杏梨ちゃんは癒されたい

tonari0407

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【R-18】全部好きだよ 5月13日③

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そうたの手が杏梨の服を捲ろうとした。

「…そうた」

杏梨はそうたの手を自分の手で止めた。

「それも金田さんに頼まれてるの?」

金田は本当に、私がそうたに触られることを望んでいるのだろうか。

「俺は杏梨が寂しくないように甘えさせてやってくれって言われてる。
それはセックスも含まれてるよ。」

「そうなの…」
そうたの手をつかむ杏梨の手の力が抜けていく。

「全部、杏梨の身体も心も寂しくさせないためだよ。

それを杏梨が悲しく思うのは、金田さんの意図とは外れてる。

杏梨を触る俺の手も唇も金田さんの手足だよ。
ただ、気持ち良くなったらいい。」


杏梨の手がそうたの手から離れた。



そうたの手が杏梨の服をめくり、杏梨はそれを脱ぐのを手伝った。
ブラジャーは杏梨が外した。

そうたは杏梨の胸に舌をそわせる。

「仕事頑張った?ちょっとしょっぱい」

今日は少し暑かった。汗をかいた。
恥ずかしさに杏梨は胸を舐めるのをやめさせようとする。

伸ばした手はそうたに捕まれて、頭の上にあげられた。

あらわな胸がそうたの前にぷりんと顔をだす。

「そう…た、お風呂、入らせてっ」

「だーめっ、
頑張ってしょっぱい杏梨も俺は舐めたい。
全部好きだよ」

容赦なく胸を舐められ、キスされる。
ちくっとした痛みが走り、キスマークをつけられる。

「そうたっ」

杏梨の声を無視して、そうたは続けてキスマークをつけた。
杏梨の胸に赤い印がいくつもついた。

「やっこんなの金田さんがみたら…」

「金田さんは大丈夫だよ。杏梨はこのキスマークをみる度、ちゃんとしょっぱい自分も好かれたって思い出すこと」

そのまま、そうたは杏梨の身体に印をつける。
つけた印を舐められる。

「可愛いよ。杏梨。
頑張り屋さんの杏梨が好きだよ。
無理しても、だらんとしてても杏梨は杏梨だ。」

そうたの顔が杏梨の脇に近づいた。
そのまま、れろーんと舐められる。

「やぁんっちょっ、汚いよそうた。おふろっ…おふろぉ…」

「しょっぱい…けど汚くないよ」

そのまま上から下へ、下から上へ舐め、時に舌をぐりぐりと押し付けて、そうたは杏梨の脇が塩気を無くすまで舐め続けた。

「ぁん、やぁん、そうた、恥ずかしい…」

そういいながらも杏梨は自分で腕をあげていた。そうたの手はもう杏梨の手を押さえていなかった。

「恥ずかしい杏梨ちゃんも好きだよ。
可愛い。」

そうたは杏梨の脇をちろちろと舐めながら言った。


「突然来た俺に料理振る舞って、追加もしてくれる優しい杏梨も

自分がわかんないおばかちゃんな杏梨も

キスでとろとろになって流される杏梨も

乳首をびんびんにしてる杏梨も

脇を舐められて可愛い声出してる杏梨も

さりげなく脚をもじもじしてる杏梨も

寂しがり屋で甘えたがりの杏梨も

金田さんに愛されたくて仕方がない杏梨も

俺にされてて罪悪感感じてて、でもそれでも気持ち良くなりたいえっちな杏梨も


全部可愛いし好きだよ。」


「全部好きだから、遠慮なく甘えなよ?」



そうたは杏梨の乳首をつまんで、こりこりといじり始めた。

「そうたぁ、ぁん」


「呼びたければ金田って呼んでいいよ。俺の手は金田さんの手だから」

そのままいやらしく乳首を撫でる。

「金田さんにこの間どんなことしてもらった?目を閉じて、思い出して、金田さんにしてもらおう?
そうしたら杏梨は罪悪感を感じずに済むだろ?」


そうたは杏梨の目の上に杏梨の服をそっとのせた。

杏梨の目の前が暗くなる。

「金田さんは杏梨をどんな風に触ったか思い出してみなよ。」

杏梨の頭の中に金田の顔が浮かぶ。金田はあの日、時間をかけて杏梨を愛してくれた。


胸に湿っていて温かい感触を感じる。乳首が擦られ、胸を揉まれる。

くちゅっくちゅっ

音だけが杏梨の耳に響き、快感だけが杏梨を包んだ。

「やぁっあん、金田っさぁん、ぁん」

杏梨は金田の名前を呼びながら、喘ぎ始めた。

そうたは、好きだよ、可愛いよ、とずっと囁きながら、杏梨の全部を可愛がった。







いつの間にか、杏梨は身も心も裸で泣いていた。

「金田っさぁん、やぁ、もっとぉ」
うん、もっとね。ずっとしてあげる。



「いっしょにいたいのぉ…」
いっしょにいるよ。



「ぁあん、金田さんっすきっ」
俺もすきだよ。嬉しいよ。


「寂しいのっやぁん」
俺も寂しいよ。そんな思いさせてごめんな。


「金田さぁん、私のこと…すき?」
すきじゃなかったら、こんなことしてないよ。



杏梨が泣きつかれて、安らかに眠るまで、そうたはずっと金田の代わりに杏梨をあいした。

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