58 / 78
第五十七話 悪魔の兵器
しおりを挟む
「おかえり。二人とも」
買い出しを終えた俺たちが夕食の準備をしていると、ニコを連れて別の買い出しに出かけていたオリビアが部屋に戻ってきたので、ラム肉の方を見てて手の離せないレオナに代わって、二人を出迎えた。
「良い匂いですね~」
機嫌の良さそうなオリビアが、吸い寄せられるようにレオナの作るラム肉のドライフルーツ煮の鍋の元に向かう。
「少し煮込むのに時間がかかるから、これはまた後でね」
「はいっ!」
「──どうした、アルマ?」
先ほどから部屋の中を挙動不審に行ったり来たりしていたアルマに声をかける。
「いや、何か手伝えることとかないかなって……」
少し申し訳なさそうにそう言ったアルマの頭を無意識の内に撫でていた。
「別に、無理に何かしなくても良いよ」
「……うん」
案の定、難しい顔をしたアルマに少し煙たがられてしまったが、俺の言いたいことは伝わったようで、ゴラン達の方に合流していた。
「サンクレイア」
夕食の支度が整ったところで食前の挨拶を済ませ、リディアが調理してくれたラム肉のステーキにワサビソースつけていただく。
「うん」
一口大に切ったステーキを食べたニコが満足げに頷いた。
ニコが辛いものを苦手としていることを知っていたので、大丈夫なのかと聞いていたが、本人が言うには、ワサビソースの辛味なら大丈夫らしい。
ワサビソースは東の国発祥の調味料だし、慣れがあるのだろうか?
「ゴラン、さっきはアルマと仲良さそうだったじゃないか?何話してたんだ?」
当たり前のようにアルマの横でグラスを煽っていたゴランに、酒の勢いに任せてそう尋ねる。
「大したことじゃあないですよ」
少しひきつった表情でそう言うゴランに、彼が嘘を吐く人間でないことを知っていながらも、何かあったのではないかと勘ぐってしまう。
「お兄ちゃん!酔いすぎだよ?別に、何話してても勝手でしょ」
「俺はお前のことを心配して──」
「そういうの、本当に良いから」
俺が言い終える前に、アルマが未だかつて見たことがないくらい冷めた表情でそう告げる。
これは、少しやり過ぎてしまったかもしれない……。
「悪い……」
「このくらいで、泣かないでよ……」
ホロリと一滴の涙を溢した俺に、アルマが呆れたようにため息を吐く。
「大丈夫?」
「あぁ」
横にいるアメリアも、少し心配そうに声をかけてくれた。
「出来たよ」
ラム肉やつまみを食べながらグラス片手に騒いでいると、ドライフルーツ煮の煮込み工程を終わらせたレオナが、皿を運んできた。
「あっ、手伝います」
皿を運ぶレオナを見て、アルマも手伝いに行く。
さて、俺も手伝いに行くとしよう。
「おいしいですね」
「あぁ」
旨そう──というよりか幸福そうにラム肉を頬張るオリビアも同意する。
ドライフルーツ煮は、出来上がるまでに少し待ったが、その分しっかりと味が染み込んでおり、一口食べると、肉はほろりと崩れ、果実由来の甘い風味が広がった。
食後、食器を洗うのは自身から動いたアルマに任せ、俺は酔いつぶれたアメリアとリディア、レオナの三人を運ぶことにする。
ゴランも意識はあったが、食事中俺が酒を勧めながら絡み続けていたからか、少しぼおっとしていた。
少し機嫌の良さそうな《饒舌の魔女》が、何やら叫びながらゴランの背中をバシバシと叩いている姿が見える。彼女はまだ意識があるようなので、ゴランが相手をしてくれている内に寝ているメンバーを部屋に運んでしまおう。
先にアメリアを彼女の部屋に運び、それからリディアを部屋に運ぶ。
「……ルシェフ?」
「悪い、起こしたか?」
リディアの部屋に入ったところで、リディアが目を覚ましたようだった。
「ううん……」
俺の言葉にリディアが眠たそうな声でそう返す。
「今日はもう寝とけ」
「うん……」
リディアが返事をしたことを確認し、彼女をベッドに寝かせ、そのまま部屋をあとにした。
「……ぅん?」
翌朝、何者かに揺さぶられて目を覚ます。
目を開くと、真っ青を通り越して真っ白な顔のオリビアが目に入った。
「──⁉︎」
「ブ、ブラウンさん……酔い止めを……ガクッ」
「──大丈夫か?」
目の前で力尽きたオリビアに声をかける。
「……」
オリビアからの返事はない。もう手遅れのようだ。
「じゃあ、適当に朝食を買ってくるから」
「はい、ありがとうございます……」
未だに白い顔のオリビアに酔い止めを渡すと、そのまま部屋を出る。
「おはよう」
「あぁ、おはよう」
偶然、向かいの部屋から出てきたリディアと共に、朝食の買い出しに出かけることにする。その前に、二人で手分けして各人の部屋に赴き、起きている人間にはその事を話してきた。
「こうして二人で出かけるのも久しぶりね」
「あぁ」
リディアと二人、センタリーの町を歩く。センタリーは闇市があるため、東の国とは異なり、朝が比較的遅い。その関係で、人通りなどは殆どなく、空いている店もまた、見当たらなかった。
「見事に閉まってるな……」
「そうね」
朝食の調達が出来ないのにも関わらず、リディアの機嫌は何故か良さそうだ。
「悪いな……少し歩くことになりそうだ」
「気にしないで。私も話したいこと色々あったし」
俺の言葉に、頬を緩ませているリディアが、そう答える。
移動の馬車の中であれだけ話しておいて、まだ話足りないのだろうか?
馬車の時と同様、舌の回るリディアと共に開いている店を探す。
大分歩いてしまったが、数十分後には何とか開いている店を見つけることが出来た。
「昔、ウォータースライダーに乗ってたときのことなんだけど、その時のお兄ちゃんが──」
「ただいま」
部屋に戻ると、既に起き出していたらしいアルマとレオナが、会話に花を咲かせているようだった。
オリビアはまだ本調子じゃないのか、ベッドで横になっている。
アメリアたちは自分の部屋にいるのだろう。
「二人ともおかえり」
「あぁ、ただいま」
出迎えてくれたアルマの頭を軽く撫で、朝食を机に置く。
「おかえり」
「ただいま。レオナ、悪いけど、皆を呼んできてもらっても良いか?」
「わかった」
レオナが部屋を出ていき、俺はオリビアの元に向かう。
「まだ体調は悪そうか?」
「はい……」
「そうか。ちょっと待っててくれ」
オリビアにそれだけ伝え、机の元に向かうと、必要な道具を取り出していく。
二日酔いにはハチミツが効くらしいので、ラムハニーを作ることにしていた。
「カップの数が足りてないんじゃない?」
「わかったよ」
悪戯っぽく笑い、そっと自身のカップを出したアルマに、小さくため息を吐きながらも、冒険者になったからか随分としたたかになったアルマに少し安心した。
リディアの分とついでに自分の分も含めて四人分のラムハニーを作ることにする。
「ほら」
「ありがとうございます……」
ラムハニーを作り、横になっているオリビアにそれを渡した。
「おはよ……」
「あぁ、おはよう」
眠たげに部屋に入ってきたニコが小さくあくびをする。
後は、ゴランとアメリアだけか。
「おはようございます」
「おはよう~」
無事に二人を連れてきたレオナも帰ってきたところで朝食にし、何とか歩ける程度には回復したオリビアを含め、全員で商隊と合流する。
「アルマ、ところでレオナと何を話してたんだ?」
馬車に乗り込んだところで、アルマに気になっていたことを尋ねる。
「ウォータースライダーの話だよ。昔乗ったでしょ?」
「あ、あぁ……そうだな……」
個人的にはあまり思い出したくない話だっただけに、少し吃りながらそう答える。
「ルシェフさんにも、苦手なものがあるんだね」
「俺にも、そのくらいはあるよ」
小さく笑うレオナに、そう返す。悪魔の兵器が嫌いなあまりに少し淡白な返し方になってしまったが、レオナは特に気にしていないようだった。
忘れもしない。あれは、俺が幼い頃に家族と共に東の国へと旅行に来ていた頃の話だ。
「あれ、乗ってみたい!」というアルマの言葉に、家族で東の国で開発されたらしい、十人乗りくらいの機械仕掛けの悪魔の兵器に乗ったわけだが、東の国の悪魔の兵器は他の国の物とは別次元の代物だった。
「三、ニ──」
「は?」
悪魔の兵器に乗るなり、いきなりカウントダウンが始まる。
「一、ゴーー‼︎」
状況の理解できない幼少期の俺を他所に、見覚えのない魔方陣により加速された悪魔の兵器は、満を持して轟音と共に発車する。
「──⁉︎」
悪魔の兵器は速さにビビって叫んだこともあるが、俺が叫んだ理由は他にあった。
俺の眼前には既に水面が迫ってきていたためだ。
有り体に言えば、悪魔の兵器は用意された道を辿りながら真っ直ぐに水中へと下降していた。
結界の展開と共に、悪魔の兵器は水中へと疾走する。──そこで、俺は意識を失った。
初めに、悪魔の兵器には結界と呼ばれる防御魔法を展開する魔道具が取り付けられているという説明を受けていたが、つまり、そういうことだったのだろう。
悪魔の兵器が用意された道を通って定位置に戻ってきた後、意識を失った俺を見たアルマが、俺がまだ乗りたいから降りないのではないかと両親に訴え、二周目にも乗ることになるのだが、それはまた別の話だ。
買い出しを終えた俺たちが夕食の準備をしていると、ニコを連れて別の買い出しに出かけていたオリビアが部屋に戻ってきたので、ラム肉の方を見てて手の離せないレオナに代わって、二人を出迎えた。
「良い匂いですね~」
機嫌の良さそうなオリビアが、吸い寄せられるようにレオナの作るラム肉のドライフルーツ煮の鍋の元に向かう。
「少し煮込むのに時間がかかるから、これはまた後でね」
「はいっ!」
「──どうした、アルマ?」
先ほどから部屋の中を挙動不審に行ったり来たりしていたアルマに声をかける。
「いや、何か手伝えることとかないかなって……」
少し申し訳なさそうにそう言ったアルマの頭を無意識の内に撫でていた。
「別に、無理に何かしなくても良いよ」
「……うん」
案の定、難しい顔をしたアルマに少し煙たがられてしまったが、俺の言いたいことは伝わったようで、ゴラン達の方に合流していた。
「サンクレイア」
夕食の支度が整ったところで食前の挨拶を済ませ、リディアが調理してくれたラム肉のステーキにワサビソースつけていただく。
「うん」
一口大に切ったステーキを食べたニコが満足げに頷いた。
ニコが辛いものを苦手としていることを知っていたので、大丈夫なのかと聞いていたが、本人が言うには、ワサビソースの辛味なら大丈夫らしい。
ワサビソースは東の国発祥の調味料だし、慣れがあるのだろうか?
「ゴラン、さっきはアルマと仲良さそうだったじゃないか?何話してたんだ?」
当たり前のようにアルマの横でグラスを煽っていたゴランに、酒の勢いに任せてそう尋ねる。
「大したことじゃあないですよ」
少しひきつった表情でそう言うゴランに、彼が嘘を吐く人間でないことを知っていながらも、何かあったのではないかと勘ぐってしまう。
「お兄ちゃん!酔いすぎだよ?別に、何話してても勝手でしょ」
「俺はお前のことを心配して──」
「そういうの、本当に良いから」
俺が言い終える前に、アルマが未だかつて見たことがないくらい冷めた表情でそう告げる。
これは、少しやり過ぎてしまったかもしれない……。
「悪い……」
「このくらいで、泣かないでよ……」
ホロリと一滴の涙を溢した俺に、アルマが呆れたようにため息を吐く。
「大丈夫?」
「あぁ」
横にいるアメリアも、少し心配そうに声をかけてくれた。
「出来たよ」
ラム肉やつまみを食べながらグラス片手に騒いでいると、ドライフルーツ煮の煮込み工程を終わらせたレオナが、皿を運んできた。
「あっ、手伝います」
皿を運ぶレオナを見て、アルマも手伝いに行く。
さて、俺も手伝いに行くとしよう。
「おいしいですね」
「あぁ」
旨そう──というよりか幸福そうにラム肉を頬張るオリビアも同意する。
ドライフルーツ煮は、出来上がるまでに少し待ったが、その分しっかりと味が染み込んでおり、一口食べると、肉はほろりと崩れ、果実由来の甘い風味が広がった。
食後、食器を洗うのは自身から動いたアルマに任せ、俺は酔いつぶれたアメリアとリディア、レオナの三人を運ぶことにする。
ゴランも意識はあったが、食事中俺が酒を勧めながら絡み続けていたからか、少しぼおっとしていた。
少し機嫌の良さそうな《饒舌の魔女》が、何やら叫びながらゴランの背中をバシバシと叩いている姿が見える。彼女はまだ意識があるようなので、ゴランが相手をしてくれている内に寝ているメンバーを部屋に運んでしまおう。
先にアメリアを彼女の部屋に運び、それからリディアを部屋に運ぶ。
「……ルシェフ?」
「悪い、起こしたか?」
リディアの部屋に入ったところで、リディアが目を覚ましたようだった。
「ううん……」
俺の言葉にリディアが眠たそうな声でそう返す。
「今日はもう寝とけ」
「うん……」
リディアが返事をしたことを確認し、彼女をベッドに寝かせ、そのまま部屋をあとにした。
「……ぅん?」
翌朝、何者かに揺さぶられて目を覚ます。
目を開くと、真っ青を通り越して真っ白な顔のオリビアが目に入った。
「──⁉︎」
「ブ、ブラウンさん……酔い止めを……ガクッ」
「──大丈夫か?」
目の前で力尽きたオリビアに声をかける。
「……」
オリビアからの返事はない。もう手遅れのようだ。
「じゃあ、適当に朝食を買ってくるから」
「はい、ありがとうございます……」
未だに白い顔のオリビアに酔い止めを渡すと、そのまま部屋を出る。
「おはよう」
「あぁ、おはよう」
偶然、向かいの部屋から出てきたリディアと共に、朝食の買い出しに出かけることにする。その前に、二人で手分けして各人の部屋に赴き、起きている人間にはその事を話してきた。
「こうして二人で出かけるのも久しぶりね」
「あぁ」
リディアと二人、センタリーの町を歩く。センタリーは闇市があるため、東の国とは異なり、朝が比較的遅い。その関係で、人通りなどは殆どなく、空いている店もまた、見当たらなかった。
「見事に閉まってるな……」
「そうね」
朝食の調達が出来ないのにも関わらず、リディアの機嫌は何故か良さそうだ。
「悪いな……少し歩くことになりそうだ」
「気にしないで。私も話したいこと色々あったし」
俺の言葉に、頬を緩ませているリディアが、そう答える。
移動の馬車の中であれだけ話しておいて、まだ話足りないのだろうか?
馬車の時と同様、舌の回るリディアと共に開いている店を探す。
大分歩いてしまったが、数十分後には何とか開いている店を見つけることが出来た。
「昔、ウォータースライダーに乗ってたときのことなんだけど、その時のお兄ちゃんが──」
「ただいま」
部屋に戻ると、既に起き出していたらしいアルマとレオナが、会話に花を咲かせているようだった。
オリビアはまだ本調子じゃないのか、ベッドで横になっている。
アメリアたちは自分の部屋にいるのだろう。
「二人ともおかえり」
「あぁ、ただいま」
出迎えてくれたアルマの頭を軽く撫で、朝食を机に置く。
「おかえり」
「ただいま。レオナ、悪いけど、皆を呼んできてもらっても良いか?」
「わかった」
レオナが部屋を出ていき、俺はオリビアの元に向かう。
「まだ体調は悪そうか?」
「はい……」
「そうか。ちょっと待っててくれ」
オリビアにそれだけ伝え、机の元に向かうと、必要な道具を取り出していく。
二日酔いにはハチミツが効くらしいので、ラムハニーを作ることにしていた。
「カップの数が足りてないんじゃない?」
「わかったよ」
悪戯っぽく笑い、そっと自身のカップを出したアルマに、小さくため息を吐きながらも、冒険者になったからか随分としたたかになったアルマに少し安心した。
リディアの分とついでに自分の分も含めて四人分のラムハニーを作ることにする。
「ほら」
「ありがとうございます……」
ラムハニーを作り、横になっているオリビアにそれを渡した。
「おはよ……」
「あぁ、おはよう」
眠たげに部屋に入ってきたニコが小さくあくびをする。
後は、ゴランとアメリアだけか。
「おはようございます」
「おはよう~」
無事に二人を連れてきたレオナも帰ってきたところで朝食にし、何とか歩ける程度には回復したオリビアを含め、全員で商隊と合流する。
「アルマ、ところでレオナと何を話してたんだ?」
馬車に乗り込んだところで、アルマに気になっていたことを尋ねる。
「ウォータースライダーの話だよ。昔乗ったでしょ?」
「あ、あぁ……そうだな……」
個人的にはあまり思い出したくない話だっただけに、少し吃りながらそう答える。
「ルシェフさんにも、苦手なものがあるんだね」
「俺にも、そのくらいはあるよ」
小さく笑うレオナに、そう返す。悪魔の兵器が嫌いなあまりに少し淡白な返し方になってしまったが、レオナは特に気にしていないようだった。
忘れもしない。あれは、俺が幼い頃に家族と共に東の国へと旅行に来ていた頃の話だ。
「あれ、乗ってみたい!」というアルマの言葉に、家族で東の国で開発されたらしい、十人乗りくらいの機械仕掛けの悪魔の兵器に乗ったわけだが、東の国の悪魔の兵器は他の国の物とは別次元の代物だった。
「三、ニ──」
「は?」
悪魔の兵器に乗るなり、いきなりカウントダウンが始まる。
「一、ゴーー‼︎」
状況の理解できない幼少期の俺を他所に、見覚えのない魔方陣により加速された悪魔の兵器は、満を持して轟音と共に発車する。
「──⁉︎」
悪魔の兵器は速さにビビって叫んだこともあるが、俺が叫んだ理由は他にあった。
俺の眼前には既に水面が迫ってきていたためだ。
有り体に言えば、悪魔の兵器は用意された道を辿りながら真っ直ぐに水中へと下降していた。
結界の展開と共に、悪魔の兵器は水中へと疾走する。──そこで、俺は意識を失った。
初めに、悪魔の兵器には結界と呼ばれる防御魔法を展開する魔道具が取り付けられているという説明を受けていたが、つまり、そういうことだったのだろう。
悪魔の兵器が用意された道を通って定位置に戻ってきた後、意識を失った俺を見たアルマが、俺がまだ乗りたいから降りないのではないかと両親に訴え、二周目にも乗ることになるのだが、それはまた別の話だ。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる