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第3章 王都ラーメン編
05.つけめん
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いっけね、ギルドに行かないと。拠点変更手続きしないと、いけなかったんだ。
というわけで、急いでギルドに向かう。そして、到着。
王都のギルドは、デカかった。総合病院のようなでかさ。受付もでかい。やっぱり、酒屋兼食堂はあるが少しおしゃれな感じだ。
客層もおしゃれで、なんと言うかみんなちゃんとした装備してる。別にドーソンのあいつらが悪いわけじゃない。なんというか、ここは都会なんだなって感じる。
受付の列に並ぼうとしたら、サポートっぽいおねえさんに、要件を聞かれて答えると、4番受付へどうぞと別の列を指示された。なるほど、受付によって扱う手続きが違うのか。すごいな・・・萎縮しちゃう。
しばらくして、俺の番になる。4番受付のお姉さんはやっぱり美人だ。
「拠点変更の手続きをお願いします」
「では、冒険者証をご提示ください」
言われるがままに、冒険者証を出してカウンターに置く。
あ、そうだ紹介状。あれ、紹介状どこやったかな・・・あったあった。
「すみません、これもお願いします。ドーソンの冒険者ギルドからの紹介状です」
お姉さんに渡すと、中身を確認している。
何が書かれているの気になるが、すんなり手続きが終わった。
「タケシさん。ドーソンでの最終依頼のあとに、貢献度が追加されたようです。Eランクへのランクアップおめでとうございます」
「え、ありがとうございます」
いつのまにかEランクに上がってた。このままだと本当に、Dまであっという間っぽい。DからCに上がる時に、厳しい試験があるそうで、その試験でアイジーの兄貴は、何度も落とされたそうだ。
どんな試験なのかは教えてくれなかった。すごい不安だ。
よし。とりあえず、手続きおわった。宿をさっさと見つけて、激戦区に向かわなくては。ギルドを飛び出し、宿を探し歩く。
何軒かまわっていると、なんと24時間入れる大浴場付きの宿、その名も「スーパー宿」を発見。さすが王都。
ちょっと高いが、ここにしよう。とりあえず、1ヶ月ぐらいはいるつもりだから、前払いではらっておいた。
部屋に荷物を置いて、ひさしぶりの風呂だ!っと、今すぐ風呂に行きたい気持ちを抑えて、激戦区に向かう。ラーメン後に、お風呂だ。
宿の受付の人に聞いたのだが、ラーメン激戦区は中央地区にあるらしい。
そこに行くと伝えると、ラーメンMAPなるものをくれた。すばらしい。店がいっぱいリストアップされている。
ただ、残念なのがカテゴリー分けされてない。なにラーメンだかわからない。
まぁ、アガリさんの話だと、味噌ラーメンはまだ王都にないそうだから、醤油か塩か、豚骨があるかどうかだな。
食べたら評価とジャンルを書き込んでおこう。
というわけで、いざ出陣だ。
すごい街並みに圧倒されつつ、中央地区についた。奥の方には、さらに門があった。
興味本位で近づいて見た。門がでかい。門番の方がいたので、この先に何があるのか聞いてみた。
なんでも、王都の中は階層がわかれているらしく、その階層ごとに門があるそうだ。今俺がいるのは、一般的な民がいるところ。
その上が中層、大商人や資産家、領地をもたない下級貴族が住むところらしい。身分証があれば、特に制限なく入れるそうだ。
そして上層が、もっと偉い人たちの世界らしい。許可なく入ることが許されない場所らしい。
とくに、この先に用はないので、とりあえず、激戦区へ進もう。
そして、ついに念願の激戦区に到着。
目を疑ったが、日本で見た光景がそこにあった。ラーメン屋の前に並ぶ顔ぶれだけ違うが、無言で列に並ぶ文化は、ここにもちゃんとあった。並んでる奴らはガチ勢っぽい。
