ニートゲーマー異世界へ~荒廃した世界で生き抜きます~

TEN

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本編 ~ 第三章 ~

31話 真っ赤な巨体 ~暗闇の恐怖~

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「もうプリン一人でどこ行ったわけ?」


 私はプリンを探しにテントの外に出ていた。
 待ってろって言われたのに待てない私⋯⋯。

 まぁ仕方ないよね。だってこんな所に一人でいたほうが怖いし。
 プリンも酷だよね。女の子をこんな所に置き去りにするなんて。


「はぁ~あ。どこ行ったのかなぁ? こっちかな?」


 私はとりあえず、テントの中にいた時に音がしたほうに行ってみた。
 まぁテントの中だったし、音がしたほうって言ってもあやふやなんだけどね。


 樹々が私の頭上に覆いかぶさり、辺りは暗く視界も見えずらいーー私の恐怖はいっそう強くなる。
 震える手で銃を握りしめ、更に奥へと足を運んだ。



「ねぇ⋯⋯プリン」


ーーガサ


 きゃっ! 今なんかいた?


「い、いないの? プリン⋯⋯」


 ここなんなの? まじで怖いんだけど。早く出て来てよプリン。


ドドドドドーーピュゥンーードドドドーーピュゥンーー


 その時、さらに奥のほうから銃声が聞こえてきた。


「きゃっ! な、なに? プリンなの?」


 私は銃声がしたほうに歩いて行った。
 この先は足元が見えない程さらに暗くなっていて、私は恐怖で体が震えながら少しづつ奥へ向かった。


ドドドドーーピュゥンーーパンパンパンーー


 え? また? プリン大丈夫だよね?
 まさか⋯⋯プレイヤーとか出て来てないよね?

 私はプリンが心配になり、恐怖の中少しだけ足を早めた。


カサカサーー


 突然横から物音がーー

 な、なに? 今横から物音がした気がしたんだけど⋯⋯もしかして敵っ?
 いや、でもマーカーには反応ないな。
 私は恐る恐る木をかき分け、音のするほうに近付いた。

 するとーー


 目の前から血だらけの人が!


「よう⋯⋯テン」


 一瞬焦って銃を構えたけど、血だらけの人の正体はプリンだった。

 ちょ、大丈夫なの? なにがあったのよ。
 私はすぐにプリンをテントに運び、手当てをした。



「どうしたの? なにがあったの?」


 テントに着いた私はすぐにプリンに尋ねた。でもプリンは意識が朦朧もうろうとしているのか、何も答えようとしない。

 私はとりあえずプリンにスチムパックを使い、横にして休ませる事にした。

 本当になにがあったんだろう。こんなに血だらけとか尋常じゃないよ。
 やっぱり私も一緒に行くんだった。いや、でも私がいたら逆に足手まといか。
 誰にやられたんだろう? 物凄い強い敵がいたの? でもあの辺には敵の反応なかったし。
 やっぱりプレイヤー? それともまた⋯⋯ハンター?


「て⋯⋯テン⋯⋯」


 どうやらプリンが目覚めたみたい。とりあえず大丈夫そうだから、私は何があったのか聞く事にした。


「デスアロウがいた。デスアロウ二匹と戦ってただけだ」


 プリンはそう言うと優しい笑顔を見せて再び眠りについた。

 デスアロウってあの? 初見で私が何度も殺された、あのデスアロウ?
 多分F.o.D.やった事ある人だったら、一度は経験した事あると思う。
 ゲーム始めて間違った所に行ってデスアロウに出会うあの恐怖。
 始めてすぐにデスアロウに出会ったらほぼ間違いなく死ぬね。
 逆に勝てる人いるのかな? あ、凄い上手い人だったら勝てるのかな。でもデスアロウは始めだとほぼ一撃で死ぬからね。
 生きて戻れる気がしないよ。

 そういえばプリン、デスアロウ二匹と戦って無事って事は、勝ったって事?
 すごっ! 私は絶対に無理! だって一撃で死ぬんだよ?



 まぁプリンも無事だったしいいか。私も寝よう。
 私はプリンが寝ている隣で横になり、眠りについた。
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