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マコとシノブ 1
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仕事を止めてからは忍と会うことはなかった。かといってマコから誘うのもおかしい気がするしハルを通じて誘うにしてもハルはハルで忙しいようだった。
夫とセックスはしているし夫も下手なわけではない。それでもハルや忍とのセックスを経験すると夫とのセックスがつまらなく感じてしまう。それに七海の事が頭の片隅に引っかかり夫とのセックスを楽しめない。
珍しく忍から誘ってきたのでウキウキしながら約束した。どうやらハルには内緒のようなのでいつもの所でなく遠くの繁華街で待ち合わせをした。昔は花街だった近辺なのであまり近寄りたくなかったけれど忍から待ち合わせ場所として指定されたので電車で向かう。
駅前だと目立つからとファーストフードの中で忍が待っていた。いつも待ち合わせは必ず先に来ている。彼が持てる理由の一つがわかる気がする。
彼はいつのもラフな格好、マコはその辺に買い物に出かけるような地味な恰好だけどウィックを付けている。
忍と店を出ようとしたとき腕を引っ張られ立ち止まる。誰か知り合いがいたのかな。視線を追うと店の前を金髪のウィックでボディラインがあらわな服の派手な中年女性とスーツの男性が腕を組んで歩いていく。
忍がつぶやく。
「…さん、、、」
聞き取りづらかったけど珠子のお母さんの名前だった。
確かに言われてみればそうかもしれない。そして男性はどう見ても旦那さんじゃない。
二人はラブホテル街に向かっていた。
忍が珍しく怖い顔をしてるのでおそるおそる聞いてみる。追いかけるのかな?
「どうする?」
「場所、変えましょう、知り合いに見つかるのまずいし。」
忍が手慣れた様子でスマホを使って近くのホテルを探す。
どうやら反対方向にもいくつかホテルがあるようで二人はそちらに向かった。
部屋に入ると忍が服を脱がすのももどかしそうにキスをして手を胸元に入れてくる。
いつもと違う忍の様子にマコは一瞬固まったが忍を止める。
「まって、まって、服を脱ぐわ、服が傷む」
忍君は黙って手を離した。
二人とも脱いだところで忍は強引にマコをベッドに押し倒す。
「シャワーを、、」
マコが言うのを無視して忍はクンニを始める。
「汚いから、シャワーを浴びさせて」
もう一度マコが言うが忍はそれすら無視をしてクンニを続ける。
いつもの快楽を与えてくれるような優しいクンニではなくとにかく濡らすためだけの単調なものだった。
それでも、生理現象で濡れてくる。単調なクンニでも快楽さえ覚えてくる。
それでもいつもと違うもどかしさを感じていると忍が起き上がり一気に挿入してきた。
濡れているとはいえまだまだ準備ができてるとはいえない。マコは悲鳴をあげた。
「いやー、痛い痛いの。」
忍はそれを無視して強引に抽送を続けている。よく見ると忍は目を瞑っていてマコを見ていない。
マコはさっき見た珠子のお母さんを思い出す。派手な服もウィックも男に媚びるようにぶら下がって歩いているのも、いつもの印象と全く違っている。
それを見ていた忍の表情を思い出して、、気がついた。
珠子のお母さんの代わりに抱いているんだ。そして乱暴なセックスは珠子のお母さんにぶつけたいこと、やりたいことなんだ。
目を瞑り見かたによっては泣きそうな顔をしている忍をマコは愛おしくなった。
乱暴に、いつもと違い自分勝手に動いているにもかかわらず忍はなかなか逝けないようだった。マコはいつものように忍を愛撫しようとして、やめた。
今の忍はレイプしているのだ。レイプしている相手が愛撫をしてくるのはおかしい。
マコは口をギュッと閉じて声を出すのを我慢し、忍のするがままに任せた。
いつもよりだいぶ掛ってようやく忍がいったようだ。忍がマコの上に倒れこむ。その重さすらも愛おしい。
忍がマコの中からペニスを抜いたところで避妊してないことに気がついたようだ。
「マコさんごめん、避妊してなかった。」
「大丈夫よ、ちゃんと薬飲んでるから」
マコは嘘をついた。本当は仕事を辞めてから避妊してない。
もう一人子供が欲しいというマコの願いを夫もいいと言ってくれたから。
渋っていた夫が同意したのは七海のことでうしろめたさがあるのか、それともほかの理由なのかはわからない。
夫とセックスはしているし夫も下手なわけではない。それでもハルや忍とのセックスを経験すると夫とのセックスがつまらなく感じてしまう。それに七海の事が頭の片隅に引っかかり夫とのセックスを楽しめない。
珍しく忍から誘ってきたのでウキウキしながら約束した。どうやらハルには内緒のようなのでいつもの所でなく遠くの繁華街で待ち合わせをした。昔は花街だった近辺なのであまり近寄りたくなかったけれど忍から待ち合わせ場所として指定されたので電車で向かう。
駅前だと目立つからとファーストフードの中で忍が待っていた。いつも待ち合わせは必ず先に来ている。彼が持てる理由の一つがわかる気がする。
彼はいつのもラフな格好、マコはその辺に買い物に出かけるような地味な恰好だけどウィックを付けている。
忍と店を出ようとしたとき腕を引っ張られ立ち止まる。誰か知り合いがいたのかな。視線を追うと店の前を金髪のウィックでボディラインがあらわな服の派手な中年女性とスーツの男性が腕を組んで歩いていく。
忍がつぶやく。
「…さん、、、」
聞き取りづらかったけど珠子のお母さんの名前だった。
確かに言われてみればそうかもしれない。そして男性はどう見ても旦那さんじゃない。
二人はラブホテル街に向かっていた。
忍が珍しく怖い顔をしてるのでおそるおそる聞いてみる。追いかけるのかな?
「どうする?」
「場所、変えましょう、知り合いに見つかるのまずいし。」
忍が手慣れた様子でスマホを使って近くのホテルを探す。
どうやら反対方向にもいくつかホテルがあるようで二人はそちらに向かった。
部屋に入ると忍が服を脱がすのももどかしそうにキスをして手を胸元に入れてくる。
いつもと違う忍の様子にマコは一瞬固まったが忍を止める。
「まって、まって、服を脱ぐわ、服が傷む」
忍君は黙って手を離した。
二人とも脱いだところで忍は強引にマコをベッドに押し倒す。
「シャワーを、、」
マコが言うのを無視して忍はクンニを始める。
「汚いから、シャワーを浴びさせて」
もう一度マコが言うが忍はそれすら無視をしてクンニを続ける。
いつもの快楽を与えてくれるような優しいクンニではなくとにかく濡らすためだけの単調なものだった。
それでも、生理現象で濡れてくる。単調なクンニでも快楽さえ覚えてくる。
それでもいつもと違うもどかしさを感じていると忍が起き上がり一気に挿入してきた。
濡れているとはいえまだまだ準備ができてるとはいえない。マコは悲鳴をあげた。
「いやー、痛い痛いの。」
忍はそれを無視して強引に抽送を続けている。よく見ると忍は目を瞑っていてマコを見ていない。
マコはさっき見た珠子のお母さんを思い出す。派手な服もウィックも男に媚びるようにぶら下がって歩いているのも、いつもの印象と全く違っている。
それを見ていた忍の表情を思い出して、、気がついた。
珠子のお母さんの代わりに抱いているんだ。そして乱暴なセックスは珠子のお母さんにぶつけたいこと、やりたいことなんだ。
目を瞑り見かたによっては泣きそうな顔をしている忍をマコは愛おしくなった。
乱暴に、いつもと違い自分勝手に動いているにもかかわらず忍はなかなか逝けないようだった。マコはいつものように忍を愛撫しようとして、やめた。
今の忍はレイプしているのだ。レイプしている相手が愛撫をしてくるのはおかしい。
マコは口をギュッと閉じて声を出すのを我慢し、忍のするがままに任せた。
いつもよりだいぶ掛ってようやく忍がいったようだ。忍がマコの上に倒れこむ。その重さすらも愛おしい。
忍がマコの中からペニスを抜いたところで避妊してないことに気がついたようだ。
「マコさんごめん、避妊してなかった。」
「大丈夫よ、ちゃんと薬飲んでるから」
マコは嘘をついた。本当は仕事を辞めてから避妊してない。
もう一人子供が欲しいというマコの願いを夫もいいと言ってくれたから。
渋っていた夫が同意したのは七海のことでうしろめたさがあるのか、それともほかの理由なのかはわからない。
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