ローカルルールとかありそうで、怖いが被弾覚悟で挑む。なんせ、らーめん食いたいから。
そして、記念すべき第1号店は、激戦区といわれるエリアの一番端にある「つけめん まるに」。
そう、なんといきなりのつけ麺やさんだった。もちろん、俺はつけ麺も大好きなので、どんとこいだ。
諸先輩方を真似して黙って列にならぶ。その直後、俺の後ろにカップルみたいな奴らが並んできて「ここめっちゃおいしんだぜ」とか彼氏が喋り出したから、諸先輩方の無言の殺気だった空気がすごい。
とりあえず。ここは静かに待とうと、心のスイッチをオフにして、ただ、ぼうっと自分の番を待った。私はじゃがいもわたしはじゃがいも。
そして、ついに自分の番がきた。心のスイッチをいれて、諸先輩方の注文方法を聞いていたので、それを真似する。
「まるにつけ麺大盛り固め、味玉2このせで」
アツモリもできるそうだが、あえてスタンダードでいく。
席に案内されて、待つこと数分。ついに、その時がきた。
見ただけでわかる絶対うまいつけ麺が目の前に置かれた。あぁ、匂いがすごく良い。
そして、一口食べる。
口の中に広がる魚介系の風味。お久しぶりです。
麺のもちもち感がたまらない。味のしみた卵の美味さときたら、あなたにも食べさせてあげたい。
「う、うまい。うますぎる」
店内なので控えめだったが、声にでてしまった。涙を流しながら。
店員が、ありがとうございます。と言ってくれた。周りの視線は攻撃的ではなく、初心者を生暖かく見守っている感じだ。
恥ずかしさの中、黙々と堪能する。そして、スープ割りももらい完食した。
うはぁ、うまかったー。あっという間に食べてしまった。
つけめん まるに、星5つ。
魚介系のつけめん店。まるにつけ麺大盛り固め、味玉2このせを注文。スープも麺もうまい。具材は、厚切りチャーシューとメンマと思われるコリコリした奴。アツモリ可。
うん、味気のないレポートができた。
と、とりあえず、この1ヶ月で、全店食い歩こうと思う。
というわけで、お腹を満たしたので。帰ろう。
帰ったら、ゆっくり風呂入ろう。
幸せな気持ちで、帰路についた。
というわけで、急いでギルドに向かう。そして、到着。
王都のギルドは、デカかった。総合病院のようなでかさ。受付もでかい。やっぱり、酒屋兼食堂はあるが少しおしゃれな感じだ。
客層もおしゃれで、なんと言うかみんなちゃんとした装備してる。別にドーソンのあいつらが悪いわけじゃない。なんというか、ここは都会なんだなって感じる。
受付の列に並ぼうとしたら、サポートっぽいおねえさんに、要件を聞かれて答えると、4番受付へどうぞと別の列を指示された。なるほど、受付によって扱う手続きが違うのか。すごいな・・・萎縮しちゃう。
しばらくして、俺の番になる。4番受付のお姉さんはやっぱり美人だ。
「拠点変更の手続きをお願いします」
「では、冒険者証をご提示ください」
言われるがままに、冒険者証を出してカウンターに置く。
あ、そうだ紹介状。あれ、紹介状どこやったかな・・・あったあった。
「すみません、これもお願いします。ドーソンの冒険者ギルドからの紹介状です」
お姉さんに渡すと、中身を確認している。
何が書かれているの気になるが、すんなり手続きが終わった。
「タケシさん。ドーソンでの最終依頼のあとに、貢献度が追加されたようです。Eランクへのランクアップおめでとうございます」
「え、ありがとうございます」
いつのまにかEランクに上がってた。このままだと本当に、Dまであっという間っぽい。DからCに上がる時に、厳しい試験があるそうで、その試験でアイジーの兄貴は、何度も落とされたそうだ。
どんな試験なのかは教えてくれなかった。すごい不安だ。
よし。とりあえず、手続きおわった。宿をさっさと見つけて、激戦区に向かわなくては。ギルドを飛び出し、宿を探し歩く。
何軒かまわっていると、なんと24時間入れる大浴場付きの宿、その名も「スーパー宿」を発見。さすが王都。
ちょっと高いが、ここにしよう。とりあえず、1ヶ月ぐらいはいるつもりだから、前払いではらっておいた。
部屋に荷物を置いて、ひさしぶりの風呂だ!っと、今すぐ風呂に行きたい気持ちを抑えて、激戦区に向かう。ラーメン後に、お風呂だ。
宿の受付の人に聞いたのだが、ラーメン激戦区は中央地区にあるらしい。
そこに行くと伝えると、ラーメンMAPなるものをくれた。すばらしい。店がいっぱいリストアップされている。
ただ、残念なのがカテゴリー分けされてない。なにラーメンだかわからない。
まぁ、アガリさんの話だと、味噌ラーメンはまだ王都にないそうだから、醤油か塩か、豚骨があるかどうかだな。
食べたら評価とジャンルを書き込んでおこう。
というわけで、いざ出陣だ。
すごい街並みに圧倒されつつ、中央地区についた。奥の方には、さらに門があった。
興味本位で近づいて見た。門がでかい。門番の方がいたので、この先に何があるのか聞いてみた。
なんでも、王都の中は階層がわかれているらしく、その階層ごとに門があるそうだ。今俺がいるのは、一般的な民がいるところ。
その上が中層、大商人や資産家、領地をもたない下級貴族が住むところらしい。身分証があれば、特に制限なく入れるそうだ。
そして上層が、もっと偉い人たちの世界らしい。許可なく入ることが許されない場所らしい。
とくに、この先に用はないので、とりあえず、激戦区へ進もう。
そして、ついに念願の激戦区に到着。
目を疑ったが、日本で見た光景がそこにあった。ラーメン屋の前に並ぶ顔ぶれだけ違うが、無言で列に並ぶ文化は、ここにもちゃんとあった。並んでる奴らはガチ勢っぽい。
ローカルルールとかありそうで、怖いが被弾覚悟で挑む。なんせ、らーめん食いたいから。
そして、記念すべき第1号店は、激戦区といわれるエリアの一番端にある「つけめん まるに」。
そう、なんといきなりのつけ麺やさんだった。もちろん、俺はつけ麺も大好きなので、どんとこいだ。
諸先輩方を真似して黙って列にならぶ。その直後、俺の後ろにカップルみたいな奴らが並んできて「ここめっちゃおいしんだぜ」とか彼氏が喋り出したから、諸先輩方の無言の殺気だった空気がすごい。
とりあえず。ここは静かに待とうと、心のスイッチをオフにして、ただ、ぼうっと自分の番を待った。私はじゃがいもわたしはじゃがいも。
そして、ついに自分の番がきた。心のスイッチをいれて、諸先輩方の注文方法を聞いていたので、それを真似する。
「まるにつけ麺大盛り固め、味玉2このせで」
アツモリもできるそうだが、あえてスタンダードでいく。
席に案内されて、待つこと数分。ついに、その時がきた。
見ただけでわかる絶対うまいつけ麺が目の前に置かれた。あぁ、匂いがすごく良い。
そして、一口食べる。
口の中に広がる魚介系の風味。お久しぶりです。
麺のもちもち感がたまらない。味のしみた卵の美味さときたら、あなたにも食べさせてあげたい。
「う、うまい。うますぎる」
店内なので控えめだったが、声にでてしまった。涙を流しながら。
店員が、ありがとうございます。と言ってくれた。周りの視線は攻撃的ではなく、初心者を生暖かく見守っている感じだ。
恥ずかしさの中、黙々と堪能する。そして、スープ割りももらい完食した。
うはぁ、うまかったー。あっという間に食べてしまった。
つけめん まるに、星5つ。
魚介系のつけめん店。まるにつけ麺大盛り固め、味玉2このせを注文。スープも麺もうまい。具材は、厚切りチャーシューとメンマと思われるコリコリした奴。アツモリ可。
うん、味気のないレポートができた。
と、とりあえず、この1ヶ月で、全店食い歩こうと思う。
というわけで、お腹を満たしたので。帰ろう。
帰ったら、ゆっくり風呂入ろう。
幸せな気持ちで、帰路についた。
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