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しおりを挟む「わぁー!!涼くんだー!!早く莉緒のお部屋に来てー!」
光生の家に着きドアを開けた瞬間に莉緒ちゃんは玄関までやってくる。きっといつもこうやって出迎えてもらってるんだろうなと思うと微笑ましい。
「莉緒!そんなに涼くんの手引っ張ったら痛いでしょ!」
「あっ、いや、俺は全然!」
手を繋がれこんなにかわいい力で引っ張られてもキュンキュンするだけだ。そして莉緒ちゃんのことを怒っている光生のお母さんは相変わらず今日も美人で緊張してしまう。
「本当にごめんなさいね!ほら、光生もそんなに強く涼くんの手握らないの!莉緒に取られるからって大人気ない!」
光生が怒られているところはいつ見てもかわいくて大好きだ。
「いいじゃん。涼は莉緒のじゃなくて俺だけのものなんだから。ていうか母さんだって涼の腕握ってるじゃん。」
「あら、私は光生と違って優しく涼くんに触ってるわ!」
だめだ、ここに来るとみんなが俺のことを温かく迎えてくれるから幸せすぎてどうにかなりそうだ。
「うふふっ、みんな涼くんのことが大好きだから取り合いね!ごめんなさい!」
「ほら、早く上がって俺の部屋行こ。」
光生は莉緒ちゃんたちの手を不機嫌そうに払いのける。
「兄ちゃんだめっ!涼くんは莉緒のお部屋で遊ぶの!」
「だーめ!今日は俺の部屋で遊ぶから莉緒はリビングでテレビでも見てて。」
こんなに歳が離れている妹に張り合う光生はなかなかに子供だ。
「ふふっ、2人は放っておいて涼くん早く上がって!いま唐揚げ揚げてたから味見してくれない?」
「わっ、是非!おじゃまします!」
突然家に来たのに当たり前のようにそんなことを言ってくれる。それからリビングに行けば光生の言った通り見たこともないくらいのごちそうが並んでいた。
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