247 / 262
終章 世界の終わりと創世の伝説
248 次の作戦は奪還だかんな
しおりを挟む
もうすぐ帝国軍と魔領軍がエンプティモ奪還作戦を行う。
レイネス部隊は、状況を見ながら援護を行うと帝国軍に通知する。
出来るだけアリスとの合流を優先したい。
この戦いの勝利条件は、クルセイダーズを壊滅させることでも、エンプティモを奪還することでも無い。
僕とアリスの合流、これが勝利条件なのだ。
レイネス部隊の火力と、アリスの永劫の回帰が揃えばそれで終わりだ。
もう誰が何をやっても状況を覆すことは出来ない状態となる。
笑っちゃう話だけど、それが全てだ。
敵もアリスの能力の危険性は理解しているはず。
もし僕が神側の人間だったら、アリスがどの程度の範囲まで時間を戻せるのかを調べるだろう。
その為の捨て駒戦力がクルセイダーズにはある。
そして永劫の回帰の限界範囲を超えるところまでおびき出し、能力の発動を行っても覆らない状況を作る。
あらかじめ戦力を伏せておき、アリスが出てきてしばらく戦った後、隠していた圧倒的な戦力で殲滅するのだ。
この決戦で、敵は間違いなくアリスに罠を仕掛けるはずだ。
もちろん僕はそれを見過ごすつもりは無い。
アリスが罠にかかる前に、早々に合流して共闘すればいいだけの話なのだ。
相変わらず、アリスに会うというのを考えると動悸が収まらない。
何故かふらつく。
ちょっと具合が悪くなっているところへエリッタが飛び込んでくる。
「アグレト、街が大変なことに!
そこら中で爆発が起こって、火の手が上がってる。
アタイは対処に回るから、身辺は気をつけて。
ここから出たりするなよ。」
そう言うと、僕が詳細を確認する前にエリッタは急いで走り去ってしまった。
レイネスで爆発・・・火災?
なるほど、そう来たか神の使徒!
「リプリア。」
僕はリプリアを呼んだ。
「はい、こちらに。」
いつの間にか、僕の後ろに跪いている。
もはや忍者だ。
「街の対処はエリッタに任せて、リプリアはすぐに飛行船の出発準備を。
というか、もしかしたら既に狙われているかもしれない。
とにかく飛行船の確保を最優先で。
それから地上部隊を帝国の援軍に出発させて。
敵の狙いは足止めだ、だけどその通りしてやる理由は無い。」
「アグレト様を安全な場所へお連れしたらすぐに。」
過保護なリプリアは、当然のごとく僕の安全を優先しようとする。
「いや、飛行船確保を最優先で。」
僕の意思が堅いと見るやリプリアは頷くと、すぐに行動に移った。
さあ、マズいことになってきた。
神の使徒はどこまで考えて仕掛けてきたのだろう?
僕がアリスと合流するのを読んでいたのか、それとも単純にレイネスの介入を邪魔するのが目的なのか。
現在レイネスに駐留させている飛行船は二機だ。
もう一機はすでに帝国軍の援護に向かわせている。
そしてレイネスの飛行船にはもちろん警護が付いている。
しかし僕が敵なら、まずは飛行船を飛べなくするだろう。
もちろん飛行船を失った場合の戦闘プランはある。
しかし上空からの適切な指示出しが出来ないと、兵器の力が強力なぶんリスクが増すことになる。
一歩間違えればアリスを吹き飛ばしてしまうことになるのだ。
今回のレイネスへの奇襲は疑問点がある。
レイネスの人や物の動きは、リプリアの諜報部隊の警戒していたはずだ。
だからそんな簡単に、多数の敵が入り込めたりはしないはず。
一段落したら、どうやって街に入り込んできたのか調査の必要があるだろう。
僕は生きてアリスと合流できるかな?
奇襲無双だった。
レイネス部隊は、状況を見ながら援護を行うと帝国軍に通知する。
出来るだけアリスとの合流を優先したい。
この戦いの勝利条件は、クルセイダーズを壊滅させることでも、エンプティモを奪還することでも無い。
僕とアリスの合流、これが勝利条件なのだ。
レイネス部隊の火力と、アリスの永劫の回帰が揃えばそれで終わりだ。
もう誰が何をやっても状況を覆すことは出来ない状態となる。
笑っちゃう話だけど、それが全てだ。
敵もアリスの能力の危険性は理解しているはず。
もし僕が神側の人間だったら、アリスがどの程度の範囲まで時間を戻せるのかを調べるだろう。
その為の捨て駒戦力がクルセイダーズにはある。
そして永劫の回帰の限界範囲を超えるところまでおびき出し、能力の発動を行っても覆らない状況を作る。
あらかじめ戦力を伏せておき、アリスが出てきてしばらく戦った後、隠していた圧倒的な戦力で殲滅するのだ。
この決戦で、敵は間違いなくアリスに罠を仕掛けるはずだ。
もちろん僕はそれを見過ごすつもりは無い。
アリスが罠にかかる前に、早々に合流して共闘すればいいだけの話なのだ。
相変わらず、アリスに会うというのを考えると動悸が収まらない。
何故かふらつく。
ちょっと具合が悪くなっているところへエリッタが飛び込んでくる。
「アグレト、街が大変なことに!
そこら中で爆発が起こって、火の手が上がってる。
アタイは対処に回るから、身辺は気をつけて。
ここから出たりするなよ。」
そう言うと、僕が詳細を確認する前にエリッタは急いで走り去ってしまった。
レイネスで爆発・・・火災?
なるほど、そう来たか神の使徒!
「リプリア。」
僕はリプリアを呼んだ。
「はい、こちらに。」
いつの間にか、僕の後ろに跪いている。
もはや忍者だ。
「街の対処はエリッタに任せて、リプリアはすぐに飛行船の出発準備を。
というか、もしかしたら既に狙われているかもしれない。
とにかく飛行船の確保を最優先で。
それから地上部隊を帝国の援軍に出発させて。
敵の狙いは足止めだ、だけどその通りしてやる理由は無い。」
「アグレト様を安全な場所へお連れしたらすぐに。」
過保護なリプリアは、当然のごとく僕の安全を優先しようとする。
「いや、飛行船確保を最優先で。」
僕の意思が堅いと見るやリプリアは頷くと、すぐに行動に移った。
さあ、マズいことになってきた。
神の使徒はどこまで考えて仕掛けてきたのだろう?
僕がアリスと合流するのを読んでいたのか、それとも単純にレイネスの介入を邪魔するのが目的なのか。
現在レイネスに駐留させている飛行船は二機だ。
もう一機はすでに帝国軍の援護に向かわせている。
そしてレイネスの飛行船にはもちろん警護が付いている。
しかし僕が敵なら、まずは飛行船を飛べなくするだろう。
もちろん飛行船を失った場合の戦闘プランはある。
しかし上空からの適切な指示出しが出来ないと、兵器の力が強力なぶんリスクが増すことになる。
一歩間違えればアリスを吹き飛ばしてしまうことになるのだ。
今回のレイネスへの奇襲は疑問点がある。
レイネスの人や物の動きは、リプリアの諜報部隊の警戒していたはずだ。
だからそんな簡単に、多数の敵が入り込めたりはしないはず。
一段落したら、どうやって街に入り込んできたのか調査の必要があるだろう。
僕は生きてアリスと合流できるかな?
奇襲無双だった。
0
あなたにおすすめの小説
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる