116 / 262
5章 希望の家と集う仲間
117 生まれる埋める技術
しおりを挟む
僕は問題解決のための準備を進める。
持ち込んだ材料だけでは足りないので、ドワーフ達に指示を出し必要な物を集めさせた。
その間、サリアとブリューデンに岩竜の足止めをさせた。
岩竜の巣と繋がったポイントは鉱山の奥なので、ブリューデンは人化させないと入れない。
そして人化したブリューデンは意外に強い。
その力はクルタトルの甲羅すらかち割りそうなレベルだ。
サリアも精霊による攻守に隙が無く、こちらもかなり強い。
伊達に勇者ジキルとパーティーを組んでいたわけではない。
二人は周辺に出没していた岩竜を駆逐し、接続ポイントの確保に成功した。
しかし問題はここからだ。
岩竜の巣はかなり深く、そして複雑だ。
僕が加わって三人で戦ったとしても、どれだけ時間がかかるか分からない。
ではどうするか?
臭い物には蓋をする。
繋がった場所は埋めてしまえば良いのだ。
ドワーフ達はその案を既に実行していた。
怪我人を出しながらも、一度はなんとか繋がってしまった場所を埋めたのだ。
しかし繋がった場所を道と認識してしまった岩竜は、塞いだ場所を掘り進めてしまう。
そして埋める計画は失敗に終わったのだ。
僕は準備を完了させると、ドワーフ達に必要な穴を開ける指示を出した。
サリアとブリューデンに護衛させつつ、必要な岩盤をいくつか掘ってもらった。
そしてそこに僕が作成したダイナマイトを放り込んでいく。
穴を掘ってもらったのは、爆発を岩盤の内側から発生させるためだ。
外から爆発させても表面が割れるだけになってしまう。
大きく粉砕させるためには、岩盤の位置側に放り込む必要があるのだ。
僕の魔法でもダイナマイトぐらいのパワーは出せるのだけど、岩盤の内側からの爆発を発生させることができない。
そして魔法の場合は僕が現場にいないといけないので、一歩間違うと自分が生き埋めになってしまう。
ということで今回は魔法という選択肢は採れなかった。
準備を追えた僕達は、いったん鉱山の外へ退避する。
そしてリモートで点火した。
念のため距離をとって待避していたため、ショボい音しか聞こえてこない。
たぶん上手くいったはずだ。
僕達は現場に戻った。
見事に接続ポイントが崩れていた。
大きな岩盤が崩れ、道だった場所を完全に塞いでいる。
さすがにこのレベルになれば岩竜も掘り返すことは不可能だろう。
岩竜クエストは達成した。
今後はドワーフ達も岩竜の巣に繋がってしまうポイントを掘ろうとはしないだろう。
僕はドワーフ達に、採掘に関する科学技術提供を行った。
ダイナマイトの製造方法や効率的な破砕方法、現時点で製造可能な採掘道具などの情報だ。
手先が器用なので、知識さえ与えればすんなり必要な物を作ることが出来る。
今まで手が付いていなかった固い岩盤が集中する場所も、これで開発が可能になるだろう。
だいぶ好感度も上がり、そしてドワーフを20人ほど雇うことに成功した。
その中には最初に僕と話したドワーフが含まれている。
名前をポルフィーと言った。
そしておじさんだと思っていたドワーフは、実は男でも中年でも無く、少女だったようだ。
見た目では全く判断できない。
ショックだった。
そしてブリューデンにポルフィーとその彼氏であるセイゼルを乗せ、マイホームである古代遺跡に帰還した。
その他のドワーフは、自分たちの工具などを持って後から来ることになっている。
本格的なプラント建造にはまだ少し時間がかかりそうだ。
困ったことがある。
ポルフィーとセイゼルはとても仲良しなのは良いのだけれど、髭面のおっちゃん二人がイチャイチャしているように見えて若干気持ち悪い。
気にしないようにすべきか。
サリアもブリューデンも全然気にしていないし。
マイホームでお留守番をしていたエリッタは僕達の帰還後、その光景を興味深げに見ていた。
とても嬉しそうにしていたんだけど、なんでなんだろう?
古代遺跡はこれやらやってくるドワーフを収容できる程度の部屋数はある。
元々罠部屋があった場所がほとんどだが、もちろん撤去済みだ。
現在、これを居住スペースにリフォームしている。
他のドワーフ達が到着する前に、快適な社宅が完成しそうだ。
目指すはホワイト企業無双か?
持ち込んだ材料だけでは足りないので、ドワーフ達に指示を出し必要な物を集めさせた。
その間、サリアとブリューデンに岩竜の足止めをさせた。
岩竜の巣と繋がったポイントは鉱山の奥なので、ブリューデンは人化させないと入れない。
そして人化したブリューデンは意外に強い。
その力はクルタトルの甲羅すらかち割りそうなレベルだ。
サリアも精霊による攻守に隙が無く、こちらもかなり強い。
伊達に勇者ジキルとパーティーを組んでいたわけではない。
二人は周辺に出没していた岩竜を駆逐し、接続ポイントの確保に成功した。
しかし問題はここからだ。
岩竜の巣はかなり深く、そして複雑だ。
僕が加わって三人で戦ったとしても、どれだけ時間がかかるか分からない。
ではどうするか?
