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第2章
王宮の夜⚠️
しおりを挟む互いの唇を食むような濃厚なキスが続き、二人の理性の糸は完全に焼き切れようとしていた。
怪我をしていることなど忘れ、昂りを抑えきれずに身体を密着させる。
「ん……っ、ふぅ……」
エリアスは熱い吐息を漏らしながら、ゆっくりとヴォルフの膝から降りた。
そして、ソファに座るヴォルフの足元に恭しく跪いた。
「エリアス?」
驚くヴォルフを見上げ、エリアスは震える手でスラックスのファスナーを下ろした。
下着の中から、すでに限界まで硬く昂っているものを取り出す。
目の当たりにした夫の欲望に、エリアスは胸が高鳴った。
そのまま顔を寄せ、熱い先端を口に含んだ。
「っ……!」
ヴォルフが息を呑む気配がした。
エリアスの積極的な行動に、彼がものすごく興奮しているのが伝わってくる。
口の中で脈打つそれが、さらに一回り大きく、硬くなったからだ。
嬉しい。この人を、私が気持ちよくさせている。
エリアスは、いつもヴォルフが自分にしてくれるのと同じように、舌を使い、喉の奥を使って、見よう見まねで懸命に奉仕した。
「あ、ぁ……いいぞ、エリアス……」
ヴォルフの大きな手が、エリアスの黒髪に差し込まれた。
指が髪を梳き、耳や頬を愛おしげに撫でていく。
基本は優しく、けれどヴォルフが快感に耐える瞬間、その手がグッ、とエリアスの頭を掴むように力がこもる。
その正直な反応が愛おしくて、エリアスはもっと気持ちよくなってほしくて、夢中で頭を動かした。
「くっ、だめだ、もう……いくッ!」
ヴォルフの腰が跳ね、エリアスの喉の奥に熱い奔流が放たれた。
ドクドクと注がれる量は多かったが、エリアスは一滴も零したくないと思い、喉を鳴らして懸命に飲み干した。
出し切った後も、愛しさを込めてペロペロと名残惜しそうに舐め取る。
「はぁ、はぁ……」
興奮しきった様子のヴォルフは、荒い息のままソファから立ち上がった。
そして、跪いているエリアスの身体を軽々と抱き上げた。
「んっ!?」
「……お返しだ」
ヴォルフはエリアスをベッドへ運び、優しく寝かせると、エリアスが身につけている下の衣服を全て脱ぎ捨てた。
白い両足を大きく開かせ、顔を寄せる。
そして、すでに蜜を溢れさせて昂りきったエリアスの自身を、根元まで口に咥え込んだ。
「あ、あぁっ!!」
温かく湿った口内への刺激に、エリアスは我慢できずに大きく声を上げてしまった。
ここが王宮の一室だということや、メイドやアルシード王子がいつふらりと様子を見に来てもおかしくないことなど、頭の片隅にも過らなかった。
ただ、愛する夫が与えてくれる快感に酔いしれる。
「んぅ、あ、すごい……きもち、いい……っ!」
先ほどヴォルフに奉仕した時の熱が、まだ身体の芯に残っているせいか、いつもよりも感度が跳ね上がっている。
自分で舐めた時の味や感触を思い出し、さらに興奮してしまった。
ヴォルフもまた、理性が焼き切れた獣のようだった。
乱れ、喘ぐエリアスの姿を見つめながら、巧みな舌使いで徹底的に責め立ててくる。
「ヴォルフ、だめ、もう、おかしくなるッ!」
腰が浮き、シーツを掴む指が白くなる。
「いく、でちゃうっ……!」
絶頂の瞬間、エリアスはヴォルフの口の中へと思い切り白濁を放った。
久方ぶりの射精で、いつもよりも多くの量が出たが、ヴォルフは顔をしかめることもなく、美味しそうに喉を鳴らして難なく飲み干してしまった。
「ん……」
そして、そのままヴォルフがエリアスに覆い被さる。
互いの精液を飲み込んだ口で、再び唇を重ねた。
「んんっ……ふぁ……」
ねっとりと絡み合う舌から、互いの味がする。
これ以上――結合にまで進むのは、互いの怪我を考えれば流石にだめだと分かっている。
けれど、キスだけはやめられなかった。
離れていた時間を埋めるように、二人はまたしばらくの間、獣のように貪り続けた。
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