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第7話ー6 Bパート
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月子と五六八の開戦が始まったのを確認すると勇吾は輝兼が動くのを待っている。その様子を確認すると輝兼が鉛筆の様な呪具を地面に向けて4方に等間隔で突き刺す。するとハンドボール程の小型ゴーレムが4体現れ点滅し始めると隣同士のゴーレムに向かって光線を放ち光る正方形が現れた。
「待たせたね。僕が今出来る最高の技術を注ぎ込んだ対勇吾君様決戦ゴーレム『OneEyes-01xx』発進する!」
小型ゴーレムが作り出す光の中から現れたのは3m程の精悍な姿をした細身のゴーレムだった。本来ゴーレムは土塊から術者の魔力と核になる媒体を持って作られる簡素で不恰好な魔術人形である。行動に必要な足と作業に必要な手さえあれば姿形は二の次であるのが今でも主流だがその流れに逆らいながらも最高峰のゴーレムを作り出す異端者たちの一人が三光院輝兼である。勇吾に惨敗を喫した日から自身の才能に溺れていた未熟さを知り彼は日本三大名人と言われた傀儡師『安本喜八郎』の創り出した人間と変わらないクオリティの
傀儡人形に感銘を受け唯一無二を創り出す情熱に心血を注ぎ彼が創るゴーレムは少々日本のロボットアニメの造詣に寄った作品を多く作るが全て高い評価とそれに伴う性能を兼ね備えている。
「やべぇ!前回とはまた違った意味で男心を擽るじゃねぇか
リアル且つスーパー系か!」
現れたゴーレムを見て目を輝かす勇吾。観客席からも男の子達が大興奮している。一部のファンは望遠カメラを持ち出し凄い勢いでゴーレムを連写している。
ちなみに昨年の実技演習では自律稼動リアル系量産機エースチューン型『DM-01-Kk』『DM-02-Dt』が投入され見事なコンビネーションで勇吾を追い詰めた。
「去年は自律型の正確すぎる所が仇になって君に負けた。」
輝兼は30センチ程の円柱状の呪具を取り出しゴーレムの背中部分に差し込む。すると静かな駆動音と共にゴーレム『OneEyes-01xx』が起動した。
「今入れたのは小型化した魔力バッテリー兼魔力受信機でね
これ1本でこの前の2体を10分間フル稼働出来る魔力が貯めておける優れものでこの子には既に5本搭載している。この意味分かるよね。」
「それだけの魔力を喰うだけの性能って事か?」
「そう言うことだよ。ではまずは小手調べ!」
輝兼は目を閉じ両手をOneEyesに向けると彼の魔力が流れ込みOneEyesとのリンクを開始する。全ての感覚を共有が完了するとOneEyesの視覚センサーに光が宿る。
勇吾に向かって走り出すその姿は人の挙動そのものでまるで違和感を感じられない。ゴーレムらしからぬ素早さと滑らかさに勇吾も観客席も目を奪われた。
攻撃も同様にゴーレムの体躯を生かした圧力のある攻撃に加え淀みの無い連続技を勇吾に見舞う。
しかしこの程度の攻撃速度なら身体強化、感覚強化を使わずとも難無く避ける勇吾。
『やはり通常モードでは勇吾クンを捕らえる事は難しいか。まあ、慣らし運転にはなったかな。』
OneEyesの頭部に付けられたスピーカから輝兼の声。まるで彼がゴーレムと一体化しているような錯覚を覚える勇吾。
「随分もったいぶるじゃないか。俺のほうは準備運動にもならないぞ。」
その言葉にOneEyesは頬を書くような仕草をする、輝兼自身の思考がダイレクトに反映されているようで仕草までも彼そのものである。
『いやー同調率が完全になるまで時間が掛かってしまったよ。ここからが本番…いやクライマックスだよ。この子と僕がフルスペックを開放する事が出来るのは5分間、この5分間を君が耐え抜けば君の勝ちだ!』
スピーカから聞こえた輝兼の声と共にOneEyesの各パーツが展開しバーニアが露出する。轟音と軋みだすその機体が弾丸の如く勇吾に迫る。
先程とは比較にならない速度の攻撃に身体強化と感覚強化で初撃は何とか回避する事が出来た。自分の頭と同じ大きさの拳が鼻先を掠めて行く。
(避けきれない攻撃じゃない!ならば攻撃の隙間にっ!)
そう思った瞬間勇吾の背中がぞわりと悪寒が走る。初撃の右ストレートを避けきったと思ったコンマ一秒にも満たない空白の時間を埋めるように2撃目が勇吾を捕らえようとしていた。右のミドルキックが勇吾を吹き飛ばす。地面に叩きつけられバウンドしながら転がっていく。
「左手…生きてるな。ギリ間に合ったか。」
左手の感覚を確認しながら追撃を始めようとする輝兼を睨みつける勇吾、先程の攻撃が当たる刹那の瞬間に数枚の盾を生成し直撃は避けることが出来たが如何せん急造で脆かった為殺せた威力は3割程度。吹き飛ばされた衝撃で体中が軋んでいる。
余りにも人間らしく動くゴーレムであった為ゴーレムである事を一瞬失念してしまった。人体では出来ない攻撃、もしくは出来たとしても打撃力が皆無になってしまう様な攻撃でもゴーレムなら可能である。更に輝兼が駆るOneEyesの各部位には加速用のバーニアと姿勢制御のスラスターで無理な姿勢からでも致命打に成り得る攻撃が出来る。
『その状態で次の攻撃を受けられるかい?』
「上等!ここで引いたら男が廃る!全力で迎え撃つ!!」
『それでこそ君だ!!』
OneEyesのバーニア達が火を噴く最速の一撃を放つために突進する為の推進力にする為に一方向へ絞り上げる。
迎え撃つ勇吾は懐から全ての符を取り出し迎撃の準備を完了させた。
『行くぞ!マイフレンド死なないでくれ!!』
「来い三光院!!」
「待たせたね。僕が今出来る最高の技術を注ぎ込んだ対勇吾君様決戦ゴーレム『OneEyes-01xx』発進する!」
小型ゴーレムが作り出す光の中から現れたのは3m程の精悍な姿をした細身のゴーレムだった。本来ゴーレムは土塊から術者の魔力と核になる媒体を持って作られる簡素で不恰好な魔術人形である。行動に必要な足と作業に必要な手さえあれば姿形は二の次であるのが今でも主流だがその流れに逆らいながらも最高峰のゴーレムを作り出す異端者たちの一人が三光院輝兼である。勇吾に惨敗を喫した日から自身の才能に溺れていた未熟さを知り彼は日本三大名人と言われた傀儡師『安本喜八郎』の創り出した人間と変わらないクオリティの
傀儡人形に感銘を受け唯一無二を創り出す情熱に心血を注ぎ彼が創るゴーレムは少々日本のロボットアニメの造詣に寄った作品を多く作るが全て高い評価とそれに伴う性能を兼ね備えている。
「やべぇ!前回とはまた違った意味で男心を擽るじゃねぇか
リアル且つスーパー系か!」
現れたゴーレムを見て目を輝かす勇吾。観客席からも男の子達が大興奮している。一部のファンは望遠カメラを持ち出し凄い勢いでゴーレムを連写している。
ちなみに昨年の実技演習では自律稼動リアル系量産機エースチューン型『DM-01-Kk』『DM-02-Dt』が投入され見事なコンビネーションで勇吾を追い詰めた。
「去年は自律型の正確すぎる所が仇になって君に負けた。」
輝兼は30センチ程の円柱状の呪具を取り出しゴーレムの背中部分に差し込む。すると静かな駆動音と共にゴーレム『OneEyes-01xx』が起動した。
「今入れたのは小型化した魔力バッテリー兼魔力受信機でね
これ1本でこの前の2体を10分間フル稼働出来る魔力が貯めておける優れものでこの子には既に5本搭載している。この意味分かるよね。」
「それだけの魔力を喰うだけの性能って事か?」
「そう言うことだよ。ではまずは小手調べ!」
輝兼は目を閉じ両手をOneEyesに向けると彼の魔力が流れ込みOneEyesとのリンクを開始する。全ての感覚を共有が完了するとOneEyesの視覚センサーに光が宿る。
勇吾に向かって走り出すその姿は人の挙動そのものでまるで違和感を感じられない。ゴーレムらしからぬ素早さと滑らかさに勇吾も観客席も目を奪われた。
攻撃も同様にゴーレムの体躯を生かした圧力のある攻撃に加え淀みの無い連続技を勇吾に見舞う。
しかしこの程度の攻撃速度なら身体強化、感覚強化を使わずとも難無く避ける勇吾。
『やはり通常モードでは勇吾クンを捕らえる事は難しいか。まあ、慣らし運転にはなったかな。』
OneEyesの頭部に付けられたスピーカから輝兼の声。まるで彼がゴーレムと一体化しているような錯覚を覚える勇吾。
「随分もったいぶるじゃないか。俺のほうは準備運動にもならないぞ。」
その言葉にOneEyesは頬を書くような仕草をする、輝兼自身の思考がダイレクトに反映されているようで仕草までも彼そのものである。
『いやー同調率が完全になるまで時間が掛かってしまったよ。ここからが本番…いやクライマックスだよ。この子と僕がフルスペックを開放する事が出来るのは5分間、この5分間を君が耐え抜けば君の勝ちだ!』
スピーカから聞こえた輝兼の声と共にOneEyesの各パーツが展開しバーニアが露出する。轟音と軋みだすその機体が弾丸の如く勇吾に迫る。
先程とは比較にならない速度の攻撃に身体強化と感覚強化で初撃は何とか回避する事が出来た。自分の頭と同じ大きさの拳が鼻先を掠めて行く。
(避けきれない攻撃じゃない!ならば攻撃の隙間にっ!)
そう思った瞬間勇吾の背中がぞわりと悪寒が走る。初撃の右ストレートを避けきったと思ったコンマ一秒にも満たない空白の時間を埋めるように2撃目が勇吾を捕らえようとしていた。右のミドルキックが勇吾を吹き飛ばす。地面に叩きつけられバウンドしながら転がっていく。
「左手…生きてるな。ギリ間に合ったか。」
左手の感覚を確認しながら追撃を始めようとする輝兼を睨みつける勇吾、先程の攻撃が当たる刹那の瞬間に数枚の盾を生成し直撃は避けることが出来たが如何せん急造で脆かった為殺せた威力は3割程度。吹き飛ばされた衝撃で体中が軋んでいる。
余りにも人間らしく動くゴーレムであった為ゴーレムである事を一瞬失念してしまった。人体では出来ない攻撃、もしくは出来たとしても打撃力が皆無になってしまう様な攻撃でもゴーレムなら可能である。更に輝兼が駆るOneEyesの各部位には加速用のバーニアと姿勢制御のスラスターで無理な姿勢からでも致命打に成り得る攻撃が出来る。
『その状態で次の攻撃を受けられるかい?』
「上等!ここで引いたら男が廃る!全力で迎え撃つ!!」
『それでこそ君だ!!』
OneEyesのバーニア達が火を噴く最速の一撃を放つために突進する為の推進力にする為に一方向へ絞り上げる。
迎え撃つ勇吾は懐から全ての符を取り出し迎撃の準備を完了させた。
『行くぞ!マイフレンド死なないでくれ!!』
「来い三光院!!」
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