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ヤクザ警察24時⑧
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パーティーから抜け出した次の朝。アデ先生の研究室を集合場所として、私は手下たちを集める。
エイジャックスは怠そうな態度をあからさまに出して顔をして研究室に入ってきた。
「で? どうする気なんだ?」
「そんなに深刻そうな顔をするな。その前に妊婦のことだ。ちゃんと送り届けたか?」
「言われなくてもちゃんと家まで送り届けたさ」
「よろしい。気配りも仕事もできるようだな。ますます気に入った。約束のご褒美だ。何が欲しい?」
私は脚を組み換えてみたり、胸を強調して挑発してみせるが、エイジャックスは面倒くさそうに一言。
「それなら俺を解放してくれ」
「ダメだ。物にしろ」
「約束と違うじゃないか」
エイジャックスが、やはりといった顔で落胆した様子を見せた。
「残念ながら私はお前を幸せにしてやりたいんでな。人生を捨てさせるようなことはさせない」
「なら、金をくれ。大金だ」
「具体的にいくらだ?」
「……。金のインゴット」
「欲張りだなお前は。しかし、そこまでとなるとすぐには出せない。先に金3枚をくれてやろう」
私が財布から金貨三枚を出してテーブルに置くと、エイジャックスは、まさかと言った様子で金貨から退く。
「無理難題を言ったつもりなんだがな。そんな小さいなりで、よくそんな金があるな」
「私の奴隷たちが稼いでくれるからな。心配するな」
「お前、いつかろくな死に方をしないぞ」
「まじめに生きたところで、ろくな死に方などするものか」
私がそう言うと、エイジャックスが呆れたようにため息をついた。
「妊婦は大丈夫なのか? またさらわれたりしないか? 見張りが必要だろ。俺がしとこうか?」
「見張りは出している。潜入したときに偶然、召喚獣を手に入れてな。そいつを使う」
「分かった。で、どうやって証拠を掴むかだ。警察の長官が関係しているのが本当なら警察は使い物にならない」
「証拠など出さなくとも直接民衆に見せれば良い。奴らの逃走経路を潰し、招待客リストを民衆に見せる。場合によっては招待客リストは偽造する。警察が関与していたとなれば、民衆は蜂起を起こし、シビリアンコントロールは完全に不可能となる」
「だが、民衆に武力なんてないだろ? どうやって蜂起させる?」
「おいおい。私がそんなに弱く見えるのか?」
「いや、1人で戦うつもりか? 警察の数の前じゃ無力だろ」
「そのための計画だ。奴らを一網打尽にするために、既に召喚の魔法陣を100束作ってある。これを各場所に配置し、乱闘を起こす。そうなれば奴らもまともに組織だって戦うことはできない」
「その召喚を行うための魔力は誰が用意するんだ? いくら100束なんて、そんな大量の魔力、用意できないぞ」
「私が用意しておく。コンデンサー部分に貯めておけば、一回きりだが使える」
「……。分かった。俺は具体的にどうすればいい?」
「意外と素直だな。何か心境の変化でもあったのか?」
「今はそんなこと関係ないだろ」
エイジャックスがまた怠そうに言う。
私の中身は男なのだが、体が女のせいか、本当にエイジャックスを気に入っている。
こうした、面倒くさそうな態度を出させると、私もつい話を深く聞きたくなる。
「いや、話せ。それが原因で計画が破綻することもありうる」
「ただ、俺は生きていたくないんだ。もう、考えるのが面倒なんだ。必死に頑張っても、望んだ結果は得られないんだ。人生なんてもうどうでもいい」
「何を望んでいたんだ?」
「言いたくない」
「言え」
「無理だ」
「また、召喚獣に戻して飼い殺すぞ?」
私の嘘の脅迫を受けると、エイジャックスはまるで、私のことをゴミでも見ているかのように睨み付けてきた。
「俺はチヤホヤされたかったんだよ……。魔力量だって少ないから誰にも認められないし……。男に生まれた以上、誰かの上に立ちたかった。なのにできない。それだけのことさ。これで満足か?」
「悔しいなら頑張ったのか? 具体的に言ってみろ」
「魔術の使い方なら全部覚えたさ。それなのに魔力が少ないから使うこともできない。お前は、それでも頑張っていないとでも言うつもりか?」
「魔力量を増やせば良いだろ?」
「そんなのやってみたさ。だけどできない……」
苦そうな顔をするエイジャックスを無視して、私はエイジャックスの丹田を押す。
