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これからの二人
相談者に対する証言
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いきなり腕を掴まれて、そのままズルズルと校舎裏まで引き摺られた。
「ちょっと相談に乗って!」
そう言ってきたのは女子よりも可愛い顔してるって言われてる、去年騒ぎの中心部にいた王子の元片想いした相手だった。
いやすっごい必死な顔してるけど、正直この王子が片想いしてた人。もとい一般学部の生徒でセリオさんの恋人であるアドニスから呼び止められるような仲でもない。同じクラスでもないしまともに喋ったこともない。ただ一方的に知ってるだけ。
そんな人にいきなり引き摺られて「相談に乗って!」と言われても、はて? である。ジャックとかオリバーとか同じクラスの生徒ならまだしも、俺たち初対面ですけど? っていう認識なんだけど。
「えっと、なんで俺?」
「だって君、今王子と付き合ってるでしょ⁈」
「なんで知ってんの?」
今のところ一般生徒が知ってるわけないんだけど。思わずちょっと警戒したらアドニスは更にズイッと俺に顔を近付けてきた。そして一言。
「出回ってない王子のコロンの香りが君からした」
「あら~」
そればっかりはしょうがない。王子っていい匂いすんな~とは思ってたけど。そりゃあれだけ一緒にいれば匂いも移るか。
「取りあえず、自己紹介しね?」
「え? あっ……えっと、知ってるだろうけど僕はアドニス・ミウィ。一般学部の生徒」
「俺はアシエ・オーディ。実家は鍛冶屋。包丁が欠けたりしたらうちをよろしく! 今なら学割利くから!」
「あ、そ、そうなんだ。そしたらそのうち……じゃなくて。ちょっと、相談に乗ってほしいんだけど」
もうちょいで顧客ゲットできると思ったのに。改めて俺に相談することって一体何だって、まったく心当たりがなくて首を傾げるしかない。でも向こうは至って真剣な顔してるし。
取りあえず聞くだけ聞いてみるかと、聞く姿勢にはなってみる。
「僕の恋人がセリオだってことは知ってるよね?」
「そりゃこの学園の生徒なら誰でも知ってるけど。え、まさか別れ……?」
「そんなことあるわけないでしょ! 僕はセリオ一筋だよ!」
と言ってるけどそしたらなんであの日ホイホイ王子の隣に行ったんだよ~、って言っちゃうのは野暮ってもんなのか。いや言ってもいいような。いやでもややこしくなるのも面倒だし。
ってことで口は閉じた。セリオさん一筋ってことはまぁすっごくいいことだし。でもそしたらなんだと尚更クエスチョンだ。
「実は……セリオが中々、手を出してくれなくて」
「あ~」
「僕に魅力がないのかなって最初は思ったけど、そんなことはないって言ってくれた……でも、それにしても手を出してくれなくて」
そんなセリオさんから先日俺たち相談されたけど。このことについては黙っていよう。人様の恋愛に巻き込まれて馬にバコンと蹴られたくない。
「その、僕は同性と付き合うのは初めてなんだ。やっぱり異性とは違うのかなって思って……君ならそこのとこ、よくわかるんじゃないかって」
「なるほど~」
これはちょっとセリオさんのフォローをしたほうがいいのかもしれない。セリオさんもセリオさんで必死に頑張ってることは知ってるから。
取りあえず立ち話もなんだし、近くのベンチに座ることにした。改めてこうマジマジ顔を見てみると、本っ当に可愛い顔だ。なんだこの目の大きさにまつげの長さ。肌ピッチピチ。こりゃモテる。
まぁ可愛い子が隣にいてビックリ! って感じだけど。それは一先ず置いといて。
「王子曰くセリオさんは剣術一筋だったからその辺りは疎いというか、多分免疫がねぇんだよ」
「……わからなくもない」
「ちなみにどこまで進んだ?」
「……キスだけだよ。しかも触れるだけのね」
進歩してなかった。俺たちに相談しに来た時から全然進歩してなかった。いやいやもしかしたらチュッチュするところから頑張ってるのかもしれない。
やり方は王子が言葉で教えてたんだからわからんでもないと思うけど。それでもセリオさんの性格を考えると難易度が高いのかもしれない。
「ちなみにちなみに、えーっと、アドニスって呼んでいい?」
「いいよ。僕はオーディって呼ぶね」
「えぇ~?」
「ウソ。アシエって呼ぶ」
小悪魔~。これは小悪魔ですわ~。人をたらし込むスキルをお持ちですわ~。ってことで俺は母ちゃんが言うような人たらしではないことが判明した。
「アドニスはセリオさんとどこまでしたいの?」
「どこまでって、そんなの最後まで決まってるじゃない。僕だって男の子だよ?」
「やり方知ってる?」
「知らないわけないだろ。あちこちに本が売られてるんだから見るでしょ」
「だよな~」
俺たち庶民は普通にエロ本読みます。しかも中には個人で書いてる薄い本も出回ってるからそれもたまに目にすることがあります。ってことで、アドニスにはそういう知識がしっかりと入っているってことだ。
逆にそういう知識を今まで入れなかったセリオさんはどういう生活してたんだろう。お年頃なんだからこう、ムラムラする日だってあるでしょうし。まさかあれもまだ……ってそこを詮索するほうが野暮だ。
「その辺話し合った?」
「話し合ったけど……なんだか、いまいち話が噛み合わなくって。中々話が先に進まないんだよ」
「ほ~ん? うーん、ぶっちゃけて聞くけど」
ちょっと前のすれ違いは解消されて、それからもちゃんと話し合ってることには安心したけど。それにしても話が噛み合わないとな。これはちょっと、俺はとある考えが頭をよぎった。
「アドニスは上と下、どっちがいい?」
「上に決まってるでしょ」
「あっ、そっち⁈」
こりゃ話が噛み合わないわ。だってどっちも上をご所望だもん、話が進むわけがない。
「えーと、多分セリオさん的には可愛らしいアドニスが下なんだって思ってるんだと思うけど」
「なんで? 僕はセリオを抱きたいよ」
ぶっちゃけたなこれは。なんの恥じらいもなく。そんな可愛らしい顔からそんな言葉が出てきてギャップがすごい。
「だっていつも格好いいセリオが僕の下では可愛くなるんだよ? きっと今以上に愛おしくなると思うんだ。そんな可愛い顔をさせているのが僕だと思うと、背中がゾワゾワする。もっと攻め立てて鳴かせてあげたいって思うんじゃないかな……」
恍惚な顔している中申し訳ないが、ギャップがえぐい。いやでもこればかりは、あれだ、当人たちでどうにかするしかない。
でもセリオさんのためにもうちょい粘ってみるかと、どっか行っちゃってるアドニスの肩に手を置いて軽く揺らす。
「でもほら、下も悪くないかもしれねぇじゃん?」
「……僕も最初はそう思ったよ。セリオ相手だったらどっちでもいいって思ったんだ」
「そしたらなんで?」
「……王子は器用だろうけど、セリオは剣術以外は不器用なんだ」
「あ~……」
確かにそういうイメージあるかもしれない。はっきりと言い返せなくて相槌も鈍る。
「下手したら、切れると思うんだ」
「自分で解こしたら? 必要なやつ普通に売ってあるんだし」
「最初はいいかもしれないよ。でも挿入してからが怖いんだ。それにセリオは剣術を習ってるから体力もある。僕は自分で言うのもなんだけど、そこまで運動が得意ってわけじゃないし……腹上死はやだ」
なんかとてつもなく物騒なことになってる。いやでも、そんなになるまでセリオさん抱き潰すかな……って思ったけど。確かにあの性格からして、止め方がわかんなくなるかもしれない。
だって普通にえっちな話をしてたり、ふっかいキスしてるの見ただけで鼻血出す人だぞ。事を始めて可愛いアドニスを見てストッパーがかかるとは思えない。
手で顔を覆い隠して肩を落としたアドニスを慰めるように背中を撫でる。確かにこれは誰かにホイホイ相談できる内容じゃない。俺を捕まえたのもわかる。
「とにかくあれだ、めっちゃくちゃ話し合ったほうがいい。あと自分が上がいいって一回はっきり言ったほうがいい」
「でもそれだとセリオは気を遣って下にならないかな……? そういうことじゃないんだけど」
「それもちゃんと伝えたほうがいい。もうなんなら交互にしちゃえば?」
「……なるほど?」
あ、ちょっとだけ目が輝いた。もう最終的にそれが妥協案になりそうだけど。
「アシエは下なんでしょ?」
「なんでそう思った?」
間違ってはないけど。でもそんな断言するほどわかりやすいかと首を傾げる。学園じゃ俺たちは人の気配がないところで会ってるから、そもそもお付き合いしているのを一般学部の生徒が知ってるはずないんだけど。
「下について詳しかったし、それに多分王子は愛でられるより愛でたい人だと思う」
それは合ってるかもしれない。でも正直あれなのよ、俺たち上だろうが下だろうがあんまり重要じゃないっていうか。俺だって受け身だけどやりたい放題だからな~ってえっちしている時のことを思い出して軽くほっぺたを掻いた。
「いいなぁ……僕も早くセリオと深く繋がりたい」
羨ましそうに言ってるところ悪いけど、最後の最後に可愛い顔からとんでもねぇ言葉が出てきて本当にギャップがえぐい。
「ちょっと相談に乗って!」
そう言ってきたのは女子よりも可愛い顔してるって言われてる、去年騒ぎの中心部にいた王子の元片想いした相手だった。
いやすっごい必死な顔してるけど、正直この王子が片想いしてた人。もとい一般学部の生徒でセリオさんの恋人であるアドニスから呼び止められるような仲でもない。同じクラスでもないしまともに喋ったこともない。ただ一方的に知ってるだけ。
そんな人にいきなり引き摺られて「相談に乗って!」と言われても、はて? である。ジャックとかオリバーとか同じクラスの生徒ならまだしも、俺たち初対面ですけど? っていう認識なんだけど。
「えっと、なんで俺?」
「だって君、今王子と付き合ってるでしょ⁈」
「なんで知ってんの?」
今のところ一般生徒が知ってるわけないんだけど。思わずちょっと警戒したらアドニスは更にズイッと俺に顔を近付けてきた。そして一言。
「出回ってない王子のコロンの香りが君からした」
「あら~」
そればっかりはしょうがない。王子っていい匂いすんな~とは思ってたけど。そりゃあれだけ一緒にいれば匂いも移るか。
「取りあえず、自己紹介しね?」
「え? あっ……えっと、知ってるだろうけど僕はアドニス・ミウィ。一般学部の生徒」
「俺はアシエ・オーディ。実家は鍛冶屋。包丁が欠けたりしたらうちをよろしく! 今なら学割利くから!」
「あ、そ、そうなんだ。そしたらそのうち……じゃなくて。ちょっと、相談に乗ってほしいんだけど」
もうちょいで顧客ゲットできると思ったのに。改めて俺に相談することって一体何だって、まったく心当たりがなくて首を傾げるしかない。でも向こうは至って真剣な顔してるし。
取りあえず聞くだけ聞いてみるかと、聞く姿勢にはなってみる。
「僕の恋人がセリオだってことは知ってるよね?」
「そりゃこの学園の生徒なら誰でも知ってるけど。え、まさか別れ……?」
「そんなことあるわけないでしょ! 僕はセリオ一筋だよ!」
と言ってるけどそしたらなんであの日ホイホイ王子の隣に行ったんだよ~、って言っちゃうのは野暮ってもんなのか。いや言ってもいいような。いやでもややこしくなるのも面倒だし。
ってことで口は閉じた。セリオさん一筋ってことはまぁすっごくいいことだし。でもそしたらなんだと尚更クエスチョンだ。
「実は……セリオが中々、手を出してくれなくて」
「あ~」
「僕に魅力がないのかなって最初は思ったけど、そんなことはないって言ってくれた……でも、それにしても手を出してくれなくて」
そんなセリオさんから先日俺たち相談されたけど。このことについては黙っていよう。人様の恋愛に巻き込まれて馬にバコンと蹴られたくない。
「その、僕は同性と付き合うのは初めてなんだ。やっぱり異性とは違うのかなって思って……君ならそこのとこ、よくわかるんじゃないかって」
「なるほど~」
これはちょっとセリオさんのフォローをしたほうがいいのかもしれない。セリオさんもセリオさんで必死に頑張ってることは知ってるから。
取りあえず立ち話もなんだし、近くのベンチに座ることにした。改めてこうマジマジ顔を見てみると、本っ当に可愛い顔だ。なんだこの目の大きさにまつげの長さ。肌ピッチピチ。こりゃモテる。
まぁ可愛い子が隣にいてビックリ! って感じだけど。それは一先ず置いといて。
「王子曰くセリオさんは剣術一筋だったからその辺りは疎いというか、多分免疫がねぇんだよ」
「……わからなくもない」
「ちなみにどこまで進んだ?」
「……キスだけだよ。しかも触れるだけのね」
進歩してなかった。俺たちに相談しに来た時から全然進歩してなかった。いやいやもしかしたらチュッチュするところから頑張ってるのかもしれない。
やり方は王子が言葉で教えてたんだからわからんでもないと思うけど。それでもセリオさんの性格を考えると難易度が高いのかもしれない。
「ちなみにちなみに、えーっと、アドニスって呼んでいい?」
「いいよ。僕はオーディって呼ぶね」
「えぇ~?」
「ウソ。アシエって呼ぶ」
小悪魔~。これは小悪魔ですわ~。人をたらし込むスキルをお持ちですわ~。ってことで俺は母ちゃんが言うような人たらしではないことが判明した。
「アドニスはセリオさんとどこまでしたいの?」
「どこまでって、そんなの最後まで決まってるじゃない。僕だって男の子だよ?」
「やり方知ってる?」
「知らないわけないだろ。あちこちに本が売られてるんだから見るでしょ」
「だよな~」
俺たち庶民は普通にエロ本読みます。しかも中には個人で書いてる薄い本も出回ってるからそれもたまに目にすることがあります。ってことで、アドニスにはそういう知識がしっかりと入っているってことだ。
逆にそういう知識を今まで入れなかったセリオさんはどういう生活してたんだろう。お年頃なんだからこう、ムラムラする日だってあるでしょうし。まさかあれもまだ……ってそこを詮索するほうが野暮だ。
「その辺話し合った?」
「話し合ったけど……なんだか、いまいち話が噛み合わなくって。中々話が先に進まないんだよ」
「ほ~ん? うーん、ぶっちゃけて聞くけど」
ちょっと前のすれ違いは解消されて、それからもちゃんと話し合ってることには安心したけど。それにしても話が噛み合わないとな。これはちょっと、俺はとある考えが頭をよぎった。
「アドニスは上と下、どっちがいい?」
「上に決まってるでしょ」
「あっ、そっち⁈」
こりゃ話が噛み合わないわ。だってどっちも上をご所望だもん、話が進むわけがない。
「えーと、多分セリオさん的には可愛らしいアドニスが下なんだって思ってるんだと思うけど」
「なんで? 僕はセリオを抱きたいよ」
ぶっちゃけたなこれは。なんの恥じらいもなく。そんな可愛らしい顔からそんな言葉が出てきてギャップがすごい。
「だっていつも格好いいセリオが僕の下では可愛くなるんだよ? きっと今以上に愛おしくなると思うんだ。そんな可愛い顔をさせているのが僕だと思うと、背中がゾワゾワする。もっと攻め立てて鳴かせてあげたいって思うんじゃないかな……」
恍惚な顔している中申し訳ないが、ギャップがえぐい。いやでもこればかりは、あれだ、当人たちでどうにかするしかない。
でもセリオさんのためにもうちょい粘ってみるかと、どっか行っちゃってるアドニスの肩に手を置いて軽く揺らす。
「でもほら、下も悪くないかもしれねぇじゃん?」
「……僕も最初はそう思ったよ。セリオ相手だったらどっちでもいいって思ったんだ」
「そしたらなんで?」
「……王子は器用だろうけど、セリオは剣術以外は不器用なんだ」
「あ~……」
確かにそういうイメージあるかもしれない。はっきりと言い返せなくて相槌も鈍る。
「下手したら、切れると思うんだ」
「自分で解こしたら? 必要なやつ普通に売ってあるんだし」
「最初はいいかもしれないよ。でも挿入してからが怖いんだ。それにセリオは剣術を習ってるから体力もある。僕は自分で言うのもなんだけど、そこまで運動が得意ってわけじゃないし……腹上死はやだ」
なんかとてつもなく物騒なことになってる。いやでも、そんなになるまでセリオさん抱き潰すかな……って思ったけど。確かにあの性格からして、止め方がわかんなくなるかもしれない。
だって普通にえっちな話をしてたり、ふっかいキスしてるの見ただけで鼻血出す人だぞ。事を始めて可愛いアドニスを見てストッパーがかかるとは思えない。
手で顔を覆い隠して肩を落としたアドニスを慰めるように背中を撫でる。確かにこれは誰かにホイホイ相談できる内容じゃない。俺を捕まえたのもわかる。
「とにかくあれだ、めっちゃくちゃ話し合ったほうがいい。あと自分が上がいいって一回はっきり言ったほうがいい」
「でもそれだとセリオは気を遣って下にならないかな……? そういうことじゃないんだけど」
「それもちゃんと伝えたほうがいい。もうなんなら交互にしちゃえば?」
「……なるほど?」
あ、ちょっとだけ目が輝いた。もう最終的にそれが妥協案になりそうだけど。
「アシエは下なんでしょ?」
「なんでそう思った?」
間違ってはないけど。でもそんな断言するほどわかりやすいかと首を傾げる。学園じゃ俺たちは人の気配がないところで会ってるから、そもそもお付き合いしているのを一般学部の生徒が知ってるはずないんだけど。
「下について詳しかったし、それに多分王子は愛でられるより愛でたい人だと思う」
それは合ってるかもしれない。でも正直あれなのよ、俺たち上だろうが下だろうがあんまり重要じゃないっていうか。俺だって受け身だけどやりたい放題だからな~ってえっちしている時のことを思い出して軽くほっぺたを掻いた。
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