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ヤクザ警察24時④
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アレクサンダーの催眠を解き、一度研究室を出て私も授業に戻ろうとするが、そのままアレクサンダー先生が行方を暗まさないとも限らないため、私は姿を隠してアレクサンダーを尾行することにした。
アレクサンダーの悪行の証拠を掴むためである。
が、アレクサンダーは今のところ、真面目に授業をしようとしているようだ。
即興の術式であるため、所々不備があるだろうが、それでも出来が良く、私の体は殆どが透明化をしている。傍から見ればうっすらと目玉が浮かんでいるように見えるだろうが、教室の後ろで机の物陰でじっとしていれば、体の小ささも合間って、気づかれてはいないようだ。
授業が終わり、私が姿を現すと、アレクサンダーは肩を跳ねさせた。
「いたのか……!」
「ええ最初から」
「授業はどうした!?」
「まあ、どうにかなるでしょう。それよりも問題はあなたです。先ほどまでの授業の記憶は残っていますか?」
「いや、まったく覚えていない……」
「家の鍵は閉めたとか、片づけをしたとか、どうやってこの学校に来ているのかは覚えているはずなのに?」
「確かにそう言われると、記憶があるところと無いところがある。正直、どうやってここへ来たのかさえ分からなくなる時がある。それでも、学校に来れているのだから気にしたこともなかったが」
「あなたは危険な状態にあります。くれぐれも不用意な外出はしないようにしてください」
「なぜだ?」
「また、誰かの人生を奪うかもしれないからですよ。いつでも私はあなたのことを見ていますからね。悪いことはなさらないように」
そう言って私が消えると、アレクサンダーは苦虫を噛み潰したような顔をした。
「……、まだいるんだろ? 何か手立てはないのか?」
「あるにはありますが、あなたの協力が不可欠です」
「百歩譲って全ての話が本当だとしよう! それならなぜ、私にそこまでするのだ!?」
「私の動機は正義感などで着飾るようなものではありません。ただ単純に、救いのないこの世界が嫌いなのと、あなたを止めないと他の犠牲者が出た時に、悲しくて眠れないというだけのことですよ。私は常にあなたのことを監視しています。決して悪いことだけはしないでください」
「じゃあ直してくれ!」
私はそう言ってアレクサンダーの言葉を無視して研究室へと向かった。
こうして言っておけば、アレクサンダーも少しは大人しくなってくれるはずだ。そもそも、こうして姿を表したのも、アレクサンダーに忠告をするのと同時に、行方不明者を探すまでの時間稼ぎに過ぎない。
そう簡単に二重人格を戻すことはできないのだ。
アレクサンダーが私の目を気にしているあいだに、私は研究室に行き、鍵のかかった研究室の扉を重力場で吹き飛ばした。
本棚を調べ、ちょうど本と本の間にスイッチのようなものを見つけ、押してみると、鍵が外れたように、本棚が、自由に一回転した。
本棚の裏に、地下へと続く階段を見つけたが、この作りようからして、二階から一気に階段が地下に続いている。
となると、学校側もこうした事態を知った上でアレクサンダーに研究室を与えていたようだ。でなければ、わざわざ間取りをぶち抜いて長い階段を作るなど、あり得はしないだろう。
地下に降りると、重い金属の扉を見つけた。二重の鉄の扉を開けると、室内を埋め尽くすほどの鳥かごが目に入ってきた。
すると、次の瞬間、つんざくような鋭い音がして、耐えかねた私は耳を塞いだ。
中にいるのは鳥のようだが、よく見れば召喚獣のようだ。翼に数字が記してある。
しかし、この部屋、随分と埃っぽい。殆ど掃除もされていないようだ。
音の大きさにもなれたころ、ハンカチを口に当て、魔法陣を探し始める。
あったこれか。
床に広げてある巨大な魔方陣の術式を解読し、解除を試みる。すると、魔力さえ逆流させれば変身した生き物の姿を元に戻すことも可能だろうということが分かった。
