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第2章 駆け出し冒険者編
07.スライム退治完了
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食堂で、厳つい連中と今後の冒険者の労働環境について飯を食いながら討論をしていると、後ろから声がかかる。
「また、タケシか」
藪から棒になんだ?
振り返ると、ガイさんと他に強そうな冒険者が3人いた。
調査&駆除用部隊の準備ができたようだ。
「なんだ、ガイの知り合いか?」
「俺が、適正試験の担当だったんだ」
「なるほどな、よろしくタケシ。俺は、アイジー。こいつがメンスで、あいつがビターだ」
「タケシです。よろしくお願いします」
「スライムの件ですよね。いつでもいけますよ!」ムシャムシャ
急いでムシャムシャする。
「まず、飲み込んでからしゃべれ。食い終わるまでまってるから大丈夫だ」
「ありがとうございます、すぐ食べますから」
ご飯を食べ終え、俺の準備がととのう。
「気をつけていってこいよ」
出来上がってるおじさんたちが、見送ってくれた。
「行ってきます」
草原を歩く俺ら。
魔法が使える状態になっているが、念のため身体強化はしない。
「日が暮れる前に蹴りをつけよう。ダメそうなら、出直しだ。」
ガイさんが、今回の隊長のようだ。
全員異論なく同意する。
黙々と歩いていると、アイジーさんが話しかけてきてくれた。
アイジーさんは、大剣を背負い厳つい鎧をきている、あんちゃんだ。
メンスさんは僧侶風の格好していて武器はメイスと大楯を持っている、優しそうなおじさん。
ビターさんは、かっこいい鎧をきていて、レイピアみたいな剣と魔術師の短めの杖を持っている、なんかかっこいい感じの女性だ。
3人は、B級の冒険者で、B級パーティ”豪炎のコップ”という、ちょっと美的センスがわからないネーミングだが、この世界の厨二的な名前なんだろう。
「タケシは冒険者になりたてだそうだな」
「はい、この前ガイさんに適正試験してもらって、Fランクの冒険者になりました。」
「そうか。最初は普通に依頼をこなしていれば、すぐにDまでは上がれる。でもそこで壁にぶち当たる。運も実力も努力も全部揃ってないと、Cにはなれない。そして、Cに上がれるかどうかで、そいつの冒険者人生が決まる」
ごくり。
アイジーさん、急にシリアスな話になったな。
「そう怖がらすな、アイジー。別にランクが全てじゃない、自由でいいんだよ冒険者は」
「そうだとも。タケシくん。ビターの言う通りだ。アイジーはCに上がる時に、だいぶ苦労したからよくこの話をするんだ」
FF外からビターさんとメンスさんがコメントしてきた。
「いえ、右も左もわからない初心者なもので、先輩方の貴重なお話がきけるのはありがたいです。」
「お?貴重な話か、お前わかってんじゃねーか。おしじゃあ、大切なことを教えてやるよ。これだけは絶対に覚えておけよ。簡単だ、敵がいる時は絶対に油断するな。絶対にだぞ。その他のこたぁ、帰ったら酒飲みながら教えてやるよ。」
ガハハハと笑うアイジーさん。上機嫌なようで、何よりだ。
ガイさんは、微笑ましそうに笑ってる。そういえば、この人は、ランクはどのくらいなんだろうか。
話をしてると、ガイさんが魔物をみつけたようだ。
襲ってくるなら対応するとのこと。
「剣盾と鎧をきたゴブリンが4体と、棍棒を持ったホブゴブリンが1体だな。アイジー頼んだ。」
どうやら、戦闘になりそうだ。
ランク的にいうと、コップさんたちがアクティブに相手にするような魔物ではないが、俺にいいところを見せようとしてるのか、アイジーさんがやる気満々だ。
俺は、案内だけなので、戦闘には参加しない。
「おし、じゃぁ、いっちょやるか!みてろよタケシ!いくぞおまえら」
おりゃーって叫びながら、突っ込んでいくアイジーさん。
「おい、まてアイジー」
ビターさんがやれやれという感じに、追っていく。
メンスさんは、メイスを前に出して詠唱をしている。なんだろう魔術か?
そして、前を走るアイジーさんとビターさんの周りにエフェクトがかかる。
お、なんだ、なにかの強化か?
アイジーさんが、4体のゴブリンにつっこみ、大剣の一薙ぎで葬った。す、すげぇ、盾も剣も鎧も関係なく両断してる。
そして、俺の方をみて
「これだタケシ、これが冒険者だぁ!遊びじゃねぇ命のやりとりだからな!覚えとけよ、相手が格下でも絶対、油断すんじゃねーぞ!」
と、叫んでいる。
ゆ、油断しちゃだめなんじゃないすか!
まだ、ホブゴブリンいますよ!
今のそれ油断すよアイジーさん、それ!
あっ
次の瞬間、ホブゴブリンの棍棒の一撃を思いっきりくらって、俺の方まで飛んでくるアイジーさん。
えぇぇぇーーー
「ちょ、大丈夫ですか!」
ガイさんもメンスさんも、慌てる様子もない、そもそもこちらを見ていない!?
これがベテランの冒険者だというのか!?非情すぎねーかさすがに。
メンスさん、あんた回復とか出来んじゃなかったのか?
俺だけがあたふたしているとでドスンとでかい音がする。
驚いて音の方を見ると、ビターさんがホブゴブリンの急所を一突きで倒したようだ。あの人、剣士か。
そ、そんなことよりも、アイジーさんだ。
どうするどうする魔法で回復させるか、どうする、でも今使うしかーー
ん?
アイジーさんが何事もなく立ち上がっている。体についた土を叩いてる
「こんな感じに、油断してると、格下の敵でも速攻でやられちまうからな、気をつけろよ!ま、俺はあんなんじゃくたばらねぇがな!わざとだ、わざと!」
は、はい・・・え、なんなのこの人。この人、本当にB級なの?
「タケシくん、驚かせてしまってすまないね。こうゆうふざけたやつなんだ。タケシくんに良いとこ見せようと、調子にのってて吹っ飛ばされたんだとはおもうが、身体強化の術をかけといたから、たいしてダメージはないから安心してくれ」
メンスさんが教えてくれた。いや、そういう話じゃなくねーか。
とりあえず、戦闘終了した。
ホブゴブリンの魔石のみ回収して、スライムの場所に急ぐ。
その後の戦闘はなく、アイジーさんがめっちゃ昔の武勇伝を話してきた。
その受け答えに疲れた・・・リアクションが薄いと文句言うし・・・。
そうこうしているうちに、キング級の大きさのスライムの場所についた。
目の前にいる。
「これは、想定よりでかいな。まぁ、大丈夫だろ。当初の予定通りやってくれ。」
ガイさんが、コップの人たちに向けて言う。
「「「了解」」」
「まずは私から」
と、言いながらメンスさんが詠唱している。
ビターさんの周りに柔らかい光のエフェクトがかかる。
かかると同時に、ビターさんはレイピアを前にだして、詠唱してる。
え、そっち!杖は?短いのもってたでしょうに。
詠唱が終わると、レイピアが光だして、光が伸びていく。
なにそれ、すげーかっこいいい。そして、レイピアがすごい長い!!!!
そして、ビターさんは、ダッシュして、スライムの核にむけて、光のレイピアをぶっさす。
体がでかい分、核まで厚みがある。光のレイピアが核に届きそうな時に、光が消えた。
すぐにビターさんはスライムから離れ、こちらに戻ってきた。
スライムはプルプルしているが、まったくダメージはなさそうだ。
「魔術が消えたな。こいつは厄介だな。耐性スライムか」
ガイさんが、気になることを言っている。
た、耐性スライムだと?耐性がある感じのスライムってことだろうな。きっと。
俺の魔法もだめかもしれないな。報告してよかった。
「おし。んじゃあ、俺の出番だな。みてろよ、タケシ!」
といいながら、アイジーさんが大剣を取り出し振り回し始める。
「まて、まて」
メンスさんが止めて、詠唱をはじめる、アイジーさんの周りに柔らかい光のエフェクトがかかる。
ビターさんも片手に短い杖をだした。もう片方の手をアイジーさんの大剣に置いて、詠唱を始めた。
アイジーさんの剣が、燃え上がる。おおぉ、エンチャントか。
「いっちょやってくるか、魔術がだめなら、力で核ごと真っ二つにしてやるぜ」
うぉらりゃぁぁぁーーーーーっと、いいながら、スライムに突撃するアイジーさん。
そして、スライムの前でとまり振りかぶって止まっている。突撃の意味がまったく・・・
なんとなく、アイジーさんにエフェクトのようなものがかかっている。スキルか、力をためている感じか?
