普通の会社員の異世界冒険物語〜程々に強いがちやほやされる訳でもなく、悪い奴もそんないない異世界で必死に生きる〜

ときすでにおすし(サビ抜き)

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第2章 駆け出し冒険者編

06.大きなスライム

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 翌日、目が覚めると、すでに10時ぐらいだ。
 
 あぁ気持ち悪い、酒がぬけきっていない。
 魔素も空っけつで、酒を強制的に抜くこともできない。
 
 とりあえず、朝のルーティーンをこなして、食堂につく。
 おじさんも、同じように気持ち悪そうにしてた。
 軽く挨拶をして、おじさんの隣のカウンターに俺も突っ伏す。
 
「もうだらしないねぇ」

 と言いながら、食堂のおばさんがドリンクを出してくれた。
 おじさんも「すまねぇ」とか言いながらもらって飲んでる。 

 飲むと、すぐに気持ち悪いのが緩和されていく。
 
「これすごいですね、気持ち悪いのが無くなってきましたよ」

「なんだお前、毒消しで悪酔いが消せるのしらないのか?」

「そうなんですか、知りませんでした。」

 これはすごい。あっというまに治ってしまった。


「なに偉そーなこといってるんだい」

 と、食堂のおばさんが言いながら、朝食を運んできてくれた。

「ありがとうございます。おかげで、うんと良くなりました」

「それは、よかった。旦那が世話になったみたいで、昨日はごちそうさま。さっきのはサービスだよ。」

「えっ旦那?」


 へへへって、おじさんが頬をかいている。
 あ、ご夫婦ですか。朝食、いつもありがとうございます。
 
 なんと、このおじさんは、この月の満腹亭のオーナー兼、厳つい冒険者だった。
 いやぁ、まじで昨日とんでもないことをするとこだったなぁ。
 昼の仕込みの途中だったようで、すぐにおばさんは奥に入っていった。

 おじさんと、冒険者のあり方について語りながら朝食をとった。
 朝食は、ミートボールがたっぷり入ったシチューとパンだった。
 二日酔いがなくなって味わって食べることができた。すごく美味しかった。

 さて、ギルドに行こう。おじさんは、宿の仕事があるそうで、まだギルドには行かないようだ。 
 食堂で別れて、ギルドにむかう。

 ギルドに向かう途中、また、店をひやかしーー見学しに行こうとおもう。
 
 1軒目
 ここは、服屋だな。いろいろな服がおいてある。修行中、何度かミケから服を買っていたが、どれもだいぶくたびれてきている。よし、適当に買って行こう。
 
 2軒目
 ここは、喫茶店だな。甘いものも食べれる店らしい。入り口のメニューと、窓から見える店内を見て判断した。女の子と来る場所のリストに入れておこう。


 さて、ギルドについた。今日はどうしようか。

 ギルドに入ると、また荒くれどもが酒を飲んでた。

「お、タケシ、昨日はありがとうな」

 などと、気安く声をかけてきた。

「いえいえ、また飲みましょう」

 と適当に返す。この前までのぼっち感が、だいぶなくなった。
 

 なんだかんだで、Eランクになるまで、あと討伐依頼を2つ分ぐらいだろうか。
 グラスウルフのボスを含めた群を撃退したのが、結構いいポイントになっていた。
 
 依頼ボードを眺める。
 薬草採取と、キノコ採取を受けて、あとグラスウルフでも狩るか。
 そうすりゃ、明日またなんか狩って、明後日ぐらいにはEランクの昇級試験かな。


 受付に行くと、いつものお姉さんがいた。

「おはようございます、タケシさん。昨日は初依頼達成おめでとうございます。依頼を受けますか?」

「ありがとうございます。薬草採取とキノコ採取、それとグラスウルフの討伐もお願いします。」

「はい、複数受けるのは構いませんが、無理なさらないでくださいね。」

「ありがとうございます。大丈夫です。では、行ってきます」

 と、キリッと言って、颯爽と冒険に出発しようとした。

「キノコ採取も買取カウンターで実物を見ることができますので、よろしければどうぞ」

「あ、ありがとうございます。」

 耳が赤くしながら感謝をつたえて、買取カウンターへ向かう。



 というわけで、草原に到着。魔素が体に染み込んでくる。

 さて、探知魔法で、薬草とキノコを探す。この近くにはない。
 薬草はあるが、キノコがない。
 グラスウルフは、結構いたのでサクッと狩って、リュックに収納。

 草原には、全くキノコがないので、捜索範囲を広げる。
 街から少しはなれたところに林があった。

 その近くまで行って探知魔法を使うと、あったあった。
 そして、離れたところに魔物がいる。林の中だが反応がやけに大きい。
 これは、どうしたものか。

 とりあえず。キノコを採取する。
 予定数をあっという間に採取した。
 本当に便利だな魔法。採取専門でもいけるきがする。

 さて、大きい反応が気になるので、気配を魔法で消して林の中に入って行った。
 小さい魔物も、ちらほらいるが無視だ。


 そして、目標を発見。

 透明のゼリー状の生き物がいた。
 あれはスライムだな。
 しかし、でかい。まるでキングなんちゃらだ。顔はないけども。

 あれに、取り込まれたらやばいな。
 たぶん、近接攻撃はやめたほうがいいな。魔法でどうにかする感じだな。
 凍らせて粉々とか、蒸発させるとかかな。貫通力特化の魔法で核を壊すのもいけるな。

 しかし、魔素が圧倒的に足りない。
 撃てるとこまで魔素を貯めるか・・・時間がだいぶかかるな。


 んーん。
 そんな動かないし。
 とりあえず、急いでギルドに報告だ!
 


 そして、ギルドに到着。

 依頼報告受付で、薬草とキノコと、グラスウルフを出して、報酬をもらう。
 だいぶ早いですねと、受付の人にいわれる。
 もともと田舎で育ったのでー、森とか林での探し物はー、得意なんですー。
 とちょっと無理やり誤魔化す。
 そんなことよりも、林にでかいスライムがいるんです、と無理やり話題を変えるように報告した。

 結構危ない状態だったようで、とても感謝された。
 ギルド付き冒険者(ガイさんのような人たち)が確認後に情報料も貰えるそうだ。

 なんでも、たまに討伐されないで生き残ったスライムが大きくなることがあるそうだ。
 そうなると並みの冒険者では手のつけらないほどの危険度に成長するらしい。
 
 調査&駆除用の部隊が急遽編成されているそうで、できたらスライムがいるところまで案内してほしいとの指名依頼がきたので快諾した。
 
 とりあえず、食堂にいますので、出発するときに声かけてくださいと伝えて、食堂に向かう。
 

 食堂にいくと昨日の連中が、気さくに声をかけてくれた。
 あ、おじさんもう飲んでる。あんた・・・宿の仕事やりたくなくて逃げてるんじゃないよな?

 いいなぁー。俺はまだ飲めない。
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