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しおりを挟む「………………っはぁ…」
光生の気持ちよさそうな声が耳のすぐ近くで聞こえてきて俺の体はどんどん熱くなっていく。
「……っん…………ねぇ、聞いてる?」
この状況に照れくさくなってずっと黙っている俺に光生は色っぽい声で確認する。
「…うん、聞いてる……」
聞いてるけどそんな声を出されたらさっきまで布団に擦りつけていたものが反応してしまって俺の頭の中はどんどんえっちになっていく。
「……こ、光生?」
「……んっ………なに?」
名前を呼ぶと吐息まじりに答える光生の声に俺はもう我慢できない。
「…………やっぱり俺もする。」
「ふふっ、やった!」
意を決して言うと光生の声は弾んでいて喜んでいるのが伝わってきた。さっきまでしないなんて言っていたからてっきりからかわれるかと思っていたのにそんなに嬉しそうにされると少しくすぐったい気持ちになる。俺は再び腰を動かして布団に擦りつけた。
「……っんぅ………あっ…光生……」
「どうやってしてんの?」
「…んっ……布団にスリスリって……してる…」
「ふふっ、かわい。気持ちいい?」
「……うん……光生の声…聞きながらすると…きもちいっ……布団に擦りつけるの…止まんなくなる……っ…」
仰向けで腰を浮かせて緩く布団に擦りつけるだけでは足りなくなった俺は横を向いて布団を押さえ少し強めに腰を振る。
「……やば。すごい見たくなるからそんなこと言うのやめて。」
光生がなにか言っているけど気持ちよくてボーッとしてきた頭にはうまく言葉が入ってこない。
「……んっ……なにか言った?」
「んーん、なにも言ってない。ねぇそのまま乳首触ってよ。」
俺は言われるがままに服に片手をつっこみ乳首を触るけどあまり気持ちよくない。
「んっ………自分でしても…きもちよくならない……光生の指じゃないと……」
「ふふっ、かわいいこと言ってくれるね。じゃあ目閉じて俺の指だと思って。」
「……んぅ、わかったぁ……」
俺はゆっくり目を閉じて光生の事を考える。
「じゃあそのまま乳首の周りゆっくり撫でてみて。」
そして光生に触られている妄想をしながらゆっくりと撫でた。
「……っん………ふぅ………」
すると少し体がゾクゾクしてくる。さっきよりも敏感になっていて自然と声がでてきた。
「ん。上手。」
そんなことで褒めてくれるなんて光生は優しすぎる。それなのに俺はもっと欲が出てきてそんな光生にいっぱい甘えたくなってしまう。
「…んぅ……光生……両方触りたい……」
「ん、今どんな体勢?」
俺がお願いすると光生はいつでも当たり前のように聞いてくれる。
「……横向きで…片手で触ってる……」
「ふふっ、じゃあスマホをスピーカーにして仰向けになって上の服めくって。」
俺は素直に従うと触りやすい体勢になり両手で乳首の周りをまた緩く撫でる。
「……あっ…できたっ… んぅ……」
「ん、すごいじゃん。涼さっきから上手だね。」
よく考えれば誰でもできることを大袈裟に褒めてくれることが今の俺には心地良い。
「………っはぁ……あっ…こうっ……」
「ふふっ、乳首触りたくなった?ギュッて指でしていいよ。」
何も言ってないのになんで俺の気持ちがわかるんだ。硬くツンッと勃った乳首を両方同時に摘むと腰がビクッと跳ねた。
「ぁあんっ…!……んぅ……きもちっ…」
さっきまでなにも感じなかった乳首は光生の言う通りにするとすごく敏感になり気持ちよくなった。
「ふふっ、気持ちよさそうでよかった。」
「……こうっ……光生もしてっ……声ききたい…」
「ははっ、かわいいおねだり。俺もさっきから涼の声聞きながら自分でちんこ触ってるよ。」
「……ん……光生も気持ちいい…?」
「うん、気持ちよすぎてやばい。すっごい興奮する。」
2人の吐息が少しずつ大きくなりいつのまにか俺の恥ずかしさはどこかに消えていた。
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