「おっしゃぁーいくぞおらぁぁぁぁ!!くらいやがれぇぇ!!昇竜斬りぃぃぃぃぃぃ!!」
す、すごい。スライムを真下から切り上げて、アイジーさんがそのまま、上空に飛びあがった。
スライムは真っ二つ。スライムの後にあった岩や、木々も切れている。とんでもない威力だ。
核が壊されたスライムは、ドロドロにとけてしまった。
しゅたっと、着地するアイジーさん。
かっこいいっす、アイジーさん、いや、兄貴!!!!
「よし。これで終了だ。帰ろう」
ガイさんが、核と魔石を採取して告げる。
「どうだタケシ!」
「かっこよかったっす!兄貴!」
「そうだろうそうだろう。よし、帰ったら飲みいくぞ」
「承知しやした兄貴!」
ガハハハと上機嫌な兄貴。
スキルすごい。帰ったら兄貴に教えてもらおう。
何事もなくギルドまで帰る。
無事、依頼終了となった。
今回の情報提供料と、指定依頼の報酬を受付からもらう。
そして、食堂兼居酒屋にいくと、コップのメンバーとおじさんたちがすでに飲んでいた。
おじさんたちは、ずっとのんでたのか・・・
「お、タケシ、こっちだこっち」
アイジーさんが、席を空けていてくれたようだ、ガイさんも報告したら仕事終了だったらしくすぐに合流した。
そして、打ち上げ開始だ
「「「「「「おつかれさまー」」」」」」
なぜか、おじさんたちも一緒に乾杯してる。
これは、長丁場になるな。
言うまでもなく、店じまいまで飲んで、ギルドから追い出されてお開きになった。
「また、タケシか」
藪から棒になんだ?
振り返ると、ガイさんと他に強そうな冒険者が3人いた。
調査&駆除用部隊の準備ができたようだ。
「なんだ、ガイの知り合いか?」
「俺が、適正試験の担当だったんだ」
「なるほどな、よろしくタケシ。俺は、アイジー。こいつがメンスで、あいつがビターだ」
「タケシです。よろしくお願いします」
「スライムの件ですよね。いつでもいけますよ!」ムシャムシャ
急いでムシャムシャする。
「まず、飲み込んでからしゃべれ。食い終わるまでまってるから大丈夫だ」
「ありがとうございます、すぐ食べますから」
ご飯を食べ終え、俺の準備がととのう。
「気をつけていってこいよ」
出来上がってるおじさんたちが、見送ってくれた。
「行ってきます」
草原を歩く俺ら。
魔法が使える状態になっているが、念のため身体強化はしない。
「日が暮れる前に蹴りをつけよう。ダメそうなら、出直しだ。」
ガイさんが、今回の隊長のようだ。
全員異論なく同意する。
黙々と歩いていると、アイジーさんが話しかけてきてくれた。
アイジーさんは、大剣を背負い厳つい鎧をきている、あんちゃんだ。
メンスさんは僧侶風の格好していて武器はメイスと大楯を持っている、優しそうなおじさん。
ビターさんは、かっこいい鎧をきていて、レイピアみたいな剣と魔術師の短めの杖を持っている、なんかかっこいい感じの女性だ。
3人は、B級の冒険者で、B級パーティ”豪炎のコップ”という、ちょっと美的センスがわからないネーミングだが、この世界の厨二的な名前なんだろう。
「タケシは冒険者になりたてだそうだな」
「はい、この前ガイさんに適正試験してもらって、Fランクの冒険者になりました。」
「そうか。最初は普通に依頼をこなしていれば、すぐにDまでは上がれる。でもそこで壁にぶち当たる。運も実力も努力も全部揃ってないと、Cにはなれない。そして、Cに上がれるかどうかで、そいつの冒険者人生が決まる」
ごくり。
アイジーさん、急にシリアスな話になったな。
「そう怖がらすな、アイジー。別にランクが全てじゃない、自由でいいんだよ冒険者は」
「そうだとも。タケシくん。ビターの言う通りだ。アイジーはCに上がる時に、だいぶ苦労したからよくこの話をするんだ」
FF外からビターさんとメンスさんがコメントしてきた。
「いえ、右も左もわからない初心者なもので、先輩方の貴重なお話がきけるのはありがたいです。」
「お?貴重な話か、お前わかってんじゃねーか。おしじゃあ、大切なことを教えてやるよ。これだけは絶対に覚えておけよ。簡単だ、敵がいる時は絶対に油断するな。絶対にだぞ。その他のこたぁ、帰ったら酒飲みながら教えてやるよ。」
ガハハハと笑うアイジーさん。上機嫌なようで、何よりだ。
ガイさんは、微笑ましそうに笑ってる。そういえば、この人は、ランクはどのくらいなんだろうか。
話をしてると、ガイさんが魔物をみつけたようだ。
襲ってくるなら対応するとのこと。
「剣盾と鎧をきたゴブリンが4体と、棍棒を持ったホブゴブリンが1体だな。アイジー頼んだ。」
どうやら、戦闘になりそうだ。
ランク的にいうと、コップさんたちがアクティブに相手にするような魔物ではないが、俺にいいところを見せようとしてるのか、アイジーさんがやる気満々だ。
俺は、案内だけなので、戦闘には参加しない。
「おし、じゃぁ、いっちょやるか!みてろよタケシ!いくぞおまえら」
おりゃーって叫びながら、突っ込んでいくアイジーさん。
「おい、まてアイジー」
ビターさんがやれやれという感じに、追っていく。
メンスさんは、メイスを前に出して詠唱をしている。なんだろう魔術か?
そして、前を走るアイジーさんとビターさんの周りにエフェクトがかかる。
お、なんだ、なにかの強化か?
アイジーさんが、4体のゴブリンにつっこみ、大剣の一薙ぎで葬った。す、すげぇ、盾も剣も鎧も関係なく両断してる。
そして、俺の方をみて
「これだタケシ、これが冒険者だぁ!遊びじゃねぇ命のやりとりだからな!覚えとけよ、相手が格下でも絶対、油断すんじゃねーぞ!」
と、叫んでいる。
ゆ、油断しちゃだめなんじゃないすか!
まだ、ホブゴブリンいますよ!
今のそれ油断すよアイジーさん、それ!
あっ
次の瞬間、ホブゴブリンの棍棒の一撃を思いっきりくらって、俺の方まで飛んでくるアイジーさん。
えぇぇぇーーー
「ちょ、大丈夫ですか!」
ガイさんもメンスさんも、慌てる様子もない、そもそもこちらを見ていない!?
これがベテランの冒険者だというのか!?非情すぎねーかさすがに。
メンスさん、あんた回復とか出来んじゃなかったのか?
俺だけがあたふたしているとでドスンとでかい音がする。
驚いて音の方を見ると、ビターさんがホブゴブリンの急所を一突きで倒したようだ。あの人、剣士か。
そ、そんなことよりも、アイジーさんだ。
どうするどうする魔法で回復させるか、どうする、でも今使うしかーー
ん?
アイジーさんが何事もなく立ち上がっている。体についた土を叩いてる
「こんな感じに、油断してると、格下の敵でも速攻でやられちまうからな、気をつけろよ!ま、俺はあんなんじゃくたばらねぇがな!わざとだ、わざと!」
は、はい・・・え、なんなのこの人。この人、本当にB級なの?
「タケシくん、驚かせてしまってすまないね。こうゆうふざけたやつなんだ。タケシくんに良いとこ見せようと、調子にのってて吹っ飛ばされたんだとはおもうが、身体強化の術をかけといたから、たいしてダメージはないから安心してくれ」
メンスさんが教えてくれた。いや、そういう話じゃなくねーか。
とりあえず、戦闘終了した。
ホブゴブリンの魔石のみ回収して、スライムの場所に急ぐ。
その後の戦闘はなく、アイジーさんがめっちゃ昔の武勇伝を話してきた。
その受け答えに疲れた・・・リアクションが薄いと文句言うし・・・。
そうこうしているうちに、キング級の大きさのスライムの場所についた。
目の前にいる。
「これは、想定よりでかいな。まぁ、大丈夫だろ。当初の予定通りやってくれ。」
ガイさんが、コップの人たちに向けて言う。
「「「了解」」」
「まずは私から」
と、言いながらメンスさんが詠唱している。
ビターさんの周りに柔らかい光のエフェクトがかかる。
かかると同時に、ビターさんはレイピアを前にだして、詠唱してる。
え、そっち!杖は?短いのもってたでしょうに。
詠唱が終わると、レイピアが光だして、光が伸びていく。
なにそれ、すげーかっこいいい。そして、レイピアがすごい長い!!!!
そして、ビターさんは、ダッシュして、スライムの核にむけて、光のレイピアをぶっさす。
体がでかい分、核まで厚みがある。光のレイピアが核に届きそうな時に、光が消えた。
すぐにビターさんはスライムから離れ、こちらに戻ってきた。
スライムはプルプルしているが、まったくダメージはなさそうだ。
「魔術が消えたな。こいつは厄介だな。耐性スライムか」
ガイさんが、気になることを言っている。
た、耐性スライムだと?耐性がある感じのスライムってことだろうな。きっと。
俺の魔法もだめかもしれないな。報告してよかった。
「おし。んじゃあ、俺の出番だな。みてろよ、タケシ!」
といいながら、アイジーさんが大剣を取り出し振り回し始める。
「まて、まて」
メンスさんが止めて、詠唱をはじめる、アイジーさんの周りに柔らかい光のエフェクトがかかる。
ビターさんも片手に短い杖をだした。もう片方の手をアイジーさんの大剣に置いて、詠唱を始めた。
アイジーさんの剣が、燃え上がる。おおぉ、エンチャントか。
「いっちょやってくるか、魔術がだめなら、力で核ごと真っ二つにしてやるぜ」
うぉらりゃぁぁぁーーーーーっと、いいながら、スライムに突撃するアイジーさん。
そして、スライムの前でとまり振りかぶって止まっている。突撃の意味がまったく・・・
なんとなく、アイジーさんにエフェクトのようなものがかかっている。スキルか、力をためている感じか?
「おっしゃぁーいくぞおらぁぁぁぁ!!くらいやがれぇぇ!!昇竜斬りぃぃぃぃぃぃ!!」
す、すごい。スライムを真下から切り上げて、アイジーさんがそのまま、上空に飛びあがった。
スライムは真っ二つ。スライムの後にあった岩や、木々も切れている。とんでもない威力だ。
核が壊されたスライムは、ドロドロにとけてしまった。
しゅたっと、着地するアイジーさん。
かっこいいっす、アイジーさん、いや、兄貴!!!!
「よし。これで終了だ。帰ろう」
ガイさんが、核と魔石を採取して告げる。
「どうだタケシ!」
「かっこよかったっす!兄貴!」
「そうだろうそうだろう。よし、帰ったら飲みいくぞ」
「承知しやした兄貴!」
ガハハハと上機嫌な兄貴。
スキルすごい。帰ったら兄貴に教えてもらおう。
何事もなくギルドまで帰る。
無事、依頼終了となった。
今回の情報提供料と、指定依頼の報酬を受付からもらう。
そして、食堂兼居酒屋にいくと、コップのメンバーとおじさんたちがすでに飲んでいた。
おじさんたちは、ずっとのんでたのか・・・
「お、タケシ、こっちだこっち」
アイジーさんが、席を空けていてくれたようだ、ガイさんも報告したら仕事終了だったらしくすぐに合流した。
そして、打ち上げ開始だ
「「「「「「おつかれさまー」」」」」」
なぜか、おじさんたちも一緒に乾杯してる。
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