16 / 78
第十五話 お茶会の誘い
しおりを挟む
「バートリー、どうしてこんなところに……!」
「アンナちゃんからの依頼。オリビアちゃんを連れ戻して来てって」
バートリーは、人形のように無感情な瞳で見つめてくる。
「今更何の意味があって連れ戻すんだ?」
「意味?意味かぁ……特に聞いてなかったや」
少し考えるような素振りを見せたバートリーは、楽しそうに笑みを深める。
理由を聞いてはいるが、話したくはないといったところか。
「おっと。──わぁ、凄い歓迎の仕方だね」
突然、上空から轟音と共に放たれた吐息をバートリーは難なく回避する。彼女の動きに合わせて喪服のようにも見える黒のゴシックドレスがふわりと舞った。
先程までバートリーのいた場所は地面ごと抉られている。
それを遠巻きに見ていた数人の人間は悲鳴をあげながら姿を消し、ようやく動けるようになったらしいカニ男一行も逃げるように姿を消していた。
「ねぇ、オリビアちゃん。ちょっとお茶してかない?」
「──え?」
「オリビア、相手にしなくていい」
バートリーとの会話は、オリビアの精神衛生上よくないだろうからな。
「酷くない?折角話し合いで済ませようとして皆と離れて一人で来たのに、私泣いちゃうよ?──それとも、戦闘で無理矢理の方が好みだったのかな?」
愉し気に笑みを歪めたバートリーから、黒色の気が滲み出る。その黒色の気が何なのかを嫌というほど知っていた俺は、愛剣をしっかりと握り、バートリーと対峙する。
甘さも手加減も許される相手ではないのは明白だった。
彼女の口ぶりからすると、他のメンバーも来ているようなので、彼女にだけ時間をとられる訳にもいかない。
《中央の影》がペルシャンを出ることはないと聞いていたので、それほどの事が起きているのか、それともペルシャンでしか活動していないというのが偽の情報だったのか。それを確かめる術も余裕も、今の俺にはなかった。
「──わかりました。お茶をしましょう」
「──オリビア⁉︎」
お茶とやらをしている間に他のメンバーが集まってくるのはわかりきっていたが、それ以上に荒事にはしたくないということか。
「上の御二方もぜひ誘いたいんだけど、どう?」
上空を見上げたバートリーは、楽し気にそう語る。
「……わかった。二人にも声をかけるよ」
「ありがとう、ルシェフ」
彼女たちとの戦闘になることを考えると、あの二人の戦力は頼りになるからな。
「オリビア。一緒に来てくれるか?」
「わかりました」
「ルシェフさん、私は──」
俺たちの会話を聞いていたレオナが、俺の袖を摘む。彼女には俺の意図が伝わっているようだった。
「悪い。アリスと合流して、一度ここから離れてくれ」
「でもっ!」
「大丈夫。終わったら迎えに行くから」
涙声で訴えるレオナに、なるべく優しい声でそう伝える。バートリーが何をしたいのかは知らないが、彼女はレオナに興味がないみたいだったからな。
「──本当に?」
「あぁ。約束するよ」
「……わかった」
レオナがアリスたちの元へと駆けていく。それを見送った後、オリビアと共に飛行魔法で旋回する黒竜の元へと向かった。
「失礼します」
なるべく粗相がないように、一声かけてから黒竜の背に乗り込む。
「──?失礼します」
オリビアは俺の行動を不思議に思いながらも、そういってジャックさんの背中に乗り込んでくれた。
「久しぶり。アメリア」
黒竜の背に乗っていた半竜人の女性に声をかける。
「うん。久しぶり」
「どうして二人がここに?」
「早く会いたくて、こっちまで来ちゃった」
俺の問いに、アメリアは屈託のない笑みでそう返す。
間違いなく、手紙の返事がなかったのもこれが理由だろう。手紙では俺がどこにいるかはわからなかったはずだが──いや、彼女なら中央の国まで来れば、気配でわかるのか……。
「来ているのは二人だけか?」
「うん。心配だったから、いつものメンバーは置いてきちゃった。お父さんがいるから、すぐに西の国には戻れるし」
「そうか……」
アメリアの言うお父さんというのは、俺たちが乗っている黒竜の事だ。彼の名前はジャック・ハーヴィー。“竜人の里”いる里長の息子であり、アメリアの父親だ。彼は竜人であり、今は彼の持つ【竜化】のスキルで黒竜の姿をしているが、元の姿は人間のそれに近い。
そして、俺と話しているダークブラウンに染まるセミロングの艶やかな髪が印象的な長身の女性はアメリア・ハーヴィー。《西の国の悪魔》の二つ名を持つ西の国の国家公認冒険者であり、竜人の父親と人間の母親を持つ、半竜人だ。一部地方では四分の一竜とも呼ばれているが。