男性器にちかいせいか、エイジャックスが恥ずかしがるような嫌な顔をするような、そんな変な顔をする。
「ここを意識して魔力を圧縮してみろ」
言われた通りにしているのかは分からないが、エイジャックスが怪訝そうな顔つきをする。
「やってるか?」
「やってる」
「じゃあ、この土を食ってみろ」
そう言って、私がいつも食べている。煮沸して乾燥させた土を食べさせる。
けれども、エイジャックスは私の手を押し退けて本気で嫌がる。
「そんなもの食べるか!」
「いいから食え!」
無理に口に押し込むと、エイジャックスは咳き込んですぐさま吐き出した。
しかし、自分の中に違和感が起きたのか、外に向かって、魔法を何発も連射し始めた。
「変わってる……」
その言葉に私が得意気な顔をすると、エイジャックスの私を見る目が明らかに変わった。
「物分かりが良くてよろしい。話を戻そう。計画はこうだ。まず、九時になったら民衆を叩き起こす。民衆を夜会の場所まで連れて現場を目撃させる。そこで見張りからリストを奪い、その参加者に警察がいることを告げる。民衆を中まで入れ、目の前で主催者の仮面を剥ぎ、正体を暴く」
「そんな大勢でけしかけてリストは燃やされたりしないか?」
「そこらへんは問題ない。何か起きたときのために、偽造したものも作っておいてある。名前は適当だが、惨状を目の当たりすれば信じこむ」
「そんな簡単にうまくいくか?」
「いかせるんだよ。そのための事前準備だ。人というものは周りに流されやすい。特に大人というものはな」
私の働いていたブラック企業とか特にそうだったからな。
「人手はどうする? 足りてるのか?」
「私の手駒は沢山いる。あいつらを金で釣ってやったらすぐに食いついた。問題はない」
「分かった。嫌と言っても俺を使うつもりなんだろ? 俺は何をすればいい?」
「お前は9時になったら民衆を引き連れてくれ。できるか?」
「分からない。具体的なイメージが想像つかない」
「なに。やってみれば案外できるものさ。民衆とは所詮、烏合の衆でもある。騒ぎを起こせばやじ馬が駆け付けるものだ。やじ馬はやじ馬を呼び、大きな行列となる。私の手駒たちも含めて使い、大変なことが起きたと騒ぎ立てれば良い。集まったらそいつらを連れてきてくれ。そいつらに現場を目撃させればいい」
「分かった」
「さらに重要なことは、反撃を受けた場合、民衆を守ることだ。分かったな?」
「俺から質問はもうない。特になにかあるか?」
「中には逃げ出すものもいるだろう。だから、じっくり調査ができるまで奴らが出てこないようにする必要がある。私は見張りを倒すことにも忙しいし、主催者を追い詰めることにも忙しい。だから、君だけが頼りなんだ」
「俺にそんな責任を押し付けないでくれ。苦手なんだそういうのは」
エイジャックスの心が途端に私から離れていくのが感じられる。
さっきまでの乗り気な調子が途端に沈む。
「私の故郷にはとある言葉があってだな。させてみて、褒めてやらねば人は育たたないというのだ。君が成功しようと失敗しようと君の成長につながるのであれば、無駄ではないと思っている。君は招待客が外に出ないように入り口で見張っといてくれればいい」
「分かった……。だが、あんまり期待しないでくれ。俺は失敗しやすい質なんだ」
「ならまずは自分の命を最優先にしろ? 分かったな?」
「分かった」
来週の日曜日まではまだ余裕がある。悪魔崇拝となれば、このファンタジーな世界では敵に悪魔が出てくる可能性もある。対策として、さらに高位の召喚獣を手に入れるためにも魔力の貯蓄もしておかねばならない。ならば、まず先に副校長を制御下に置くとしようか。
――ーーーーー
「ねえ、私たちとイ・イ・コ・トしたくない?」
「じれったい! さっさとヤらせろ!」
「だーめ。あの子を警察の上の方に入れてくれなきゃだーめ」
「ぐぬぬぬ……。仕方ない……」
我ながら本当に男というものは女に弱い。私自身も分かるのだが、性欲が溜まった状態で性行為を餌にされると抗うことも難しい。特にマーラの煩悩に働きかける能力と合わさって美人に迫られたら、私だって正気を保てるか分からない。
副校長はこのまま縛り上げておくことにして、アデ先生にはこれまでの成果を報告し、一通りの準備を終えるとしよう。
後は魔力の鍛錬に励み、毎日のように大量の土を食べていく。召喚の魔法陣のスクロールをさらに大量に複製していき、潜入の準備も進めていく。
今回の相手にどのような反撃を食らうかも分からないから準備は念入りにしておこう。
綿密な地図を書き起こし、逃走経路と、魔方陣の設置場所を補完していく。
一つは大規模で緻密な魔法陣を作り、規格外の魔力を貯め込めるように術式を限界まで組み上げていく。
触媒にはあの武者を使おう。魔力が蓄積した召喚獣を使えば、さらに強力な召喚獣を生み出すこともできるはずだ。
この工程を繰り返していけば、いずれはランク10の日神級の召喚獣さえも呼び出せるかもしれないな。
が、今は大きすぎる力は私にとっても危険だ。
強大な力は思わぬ被害を生む。それは誰も望まぬことだ。
エイジャックスは怠そうな態度をあからさまに出して顔をして研究室に入ってきた。
「で? どうする気なんだ?」
「そんなに深刻そうな顔をするな。その前に妊婦のことだ。ちゃんと送り届けたか?」
「言われなくてもちゃんと家まで送り届けたさ」
「よろしい。気配りも仕事もできるようだな。ますます気に入った。約束のご褒美だ。何が欲しい?」
私は脚を組み換えてみたり、胸を強調して挑発してみせるが、エイジャックスは面倒くさそうに一言。
「それなら俺を解放してくれ」
「ダメだ。物にしろ」
「約束と違うじゃないか」
エイジャックスが、やはりといった顔で落胆した様子を見せた。
「残念ながら私はお前を幸せにしてやりたいんでな。人生を捨てさせるようなことはさせない」
「なら、金をくれ。大金だ」
「具体的にいくらだ?」
「……。金のインゴット」
「欲張りだなお前は。しかし、そこまでとなるとすぐには出せない。先に金3枚をくれてやろう」
私が財布から金貨三枚を出してテーブルに置くと、エイジャックスは、まさかと言った様子で金貨から退く。
「無理難題を言ったつもりなんだがな。そんな小さいなりで、よくそんな金があるな」
「私の奴隷たちが稼いでくれるからな。心配するな」
「お前、いつかろくな死に方をしないぞ」
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私がそう言うと、エイジャックスが呆れたようにため息をついた。
「妊婦は大丈夫なのか? またさらわれたりしないか? 見張りが必要だろ。俺がしとこうか?」
「見張りは出している。潜入したときに偶然、召喚獣を手に入れてな。そいつを使う」
「分かった。で、どうやって証拠を掴むかだ。警察の長官が関係しているのが本当なら警察は使い物にならない」
「証拠など出さなくとも直接民衆に見せれば良い。奴らの逃走経路を潰し、招待客リストを民衆に見せる。場合によっては招待客リストは偽造する。警察が関与していたとなれば、民衆は蜂起を起こし、シビリアンコントロールは完全に不可能となる」
「だが、民衆に武力なんてないだろ? どうやって蜂起させる?」
「おいおい。私がそんなに弱く見えるのか?」
「いや、1人で戦うつもりか? 警察の数の前じゃ無力だろ」
「そのための計画だ。奴らを一網打尽にするために、既に召喚の魔法陣を100束作ってある。これを各場所に配置し、乱闘を起こす。そうなれば奴らもまともに組織だって戦うことはできない」
「その召喚を行うための魔力は誰が用意するんだ? いくら100束なんて、そんな大量の魔力、用意できないぞ」
「私が用意しておく。コンデンサー部分に貯めておけば、一回きりだが使える」
「……。分かった。俺は具体的にどうすればいい?」
「意外と素直だな。何か心境の変化でもあったのか?」
「今はそんなこと関係ないだろ」
エイジャックスがまた怠そうに言う。
私の中身は男なのだが、体が女のせいか、本当にエイジャックスを気に入っている。
こうした、面倒くさそうな態度を出させると、私もつい話を深く聞きたくなる。
「いや、話せ。それが原因で計画が破綻することもありうる」
「ただ、俺は生きていたくないんだ。もう、考えるのが面倒なんだ。必死に頑張っても、望んだ結果は得られないんだ。人生なんてもうどうでもいい」
「何を望んでいたんだ?」
「言いたくない」
「言え」
「無理だ」
「また、召喚獣に戻して飼い殺すぞ?」
私の嘘の脅迫を受けると、エイジャックスはまるで、私のことをゴミでも見ているかのように睨み付けてきた。
「俺はチヤホヤされたかったんだよ……。魔力量だって少ないから誰にも認められないし……。男に生まれた以上、誰かの上に立ちたかった。なのにできない。それだけのことさ。これで満足か?」
「悔しいなら頑張ったのか? 具体的に言ってみろ」
「魔術の使い方なら全部覚えたさ。それなのに魔力が少ないから使うこともできない。お前は、それでも頑張っていないとでも言うつもりか?」
「魔力量を増やせば良いだろ?」
「そんなのやってみたさ。だけどできない……」
苦そうな顔をするエイジャックスを無視して、私はエイジャックスの丹田を押す。
男性器にちかいせいか、エイジャックスが恥ずかしがるような嫌な顔をするような、そんな変な顔をする。
「ここを意識して魔力を圧縮してみろ」
言われた通りにしているのかは分からないが、エイジャックスが怪訝そうな顔つきをする。
「やってるか?」
「やってる」
「じゃあ、この土を食ってみろ」
そう言って、私がいつも食べている。煮沸して乾燥させた土を食べさせる。
けれども、エイジャックスは私の手を押し退けて本気で嫌がる。
「そんなもの食べるか!」
「いいから食え!」
無理に口に押し込むと、エイジャックスは咳き込んですぐさま吐き出した。
しかし、自分の中に違和感が起きたのか、外に向かって、魔法を何発も連射し始めた。
「変わってる……」
その言葉に私が得意気な顔をすると、エイジャックスの私を見る目が明らかに変わった。
「物分かりが良くてよろしい。話を戻そう。計画はこうだ。まず、九時になったら民衆を叩き起こす。民衆を夜会の場所まで連れて現場を目撃させる。そこで見張りからリストを奪い、その参加者に警察がいることを告げる。民衆を中まで入れ、目の前で主催者の仮面を剥ぎ、正体を暴く」
「そんな大勢でけしかけてリストは燃やされたりしないか?」
「そこらへんは問題ない。何か起きたときのために、偽造したものも作っておいてある。名前は適当だが、惨状を目の当たりすれば信じこむ」
「そんな簡単にうまくいくか?」
「いかせるんだよ。そのための事前準備だ。人というものは周りに流されやすい。特に大人というものはな」
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「私の手駒は沢山いる。あいつらを金で釣ってやったらすぐに食いついた。問題はない」
「分かった。嫌と言っても俺を使うつもりなんだろ? 俺は何をすればいい?」
「お前は9時になったら民衆を引き連れてくれ。できるか?」
「分からない。具体的なイメージが想像つかない」
「なに。やってみれば案外できるものさ。民衆とは所詮、烏合の衆でもある。騒ぎを起こせばやじ馬が駆け付けるものだ。やじ馬はやじ馬を呼び、大きな行列となる。私の手駒たちも含めて使い、大変なことが起きたと騒ぎ立てれば良い。集まったらそいつらを連れてきてくれ。そいつらに現場を目撃させればいい」
「分かった」
「さらに重要なことは、反撃を受けた場合、民衆を守ることだ。分かったな?」
「俺から質問はもうない。特になにかあるか?」
「中には逃げ出すものもいるだろう。だから、じっくり調査ができるまで奴らが出てこないようにする必要がある。私は見張りを倒すことにも忙しいし、主催者を追い詰めることにも忙しい。だから、君だけが頼りなんだ」
「俺にそんな責任を押し付けないでくれ。苦手なんだそういうのは」
エイジャックスの心が途端に私から離れていくのが感じられる。
さっきまでの乗り気な調子が途端に沈む。
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「分かった……。だが、あんまり期待しないでくれ。俺は失敗しやすい質なんだ」
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副校長はこのまま縛り上げておくことにして、アデ先生にはこれまでの成果を報告し、一通りの準備を終えるとしよう。
後は魔力の鍛錬に励み、毎日のように大量の土を食べていく。召喚の魔法陣のスクロールをさらに大量に複製していき、潜入の準備も進めていく。
今回の相手にどのような反撃を食らうかも分からないから準備は念入りにしておこう。
綿密な地図を書き起こし、逃走経路と、魔方陣の設置場所を補完していく。
一つは大規模で緻密な魔法陣を作り、規格外の魔力を貯め込めるように術式を限界まで組み上げていく。
触媒にはあの武者を使おう。魔力が蓄積した召喚獣を使えば、さらに強力な召喚獣を生み出すこともできるはずだ。
この工程を繰り返していけば、いずれはランク10の日神級の召喚獣さえも呼び出せるかもしれないな。
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