しかし、妙なことに、アレクサンダーは戻すことは不可能と言った。何か理由があるのだろう。
研究資料に目を通し、頭の中に入れていく。
このくらいの速読と暗記なら慣れているため、10分ほどで終わるだろう。
私の身長分はあろうかという山積みにされた資料を二束読み終え、再度術式の解読を試みる。
どうやらこの魔法陣は2重構造と3つの魔法陣を連動させて動かしているようだ。
このくらいならすぐに反転させることができる。
そう思って油断していると、扉の方から何かが投げ込まれた。
そして、扉の鍵がガチャリと掛けられた音がした。
私は苛立ちのあまりに舌打ちをした。
「クソッ! 同情した私が馬鹿だった! お前は根っからの悪人だ!」
返事はない。こちらからのの声は届かないのだろう。
投げ込まれたであろう缶の中から煙のような物が吹き上がる。少し口に入ってしまったが、強烈な眠気を感じ始めた。
頭が……、酒を飲みすぎた時のように痛くて呼吸もしづらい。
眠りというよりは気絶だが、このまま意識を失ってしまえば、私まで召喚獣にさせられてしまうかもしれない。
何か手立てはないだろうか? 必死に目を向けていると、先ほどの魔方陣を見つけた。
テーブルに置いてあるチョークを手に取り、魔法陣を戦闘用に書き換えていく。
意思の疎通が可能で、私が気絶した後も守ってもらえるような強力な召喚獣が生み出せるように魔力の必要量も上げていく。
魔力を注ぎ込んでいる間も眠りに落ちていきそうになるが、指の骨を床に押し当てて、無理やり反対側に曲げて骨折させ、痛みで意識を保ちながらついに完成させる。
現れた召喚獣は、またしても人間の姿だった。
武者の鎧を着て、顔は鬼のような面で隠してある。手には日本刀を携えていた。
この場で武者というのも、あまりにも違和感のある光景だ。首元の数字は2、ランクに期待はできないか……。
けれども、私の助けてくれという言葉に返事をして、武者は鉄の扉の前まで行くと、一瞬にして斬り倒したのだ。刀身すらも見えないほどの神速に、私は辛うじて意識を持っていく。
武者は私を担ぎ上げると、ガチャガチャと音を立てながら階段を上がっていく。
「強いな……」
「それほどでもありませんよ」
「悪いが少し眠る。どこか人目の付かない場所へ運んで私を守っておいてくれ」
「御意」
アレクサンダーの悪行の証拠を掴むためである。
が、アレクサンダーは今のところ、真面目に授業をしようとしているようだ。
即興の術式であるため、所々不備があるだろうが、それでも出来が良く、私の体は殆どが透明化をしている。傍から見ればうっすらと目玉が浮かんでいるように見えるだろうが、教室の後ろで机の物陰でじっとしていれば、体の小ささも合間って、気づかれてはいないようだ。
授業が終わり、私が姿を現すと、アレクサンダーは肩を跳ねさせた。
「いたのか……!」
「ええ最初から」
「授業はどうした!?」
「まあ、どうにかなるでしょう。それよりも問題はあなたです。先ほどまでの授業の記憶は残っていますか?」
「いや、まったく覚えていない……」
「家の鍵は閉めたとか、片づけをしたとか、どうやってこの学校に来ているのかは覚えているはずなのに?」
「確かにそう言われると、記憶があるところと無いところがある。正直、どうやってここへ来たのかさえ分からなくなる時がある。それでも、学校に来れているのだから気にしたこともなかったが」
「あなたは危険な状態にあります。くれぐれも不用意な外出はしないようにしてください」
「なぜだ?」
「また、誰かの人生を奪うかもしれないからですよ。いつでも私はあなたのことを見ていますからね。悪いことはなさらないように」
そう言って私が消えると、アレクサンダーは苦虫を噛み潰したような顔をした。
「……、まだいるんだろ? 何か手立てはないのか?」
「あるにはありますが、あなたの協力が不可欠です」
「百歩譲って全ての話が本当だとしよう! それならなぜ、私にそこまでするのだ!?」
「私の動機は正義感などで着飾るようなものではありません。ただ単純に、救いのないこの世界が嫌いなのと、あなたを止めないと他の犠牲者が出た時に、悲しくて眠れないというだけのことですよ。私は常にあなたのことを監視しています。決して悪いことだけはしないでください」
