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三章 あん・あん、いやあん、第三層
40 自信の無い地震
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19日目スタート。ぼったくり価格の食料を買い足し、建築作業を継続する。今日は上部の作業のための足場を組む。
日数 項目 金額 個数 合計 所持金
----------------------------------------------------------------------------
19日目 食料 -1万2000蝸 1個 -1万2000蝸 20万6800蝸
19日目 溶接バーナ部品 -2万5000蝸 1個 -2万5000蝸 18万1800蝸
「やあアフタ、久しぶりだね。」
作業をしていた僕は突然話しかけられた。ボッチの僕に知り合いなど・・・ああ、いたか。首狩り族のサドンですね。
「サドン久しぶり。」
「何か楽しそうなことをしているね。店でも始めるのかい?」
「作業場を作ろうと思ってるんだ。色々作りたくて。」
「そうか、それは楽しみだ。何か出来たら見せてくれるかい? 僕はこれから第四層のボス部屋へ向かうところさ。じゃあ行ってくるよ。」
毎度おなじみの髪をかき上げ、そして去って行った。サドンは19日目にして第四層をクリアするんだろうか?現時点の最奥到達が第六層だから、このままいくと剣聖ブレアを超えるかもしれない。サドンは絶対チート能力持ちだ。そうでなければ、ソロでそんなポンポン先に進めるわけが無い。とにかく僕は僕なりのペースで進んでいこう。いくらサドンでも第五層まで行ったら、さすがにそろそろ足踏みするはずだ。
僕は作業場建築作業を進めていく。資材が足りなくなったら村の外で必要な物を回収し、ついに壁と出入り口が完成した。僕が万歳しながら喜んでいると、また誰かに話しかけられた。
「すみません、少々伺いたいのですが?」
僕は万歳の体勢のまま振り返る。ヤバい、変な人だと思われたかもしれない。話しかけてきたのは、かわいい女の子だった。
「あ、え、な、ななにかご用ですか?」
噛みまくりながら答えた。
「この村に浴場施設はないんでしょうか?」
風呂か。ちなみに地上の街にはデカいのがある。
「僕はこの村に来たばかりなので。でも一通り村は回りましたけど、特にそういう施設は無いようでした。宿屋のお爺さんに聞いてみると良いかもしれません。」
「分かりました、ありがとうございます。申し遅れましたが私はスコヴィル。攻撃と回復魔法担当の魔術師です。」
「僕はアフタ。担当は・・・何だろう? 賑やかし?」
僕の言葉にフフっと笑うスコヴィル。ヤバい寒かったか。
「いつか、一緒に冒険できると良いですね。」
彼女はそう言って去って行った。いや、たぶんというか絶対に一緒に冒険することは無いだろう。そんな社交辞令を真に受けるほど僕は馬鹿では無い。
しかし風呂か。この世界はそれほど毎日風呂に入るような習慣は無い。こんな所に来て浴場施設を探すとは、日本人でもあるまいし変な人もいたものだ。まあ、地上の入浴施設はそれなりに賑わっているらしいので、そういうのが好きな人なんだろう。
さて、次は屋根と窓と扉だけど屋根は後回しでいい。ちなみに第三層ではまだ雨は降っていない。そもそもダンジョンで雨が降るのを気にする必要が無い、普通は思うだろう。ところが実は、第二層では微妙に雨が降っているときがあったのだ。風が吹けば雨も降る、それがソルトシールダンジョンだ。そのうち吹雪いている階層とかが出てくるに違いない。そうしたら雪ダルマと、かまくらを作ってやる。そしてそこで鍋を食べるんだ。一人鍋は最高ですよ?
屋根を後回しにしている理由は他にもあって、排気の問題があるからだ。だから完成しても全て塞ぐことは無い。もし雨が降ったら、シートなどを用意しておいて、濡れては困る物を保護すれば十分だ。
そして扉と窓を作り、さらに石造りの炉を設置した。某サンドボックス系のゲームだと、これで建物認定だよなぁ。そんなことを思った
その瞬間、地震が起きたような揺れを感じる。地震大国から転生してきたにもかかわらず、僕はかなりビビった。作業場の壁の耐震性に自信が無かったからだ。しかし揺れは一瞬で収まり、倒壊はせずに済んだ。
何事も無いことを確認した僕は、作業場でいくつか物をつくるためジャンク屋へ足を運んだ。その途中、ふとあることに気づく。この村には謎の公園があるんだけど、何か設備が増えているのだ。噴水・・・あんな物、昨日までは無かった。そういえばブヒブヒの人が、突然に公園が出来たと言っていた。もしかして中身が増えてる?
