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終章 世界の終わりと創世の伝説
202 クラスチェンジして暮らすらしい
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いやあ、酷い目に遭った。
魔王の息子死す。
ということで僕は死んでしまった。
僕が今どこにいるかって?
ベッドの上で寝てるよ。
いや、生き返ったわけじゃ無いし、死んでいるわけでも無い。
でも生きている。
僕は転生者から転移者にクラスチェンジしたんだ。
意味が分からないって?
僕も最初は意味が分からなかったよ。
気が付いたら転生前の体に戻っていたんだから。
うん、魔力ゼロ。
もちろん神の残滓も使えない。
一気にハードモードが開始された感じだ。
ギスケは微弱とは言えサイコキネシスがあったけど、僕にそんな物は無い。
僕に残ったのは、異世界の辞典の能力だけだ。
シーリが僕の中からいなくなった関係で、直接辞典にアクセス可能になった。
いちいちシーリを通すのは冗長だったからなあ。
まあ、この状況も魔王アストレイアの計画通り。
これで僕は完全にノーマークになった。
盗聴機を仕掛けられたからだからおさらばし、神の使徒の目から逸れた状態で行動できるのだ。
魔王の息子としてやり残したことがあるような気もするけれど、そこはアリスに任せよう。
シーリと一つになった元の彼女なら何とかしてくれるだろう。
といことで11歳の体から転生前の年齢の23歳の体になった。
あっちこっち火傷と凍傷と打撲で偉いことになっている。
アストレイアは僕が雪山の噴火で死ぬ直前に、体ごとこっちに持ってきていたようだ。
体は次元の狭間みたいなところで凍結され、そして魔王の息子の死というトリガーによってそれが解除された。
同時にアストレイアとの契約内容を思い出したのだ。
時系列的には、僕がアリスに殺された直後。
そしてここは帝国の首都トレンテ。
ちなみに今寝ている部屋の主(ぬし)はブレイトンさん。
僕が魔王の息子をやっていたときに魔法による医療について語り合った人物だ。
僕が傷だらけで道端に倒れているところを、誰かがここに運び込んでくれたらしい。
ちなみにギスケの初期位置もトレンテだったらしい。
「あの・・・ブレイトンさん。」
僕はブレイトンさんに話しかける。
「なんだ?まだ寝ていた方がいいぞ。
傷の一つ一つは大したことが無いが、たいぶ弱っていたようだからな。」
「一つ聞いておきたいんですが、最近心臓の施術をしましたよね。
成功しましたか?」
「なんでそんなことを知っているんだ?
まあ、確かに手術はしたし、術後の経過を見ている状態だが、今のところは問題ない。」
「そうですか、良かった。」
「奇妙な奴だな。
そういえば名前も聞いてなかったな。」
「ええと・・・オキじゃマズイよな。」
ちなみに前の世界の本名はアストレイアとの契約で抹消されている。
だから名乗りたくても名乗れないのだ。
たぶんアリスの同じ状態だろう。
唯一ギスケだけが契約外になっているのは最初から転移だったからだろう。
「アグレトと言います。」
魔王の息子の真名だけど、どうせ使い道が無いんだから借りておこう。
そしてハードモードはスタートしたのだった。
レベルゼロ無双中。
魔王の息子死す。
ということで僕は死んでしまった。
僕が今どこにいるかって?
ベッドの上で寝てるよ。
いや、生き返ったわけじゃ無いし、死んでいるわけでも無い。
でも生きている。
僕は転生者から転移者にクラスチェンジしたんだ。
意味が分からないって?
僕も最初は意味が分からなかったよ。
気が付いたら転生前の体に戻っていたんだから。
うん、魔力ゼロ。
もちろん神の残滓も使えない。
一気にハードモードが開始された感じだ。
ギスケは微弱とは言えサイコキネシスがあったけど、僕にそんな物は無い。
僕に残ったのは、異世界の辞典の能力だけだ。
シーリが僕の中からいなくなった関係で、直接辞典にアクセス可能になった。
いちいちシーリを通すのは冗長だったからなあ。
まあ、この状況も魔王アストレイアの計画通り。
これで僕は完全にノーマークになった。
盗聴機を仕掛けられたからだからおさらばし、神の使徒の目から逸れた状態で行動できるのだ。
魔王の息子としてやり残したことがあるような気もするけれど、そこはアリスに任せよう。
シーリと一つになった元の彼女なら何とかしてくれるだろう。
といことで11歳の体から転生前の年齢の23歳の体になった。
あっちこっち火傷と凍傷と打撲で偉いことになっている。
アストレイアは僕が雪山の噴火で死ぬ直前に、体ごとこっちに持ってきていたようだ。
体は次元の狭間みたいなところで凍結され、そして魔王の息子の死というトリガーによってそれが解除された。
同時にアストレイアとの契約内容を思い出したのだ。
時系列的には、僕がアリスに殺された直後。
そしてここは帝国の首都トレンテ。
ちなみに今寝ている部屋の主(ぬし)はブレイトンさん。
僕が魔王の息子をやっていたときに魔法による医療について語り合った人物だ。
僕が傷だらけで道端に倒れているところを、誰かがここに運び込んでくれたらしい。
ちなみにギスケの初期位置もトレンテだったらしい。
「あの・・・ブレイトンさん。」
僕はブレイトンさんに話しかける。
「なんだ?まだ寝ていた方がいいぞ。
傷の一つ一つは大したことが無いが、たいぶ弱っていたようだからな。」
「一つ聞いておきたいんですが、最近心臓の施術をしましたよね。
成功しましたか?」
「なんでそんなことを知っているんだ?
まあ、確かに手術はしたし、術後の経過を見ている状態だが、今のところは問題ない。」
「そうですか、良かった。」
「奇妙な奴だな。
そういえば名前も聞いてなかったな。」
「ええと・・・オキじゃマズイよな。」
ちなみに前の世界の本名はアストレイアとの契約で抹消されている。
だから名乗りたくても名乗れないのだ。
たぶんアリスの同じ状態だろう。
唯一ギスケだけが契約外になっているのは最初から転移だったからだろう。
「アグレトと言います。」
魔王の息子の真名だけど、どうせ使い道が無いんだから借りておこう。
そしてハードモードはスタートしたのだった。
レベルゼロ無双中。
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