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二章 じゃんじゃんグルグル第二層
22 熱帯帰りは寝たいよね
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大蜘蛛は白い糸で僕をどんどん拘束していく。このままではデッドエンドだ。どんどん絡みついてくる糸を、せめて片腕だけはと避け続けた。巻き付きがどんどん酷くなり、これ以上行くと呼吸も不可能になりそうだ。すでに槍は取り落としている。しかしなんとか右腕の自由だけは確保した。
僕の身体の自由を奪った大蜘蛛は、糸を伝いながら降りてきた。そしてグロテスクな身体が目の前に接近する。蜘蛛ってどうやって獲物を食べるんだろう?絶体絶命ながら、冷静にそんなことを考えた。
唯一動く右腕。それだけが起死回生の頼みの綱だ。僕はブンブンと蜘蛛の前で右腕を振り牽制する。そんなことはお構いなしで、食いつこうとする蜘蛛。僕は右手に持っていたカプセルを握りつぶし、そのまま手を大蜘蛛の口に突っ込んだ。
「香辛料アタックゥゥゥ!さぁどうぞご賞味ください。食え喰え苦ぇぇぇぇぇぇ。」
アドレナリンの過剰分泌で言動がおかしくなっているような気がする。大蜘蛛の口の中に入った手。そして手首に激痛が走る。食いちぎられるかもしれない。しかし大蜘蛛の動きが変化したのを見逃さなかった。
「どうだ旨いか?ハバネロと胡椒ブレンドの味は旨いかぁぁぁ?」
僕は手首の激痛を無視して、手を口の中に押し込んだ。そのまま腕がズブズブと入っていく。もう、死ぬか生きるかのどちらかしか無いのだ。どうせ死ぬなら腕の一本など関係ない。
突然身体全体に走る衝撃。僕は大蜘蛛に突き飛ばされたのだ。自由になる腕。手は・・・たぶん無事だ。踵(きびす)を返して逃げ出す大蜘蛛。殺るなら今がチャンスだ!しかし身体の拘束はそのままとなっている、追いかけられるはずは無かった。
一人残される僕。右の手首がジンジンと痛む。しかもハバネロパワーが傷口にしみこみ、灼熱の痛みを伴っている。ハッキリ言って完全なる自爆技だった。けれど、おかげで生きている。僕は痛みを無視して採取用ナイフを取り出すと、蜘蛛の糸を切り取っていった。身体の自由が戻ったところでライフポーションを飲む。ところであの蜘蛛って毒とか持ってるのかな?解毒剤のたぐいは無いんだけど・・・。
貧乏性の僕は切り取った蜘蛛の糸を回収する。そしてフラフラとした足取りで、第一層への出入り口へ歩いた。大蜘蛛の追撃は無く、なんとか螺旋階段まで戻ることが出来た。第二層、初戦は大敗北だ。しかし命はあったのだ。生きていれば対策を考えることも出来る。あの蜘蛛野郎、絶対に倒してやる。いや待てよ、もしかしたら野郎じゃ無くて女郎?
螺旋階段を登りつつ、ライフポーションのおかげで手首の傷が治癒が始まったのを確認する。身体が痺れたりはしていないが、傷口の灼熱の痛みは続いていた。蜘蛛に毒があったのか、ハバネロ自爆のせいなのかは不明。そして第一層のボス部屋までたどり着いたところで限界が来た。たぶんここは安全地帯だ。水分を補給した後、しばらく横になることにした。
目を閉じるとここでは無い光景が浮かび上がる。
ここは・・・ボリハ村。
懐かしい、これって夢の中かな。
村長の家だ。
リコッテと村長が、言い争っている。
いったいどうしたんだろう?
リコッテの手に持っているのは・・・砂金の袋?
家を飛び出していくリコッテ。
僕は周りを見渡す。ここは第一層のボス部屋だ。変な夢を見た。手首の痛みはひいていた。どのぐらい寝ていたのだろう?革の服の中のインナーが汗でビチャビチャになっていた。水分を補給しつつ、朝大量に買い込んでおいた食料を取り出す。まずは干し肉をかじる。硬いのでなかなか飲み込めない。さらにパンを食べた。食欲はある。どうやら毒は無かったらしい。
スタミナポーションを使わなくても、第一層を戻る程度の体力は残っている。そして僕は街に戻った。
日数 項目 金額 個数 合計 所持金
------------------------------------------------------------------------
7日目 朝食セット -800蝸 1個 -800蝸 3万3100蝸
7日目 食料 -4000蝸 1個 -4000蝸 2万9100蝸
7日目 筆記用具 -1200蝸 1個 -1200蝸 2万7900蝸
7日目 コボルトの核 1300蝸 2個 2600蝸 3万0500蝸
7日目 コボルのと牙 3000蝸 1個 3000蝸 3万3500蝸
7日目 スライムの核 500蝸 1個 500蝸 3万4000蝸
7日目 熱帯の草 200蝸 5個 1000蝸 3万5000蝸
7日目 熱帯の花 300蝸 4個 1200蝸 3万6200蝸
7日目 熱帯フルーツ 1300蝸 2個 2600蝸 3万8800蝸
7日目 蜘蛛の糸 1000蝸 1個 1000蝸 3万9800蝸
月末に家賃が払える程度残るかな?
僕の身体の自由を奪った大蜘蛛は、糸を伝いながら降りてきた。そしてグロテスクな身体が目の前に接近する。蜘蛛ってどうやって獲物を食べるんだろう?絶体絶命ながら、冷静にそんなことを考えた。
唯一動く右腕。それだけが起死回生の頼みの綱だ。僕はブンブンと蜘蛛の前で右腕を振り牽制する。そんなことはお構いなしで、食いつこうとする蜘蛛。僕は右手に持っていたカプセルを握りつぶし、そのまま手を大蜘蛛の口に突っ込んだ。
「香辛料アタックゥゥゥ!さぁどうぞご賞味ください。食え喰え苦ぇぇぇぇぇぇ。」
アドレナリンの過剰分泌で言動がおかしくなっているような気がする。大蜘蛛の口の中に入った手。そして手首に激痛が走る。食いちぎられるかもしれない。しかし大蜘蛛の動きが変化したのを見逃さなかった。
「どうだ旨いか?ハバネロと胡椒ブレンドの味は旨いかぁぁぁ?」
僕は手首の激痛を無視して、手を口の中に押し込んだ。そのまま腕がズブズブと入っていく。もう、死ぬか生きるかのどちらかしか無いのだ。どうせ死ぬなら腕の一本など関係ない。
突然身体全体に走る衝撃。僕は大蜘蛛に突き飛ばされたのだ。自由になる腕。手は・・・たぶん無事だ。踵(きびす)を返して逃げ出す大蜘蛛。殺るなら今がチャンスだ!しかし身体の拘束はそのままとなっている、追いかけられるはずは無かった。
一人残される僕。右の手首がジンジンと痛む。しかもハバネロパワーが傷口にしみこみ、灼熱の痛みを伴っている。ハッキリ言って完全なる自爆技だった。けれど、おかげで生きている。僕は痛みを無視して採取用ナイフを取り出すと、蜘蛛の糸を切り取っていった。身体の自由が戻ったところでライフポーションを飲む。ところであの蜘蛛って毒とか持ってるのかな?解毒剤のたぐいは無いんだけど・・・。
貧乏性の僕は切り取った蜘蛛の糸を回収する。そしてフラフラとした足取りで、第一層への出入り口へ歩いた。大蜘蛛の追撃は無く、なんとか螺旋階段まで戻ることが出来た。第二層、初戦は大敗北だ。しかし命はあったのだ。生きていれば対策を考えることも出来る。あの蜘蛛野郎、絶対に倒してやる。いや待てよ、もしかしたら野郎じゃ無くて女郎?
螺旋階段を登りつつ、ライフポーションのおかげで手首の傷が治癒が始まったのを確認する。身体が痺れたりはしていないが、傷口の灼熱の痛みは続いていた。蜘蛛に毒があったのか、ハバネロ自爆のせいなのかは不明。そして第一層のボス部屋までたどり着いたところで限界が来た。たぶんここは安全地帯だ。水分を補給した後、しばらく横になることにした。
目を閉じるとここでは無い光景が浮かび上がる。
ここは・・・ボリハ村。
懐かしい、これって夢の中かな。
村長の家だ。
リコッテと村長が、言い争っている。
いったいどうしたんだろう?
リコッテの手に持っているのは・・・砂金の袋?
家を飛び出していくリコッテ。
僕は周りを見渡す。ここは第一層のボス部屋だ。変な夢を見た。手首の痛みはひいていた。どのぐらい寝ていたのだろう?革の服の中のインナーが汗でビチャビチャになっていた。水分を補給しつつ、朝大量に買い込んでおいた食料を取り出す。まずは干し肉をかじる。硬いのでなかなか飲み込めない。さらにパンを食べた。食欲はある。どうやら毒は無かったらしい。
スタミナポーションを使わなくても、第一層を戻る程度の体力は残っている。そして僕は街に戻った。
日数 項目 金額 個数 合計 所持金
------------------------------------------------------------------------
7日目 朝食セット -800蝸 1個 -800蝸 3万3100蝸
7日目 食料 -4000蝸 1個 -4000蝸 2万9100蝸
7日目 筆記用具 -1200蝸 1個 -1200蝸 2万7900蝸
7日目 コボルトの核 1300蝸 2個 2600蝸 3万0500蝸
7日目 コボルのと牙 3000蝸 1個 3000蝸 3万3500蝸
7日目 スライムの核 500蝸 1個 500蝸 3万4000蝸
7日目 熱帯の草 200蝸 5個 1000蝸 3万5000蝸
7日目 熱帯の花 300蝸 4個 1200蝸 3万6200蝸
7日目 熱帯フルーツ 1300蝸 2個 2600蝸 3万8800蝸
7日目 蜘蛛の糸 1000蝸 1個 1000蝸 3万9800蝸
月末に家賃が払える程度残るかな?
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