カカオはわたしのベストフレンズ!

三浦千香

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2話 カカオと休日

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あれからさらに1週間がたった。

カカオのおかげで太一くんと付き合うことになった。
うれしい。何回思ってるだろうかこの言葉。

まだみんなに付き合ってることを知られたくないから、デートとかは中学生になってからと約束をした。
ただ、おじいちゃん、おばあちゃんには言わないことにした。意外とくちがかるいんだ。

春華には伝えた。とても喜んでくれて、応援してくれると言っていた。これからはクラスのみんなにバレないよう、学校ではあまり関わらないようにすることに二人で話し合って決めた。もともと、あまり話は良くするってわけじゃなかったから怪しまれることはないと思う。中学生になるまでは少し、本当の彼氏彼女とは言えないかもしれないけど、あと1年いや、数カ月ぐらいだから少しの辛抱だと思おう。女子では春華にしかこのことは言ってないから、秘密をまもらないとね。女子ってさ、結構秘密バラしたくなるんだよね。春華はそんな子じゃないから。

いつものように1日が始まる。
今日は金曜日。明日は土曜日、太一くんはサッカーがあるから遊べないと思うから、カカオを連れてドックランにでも行こうかな。きっと喜ぶよね。いろいろカカオが喜んでいるところを想像してついムフフってにやけちゃう。あ~明日が早く来ないかな?

次の日
カカオとドックランにやってきた。
大型犬、中型犬スペースと小型犬スペースがあって、カカオは小型犬だからこっちのスペースか。
すでに、何匹か犬が走り回っていたり、飼い主さんと遊んでいたりと楽しそうだった。
「さぁ、カカオもはしりまわってきなよ!」
リードを外すと、開放されたように元気に走り回るカカオ。すごいスピードで走り回るから、
「元気がいいですねぇ 子犬ですか?」
とか言われて13歳ですって言うと驚かれる。
本当もうおじいちゃん犬には見えないよね。
たくさん遊んで、たくさん走り回ってヘトヘトのカカオを抱きながらアイスクリームを食べるわたし。物欲しそうな顔をして、見つめてくるカカオを見ないようにしながらゆっくりと食べる。
たくさん遊んで疲れたのか、家に帰ってからカカオはベッドで寝てばかりいた。ご飯も食べないし、なんだか元気がないように見える。
ちょっと走りすぎたかなって心配したけど、たまにこういうことよくあるからあまり気にしないでお風呂に入って寝ることにした。きっとつかれたんだ。あんなに走ったんだもんね。やっぱ広いところ行くと走り回りたくなるよね。私もそういうこと、あるある。謎の共感をいだきながら眠りについた。

朝。
「おはよう。カカオ。」
声をかけても出てこない。
ベッドにはいなかった。ハウスに移って寝てたのかな。と思い、ハウスを覗き込むと、ゲホゲホと苦しそうにしている。
「カカオ!!?」
行きも荒い。今までにない、恐怖をおぼえた。それと同時に不安が頭をめぐりだす。
どうしよう…こんなときはどうすればいいんだっけ…オロオロしていると、おじいちゃんが起きてきた。事情を説明し、動物病院に連れて行ってもらうことになった。
カカオ…ごめんね、ちゃんと見ていなかったから…だから…もう少しで病院につくからね…
カカオに心で話しかける。不安で押しつぶされそうな私とカカオを乗せて、車は雨の中走っていく。
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