溺れ 乱れ 蜜地獄

璃鵺〜RIYA〜

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溺れ 乱れ 蜜地獄

溺れ 乱れ 蜜地獄 5



部屋に濡れた声と音が響き渡る。

緋音も珀英も全裸でお互いの躰を抱きしめて、何度も口吻けを重ねて、躰の感じるところをまさぐって、指を舌を這わせた。
緋音は嫌がるけど抵抗しないので、珀英は緋音の秘所にたっぷりとローションを塗り、その中に指を挿入れてきついのをほぐしていた。

「ああっもう・・・やだって・・・あ、ああ?ちょっと待っ・・・ああああああっっんんっっ!!」

ただでさえ余裕のない緋音が、更に全身を突っ張らせて痙攣(けいれん)させ、予想もしない淫らな嬌声(きょうせい)をあげた。

珀英はその様子を見ると、嬉しそうに少し意地悪く笑った。

「見つけた。・・・感じる?気持ちいい?いきそう?」
「あああんん・・・やだ、やだって、あああっ、ねえ待って待ってぇ!!もう無理・・・ああああああぁぁんん!!」

さっきまでとは比べものにならないほど、緋音はどうしようもなく気持ちが良く、珀英の指から逃げようと躰を捩(よじ)る。
わかっている珀英は、緋音の躰を抑えつけながら、内部(なか)に入れた指の腹で、ある部分を擦(こす)り上げた。

「ああああっっっ!!やぁだぁぁぁぁあああ!!!」

緋音が躰を大きく仰(の)け反らせて、両腕で珀英の肩を押して突っぱねて、湧き上がる異常な快感に堪(た)えていた。
珀英はその緋音を力強く抱き寄せて、しつこく内部に入れた指を動かしていた。

珀英が緋音の内部で弄んでいる箇所は、緋音の前立腺の部分だった。いつか緋音とセックスできる時がくると信じて、色々調べて勉強した結果の知識だった。
こうして前立腺の部分を刺激してあげると、射精抜きで達くことができるようになるというものだった。

珀英が指の腹で擦るたびに、躰中で感じて達きそうに震えている緋音が、愛おしくて可愛くて仕方がない。

「もうやだっっっやだって言って・・・・はくえいっっ!!ああんやぁあんん・・・やぁぁぁあああっっ!!」

緋音が一際大きな声を上げて、躰が大きくバウンドする。足がビクビクして、口唇の端から唾液が溢れ落ちた。瞳からは大粒の泪をボロボロ零(こぼ)している。

珀英にいじられた箇所から、何とも言えない感覚が広がって、腰を伝って背中を突き上げてきた。そのまま脳みそまできて、一気に揺らされる。
何も考えられず、何が起きたのかもわからなかった。

珀英が内部(なか)から指を抜いてあげると、緋音の全身が一気に弛緩して、ベットに沈んでいく。
全身を使って大きく深呼吸する緋音の髪を、珀英は優しく撫ぜる。緋音は安心したのか疲れたのか、目を閉じて躰の中の熱を冷まそうとしていた。

珀英はそんな緋音の額に口吻けると、容赦なく緋音の脚を持ち上げると、自分の肩に担ぎ上げた。

緋音が驚いて声を上げるよりも早く、珀英の膨張したものが押し込まれた。

「やだぁ・・・まだやだっ!」
「十分慣らしたから大丈夫ですよ。ほら、頭入ったけど、痛い?」
「あうっ・・・少し・・・痛い・・・」
「ゆっくり入るから」

珀英が額や頬に、口唇にキスを繰り返すと、緋音はまだ少し怯えたように珀英の首筋に顔を埋めて、何回か肯ずいた。
初夏とはいえ湿度が高い状態で、窓を閉めきっているので、二人とも全身で汗をかいていた。

それすらも心地よくて、ずっとずっとこうしていたいと思った。

珀英がゆっくりと腰を進める。

「・・・ううん・・・あう・・・やぁ・・・」

異物が侵入ってくる感覚に、緋音は自然と腰を引いて逃げようとする。それを珀英がしっかりと抱きしめて離さない。

「痛い?」
「・・・っ!」

緋音の躰を労(いたわ)るように、優しく真剣に訊(き)く珀英に、緋音は頭を振って答えた。初めての感覚に戸惑いと恐怖を感じながらも、必死に珀英にしがみついて、受け入れようとしている姿が、何だかけなげで可愛かった。

緋音はもっと死ぬほど痛いのを覚悟していたが、ローションと指で解したおかげで、珀英のを最後まで受け入れることができた。

緋音は肩で大きく呼吸を繰り返し、異物感に堪えているようだった。

そんな緋音が愛おしくて、やっと手に入れることができて嬉しくて、珀英は何度も何度も緋音の髪を撫ぜて口吻けを繰り返す。

唾液が糸を引いて、二人を繋いだ。

くちゅくちゅと音を立ててキスをしながら、珀英はゆっくりと腰を動かす。
繋がっている所から、ぐちゃぐちゃと音が聞こえてくる。それに応えるように、緋音の内部がきつく締め付ける。

緋音は何が正解なのか、何が何だか解らないまま、とにかく必死に珀英に合わせていた。珀英の動きに、呼吸に合わせた。

何せ男とセックスするのなんて初めてだし、しかも抱かれるのなんか初めてだし、何をどうしたらいいのかなんて、全然判らない。

オレは・・・こんな必死なのに・・・こいつは全然余裕で・・むかつく!