「じゃあ直してくれ!」
私はそう言ってアレクサンダーの言葉を無視して研究室へと向かった。
こうして言っておけば、アレクサンダーも少しは大人しくなってくれるはずだ。そもそも、こうして姿を表したのも、アレクサンダーに忠告をするのと同時に、行方不明者を探すまでの時間稼ぎに過ぎない。
そう簡単に二重人格を戻すことはできないのだ。
アレクサンダーが私の目を気にしているあいだに、私は研究室に行き、鍵のかかった研究室の扉を重力場で吹き飛ばした。
本棚を調べ、ちょうど本と本の間にスイッチのようなものを見つけ、押してみると、鍵が外れたように、本棚が、自由に一回転した。
本棚の裏に、地下へと続く階段を見つけたが、この作りようからして、二階から一気に階段が地下に続いている。
となると、学校側もこうした事態を知った上でアレクサンダーに研究室を与えていたようだ。でなければ、わざわざ間取りをぶち抜いて長い階段を作るなど、あり得はしないだろう。
地下に降りると、重い金属の扉を見つけた。二重の鉄の扉を開けると、室内を埋め尽くすほどの鳥かごが目に入ってきた。
すると、次の瞬間、つんざくような鋭い音がして、耐えかねた私は耳を塞いだ。
中にいるのは鳥のようだが、よく見れば召喚獣のようだ。翼に数字が記してある。
しかし、この部屋、随分と埃っぽい。殆ど掃除もされていないようだ。
音の大きさにもなれたころ、ハンカチを口に当て、魔法陣を探し始める。
あったこれか。
床に広げてある巨大な魔方陣の術式を解読し、解除を試みる。すると、魔力さえ逆流させれば変身した生き物の姿を元に戻すことも可能だろうということが分かった。
しかし、妙なことに、アレクサンダーは戻すことは不可能と言った。何か理由があるのだろう。
研究資料に目を通し、頭の中に入れていく。
このくらいの速読と暗記なら慣れているため、10分ほどで終わるだろう。
私の身長分はあろうかという山積みにされた資料を二束読み終え、再度術式の解読を試みる。
どうやらこの魔法陣は2重構造と3つの魔法陣を連動させて動かしているようだ。
このくらいならすぐに反転させることができる。
そう思って油断していると、扉の方から何かが投げ込まれた。
そして、扉の鍵がガチャリと掛けられた音がした。
私は苛立ちのあまりに舌打ちをした。
「クソッ! 同情した私が馬鹿だった! お前は根っからの悪人だ!」
返事はない。こちらからのの声は届かないのだろう。
投げ込まれたであろう缶の中から煙のような物が吹き上がる。少し口に入ってしまったが、強烈な眠気を感じ始めた。
頭が……、酒を飲みすぎた時のように痛くて呼吸もしづらい。
眠りというよりは気絶だが、このまま意識を失ってしまえば、私まで召喚獣にさせられてしまうかもしれない。
何か手立てはないだろうか? 必死に目を向けていると、先ほどの魔方陣を見つけた。
テーブルに置いてあるチョークを手に取り、魔法陣を戦闘用に書き換えていく。
意思の疎通が可能で、私が気絶した後も守ってもらえるような強力な召喚獣が生み出せるように魔力の必要量も上げていく。
魔力を注ぎ込んでいる間も眠りに落ちていきそうになるが、指の骨を床に押し当てて、無理やり反対側に曲げて骨折させ、痛みで意識を保ちながらついに完成させる。
現れた召喚獣は、またしても人間の姿だった。
武者の鎧を着て、顔は鬼のような面で隠してある。手には日本刀を携えていた。
この場で武者というのも、あまりにも違和感のある光景だ。首元の数字は2、ランクに期待はできないか……。
けれども、私の助けてくれという言葉に返事をして、武者は鉄の扉の前まで行くと、一瞬にして斬り倒したのだ。刀身すらも見えないほどの神速に、私は辛うじて意識を持っていく。
武者は私を担ぎ上げると、ガチャガチャと音を立てながら階段を上がっていく。
「強いな……」
「それほどでもありませんよ」
「悪いが少し眠る。どこか人目の付かない場所へ運んで私を守っておいてくれ」
「御意」
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