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第5章 上級冒険者 前編
01.剣豪
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数年前まで、盗賊村と呼ばれていた場所が今では、隣国との交易の拠点と言われるほどに、大きな街になっている。
この街には、老いてなお最強と呼ばれる剣豪がいて、街を守りながら道場を開いている。その道場には、数百もの門下生が日々鍛錬を行なっている。一門は隣国も含め数万人いるとも言われている。
二人の旅人が、この道場の門を叩こうとしている。
叩こうとした瞬間、ちょうど門の隣の扉から門下生が出て来た。
「なんだあんたら?」
「剣豪のお爺さんに用があってきました」
「あぁ、また道場破りか」
「あ、あの、俺らはそーゆーのでは」
「いいって、もうそうゆうの。どんな手つかってでも師範に挑もうとする奴が多いのなんのって。ちょっとまってろ。一応道場破りでも、うちは歓迎しないといけない決まりでね、今門開けっから」
「・・・」
大きな門が開き、中に広い修練場が見えた。
「さぁ、入ってくれ。受付を済ませるから。すぐにどなたかがお相手してくださるだろう。名前は」
「タケシです。あと、こいつはカルディアです」
案内されるがまま、道場の母屋の廊下を歩く。室内にも修練場があり、幾人もの門下生がいて瞑想していた。
庭の修練場には、木刀を持った門下生たちが、素振りを繰り返している。
そして、別棟の大きな道場まで案内された。そこには、数十名の門下生達が、打ち込み稽古をしていた。
前に来た時よりもだいぶ大きくなってるなぁ。
道場に入ると同時に、稽古をしていた門下生達は、中央のスペースを開けて周りに座り始めた。
ほどなくして、師範代といわれる男が出て来る。
「よくきたな歓迎する。俺は、この道場の師範代やってるジンだ。師範は今いねーから。俺が相手になる。それでよければ、木刀を持ちな」
「まずは、お話を聞いていただきたいのですが」
門下生の一人が木刀を持って現れた。
つい木刀を受け取ってしまったので、しょうがなく正眼に構える。
「よし。じゃぁ、四の五の言わず始めよう。好きに打ってきな」
「終わったら話をきいてくださいね。いきます」
その言葉とともに、俺は一瞬で間合いをつめて、思い切り振り抜こうとした。
しかし、相手も俺に合わせて来た。 俺は身体強化をかけているが、相手はかけていない。この人は強い。
「いいじゃねーか、お前。いいよ、どんどんこい」
師範代はどんどんテンションが上がって、最終的にはめちゃめちゃ楽しそうに、俺と打ち合いをした。
そして、師範代が一瞬ブレてみえて残像をのこして俺の目の前から消えた。気がつくと、後ろから俺の首のところに木刀を当てている。俺の木刀も師範代の首元でとまっていた。
「引き分けか、わるくねーよ。わるねー。お前、いいーよ。うちの道場こいよ」
「結構です。俺は、そもそもお爺さんに用があって来たんです」
周りがどよめき始めた時に、道場の入り口から拍手の音が聞こえて来た。
見ると老人が立っていた。
騒いでいた者は、一斉で黙りただ老人をみている。
「懐かしい気配がすると思ってきてみれば、旅人先生、お久しぶりじゃな」
「はい、おじいさんもお元気そうでなによりです」
「なぜ旅人先生が、うちで試合をしておるのじゃ?」
「そんなつもりはなかったのですが・・・」
ジンさんが、爺さんの元に走って来た。
「師範、申し訳ありません。道場破りかと思い試合をしたのですが、引き分けてしまいました」
そうか、引き分けたか。爺さんは、笑っている。
そして、ジンさんは俺の方にきて、頭を下げた。
「師範の知り合いだったとはな、すまなかった」
「い、いえ、大丈夫です。怪我もしてませんし」
「旅人先生は、只者ではないお医者様っだと思っておりましたが、剣も持たれるとは多才じゃのう。本当にお久しぶりじゃな、先生」
「実は、俺らは修行旅の途中でして。近くを通ったのでちょっと様子を見に来たところ、村が大きくなっていたのにびっくりして寄らせてもらったの感じです。せっかくなのでお爺さんとお孫さんにご挨拶しようと思いまして」
「そうじゃったか、うちのものが大変失礼した。茶でも飲もう。ささ、ワシについてきてくだされ。そちらのお嬢さんもご一緒に」
ジンさんは、もうしわけなそうに、なんども頭を下げていた。その度に、気にしないでくださいとなんども言っておいた。
ちなみに、カルディアは大勢の人に見られていると、猫かぶりモードになる。そのくせ、内弁慶。
縁側で、爺さんと並んで、お茶とお煎餅を食べながら、爺さんにこの村の発展の話を聞いていた。
そして、お孫さんも元気そうだ、今はご結婚をされて、2児の母だ。旦那さんはなんとジンさんだった。
カルディアは、お孫さんとその子供達と一緒にいる。赤ちゃん抱かせてもらって嬉しそうにあやしている。
「変わりましたね、ここは。私がお世話になった時とは大違いだ」
「そうじゃな。あっという間じゃったよ。親分が領主と話をつけてからは、それこそ日に日に街が変わっていったんじゃ」
「そういえば、親分さんにまだご挨拶してないのですが、お元気ですか?」
爺さんは、何もいわない。
「え、まさか」
「散歩でもどうじゃ先生」
そういって、爺さんと俺は散歩に出た。カルディアは、赤ちゃんと遊んでる。
散歩の途中で、親分との出会いについて爺さんは語ってくれた。
そして、親分がこの街にどんなけ、心血注いだかを教えてくれた。
気がつく街の真ん中にきていた。
なんか、やだな。すごいやだな。この先に行きたくない。
像がたっていた。親分の像だ。
「え」
爺さんは、何もいわない。ただ、目を閉じて親分の像に手を合わせている。
「何があったんですか、あの人はそう簡単に死ぬ人じゃないですよ。素直じゃないけど、すごい面倒見のいい人で、笑い方が下卑てて、趣味も悪くて。でも優しくて、結局みんな助けようとしちゃうとこ、俺本当に尊敬してました。あと、診療所手伝わせてもらって、すごい勉強になったんですよ。おかげで回復魔法もすごく上達したし。でも、お礼を言い忘れたまま旅にでちゃって、あってちゃんと言おうとしてたんです、なんで、なんで」
最後の方は泣きそうになりながら喋っていた。溢れる感情をそのまま言葉でいっていたので、めちゃくちゃだった。
「なんで、なんで、死んでんですか、親分」
「しんでーねーよ」
「えっ」
心臓が飛び出そうなぐらい驚いた。親分だ、親分が後ろにいた。
「爺さん、拝むな。しんでねーよ、やめろ」
親分がいた。巡回診療の帰りのようだ。
そして、めっちゃニヤニヤした顔で、こちらをみる剣豪の爺さん。じじぃてめー。お前恩人を裏切らない云々どうした。
「おまえ、タケシか?おおぉ、変わんねーな。変わんなすぎて逆にわからなかったわ、よく来たな。涙拭けよ」
「なんですかそれ。泣いてないですよ」
なんだよ、生きてたのか。くっそ、本当に良かった。
親分は、診療所をやりながら、この街の長もやっているそうだ。
「仕事が終わったら爺さんの道場行くから、待ってろ、今日は泊まりだよな?宿は用意してやるから、飲み明かそうじゃねーか」
あっという間に、泊まることが決定した。
もともと、少し滞在する予定だったから、いいのだが・・・。
とりあえず、爺さんと道場に戻る。
その間は、爺さんがしょぼんとした顔ですまんのうとか言っている。
いや、さすがに簡単には許さない気だったが、すごいヨボヨボした嘘くさい演技してくるので、許してやりました。まったくしょうがないジジィだ。
「そうじゃ、修行の旅をされておるのだったな。どうじゃ、少し修行していかぬか?」
「いいんですか?」
「ワシは、もう隠居して、ひ孫と遊ぶただのジジィじゃ。いつまでもワシがいては次が育たんしのう。今では、ここの道場は、ほとんどジンに任せておる、まだまだじゃが、真面目なやつでのう。他の街の道場も弟子たちに任せておる。たまに、呼び寄せて叩きのめすぐらいじゃな」
笑ってる。叩きのめすって・・・。
「ぜひお願いします。カルディアという一緒にいた者に魔法と剣を教わったのですが、魔法はなんとか形になった自信はあります、でも、剣は・・・。あいつの剣はほぼ感覚で打ってくる感じなんです。凡人の俺では真似できず、なんとか俺なりいろいろやってるのですが、魔法頼りの剣になってしまっていて、すごく効率がわるいというか、うまく表現できないんですが、ダメなんです」
「ふむ。魔法頼りでも良いのじゃがな。人それぞれ得手不得手があるからのう。今から剣で最強を目指すわけでもあるまい。己にあった技を磨けばよい。まぁ良い、まずは先生の動きを見せもらおうかのう」
「ありがとうございます。ぜひお願いします」
* * *
道場に戻ると、カルディアがジンさんを打ちのめしていた。
「おお、タケシ。勝ったぞ!」
何してんの・・・
この街には、老いてなお最強と呼ばれる剣豪がいて、街を守りながら道場を開いている。その道場には、数百もの門下生が日々鍛錬を行なっている。一門は隣国も含め数万人いるとも言われている。
二人の旅人が、この道場の門を叩こうとしている。
叩こうとした瞬間、ちょうど門の隣の扉から門下生が出て来た。
「なんだあんたら?」
「剣豪のお爺さんに用があってきました」
「あぁ、また道場破りか」
「あ、あの、俺らはそーゆーのでは」
「いいって、もうそうゆうの。どんな手つかってでも師範に挑もうとする奴が多いのなんのって。ちょっとまってろ。一応道場破りでも、うちは歓迎しないといけない決まりでね、今門開けっから」
「・・・」
大きな門が開き、中に広い修練場が見えた。
「さぁ、入ってくれ。受付を済ませるから。すぐにどなたかがお相手してくださるだろう。名前は」
「タケシです。あと、こいつはカルディアです」
案内されるがまま、道場の母屋の廊下を歩く。室内にも修練場があり、幾人もの門下生がいて瞑想していた。
庭の修練場には、木刀を持った門下生たちが、素振りを繰り返している。
そして、別棟の大きな道場まで案内された。そこには、数十名の門下生達が、打ち込み稽古をしていた。
前に来た時よりもだいぶ大きくなってるなぁ。
道場に入ると同時に、稽古をしていた門下生達は、中央のスペースを開けて周りに座り始めた。
ほどなくして、師範代といわれる男が出て来る。
「よくきたな歓迎する。俺は、この道場の師範代やってるジンだ。師範は今いねーから。俺が相手になる。それでよければ、木刀を持ちな」
「まずは、お話を聞いていただきたいのですが」
門下生の一人が木刀を持って現れた。
つい木刀を受け取ってしまったので、しょうがなく正眼に構える。
「よし。じゃぁ、四の五の言わず始めよう。好きに打ってきな」
「終わったら話をきいてくださいね。いきます」
その言葉とともに、俺は一瞬で間合いをつめて、思い切り振り抜こうとした。
しかし、相手も俺に合わせて来た。 俺は身体強化をかけているが、相手はかけていない。この人は強い。
「いいじゃねーか、お前。いいよ、どんどんこい」
師範代はどんどんテンションが上がって、最終的にはめちゃめちゃ楽しそうに、俺と打ち合いをした。
そして、師範代が一瞬ブレてみえて残像をのこして俺の目の前から消えた。気がつくと、後ろから俺の首のところに木刀を当てている。俺の木刀も師範代の首元でとまっていた。
「引き分けか、わるくねーよ。わるねー。お前、いいーよ。うちの道場こいよ」
「結構です。俺は、そもそもお爺さんに用があって来たんです」
周りがどよめき始めた時に、道場の入り口から拍手の音が聞こえて来た。
見ると老人が立っていた。
騒いでいた者は、一斉で黙りただ老人をみている。
「懐かしい気配がすると思ってきてみれば、旅人先生、お久しぶりじゃな」
「はい、おじいさんもお元気そうでなによりです」
「なぜ旅人先生が、うちで試合をしておるのじゃ?」
「そんなつもりはなかったのですが・・・」
ジンさんが、爺さんの元に走って来た。
「師範、申し訳ありません。道場破りかと思い試合をしたのですが、引き分けてしまいました」
そうか、引き分けたか。爺さんは、笑っている。
そして、ジンさんは俺の方にきて、頭を下げた。
「師範の知り合いだったとはな、すまなかった」
「い、いえ、大丈夫です。怪我もしてませんし」
「旅人先生は、只者ではないお医者様っだと思っておりましたが、剣も持たれるとは多才じゃのう。本当にお久しぶりじゃな、先生」
「実は、俺らは修行旅の途中でして。近くを通ったのでちょっと様子を見に来たところ、村が大きくなっていたのにびっくりして寄らせてもらったの感じです。せっかくなのでお爺さんとお孫さんにご挨拶しようと思いまして」
「そうじゃったか、うちのものが大変失礼した。茶でも飲もう。ささ、ワシについてきてくだされ。そちらのお嬢さんもご一緒に」
ジンさんは、もうしわけなそうに、なんども頭を下げていた。その度に、気にしないでくださいとなんども言っておいた。
ちなみに、カルディアは大勢の人に見られていると、猫かぶりモードになる。そのくせ、内弁慶。
縁側で、爺さんと並んで、お茶とお煎餅を食べながら、爺さんにこの村の発展の話を聞いていた。
そして、お孫さんも元気そうだ、今はご結婚をされて、2児の母だ。旦那さんはなんとジンさんだった。
カルディアは、お孫さんとその子供達と一緒にいる。赤ちゃん抱かせてもらって嬉しそうにあやしている。
「変わりましたね、ここは。私がお世話になった時とは大違いだ」
「そうじゃな。あっという間じゃったよ。親分が領主と話をつけてからは、それこそ日に日に街が変わっていったんじゃ」
「そういえば、親分さんにまだご挨拶してないのですが、お元気ですか?」
爺さんは、何もいわない。
「え、まさか」
「散歩でもどうじゃ先生」
そういって、爺さんと俺は散歩に出た。カルディアは、赤ちゃんと遊んでる。
散歩の途中で、親分との出会いについて爺さんは語ってくれた。
そして、親分がこの街にどんなけ、心血注いだかを教えてくれた。
気がつく街の真ん中にきていた。
なんか、やだな。すごいやだな。この先に行きたくない。
像がたっていた。親分の像だ。
「え」
爺さんは、何もいわない。ただ、目を閉じて親分の像に手を合わせている。
「何があったんですか、あの人はそう簡単に死ぬ人じゃないですよ。素直じゃないけど、すごい面倒見のいい人で、笑い方が下卑てて、趣味も悪くて。でも優しくて、結局みんな助けようとしちゃうとこ、俺本当に尊敬してました。あと、診療所手伝わせてもらって、すごい勉強になったんですよ。おかげで回復魔法もすごく上達したし。でも、お礼を言い忘れたまま旅にでちゃって、あってちゃんと言おうとしてたんです、なんで、なんで」
最後の方は泣きそうになりながら喋っていた。溢れる感情をそのまま言葉でいっていたので、めちゃくちゃだった。
「なんで、なんで、死んでんですか、親分」
「しんでーねーよ」
「えっ」
心臓が飛び出そうなぐらい驚いた。親分だ、親分が後ろにいた。
「爺さん、拝むな。しんでねーよ、やめろ」
親分がいた。巡回診療の帰りのようだ。
そして、めっちゃニヤニヤした顔で、こちらをみる剣豪の爺さん。じじぃてめー。お前恩人を裏切らない云々どうした。
「おまえ、タケシか?おおぉ、変わんねーな。変わんなすぎて逆にわからなかったわ、よく来たな。涙拭けよ」
「なんですかそれ。泣いてないですよ」
なんだよ、生きてたのか。くっそ、本当に良かった。
親分は、診療所をやりながら、この街の長もやっているそうだ。
「仕事が終わったら爺さんの道場行くから、待ってろ、今日は泊まりだよな?宿は用意してやるから、飲み明かそうじゃねーか」
あっという間に、泊まることが決定した。
もともと、少し滞在する予定だったから、いいのだが・・・。
とりあえず、爺さんと道場に戻る。
その間は、爺さんがしょぼんとした顔ですまんのうとか言っている。
いや、さすがに簡単には許さない気だったが、すごいヨボヨボした嘘くさい演技してくるので、許してやりました。まったくしょうがないジジィだ。
「そうじゃ、修行の旅をされておるのだったな。どうじゃ、少し修行していかぬか?」
「いいんですか?」
「ワシは、もう隠居して、ひ孫と遊ぶただのジジィじゃ。いつまでもワシがいては次が育たんしのう。今では、ここの道場は、ほとんどジンに任せておる、まだまだじゃが、真面目なやつでのう。他の街の道場も弟子たちに任せておる。たまに、呼び寄せて叩きのめすぐらいじゃな」
笑ってる。叩きのめすって・・・。
「ぜひお願いします。カルディアという一緒にいた者に魔法と剣を教わったのですが、魔法はなんとか形になった自信はあります、でも、剣は・・・。あいつの剣はほぼ感覚で打ってくる感じなんです。凡人の俺では真似できず、なんとか俺なりいろいろやってるのですが、魔法頼りの剣になってしまっていて、すごく効率がわるいというか、うまく表現できないんですが、ダメなんです」
「ふむ。魔法頼りでも良いのじゃがな。人それぞれ得手不得手があるからのう。今から剣で最強を目指すわけでもあるまい。己にあった技を磨けばよい。まぁ良い、まずは先生の動きを見せもらおうかのう」
「ありがとうございます。ぜひお願いします」
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道場に戻ると、カルディアがジンさんを打ちのめしていた。
「おお、タケシ。勝ったぞ!」
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