臭い物には蓋をする。
繋がった場所は埋めてしまえば良いのだ。
ドワーフ達はその案を既に実行していた。
怪我人を出しながらも、一度はなんとか繋がってしまった場所を埋めたのだ。
しかし繋がった場所を道と認識してしまった岩竜は、塞いだ場所を掘り進めてしまう。
そして埋める計画は失敗に終わったのだ。
僕は準備を完了させると、ドワーフ達に必要な穴を開ける指示を出した。
サリアとブリューデンに護衛させつつ、必要な岩盤をいくつか掘ってもらった。
そしてそこに僕が作成したダイナマイトを放り込んでいく。
穴を掘ってもらったのは、爆発を岩盤の内側から発生させるためだ。
外から爆発させても表面が割れるだけになってしまう。
大きく粉砕させるためには、岩盤の位置側に放り込む必要があるのだ。
僕の魔法でもダイナマイトぐらいのパワーは出せるのだけど、岩盤の内側からの爆発を発生させることができない。
そして魔法の場合は僕が現場にいないといけないので、一歩間違うと自分が生き埋めになってしまう。
ということで今回は魔法という選択肢は採れなかった。
準備を追えた僕達は、いったん鉱山の外へ退避する。
そしてリモートで点火した。
念のため距離をとって待避していたため、ショボい音しか聞こえてこない。
たぶん上手くいったはずだ。
僕達は現場に戻った。
見事に接続ポイントが崩れていた。
大きな岩盤が崩れ、道だった場所を完全に塞いでいる。
さすがにこのレベルになれば岩竜も掘り返すことは不可能だろう。
岩竜クエストは達成した。
今後はドワーフ達も岩竜の巣に繋がってしまうポイントを掘ろうとはしないだろう。
僕はドワーフ達に、採掘に関する科学技術提供を行った。
ダイナマイトの製造方法や効率的な破砕方法、現時点で製造可能な採掘道具などの情報だ。
手先が器用なので、知識さえ与えればすんなり必要な物を作ることが出来る。
今まで手が付いていなかった固い岩盤が集中する場所も、これで開発が可能になるだろう。
だいぶ好感度も上がり、そしてドワーフを20人ほど雇うことに成功した。
その中には最初に僕と話したドワーフが含まれている。
名前をポルフィーと言った。
そしておじさんだと思っていたドワーフは、実は男でも中年でも無く、少女だったようだ。
見た目では全く判断できない。
ショックだった。
そしてブリューデンにポルフィーとその彼氏であるセイゼルを乗せ、マイホームである古代遺跡に帰還した。
その他のドワーフは、自分たちの工具などを持って後から来ることになっている。
本格的なプラント建造にはまだ少し時間がかかりそうだ。
困ったことがある。
ポルフィーとセイゼルはとても仲良しなのは良いのだけれど、髭面のおっちゃん二人がイチャイチャしているように見えて若干気持ち悪い。
気にしないようにすべきか。
サリアもブリューデンも全然気にしていないし。
マイホームでお留守番をしていたエリッタは僕達の帰還後、その光景を興味深げに見ていた。
とても嬉しそうにしていたんだけど、なんでなんだろう?
古代遺跡はこれやらやってくるドワーフを収容できる程度の部屋数はある。
元々罠部屋があった場所がほとんどだが、もちろん撤去済みだ。
現在、これを居住スペースにリフォームしている。
他のドワーフ達が到着する前に、快適な社宅が完成しそうだ。
目指すはホワイト企業無双か?
0
あなたにおすすめの小説
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
結婚前夜に婚約破棄されたけど、おかげでポイントがたまって溺愛されて最高に幸せです❤
凪子
恋愛
私はローラ・クイーンズ、16歳。前世は喪女、現世はクイーンズ公爵家の公爵令嬢です。
幼いころからの婚約者・アレックス様との結婚間近……だったのだけど、従妹のアンナにあの手この手で奪われてしまい、婚約破棄になってしまいました。
でも、大丈夫。私には秘密の『ポイント帳』があるのです!
ポイントがたまると、『いいこと』がたくさん起こって……?
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
神のミスで転生したけど、幼女化しちゃった! 神具【調薬釜】で、異世界ライフを楽しもう!
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
旧題:神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!
電子書籍は、2026/3/9に発売です!
書籍は2026/3/11に発売(予約受付中)です!メロンブックス様より、特典の描き下ろしSSペーパーがあります。詳しくは、メロンブックス様へお願い致します。
イラストは、にとろん様です。よろしくお願い致します!
ファンタジー小説大賞に投票して頂いた皆様には、大変感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】転生したら断罪イベントの真っ最中。聖女の嘘を暴いたら、王太子が真っ青になりました
丸顔ちゃん。
恋愛
王太子は私――エリシアに婚約破棄を宣言し、
隣では甘ったるい声の“聖女”が「こわかったんですぅ♡」と泣き真似をしている。
だが私は知っている。
原作では、この聖女こそが禁術で王太子の魔力を吸い取り、
私に冤罪を着せて処刑へ追い込んだ張本人だ。
優しい家族を守るためにも、同じ結末は絶対に許さない。
私は転生者としての知識を武器に、
聖女の嘘と禁術の証拠を次々に暴き、
王太子の依存と愚かさを白日の下に晒す。
「婚約は……こちらから願い下げです」
土下座する王太子も、泣き叫ぶ聖女も、もう関係ない。
私は新しい未来を選ぶ。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる