妃様の祖国へと行ってもらいたい」
わたくしは驚きを隠しもせずに更に尋ねた。
「何故わたくしが?」
「君は彼方の国の言葉が分かるからな」
わたくしは心の中で『あの日の舞踏会で思わず口を開いた時』を思い出し、後悔していた。そして殿下はそんなわたくしに告げた。
「今回の仕事は陛下より私が頼まれたので君に同行する」
その後、わたくしは王妃様から正式に今回の通訳の仕事を依頼されたが、勿論、断るという選択肢は与えられるはずもない。思わず『あー往復何日かかるのかしら? 飛行機のまだ存在しない此方の世界では、やはり船旅ということになるのよね』と溜息が出てしまった。
そして『わたくし船酔いするから船は苦手なのよね』と呟いていた。
「王妃様は隣国やまた、そのお隣の国への商品の輸出を希望されていますが、そうなるとかなりの量になります」
と言ってから付箋の話も含めての説明をした。
「王妃様は生産場所を拡大するか新しく作るのなら、そのための資金提供もなさって下さるそうです」
そう言ってから続けた。
「わたくしの考えなのですが、せっかくなので新しく、カンパニーを興し、そこで生産をしたら利益はそのまま新しいカンパニーの物になるのではありませんか?」
そう提案すると、皆さんはとても驚いていた。
「いつの間にそのような大きな話を決めてきたのだ? その上、付箋という新しい物まで作っていたのか?」
「いえ、付箋については、自分専用に作っただけなのですが、まさか殿下が仰るような使い道があるとも思っていなかったので、それならと商品化にすることにしたのです」
と答えながら、本に挟んであった付箋を三人に、剥がしてから貼り直す様子をお見せした。
すると三人共不思議そうな顔をなさったので、わたくしは簡単に作り方を説明した。
「よく思いついたな」
お兄様はとても感心してくれた。わたくしは心の中で『わたくしの前にいた世界では普通に売っていた物です』と呟いた。
そしてそれらを黙って聞いていた伯父様は困ったお顔で言われた。
「そうは言っても貴族が直接商売をするのは世間的にはうるさい。やはり投資という形をとって別の者にカンパニーをやらせてはどうか?」
「それでは今まで同様、利益の大部分を持っていかれます。それに今回のカンパニーの立ち上げ資金は王妃様が直接お出しくださるのですから、他の貴族達も納得なさるのでは?」
「確かに王妃様肝いりということならば納得するか」
と不安気に仰った。そこでわたくしは畳み掛けるように申し上げた。
「産業革命後、時代は大量生産に動いているのです。貴族だからといってそれを看過していたら、あっという間に時代の波に乗り遅れてしまいます」
と捲し立ててから止めを刺した。
「現に没落貴族が増えているではありませんか」
伯父様は、諦めたように言われた。
「まあ、王妃様に頼まれたということで会社兼工場を建てることにするか」
ついに伯父様は折れてくださった。
その様子をずっと黙ったまま見ていた伯母様は一言。
「貴女は本当にあのステーシアなの?」
不思議そうに呟いた。
「はい、間違いなくわたくしはステーシアです。高熱のお陰で本来のステーシアに戻ったとお考えください」
すると叔母様は笑顔を向けて言ってくださった。
「まあ、確かに今の貴女はとても逞しいから安心して見ていられるわ」
こうして遂に会社兼工場のことは全てわたくしに一任された。
その後わたくしには少し考えがあったので、それを伯父様達に伝えた。
「今回の件はステーシアが持ってきた話だ。だから好きなようにするとよい」
そう仰っていただいたので、早速元のカンパニーに行ってわたくしの考えを会社の方々に伝えた。
やはりよくよく考えるとわたくしは一から会社を作り、工場を建てるには時間がかかり過ぎてしまうので、今まで使っていた工場を拡大して、利益はわたくし達が新しく作る会社を子会社としてもらい、その新しい子会社と元々のカンパニーとでお互いが納得する数字で配分をすることにした。
これなら商品を作りながら工場を大きくできる。その上、伯父様が気になさっていた表向きに貴族の名前は出ずに済む。もし叩かれたら、その時は王妃様のお名前をお借りすれば良いと考えた。
カンパニーの方は笑顔で言ってくださった。
「元々のアイデアはステーシア様の物なのでこちらはそれで何の異存もございません。配分比率も其方に従います」
こうして全ての契約を取り決め、後は伯父様の方の弁護士に目を通してもらい承認されればひとまず安心だわ。
わたくしは侯爵家に戻り、皆さんに、やはり一からの立ち上げは時間がかかり過ぎてしまうので今回は子会社という形をとったこと、そして配分率を説明した。
すると、伯父様はホッとしたお顔をなさった。
「直接我が家の名前が表に出ることなくできたことは正直安心した」
『そんなに貴族が商売したらいけないのかしら?』
と思ったが口にはしなかった。
やはりこの時代はまだまだ閉鎖的なんだと納得するしかなかった。そしてその中で生きてきた人達の意見も尊重しなければと思ったからこその提案だった。ここはわたくしが前にいた世界ではないのだから。
数日後、わたくしは王妃様にお手紙を書いた。その内容は、時間短縮のため、新たな工場建設はやめて今まで製造していた工場を、作業を中断することなく拡大することとして、利益は今までのカンパニーの新しい子会社が元々のカンパニーと話し合いのもと配分することになったと伝えた。そしてそれによって発生する拡大のための資金の調達をお願いしたいと書き添えた。
