可愛かった弟は私への恋心を拗らせてインキュバスになってしまいました〜弟の甘い責めで快楽堕ち

べーこ

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「いやっ! 何これっ!!」

 俺は尻尾を伸ばしてベッドごとすずを巻きつけて拘束する。先程みたいに抵抗されたら困るからきつめに巻きつける。
 悪魔になった俺の尻尾は伸縮自在で俺の意思でどのようにでも動かす事ができる。
 尻尾も僅かながら感覚があり、尻尾を通してすずの身体の柔らかい感触を楽しむ。

 俺は尻尾ですずを拘束したまま近寄り、パジャマの上着のボタンを外していく。そして剥き出しになった白い乳房に顔を寄せてぺろぺろと舐め上げる。インキュバスの唾液は催淫効果と感度を高める効果があり、快楽を貪れるようにする。さらに皮膚から吸収し即効性である。

 その証拠に少し胸を舐めただけですずの身体は火照りでし、発情の甘い香りを放ち始めた。
 俺はすずの胸に俺のものだとマーキングするように思い切り噛み付いた。そして流れる血液を啜り始める。
 すずの血は甘くて蕩けるようだった。今までの何よりも甘美でずっと吸っていたくなるほど魅力的だった。血を舐めているだけで俺の男根は硬くなり始めていた。
 すずの甘い血を啜りながら俺の唾液で傷口を舐めていく。
 すずは身体をビクビクと痙攣させている。だけどこれは快楽によるものだろう。実の弟に血を吸われながら気持ちよくなってしまう姉なんて世界でもすず1人だろう。

「すずの血甘くて美味しい♡俺吸血鬼じゃないけどすずの血ならいくらでも飲める♡♡」

 俺は血を吸うのを中断して顔を上げる。そしてすずに見せつけるように血のついた唇を舐める。
 そんな俺のすずはぼうっとした様子で眺めていた。
 すずの白い胸は俺の噛み跡で痛々しい。いまだに血が流れている。俺は再びすずの噛み跡に口づけ血を吸う。そして舌で傷口を愛撫していく。悪魔の唾液によって傷はみるみるうちに塞がっていき、キスマークのような赤いアザになった。これはすずが俺のものだというアピールだ。

「マーキング♡♡俺、もっとすずが欲しい」

 俺は拘束していた尻尾から蜂蜜状の液体を分泌する。この液体は洋服だけを溶かし、身体には一切傷つけないという優れものだ。蜂蜜色の液体はすずのパジャマと下着をドロドロに溶かしていく。
 俺がパジャマを溶かすという手法に走ったのは単なる嫉妬だ。このパジャマは実家にいた時は着ていなかったのでおそらく進学後に買ったものだろう。俺の知らないすずなんて許せない。

「何これっ⁉︎ やめて!」
「だってこれからする事にパジャマは邪魔でしょ? すずが素直ないい子になった時は着衣プレイもしたいけどね♡♡」

 あっという間にすずは生まれたままの姿を曝け出す。既に俺によって高められた身体はあまりにも淫らだ。
 白い肌は淡い桃色に火照り、胸の突起は赤く勃起して存在を主張している。秘部からは既に甘い香りを放つ愛液をとろとろとこぼしていて太ももを伝っている。

「いやああ! 何これ! どうなってるの?」
「すずの裸とっても綺麗♡パジャマは今度一緒に買いに行こうね♡♡すずに似合うやつ選んであげる♡♡」

 俺に裸を見られているすずは顔を真っ赤にしている。本当は手で色々隠したいのだろう。でも俺に尻尾で拘束されているすずは手も使うことができず、発情した身体を曝け出すしかない。

「あれ? 弟相手にすっかり発情しちゃってるね。可愛い乳首は勃起しているし、おまんこは真っ赤に充血して美味しそうな愛液が溢れてる♡♡」

 俺はすずに今の状況を理解させるために生々しくすずのできあがった姿を実況する。そしてすずを拘束したまま尻尾の先端をすずの秘部へと伸ばし淫蜜を塗りつける。そしてすずの可愛い入口を尻尾で愛撫する。
 尻尾からすずのぷにぷにした性器の感触が伝わってくる。

 俺は早くここに男根を突き立てたいという欲望を我慢しつつ焦らすように尻尾で陰部を責める。
 その度にすずの口から喘ぎ声が上がり身体を縮こませようとする。インキュバスにとって人間の女の感じるポイントは全て丸わかりだ。
 今の俺の前ではすずはまな板の上の鯉でしかないのだ。

 可愛いすずを味わうために俺はすずの足を広げてトロトロの蜜を溢すそこへ顔を近づけて舌を差し込んだ。インキュバスの俺にはすずの甘い愛液の香りと淫魔の媚薬効果がたっぷり含まれたそれが最高のご馳走だった。

 すずの愛液を舌で味わった瞬間、俺の身体に電流が流れるような衝撃が走った。すずの愛液は人生で味わった何よりも最高だった。

「すずの愛液甘くて美味しい♡♡」

 甘い蜜に俺は夢中になって舌を動かす。ぴちゃ、ぺちゃ、じゅるると下品な水音をたててすずの甘露を味わう。

 すずの身体も悦びの涙を秘裂から溢れさせる。すずの身体はインキュバスである俺に気持ちよくして欲しいと訴えていた。

 その期待に応えるように俺は尻尾で乳首をコリコリと引っ掻いて可愛がる。
 そしてさらに激しく舌と口を使ってすずの秘部を責め立てた。淫靡な水音を立てて舐め回し、時には舌を激しく抜き差ししてすずの膣内をピストンで責め立てる。
 するとすずの膣内は舌をきゅうっと締め付ける。まるでもっと奥まで欲しいといやらしくねだってくるようだ。

 興奮した事で更に大きく膨れた肉棒がズキズキとうずく。早くこれを突っ込んでやりたい。だけどまだだ。もっとどろどろにすずの理性を溶かしてから挿入しなくては。

 ナカがビクビクと痙攣し、すずの絶頂が近づいている事がわかった。
 俺はすずのナカから舌を抜いてクリトリスを唇で包み込む。そして思い切り吸い上げた。
 すずが果てるように仕向けていく。
 オーガズムを迎えたすずを俺は両手で脚を押さえ身動きを封じる。
 すずが絶頂を迎えた瞬間に俺の中へ何かが流れ込んでくる。
 それは気持ちよくて何よりも美味しい。

 インキュバスになった俺はすずの絶頂した際のエネルギーを糧にするようになっていた。
 すずは全身を痙攣させて恍惚とした表情を浮かべていた。
 すずはぼうっと惚けており、おもらししたように蜜をダラダラとこぼす。シーツはすずの体液やら何やらで水溜りとなっている。

 だけど俺は責めの手を緩めない。
 すずの尻尾の拘束を解く。
 これからこの尻尾を使ってたっぷりとすずを可愛がるからだ。
 絶頂の余韻で未だに身体をビクビクと痙攣させているすずに俺は追い討ちをかける。すずの赤く腫れ上がった乳首を咥えて舌でコロコロと転がす。

 そして俺は尻尾を変形させる。鏃のような形をしていた尻尾の先端は今は球体に口がついたような形状だ。クリトリスを咥え込むのに最適な大きさだ。
 俺は尻尾をクリオナホ状に変形させ、すずのクリトリスを尻尾で飲み込んだ。
 尻尾のナカは陰核を可愛がるために無数の触手がびっしりと生えている。その触手をすずの秘豆に絡みつかせて責め立てる。

「だめっ! だめぇー!」

 敏感な部分を襲う凄まじい刺激に、すずは狂ったように悲鳴をあげる。

「ダメって言ってるけど尻尾愛撫気持ち良さそうにしてるね。もっともっとしてあげる。乳首もいっぱい吸って大きくしてあげる」

 だけど身体はとっても素直ですずのクリは大きく腫れ上がっていた。そんな可愛いすずの陰核の包皮を俺は尻尾の内部の触手で丁寧に剥いていく。
 さらに乳首や乳首の周辺を俺は舌で蹂躙していく。
 するとすずはさらに身体をビクビクと痙攣させる。そして再び絶頂してしまう。

「すず、前戯でこんなにイッてたら本番どうするの? 弟の手で絶頂するなんてダメなお姉ちゃん♡♡」

 耳元で俺はバカにするような嘲笑を込めて囁く。
 あれだけ姉弟だからと言って俺を拒絶していたのに、その弟の手で快楽を貪る姉への矛盾を皮肉を込めた。
 弟に詰られているのにすずは秘裂からごぽっと音を立てる勢いで愛液を垂らす。
 そしてすずの陰核を尻尾クリオナホから解放する。