珀英は珀英で、余裕あるように見せているが、実は全くそんな余裕はなかった。
必死で調べた机上(きじょう)の知識が正しいのかどうかもわからないし、もしかしたら緋音は痛いんじゃないか気色悪いんじゃないか、オレなんかがこの人を抱くとか頭おかしいって思われてんじゃないか。

しかも緋音さん余裕しゃくしゃくな感じがするし、もしかしたら、オレ以外の男としたことあるんじゃないか・・・そんな嫌なことばかり考えていた。

お互いに全く余裕なしのぎりぎりなのに、それを相手に悟られたくなくて、余裕ありますよ的な雰囲気にしている。

それが何の意味もないと、すぐに思い知らされる。

珀英の中で勝手な嫉妬が芽生えた。そのせいで、少しばかり緋音に対する自制心の、タガが外れた。

もしかしたらオレ以外の誰かに抱かれたことがあるんじゃないか・・・そんなのやだ・・・この喘ぎ声とか、エロすぎる顔とか、誘って煽ってくる躰を、オレ以外が知ってるとか・・・絶対に嫌だ。

「ああああんんっっ珀英っっっっちょっと待って・・・!!」

思わず、腰が動いていた。自分以外と緋音は寝たことがあるんじゃないかと、そんな勝手な疑惑と妄想に、押しつぶされそうだった。

程よく締め付けてくる緋音の内部は最高で、きつすぎず緩すぎずを保っていて、今すぐ内部で出したいくらい、最高だった。

嬌声をあげて、珀英に貫かれたまま、汗や唾液に塗(まみ)れて、気持ち良さそうに、自分を睨みつけてくる緋音を見て、珀英の自制心がまた一つ外れた。

緋音を犯す腰が速度を上げていく。最初は遠慮がちだったのに、今では最奥(おく)まで侵入ろうと、壊れそうに激しく何度も何度も叩きつける。

「・・・もうやだぁあああ!・・・はくえ・・・やだぁって・・・!」
「やなの?っ・・・こんな気持ち良さそうなのに?はぁ・・・やめていいの?」
「やだぁ・・・やめちゃやあ・・・!」
「くす・・・緋音、どっち?」
「はくえ・・・もっと・・・もっとしてぇ!!」

珀英は思わず意地悪な笑みを浮かべると、緋音の腰を強く掴んで、奥まで挿入れていたものを少し引き出す。

さっき見つけた緋音の前立腺の部分を狙って、突き始める。ちゃんと当たっているのかわからないが、緋音の反応がさっき指で弄った時のように過敏になっていく。

喉が潰れそうなほどずっと声を上げ続け、珀英の二の腕を掴んで、腰が大きく揺れ動く。内部もぐちゃぐちゃで、珀英のものをきつく吸い上げている。

くっそ・・・何だよこれ・・・こんなすげぇなんて聞いてない・・・
もう・・・出るっ!

珀英の我慢が限界に達しようとすると同時に、緋音もまた限界だった。

さっきっから・・・珀英のがさっきのとこ・・・ダメ、気持ちいい!!こんな気持ちいいなんて聞いてない・・・もうイク、もうダメっ!!

緋音は思わず珀英の頭をひっ掴んで、引き寄せる。珀英の口唇にキスをして、舌を搦(から)めて吸い上げて。何度も何度も、しつこくキスをする。

「はく・・・っもうっっっイクっっ!!むりぃぃぃ・・・」
「うん・・・はぁ・・・オレもイク・・・中で、出していい?」
「うんうん、う・・・ん・・・ああああっっっやああああぁああっっ!!」
「・・・っっくっっ・・・」

緋音が躰を大きく仰け反らせて、手足を痙攣させて、色んな欲望をぶちまけて、あられもない声を響かせて、達していた。
達く瞬間に、内部が珀英のものをきつく締め上げたせいもあって、珀英は緋音の中で出していた。

お互いに、一滴も残さず、出していた。

緋音は自分の精液をお腹にぶちまけてしまったことに、少し不快感を感じなから、それでも激しい快楽のせいで、躰が言うことを聞かず、全身で大きな呼吸を繰り返していた。

珀英が中から出ていく感覚に少しほっとして、大きく息を吐き出すと、閉じていた目を開けて珀英を仰いだ。

珀英も汗だくになって、全身で呼吸をしていたが、緋音と目が合うと、ふっと、微笑んだ。
つられて緋音も笑い返すと、珀英は、緋音の横に躰を横たえると、ぎゅっと抱き寄せた。

髪を優しく撫ぜると、そっと・・・額に口吻ける。

それだけなのに、たったそれだけなのに。

緋音は心の底から安堵(あんど)して、色んな力みがなくなり、思わず珀英の首に腕を回して、引き寄せた。唇に触れるだけの、口吻けを返す。

その後は二人は、お互いを抱きしめて、どこにも行かないように抱きしめて。

深い眠りに、堕ちていった。
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