それからまもなく王妃様からのお返事が届き、先日の件は陛下も了承しているとのことだった。そしてそれとは別に頼みたいことがあるので、都合の良い最短の日に王宮に出向いて欲しいと書かれていた。
それを読み終えたわたくしは早い方が良いと思い、早速王宮へと向かい王妃様への謁見を願い出た。すると何故か其処には王弟殿下がいらしていた。
「思ったより早かったな」
わたくしは心の中で『近々とはこのことかしら?』と思いながら尋ねた。
「王妃様のご用件とは何でしょうか?」
「今から案内するが、君には私と一緒に隣国の王妃様の祖国へと行ってもらいたい」
わたくしは驚きを隠しもせずに更に尋ねた。
「何故わたくしが?」
「君は彼方の国の言葉が分かるからな」
わたくしは心の中で『あの日の舞踏会で思わず口を開いた時』を思い出し、後悔していた。そして殿下はそんなわたくしに告げた。
「今回の仕事は陛下より私が頼まれたので君に同行する」
その後、わたくしは王妃様から正式に今回の通訳の仕事を依頼されたが、勿論、断るという選択肢は与えられるはずもない。思わず『あー往復何日かかるのかしら? 飛行機のまだ存在しない此方の世界では、やはり船旅ということになるのよね』と溜息が出てしまった。
そして『わたくし船酔いするから船は苦手なのよね』と呟いていた。
24
あなたにおすすめの小説
【完結】モブ令嬢のわたしが、なぜか公爵閣下に目をつけられています
きゅちゃん
ファンタジー
男爵家の三女エリーゼは、前世の記憶を持つ元社畜OL。社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたところを、王国随一の権力者・ヴァルナ公爵カイルにスカウトされる。魔法省の研究員として採用されたエリーゼは、三年間誰も気づかなかった計算の誤りを着任三日で発見。着々と存在感を示していく。一方、公爵の婚約候補と噂されるクロード侯爵令嬢セラフィーヌは、エリーゼを目障りに思い妨害を仕掛けてくるが...
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
追放令嬢、辺境王国で無双して王宮を揺るがす
遊鷹太
ファンタジー
王国随一の名門ハーランド公爵家の令嬢エリシアは、第一王子の婚約者でありながら、王宮の陰謀により突然追放される。濡れ衣を着せられ、全てを奪われた彼女は極寒の辺境国家ノルディアへと流される。しかしエリシアには秘密があった――前世の記憶と現代日本の経営知識を持つ転生者だったのだ。荒廃した辺境で、彼女は持ち前の戦略眼と人心掌握術で奇跡の復興を成し遂げる。やがて彼女の手腕は王国全土を震撼させ、自らを追放した者たちに復讐の刃を向ける。だが辺境王ルシアンとの運命的な出会いが、彼女の心に新たな感情を芽生えさせていく。これは、理不尽に奪われた女性が、知略と情熱で世界を変える物語――。
トレンダム辺境伯の結婚 妻は俺の妻じゃないようです。
白雪なこ
ファンタジー
両親の怪我により爵位を継ぎ、トレンダム辺境伯となったジークス。辺境地の男は女性に人気がないが、ルマルド侯爵家の次女シルビナは喜んで嫁入りしてくれた。だが、初夜の晩、シルビナは告げる。「生憎と、月のものが来てしまいました」と。環境に慣れ、辺境伯夫人の仕事を覚えるまで、初夜は延期らしい。だが、頑張っているのは別のことだった……。
*外部サイトにも掲載しています。
貧乏で凡人な転生令嬢ですが、王宮で成り上がってみせます!
小針ゆき子
ファンタジー
フィオレンツァは前世で日本人だった記憶を持つ伯爵令嬢。しかしこれといった知識もチートもなく、名ばかり伯爵家で貧乏な実家の行く末を案じる毎日。そんな時、国王の三人の王子のうち第一王子と第二王子の妃を決めるために選ばれた貴族令嬢が王宮に半年間の教育を受ける話を聞く。最初は自分には関係のない話だと思うが、その教育係の女性が遠縁で、しかも後継者を探していると知る。
これは高給の職を得るチャンス!フィオレンツァは領地を離れ、王宮付き教育係の後継者候補として王宮に行くことになる。
真面目で機転の利くフィオレンツァは妃候補の令嬢たちからも一目置かれる存在になり、王宮付き教師としての道を順調に歩んでいくかと思われたが…。
無能令嬢、『雑役係』として辺境送りされたけど、世界樹の加護を受けて規格外に成長する
タマ マコト
ファンタジー
名門エルフォルト家の長女クレアは、生まれつきの“虚弱体質”と誤解され、家族から無能扱いされ続けてきた。
社交界デビュー目前、突然「役立たず」と決めつけられ、王都で雑役係として働く名目で辺境へ追放される。
孤独と諦めを抱えたまま向かった辺境の村フィルナで、クレアは自分の体調がなぜか安定し、壊れた道具や荒れた土地が彼女の手に触れるだけで少しずつ息を吹き返す“奇妙な変化”に気づく。
そしてある夜、瘴気に満ちた森の奥から呼び寄せられるように、一人で足を踏み入れた彼女は、朽ちた“世界樹の分枝”と出会い、自分が世界樹の血を引く“末裔”であることを知る——。
追放されたはずの少女が、世界を動かす存在へ覚醒する始まりの物語。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる