❲完結❳傷物の私は高貴な公爵子息の婚約者になりました

四つ葉菫

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 家に帰ったその日。
 私はウエディングドレスを仕立てているお店に、エレン嬢のドレスを注文した。
 下手に私が選ぶよりも、プロに選んでもらったほうが確実だろうと、ドレスのデザインはプロに任せた。
 仕立てるのは一年待ちだが、既製品は取り揃えていたのだろう。
 贈ったドレスに身を通したエレン嬢の姿をすぐに見ることができた。
 今までは地味な色合いのものを着ているところしか見たことがなかったが、明るい色は彼女の白い肌に映えてとても似合っていた。
 私ではこうはいかなかっただろう。
 仕立て屋の目の正確さに、内心拍手を贈った。
 それからは毎回私が贈ったドレスをエレン嬢は着てくれるようになり、着慣れないのか、初めに恥ずかそうに俯く姿に私は毎度微笑むこととなった。


 
 
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