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第2章
オメガの栄養⚠️
しおりを挟む自らの指で達した余韻と、ヴォルフからの甘い口づけにより、エリアスの羞恥心は完全に溶かされ、代わりに本能的な欲求が鎌首をもたげていた。
(……ほしい)
目の前にある、愛する夫の象徴。
それを愛したい、体内に取り込みたいという衝動が抑えきれない。
「ヴォルフ……貴方のを、舐めたいです」
エリアスは潤んだ瞳で見上げ、懇願した。
「精液を……飲ませてください」
その直球な誘いに、ヴォルフの表情が一瞬にして欲に塗れた。
「……分かった。好きにしていいよ」
ヴォルフはベッドのヘッドボードに枕を重ね、そこにもたれかかるようにして座った。
足を広げ、その間にエリアスを招き入れる。
エリアスは四つん這いでそこへ進み、ヴォルフの股間に顔を埋めた。
「ん……ぁ……」
目の前にあるそれは、以前王宮の部屋で舐めた時よりもさらに一回り大きく、血管が浮き上がり、怒張していた。
放たれる熱気が凄い。
エリアスは小さく薄い唇を精一杯開き、その太くて熱い先端を懸命に含んだ。
「っ……ふぅ、エリアス……」
あたたかく湿った口腔に飲み込まれ、ヴォルフが吐息を漏らす。
舌先で鈴口を転がし、喉の奥を使って吸い上げる。
ヒートの熱に浮かされたエリアスの舌使いは、以前よりも大胆で、そして貪欲だった。
「上手だ……気持ちいいよ、エリアス」
頭を撫でられ、褒められるたびに、エリアスの興奮も高まっていく。
舌を通して伝わってくる濃密なアルファのフェロモン。
ただ舐めているだけなのに、強烈な媚薬を飲まされているように頭がクラクラとし、下腹部が疼いてたまらない。
ヴォルフもまた、エリアスが無心に奉仕する痴態に視覚的にも興奮し、腰を浮かせてその口内を突き上げ始めた。
「くっ、だめだ、もう……出るぞッ!」
「んっ、んぐぅ……ッ!!」
エリアスの煽情的な奉仕に耐えきれず、ヴォルフはエリアスの頭を掴み、口の中へと白濁を放った。
ドクドクと脈打ちながら注がれる熱い液体。
エリアスは喉を鳴らし、一滴も逃すまいと嬉しそうに飲み込んだ。
(……おいしい)
大好きな人の濃厚な精液は、ヒート中のオメガにとって最高の栄養になる。
身体の細胞が歓喜し、力が漲ってくるような感覚。
前よりもさらに美味しく、甘く感じた。
「はぁ、っ……エリアス……」
口元を汚し、恍惚とした表情で嚥下するエリアスの姿。
それを見たヴォルフの理性が、音を立てて弾け飛んだ。
「もう、我慢できない……ッ」
ヴォルフはエリアスを引き剥がすようにして仰向けに押し倒した。
そして、既に愛液でぐちゃぐちゃに濡れそぼっている後ろへ、自身の昂りをあてがい、一気に腰を沈めた。
「あ、ぃッ!?」
昨夜ぶりの挿入だが、慣らしなど必要ないほど、中はとろとろに蕩けていた。
それでも、いきなり最奥まで突き入れられた衝撃は凄まじかった。
「あっ、あぁぁーッ!!」
入ってきただけで、エリアスの身体が弓なりに反る。
内壁がヴォルフを締め付け、ただ挿入された刺激だけで射精してしまった。
「くっ、すごい締め付けだ……ッ!」
ヴォルフも余裕がなく、エリアスが射精し続けている最中だというのに、容赦なく腰を打ち付け、奥を激しく突いてくる。
「あ、や、ま、だめぇッ!!イッてる、イッてるのにぃぃッ!!」
前から白濁を撒き散らしながら、後ろの敏感な一点をゴリゴリと抉られる。
射精の快感と、強烈な中イキが同時に襲いかかり、脳の処理能力が限界を超えた。
「ひぁぁぁぁぁーーッ!!!」
エリアスは頭がおかしくなりそうな快楽の奔流に飲み込まれ、絶叫に近い声を上げて泣き叫んだ。
もはや自分がどうなっているのかも分からない。
ただ、ヴォルフに愛され、貫かれている事実だけが、焼き付くように鮮明だった。
ヒート二日目の午後は、そうして幕を開けた。
獣のように激しく交わり合い、日が暮れて夜が訪れるまで、エリアスは何度も何度もヴォルフに注がれ、その愛を受け止め続けた。
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