彼女は俺が里で世話になるまで“竜人の里”で箱入り娘をやっていたため、少し俗世に疎いが、根は良い人だ。
「すいません。少し立て込んでいまして……一度下に来ていただいても良いですか?──その、知人からお茶の誘いを受けていまして……」
「──お茶をするような雰囲気には見えなかったが?」
「流石に察しが良いですね。──最悪戦闘になる可能性もあります。彼女とその仲間は中央の国でもトップクラスの実力者揃いです。不利と判断したら、逃げの一手が必要になることもあるかも知れません」
突如聞こえてきた言葉に、オリビアが小さく身を震わせるも、すぐに平静を取り戻す。取り乱す事自体が失礼にあたるので、正直助かった。
「……それ程の手練れか?」
暫く沈黙を守ったジャックさんに頷いて返す。
「……?お茶するだけなんだよね?」
「……あぁ。そうだな」
アメリアはバードリーの異常性に気づいていないようだし、首を捻るのは仕方がないだろう。
二人を説得したところで、ジャックさんに地上へ降りてもらい、四人でバートリーと対面をする。その時にはジャックさんも【竜化】を解いていたので、二十後半くらいの黒髪の男性へと姿が戻っていた。
「やっぱり竜人だったんだ……」
ジャックさんに臆することもなく、パートリーは楽しげにそう漏らす。
「お初にお目にかかります。私は《中央の影》のバートリー・エルベルトと申します。是非お見知り置きを」
バートリーは役者がかった仕草でお辞儀をする。
「人間。何故再会の邪魔をする」
バートリーを一瞥したジャックさんは、威嚇するように低くそう告げる。とてもじゃないが今からお茶をしようなんて雰囲気ではなかった。
「素敵な殿方ですこと。私、お強い方に滅法目がないのです」
「バートリー、いつまでそんな茶番をしているつもりだ?」
時間稼ぎ、なんてつまらないことをするような性格でないことは知っているが、ここで時間を取られてしまうと他のメンバーも集まって来てしまうだろう。
「私、初めの印象は大事だと思うのよ。この二人は特に食べ応えがありそうだし」
バートリーは心底愉しげな笑みを浮かべる。当の本人にもお茶なんてする気はないように見えた。
「アメリア……⁉︎」
一触即発の空気の中、アメリアは無警戒にバートリーの元へと歩み寄る。
「私は、アメリア。竜人の里出身で南の国に伝わる伝説の黒竜を祖父に持つ半竜人です。西の国の国家公認冒険者で、《西の国の悪魔》の二つ名で通ってるわ。よろしくね人形ちゃん」
「へ……?」
微笑みながら差し出された手に、バートリーは意味がわからないといった感じに目を白黒とさせる。終いには、俺に説明を求めるような視線を送ってきていた。
頼むから、そんな目で見ないでくれ。──俺だって彼女の行動がよくわかっていないんだから。
「……アメリア。正直なのは良いことだけど、素性くらいは隠した方が良いんじゃないのか?」
「そうなの?人形ちゃんも話してくれたし、私だけ隠すのは失礼じゃなくて?」
うん。君ならそう答えると思ってたよ。この辺りは、おいおい話した方が良さそうだ。
無警戒に手を差し出したまま不思議そうな顔をするアメリアを他所に、バートリーは脇に刺したナイフへ手を伸ばそうとする。
──そこでバートリーの動きがピタリと止まった。
ジャックさんだ。彼が刃物へ手を伸ばそうとするバートリーを睨んでいた。ただ、それだけのことだったが、それだけでバートリーの動きを止めるには十分だった。
「少し無粋なことをしましたわ。ご容赦を」
そう言った小さく笑みを作ったバートリーは、アメリアから差し出された手を取る。それを見て、アメリアはにこやかな笑みを浮かべた。
「じゃあ、本当にお茶にしよっか」
「本気だったのか?」
少し意外だ。バートリーは割と戦闘を好むと思っていたから、本当にお茶をする気だったとは思わなかった。
「勿論。アンナちゃんからは、手を出されなかったら戦闘は避けるように言われてたからね。私も聞きたいことを聞ければそれで依頼は完遂だから」
「そうなのか」
どうやら、聞き出したいことを話せれば彼女は帰ってくれるらしい。何故それだけのために腰を据えて話す必要があるのかはわからないが、今は彼女の要求を飲むのが賢明だろう。
現状バートリーは一人だが、彼女は《中央の影》の中でも対軍戦に特化した能力を持っている。
争いが始まれば、数の差でこちらが押し切られるのは見えているからな。
「アンナちゃんからの依頼。オリビアちゃんを連れ戻して来てって」
バートリーは、人形のように無感情な瞳で見つめてくる。
「今更何の意味があって連れ戻すんだ?」
「意味?意味かぁ……特に聞いてなかったや」
少し考えるような素振りを見せたバートリーは、楽しそうに笑みを深める。
理由を聞いてはいるが、話したくはないといったところか。
「おっと。──わぁ、凄い歓迎の仕方だね」
突然、上空から轟音と共に放たれた吐息をバートリーは難なく回避する。彼女の動きに合わせて喪服のようにも見える黒のゴシックドレスがふわりと舞った。
先程までバートリーのいた場所は地面ごと抉られている。
それを遠巻きに見ていた数人の人間は悲鳴をあげながら姿を消し、ようやく動けるようになったらしいカニ男一行も逃げるように姿を消していた。
「ねぇ、オリビアちゃん。ちょっとお茶してかない?」
「──え?」
「オリビア、相手にしなくていい」
バートリーとの会話は、オリビアの精神衛生上よくないだろうからな。
「酷くない?折角話し合いで済ませようとして皆と離れて一人で来たのに、私泣いちゃうよ?──それとも、戦闘で無理矢理の方が好みだったのかな?」
愉し気に笑みを歪めたバートリーから、黒色の気が滲み出る。その黒色の気が何なのかを嫌というほど知っていた俺は、愛剣をしっかりと握り、バートリーと対峙する。
甘さも手加減も許される相手ではないのは明白だった。
彼女の口ぶりからすると、他のメンバーも来ているようなので、彼女にだけ時間をとられる訳にもいかない。
《中央の影》がペルシャンを出ることはないと聞いていたので、それほどの事が起きているのか、それともペルシャンでしか活動していないというのが偽の情報だったのか。それを確かめる術も余裕も、今の俺にはなかった。
「──わかりました。お茶をしましょう」
「──オリビア⁉︎」
お茶とやらをしている間に他のメンバーが集まってくるのはわかりきっていたが、それ以上に荒事にはしたくないということか。
「上の御二方もぜひ誘いたいんだけど、どう?」
上空を見上げたバートリーは、楽し気にそう語る。
「……わかった。二人にも声をかけるよ」
「ありがとう、ルシェフ」
彼女たちとの戦闘になることを考えると、あの二人の戦力は頼りになるからな。
「オリビア。一緒に来てくれるか?」
「わかりました」
「ルシェフさん、私は──」
俺たちの会話を聞いていたレオナが、俺の袖を摘む。彼女には俺の意図が伝わっているようだった。
「悪い。アリスと合流して、一度ここから離れてくれ」
「でもっ!」
「大丈夫。終わったら迎えに行くから」
涙声で訴えるレオナに、なるべく優しい声でそう伝える。バートリーが何をしたいのかは知らないが、彼女はレオナに興味がないみたいだったからな。
「──本当に?」
「あぁ。約束するよ」
「……わかった」
レオナがアリスたちの元へと駆けていく。それを見送った後、オリビアと共に飛行魔法で旋回する黒竜の元へと向かった。
「失礼します」
なるべく粗相がないように、一声かけてから黒竜の背に乗り込む。
「──?失礼します」
オリビアは俺の行動を不思議に思いながらも、そういってジャックさんの背中に乗り込んでくれた。
「久しぶり。アメリア」
黒竜の背に乗っていた半竜人の女性に声をかける。
「うん。久しぶり」
「どうして二人がここに?」
「早く会いたくて、こっちまで来ちゃった」
俺の問いに、アメリアは屈託のない笑みでそう返す。
間違いなく、手紙の返事がなかったのもこれが理由だろう。手紙では俺がどこにいるかはわからなかったはずだが──いや、彼女なら中央の国まで来れば、気配でわかるのか……。
「来ているのは二人だけか?」
「うん。心配だったから、いつものメンバーは置いてきちゃった。お父さんがいるから、すぐに西の国には戻れるし」
「そうか……」
アメリアの言うお父さんというのは、俺たちが乗っている黒竜の事だ。彼の名前はジャック・ハーヴィー。“竜人の里”いる里長の息子であり、アメリアの父親だ。彼は竜人であり、今は彼の持つ【竜化】のスキルで黒竜の姿をしているが、元の姿は人間のそれに近い。
そして、俺と話しているダークブラウンに染まるセミロングの艶やかな髪が印象的な長身の女性はアメリア・ハーヴィー。《西の国の悪魔》の二つ名を持つ西の国の国家公認冒険者であり、竜人の父親と人間の母親を持つ、半竜人だ。一部地方では四分の一竜とも呼ばれているが。
彼女は俺が里で世話になるまで“竜人の里”で箱入り娘をやっていたため、少し俗世に疎いが、根は良い人だ。
「すいません。少し立て込んでいまして……一度下に来ていただいても良いですか?──その、知人からお茶の誘いを受けていまして……」
「──お茶をするような雰囲気には見えなかったが?」
「流石に察しが良いですね。──最悪戦闘になる可能性もあります。彼女とその仲間は中央の国でもトップクラスの実力者揃いです。不利と判断したら、逃げの一手が必要になることもあるかも知れません」
突如聞こえてきた言葉に、オリビアが小さく身を震わせるも、すぐに平静を取り戻す。取り乱す事自体が失礼にあたるので、正直助かった。
「……それ程の手練れか?」
暫く沈黙を守ったジャックさんに頷いて返す。
「……?お茶するだけなんだよね?」
「……あぁ。そうだな」
アメリアはバードリーの異常性に気づいていないようだし、首を捻るのは仕方がないだろう。
二人を説得したところで、ジャックさんに地上へ降りてもらい、四人でバートリーと対面をする。その時にはジャックさんも【竜化】を解いていたので、二十後半くらいの黒髪の男性へと姿が戻っていた。
「やっぱり竜人だったんだ……」
ジャックさんに臆することもなく、パートリーは楽しげにそう漏らす。
「お初にお目にかかります。私は《中央の影》のバートリー・エルベルトと申します。是非お見知り置きを」
バートリーは役者がかった仕草でお辞儀をする。
「人間。何故再会の邪魔をする」
バートリーを一瞥したジャックさんは、威嚇するように低くそう告げる。とてもじゃないが今からお茶をしようなんて雰囲気ではなかった。
「素敵な殿方ですこと。私、お強い方に滅法目がないのです」
「バートリー、いつまでそんな茶番をしているつもりだ?」
時間稼ぎ、なんてつまらないことをするような性格でないことは知っているが、ここで時間を取られてしまうと他のメンバーも集まって来てしまうだろう。
「私、初めの印象は大事だと思うのよ。この二人は特に食べ応えがありそうだし」
バートリーは心底愉しげな笑みを浮かべる。当の本人にもお茶なんてする気はないように見えた。
「アメリア……⁉︎」
一触即発の空気の中、アメリアは無警戒にバートリーの元へと歩み寄る。
「私は、アメリア。竜人の里出身で南の国に伝わる伝説の黒竜を祖父に持つ半竜人です。西の国の国家公認冒険者で、《西の国の悪魔》の二つ名で通ってるわ。よろしくね人形ちゃん」
「へ……?」
微笑みながら差し出された手に、バートリーは意味がわからないといった感じに目を白黒とさせる。終いには、俺に説明を求めるような視線を送ってきていた。
頼むから、そんな目で見ないでくれ。──俺だって彼女の行動がよくわかっていないんだから。
「……アメリア。正直なのは良いことだけど、素性くらいは隠した方が良いんじゃないのか?」
「そうなの?人形ちゃんも話してくれたし、私だけ隠すのは失礼じゃなくて?」
うん。君ならそう答えると思ってたよ。この辺りは、おいおい話した方が良さそうだ。
無警戒に手を差し出したまま不思議そうな顔をするアメリアを他所に、バートリーは脇に刺したナイフへ手を伸ばそうとする。
──そこでバートリーの動きがピタリと止まった。
ジャックさんだ。彼が刃物へ手を伸ばそうとするバートリーを睨んでいた。ただ、それだけのことだったが、それだけでバートリーの動きを止めるには十分だった。
「少し無粋なことをしましたわ。ご容赦を」
そう言った小さく笑みを作ったバートリーは、アメリアから差し出された手を取る。それを見て、アメリアはにこやかな笑みを浮かべた。
「じゃあ、本当にお茶にしよっか」
「本気だったのか?」
少し意外だ。バートリーは割と戦闘を好むと思っていたから、本当にお茶をする気だったとは思わなかった。
「勿論。アンナちゃんからは、手を出されなかったら戦闘は避けるように言われてたからね。私も聞きたいことを聞ければそれで依頼は完遂だから」
「そうなのか」
どうやら、聞き出したいことを話せれば彼女は帰ってくれるらしい。何故それだけのために腰を据えて話す必要があるのかはわからないが、今は彼女の要求を飲むのが賢明だろう。
現状バートリーは一人だが、彼女は《中央の影》の中でも対軍戦に特化した能力を持っている。
争いが始まれば、数の差でこちらが押し切られるのは見えているからな。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。
ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」
その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。
ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる