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三章 あん・あん、いやあん、第三層
36 僕と土下座をトゥギャザーしようぜ
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大量のスケルトン達。追い詰められた僕は門に背をピタリとくっつけ後ずさった。すると「キー」っという小さな音がする。ふいに僕の身体を支えていた門が力を失い、身体が傾いていく。マズい、このままだと倒れる。
受け身を取ろうと身体をひねる・・・が、失敗。僕は転び、両手を地面に付けつつ村に到着した。門は引くのではなく、押すが正解だったらしい。紛らわしい取っ手に騙された。そして見事な土下座入村を果たしたのだ。僕が土下座の体勢で固まっていると、門は勝手に閉まっていった。
「あんた何やってるんだね?」
初老のお爺さんに声をかけられた。なんということだ、僕の華麗なエクストリーム土下座を見られた!
「初めまして、えっと・・冒険者をしているアフタです。」
何事も無かったかのように自己紹介をした。死にそうになって心臓がバックバクだけど、ここは平静を装おうことにする。
「冒険者以外が来たら逆に驚きだよ、アフタ君。終着の村へようこそ、歓迎するよ。」
「終着の村?」
「ふぉっふぉ、シャレで付けた名前だよ。大概の冒険者は、ここまで来て先に進むのを諦めるからの。」
「諦めるんですか?」
「まあ、村までの道は芋虫とか雑魚の魔物しか出ないから良いが、ここから先は違う。死ぬか、骨と心を折られるか、まあそんなところだよ。」
聞き捨てならない。芋虫が雑魚? とんでもなく素早く、パワーも強力だったんだけど? 為す術も無く、転がされまくったよ。
「アフタ君は運が良かったの。もし夜になっていたら、とんでもないことになっていた。」
「とんでもないこと?」
「第三層は昼と夜が地上と同じように入れ替わり、そして夜にはアンデッドが涌き出てくる。夜に外に出るのは自殺行為だからの。」
既に夜になっているし、涌き出るアンデッドは経験したばかりなんですが・・・。
「アンデッドって強いんですか?」
「ああ、強い。生前の冒険者のスキルを持っていて武器も魔法も使う。しかも死を恐れないから怯まない。さらに厄介なのは身体を粉々にするか、魔法で焼き尽くすか、はたまた浄化するかしないと倒せないことだ。しかも数が多い。最悪の敵よのぉ。」
お爺さんのおかげで第三層の情報がどんどん入ってくるんだけど、グッドニュースが一つも無い。絶望的な情報だけってどういうことだ? 無理やん、ここ。クリアできる見込み無いやん。大草原の平和な感じに完全に騙された。
僕は第三層の村で心を折られかけている。もしかしてこのお爺さん、趣味は他人の心を折ることとか? まあいい。ついでだからもっと情報を聞いておこう。
「ところで、フロアボスってどんなのかご存じですか?」
「知っとるよ。スカルドラゴンだの。」
スカルドラゴン。スカしっ屁をするドラゴン、臭そうな奴だ。って違う。アンデット系ドラゴンだ。
「ホネホネですか?」
「ああ、ホネホネだよ。空は飛ぶし、途轍もなく硬い。魔法にも耐性があり、効きにくい。」
おい! 弱点無いじゃん。今回、情報がボンボン入ってくるんだけど、いっそ知らない方が良かったかもしれない。ホネホネじゃ、ガスで殺すのも不可能だ。せめてスカルの前に普通のドラゴン出してよ。
追い打ちをかけるように、さらに不幸な情報をいくつか聞いた。もう話が頭に入ってこない。そんな僕にお爺さんは、いたわるような笑顔を向ける。
「疲れただろう。ワシはここで宿を経営しておる。泊まっていくかい?」
「はい、お願いします。」
「そうだ、言い忘れていたがここはダンジョン内だからの。地上より少々物価が高い。まあ、少々な。」
「あの・・一泊いくらなんですか?」
「8万シュネ。ダンジョン内で英気を養えると思えば安いもんだ。下の階層に向かう冒険者は、みんな泊まっていくよ。」
・・・。
・・・。
・・・。
高けぇぇぇぇぇぇ。ヤバい、あまりの値段に意識が飛びかけた。僕の残金だと3泊を超えた時点で破産だ。
「やっぱりいいです。村で野宿するのは大丈夫ですか?」
「ああ、問題ないよ。」
お爺さんは残念そうに去って行った。実は宿の呼び込みに来ていたらしい。
大金を手にして有頂天になっていたのもつかの間、突然に敵の強さも物価も異常なほど上がる恐怖。僕は来てはいけないところに来てしまったのでは無いだろうか?
受け身を取ろうと身体をひねる・・・が、失敗。僕は転び、両手を地面に付けつつ村に到着した。門は引くのではなく、押すが正解だったらしい。紛らわしい取っ手に騙された。そして見事な土下座入村を果たしたのだ。僕が土下座の体勢で固まっていると、門は勝手に閉まっていった。
「あんた何やってるんだね?」
初老のお爺さんに声をかけられた。なんということだ、僕の華麗なエクストリーム土下座を見られた!
「初めまして、えっと・・冒険者をしているアフタです。」
何事も無かったかのように自己紹介をした。死にそうになって心臓がバックバクだけど、ここは平静を装おうことにする。
「冒険者以外が来たら逆に驚きだよ、アフタ君。終着の村へようこそ、歓迎するよ。」
「終着の村?」
「ふぉっふぉ、シャレで付けた名前だよ。大概の冒険者は、ここまで来て先に進むのを諦めるからの。」
「諦めるんですか?」
「まあ、村までの道は芋虫とか雑魚の魔物しか出ないから良いが、ここから先は違う。死ぬか、骨と心を折られるか、まあそんなところだよ。」
聞き捨てならない。芋虫が雑魚? とんでもなく素早く、パワーも強力だったんだけど? 為す術も無く、転がされまくったよ。
「アフタ君は運が良かったの。もし夜になっていたら、とんでもないことになっていた。」
「とんでもないこと?」
「第三層は昼と夜が地上と同じように入れ替わり、そして夜にはアンデッドが涌き出てくる。夜に外に出るのは自殺行為だからの。」
既に夜になっているし、涌き出るアンデッドは経験したばかりなんですが・・・。
「アンデッドって強いんですか?」
「ああ、強い。生前の冒険者のスキルを持っていて武器も魔法も使う。しかも死を恐れないから怯まない。さらに厄介なのは身体を粉々にするか、魔法で焼き尽くすか、はたまた浄化するかしないと倒せないことだ。しかも数が多い。最悪の敵よのぉ。」
お爺さんのおかげで第三層の情報がどんどん入ってくるんだけど、グッドニュースが一つも無い。絶望的な情報だけってどういうことだ? 無理やん、ここ。クリアできる見込み無いやん。大草原の平和な感じに完全に騙された。
僕は第三層の村で心を折られかけている。もしかしてこのお爺さん、趣味は他人の心を折ることとか? まあいい。ついでだからもっと情報を聞いておこう。
「ところで、フロアボスってどんなのかご存じですか?」
「知っとるよ。スカルドラゴンだの。」
スカルドラゴン。スカしっ屁をするドラゴン、臭そうな奴だ。って違う。アンデット系ドラゴンだ。
「ホネホネですか?」
「ああ、ホネホネだよ。空は飛ぶし、途轍もなく硬い。魔法にも耐性があり、効きにくい。」
おい! 弱点無いじゃん。今回、情報がボンボン入ってくるんだけど、いっそ知らない方が良かったかもしれない。ホネホネじゃ、ガスで殺すのも不可能だ。せめてスカルの前に普通のドラゴン出してよ。
追い打ちをかけるように、さらに不幸な情報をいくつか聞いた。もう話が頭に入ってこない。そんな僕にお爺さんは、いたわるような笑顔を向ける。
「疲れただろう。ワシはここで宿を経営しておる。泊まっていくかい?」
「はい、お願いします。」
「そうだ、言い忘れていたがここはダンジョン内だからの。地上より少々物価が高い。まあ、少々な。」
「あの・・一泊いくらなんですか?」
「8万シュネ。ダンジョン内で英気を養えると思えば安いもんだ。下の階層に向かう冒険者は、みんな泊まっていくよ。」
・・・。
・・・。
・・・。
高けぇぇぇぇぇぇ。ヤバい、あまりの値段に意識が飛びかけた。僕の残金だと3泊を超えた時点で破産だ。
「やっぱりいいです。村で野宿するのは大丈夫ですか?」
「ああ、問題ないよ。」
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