奇妙な現象だけど、僕は公園や噴水には用が無い。スルーだ。そしてジャンク屋へ赴いた僕は、いくつかの部品を購入した。最初に作るのは溶接用のバーナーだ。今持っている火炎放射器だと大味過ぎる。あれで溶接している光景を想像してみて欲しい。完全にクレイジーだ。
今回作る物は、噴射圧力を予め溜められるようにし、片手での作業を可能にする。さらに吐き出す霧の細かさと濃度を上げて、より高温が出せるよう作る。まだ調整が必要ではあるけれど何とか組み上げ、今日の作業は終了した。
日数 項目 金額 個数 合計 所持金
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19日目 食料 -1万2000蝸 1個 -1万2000蝸 20万6800蝸
19日目 溶接バーナ部品 -2万5000蝸 1個 -2万5000蝸 18万1800蝸
「やあアフタ、久しぶりだね。」
作業をしていた僕は突然話しかけられた。ボッチの僕に知り合いなど・・・ああ、いたか。首狩り族のサドンですね。
「サドン久しぶり。」
「何か楽しそうなことをしているね。店でも始めるのかい?」
「作業場を作ろうと思ってるんだ。色々作りたくて。」
「そうか、それは楽しみだ。何か出来たら見せてくれるかい? 僕はこれから第四層のボス部屋へ向かうところさ。じゃあ行ってくるよ。」
毎度おなじみの髪をかき上げ、そして去って行った。サドンは19日目にして第四層をクリアするんだろうか?現時点の最奥到達が第六層だから、このままいくと剣聖ブレアを超えるかもしれない。サドンは絶対チート能力持ちだ。そうでなければ、ソロでそんなポンポン先に進めるわけが無い。とにかく僕は僕なりのペースで進んでいこう。いくらサドンでも第五層まで行ったら、さすがにそろそろ足踏みするはずだ。
僕は作業場建築作業を進めていく。資材が足りなくなったら村の外で必要な物を回収し、ついに壁と出入り口が完成した。僕が万歳しながら喜んでいると、また誰かに話しかけられた。
「すみません、少々伺いたいのですが?」
僕は万歳の体勢のまま振り返る。ヤバい、変な人だと思われたかもしれない。話しかけてきたのは、かわいい女の子だった。
「あ、え、な、ななにかご用ですか?」
噛みまくりながら答えた。
「この村に浴場施設はないんでしょうか?」
風呂か。ちなみに地上の街にはデカいのがある。
「僕はこの村に来たばかりなので。でも一通り村は回りましたけど、特にそういう施設は無いようでした。宿屋のお爺さんに聞いてみると良いかもしれません。」
「分かりました、ありがとうございます。申し遅れましたが私はスコヴィル。攻撃と回復魔法担当の魔術師です。」
「僕はアフタ。担当は・・・何だろう? 賑やかし?」
僕の言葉にフフっと笑うスコヴィル。ヤバい寒かったか。
「いつか、一緒に冒険できると良いですね。」
彼女はそう言って去って行った。いや、たぶんというか絶対に一緒に冒険することは無いだろう。そんな社交辞令を真に受けるほど僕は馬鹿では無い。
しかし風呂か。この世界はそれほど毎日風呂に入るような習慣は無い。こんな所に来て浴場施設を探すとは、日本人でもあるまいし変な人もいたものだ。まあ、地上の入浴施設はそれなりに賑わっているらしいので、そういうのが好きな人なんだろう。
さて、次は屋根と窓と扉だけど屋根は後回しでいい。ちなみに第三層ではまだ雨は降っていない。そもそもダンジョンで雨が降るのを気にする必要が無い、普通は思うだろう。ところが実は、第二層では微妙に雨が降っているときがあったのだ。風が吹けば雨も降る、それがソルトシールダンジョンだ。そのうち吹雪いている階層とかが出てくるに違いない。そうしたら雪ダルマと、かまくらを作ってやる。そしてそこで鍋を食べるんだ。一人鍋は最高ですよ?
屋根を後回しにしている理由は他にもあって、排気の問題があるからだ。だから完成しても全て塞ぐことは無い。もし雨が降ったら、シートなどを用意しておいて、濡れては困る物を保護すれば十分だ。
そして扉と窓を作り、さらに石造りの炉を設置した。某サンドボックス系のゲームだと、これで建物認定だよなぁ。そんなことを思った
その瞬間、地震が起きたような揺れを感じる。地震大国から転生してきたにもかかわらず、僕はかなりビビった。作業場の壁の耐震性に自信が無かったからだ。しかし揺れは一瞬で収まり、倒壊はせずに済んだ。
何事も無いことを確認した僕は、作業場でいくつか物をつくるためジャンク屋へ足を運んだ。その途中、ふとあることに気づく。この村には謎の公園があるんだけど、何か設備が増えているのだ。噴水・・・あんな物、昨日までは無かった。そういえばブヒブヒの人が、突然に公園が出来たと言っていた。もしかして中身が増えてる?
奇妙な現象だけど、僕は公園や噴水には用が無い。スルーだ。そしてジャンク屋へ赴いた僕は、いくつかの部品を購入した。最初に作るのは溶接用のバーナーだ。今持っている火炎放射器だと大味過ぎる。あれで溶接している光景を想像してみて欲しい。完全にクレイジーだ。
今回作る物は、噴射圧力を予め溜められるようにし、片手での作業を可能にする。さらに吐き出す霧の細かさと濃度を上げて、より高温が出せるよう作る。まだ調整が必要ではあるけれど何とか組み上げ、今日の作業は終了した。
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