「じゃあ次はおまんこ解そうね。すずのアソコは処女だから痛くないようにいっぱい解してトロトロにしてあげるね」

 その言葉を聞いたすずはひっと言いながら身体を動かす。だけど俺は尻尾を再び伸ばしすずの身体に巻きつけてベッドに拘束する。すずは抵抗するけど俺の尻尾はゴムのように伸縮自在なので何の意味がない。すずの足を広げてすずの秘められたソコをじっと見つめる。

「すずのおまんこ、ピンクで可愛い。ヒクヒクって愛液垂らしている」

 絶頂の余韻に浸っているすずのソコに指を1本差し込む。
 しとどに濡れたソコは摩擦がなく俺の指をすんなりと受け入れる。しかし処女であるすずのナカは俺の指を異物と判断しきゅうきゅうと締め付ける。

「初めてだからキツいし硬いね。嬉しいな、すずの初めてが貰えるなんて♡」

 俺はすずの狭いナカをかき分け、ある場所を探す。そしてそのしこりを見つける。お腹の裏側にある胡桃くらいの大きさでザラザラとしたしこりを見つける。ここか。俺はそこを刺激する。
 すると突然電流が走ったかのようにすずの身体は跳ねる。見つけた、すずの弱点を。
 俺はその部分を集中的にコリコリと引っ掻いて攻め立てていく。すずの腰はカクッカクッと揺れる。


「あっ、あああああ、なにこれええええ!」
「すずのGスポットだよ♡♡この調子なら指増やしても大丈夫だね」

 膣壁が痙攣して俺の人差し指を強く強く締め上げる。でもそんなことはおかまいなしに2本目を挿入する。今度は少しきつい感じだったけど無理やり奥まで突き入れ、そのまま抽送を開始した。すずの感じるところを擦り上げつつ、奥の奥にまで押し進めるように抜き挿しを繰り返す。そして2本の指をばらけるように動かす。


「あっ♡んっ♡きもちいぃ」
「気持ちいいでしょう? こんな事サークルの先輩はしてくれないよ。俺の事好きになって。そしたら何でも叶えてあげるし毎日気持ちよくしてあげる」

 俺は指を動かしながら囁く。この行為が姉弟として許されない禁忌であることはわかっていた。だけど止まらない、止められない。もっとすずが欲しい。その思いだけが今の俺を支配していた。

 快楽で正常な判断ができないすずに判断を求めるこれは洗脳に近いだろう。そして俺は3本目と4本目の指を同時に挿入する。
 すずの膣は快楽を求めて俺の指を受け入れてぎゅうぎゅうと締め付ける。まるで早く来てと言うように。俺はさらに速度を上げる。
ぐちゅぐぢゅという卑猥な音が室内に響き渡る。


「イクっ! イッチャううううう」
「お疲れ様♡」

 すずの膣がビクビクと収縮する。俺が解したソコはすっかり蕩けて柔らかくなったこれなら痛みもなく俺のモノを受け入れることができるだろう。
 すずのナカから指を抜こうとすると膣壁が指にまとわり付いて名残り惜しそうに締め付けてくる。だけど俺はそれを無視して指を抜く。

 俺の指はすずの白く泡立った愛液でベトベトだった。俺はその指を舐め上げる。
 すずの愛液はは濃厚で頭がクラクラしそうなくらいに甘ったるいけれど極上の味だ。どろっとして喉に粘りつく感じも俺は好きだ。

「すずの本気汁すっごい♡♡そろそろいいかな?」

 俺はベルトを外し、ズボンと下着を下ろす。すずを責めていた俺も興奮してすっかり勃起してしまっている。
 カウパーをダラダラと零し、赤黒いそれは血管が浮き出ている。インキュバスになった上に興奮しているせいか人間だった時よりも大分デカい。
 俺の肉塊を見たすずは首を横にブンブンと振る。


「こんなのムリ! 挿入るわけないじゃない!」
「怖がらないで。すずのおマンコいっぱい解したから大丈夫だよ」
 
 すずの腰を掴み正常位の姿勢で挿入を試みる。
 俺の亀頭を秘裂に当てると吸い込まれるように入っていく。まだ先端が入っただけなのにすずの膣内は狭くきゅうっと締め付けられ俺は思わず吐精してしまいそうになる。
 すずのGスポットに触れた瞬間、すずは思い切り仰反って身体をビクビクと震わせる。ぎゅううううと膣もさらに収縮する。

「っ! ~!!」
「あれだけ嫌がってた弟とのセックスでイッちゃったね♡♡」

 そのまま一気に根元まで埋め込む。俺の下生えはすずの白いお腹にぴったりとくっついた。
 俺はゆっくりと息を吐き出して、すずの顔を見る。そこには涙を流しているすずがいた。大粒の涙をぽろぽろと零しながら顔を赤くしている。
 その涙は快楽に耐えられなくてなのか、俺に陵辱された悲しみなのかは俺にはわからない。

 前者だといいなって思う。例え後者でももう後戻りはできない。
 俺はすずを快楽で染め上げるために腰を動かす。

 俺の肉棒がすずの子宮口にコツコツとぶつかる度にナカはきゅううときつくなる。俺は夢中になって抽送を繰り返す。
 すずも気持ちいいのか涙は零しながらも甘い喘ぎ声を上げ始めている。それが嬉しくてすずの子宮口を亀頭でディープキスをするように押し付ける。コリコリとした子宮口は俺の亀頭にちゅぱちゅぱと吸い付いてくる。

「すずの赤ちゃんの部屋が下りてきてきたね♡ここに直接ザーメン注いであげるからね。すっごい締め付けてる♡すずと1つになれて嬉しい。あっ♡気持ちいい♡出すよ!」

 俺は獣のように腰を振りすずを突き上げる。
 すずの奥へ奥へと射精したいという衝動を抑えきれない。

 パンッ♡パンッ♡ と皮膚がぶつかり合う音が激しくなる。それに呼応するようにすずも甲高い声で喘ぐ。そして俺は欲望のままにすずの最奥で射精する。
 
 同時にすずも絶頂した。
 思い切り締め付けられた肉棒はびゅーーびゅーっと長く濃い精液を出し続ける。
 その量は人間の時よりも遥かに多くて濃いだろう。
 射精が終わっても俺はすずの奥をぐりぐりと責め立てる。

「ちょっと休ませて・・」
「何言ってるの?これからが本番じゃない?」

 俺はニヤリと笑うと、また律動を開始する。出したばかりの肉棒はすぐに硬さを取り戻す。

「あやどおぉ、もうやだっ!気持ちいいのいやああああ!!」

 すずは枯れた声で俺に懇願する。だけどすずの膣壁は離したくないっていうかのように俺の陰茎に絡みついて離れない。
 それどころかもっと欲しいというように吸い付いてくる。

「でもすずのおまんこきゅんきゅんって俺のちんぽ締め付けてるよ。すずの身体は正直だね。ほら俺のちんぽ離したくないってすっごい締め付けてくる」

 すずに言い聞かせるように耳元で囁く。

 そして理性を奪うために俺は再びすずに覆い被さりラストスパートに入る。
 俺のソコもすずの締め付けで膨れ上がる。そして再び俺は白い欲望をすずの中へと注ぎ込んだ。

「すずにナカだししちゃった♡♡でも今日は安全日だから大丈夫だよ♡淫魔になると排卵日とかもわかるようになるんだ♡♡」

 それどころか排卵のコントロールなんてお手の物だ。
 インキュバスは元々は眠っている女を孕ませる悪魔だ。だから安全日とかが本能的にわかるし、無理矢理排卵させて孕ます事も可能だ。

 すずを孕ませて縛りつける事も考えたが子供である俺には孕ませた後責任を取ることはできない。だから排卵はさせずに襲ったのだ。
 そして一旦すずのナカから陰茎を抜く。抜くときもカリが引っかかって気持ちいい。すずも抜かれる感触が気持ちよかったのかまた絶頂を迎えていた。
 
「今日は寝かさないよ♡」

 俺は萎えていた自身の分身を軽く扱いて勃たせる。
 すずには数年越しの俺の愛と執着を受け止めてもらわなくてはいけない。まだまだ足りない。


「もう休ませて……」

 再び勃起した俺のチンコを見てすずは懇願する。命乞いしているみたいで可愛い。

「すずが俺のお願い聞いてくれたらいいよ♡」

 俺はすずの膣口に勃起した男根をあてがう。少しでも動いたらすずのナカに入ってしまうだろう。

「何でもするから休ませてぇ」

 堕ちた。口元がつい笑みを作ってしまう。

「じゃあ俺の恋人になって、病める時も健やかな時もどんな時もずーっと俺といるって約束して。たった一言ずっと俺といるって言って」
「なる! 綾人の恋人になる! ずっと一緒にいる」

 おそらくすずは俺の責めから逃れたくて言っているのだろう。度重なる俺の責めですずは正気を失っていた。しかし言質さえ取れば俺の勝利だ。
 悪魔は契約を使って相手を縛る事ができる。そしてすずは自分から俺の恋人になると言った。
 これで契約成立だ。

「わかった!じゃあこれで休ませてあげるね」

 俺はすずの膣口に擦りつけていた自身を一気に挿入した。子宮口をごちゅんと突き上げる。そして魔力を込めた精液を流し込む。
 すずはついに失神してしまった。
 あれだけ激しく責めたのだから当たり前だ。すずの顔に伝う涙の後を俺はゆっくりと舐めとる。

「すず。愛してる」

 俺に契約の呪縛をかけられたすずの下腹部にはピンク色のハート型のアザが浮かび上がっている。俺の恋人になった証だ。

 俺の下腹部にも全く同じアザが刻まれている。
 嬉しくなってゆっくりとそのアザを撫でる。世界で唯一のお揃いだ。

 部屋を見渡すとそれは酷い惨状だった。ベッドは乱れ、俺とすずが激しく交わったせいでシーツをはじめとした寝具は全て体液によって汚れている。そして、『明らかにセックスしてました』的な淫臭も部屋中に漂っている。
 すずも俺もお互いの体液でぐちゃぐちゃのどろどろだ。

 女子寮で流石にこれはまずい。俺は手を翳す。緑色の光が部屋全体を包む。すると、乱れていた寝具は元通りになる。俺たちの身体に付着していた体液も全て浄化されて綺麗になる。

 ついさっきまでセックスをしていたとは思えないほどに綺麗になった。
 インキュバスって便利だな。
 本当はお風呂に入れてあげたいが流石に女子寮の共同浴場まで連れて行ってあげるのは無理だ。
 だから今日は浄化魔法で妥協する。

 俺は生まれたままのすずを抱きしめて添い寝する。せっかく恋人になったのだから抱き合って同じベッドに入るのは当然だ。
 すずの柔らかくて温かい身体はとっても気持ちいい。ずっとこうして抱きしめていたくなる。
 そして俺もいつの間にか眠ってしまっていた。

***

 翌朝、目が覚めると一糸纏わぬ姿のすずがベッドにいた。
 俺はすずを抱きしめる。

「あ、すずおはよう。昨日はいい夜だったね♡すずもずっと俺と一緒にいてくれるって言ったし幸せだなあ。俺インキュバスになってよかったよ」

 爽やかな気分の俺とは対照的にすずの顔色は真っ青だ。昨日の俺との情事を思い出したのだろう。

 まだまだ快楽漬けにしないとな。快楽で倫理観や常識をとろとろに溶かして俺とのセックスに違和感を持たないようもっと調教する必要があるだろう。

 すずの下腹部にはピンク色のハート型のアザがある。俺はそれをゆっくりと撫でる。すずはくすぐったそうに身を捩る。

「あっ、これね俺との約束の証。昨日すずはずっと俺と一緒にいてくれるって言っただろ? これはその契約の証なんだ。この約束破ったら地獄のような快楽がすずを苛むんだ」

 俺はすずのアザに軽くキスを落とす。俺のモノだという大事な大事な証だ。

「もちろんそれは俺も同じ。ほら見て♡」
「うそっ!」

 俺はすずに自分の腹を見せる。下腹部にはすずと全く同じ形のアザがある。お揃いの形とか結婚指輪みたいだなって思う。

「俺たち一蓮托生だね。すず、これからはずっとずっと一緒だよ♡♡絶対に離さないからね♡♡子供は欲しい? 俺はしばらくすずと2人きりがいいなあ♡♡でもすずが欲しいならいつか作ろう♡俺やっぱり淫魔になってよかった♡」

 その言葉を聞いた瞬間、すずは一筋の涙を流した。その涙は何を指しているのだろうか。俺と交わってしまった後悔か、それとも俺がインキュバスになって人間とは違う存在になってしまった恐怖か、はたまた両方か、それは俺にはわからない。

 だけれども俺は幸せだった。だってこの力があればすずを繋ぎ止めておくことができる。例え間違っていようと俺はすずと共にありたかった。
 お互いの腹に刻まれたアザはお互いを結ぶ証だ。
 俺は無理矢理刻んだこの証が愛おしくて仕方がなかった。
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