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八章 夢幻の空間、第八層
166 フラフラになりそうなフラクタル
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さて、第七層の攻略も終わり残り三つだ。今までの傾向を見ると、前半戦が力を示す事であったのに対し、後半戦は全く違っていた。第六層は心を、第七層は知恵を問われた。さて第八層は何が飛び出てくるんだろう? しかし力が示せない僕にとってはまだ、とりつく島がある。
「力、勇気、知恵・・・三角形のアレを思い出してしまうな。」
「サドン、危ないからそれ以上言うのはやめようね。」
僕はサドンを制止した。そういえば三角形というと、リコリースの魔法技術の詰まったブラジャーは、魔法の袋の特別区画に入れてある。コイツは恐ろしいことに、時々勝手に移動しているのだ。これはリコリースの呪いがかかっているに違いない。パンティーの方はリコッテに送ることによって所有権が解除された。状況を考えると、もはやこのブラジャーは僕が死ぬまで持っているしか無いのだろう。
「ここが第八層・・・。地面にパネルみたいな物がいっぱい並んでますね。」
スコヴィルがフィールドを眺めて感想を言った。今回は床にパネルのような物が並んでいて、周囲が真っ暗になっている。かなり昔のゲームのダンジョンっぽい作りだ。
「第七層は罠だらけだったけれど・・・。そういえばアフタ達は第七層をどうやって突破してきたの?」
「スバードのセンサーを利用して罠を回避したんだ。経路もエコーを使ってある程度目星を付けて。」
「そういえばアフタはジャンクが使役可能だったわね。」
「ブレア達はどうやって進んだの?」
「石橋を叩いて渡る・・・知ってる?」
「ええまあ。」
「うちにはギデアがいたから。」
僕はギデアがアダマンタイトの棍で石橋を叩いている様子を想像した。うん、それって「石橋を叩き壊す」の間違いだよね。
とにかく第八層の攻略開始だ。真っ暗な空間にパネル床が広がっている。僕は魔法の袋からコインを取り出し、ヒョイと投げてみた。コインはまっすぐ飛んでいく。そして落ちた。ここまでは普通なのだが、実は途中で怪しいモノが見えていた。
「コイン、横から飛んできて突然消えましたよね?」
スコヴィルが見たままを言った。
「ああ、これは・・・アレだ。まっすぐの通路に見えて、空間が別の位置と繋がっているタイプのようだね。コインが右から左に飛んでいるのが見えたと言うことは、途中で右側に90度回転して接続されている場所がある、そうじゃないかな、アフタ?」
「たぶん・・・。パネルで仕切られているところを見ると、その区切りの部分が接続地点だと思う。」
「厄介ね。角度まで変わるんじゃ、完全に自分がどこを進んでいるのか見失ってしまう。」
「このまま進むと、迷子になりそうですね。」
つまり第八層はテレポーター地獄。ダンジョンらしいと言えばダンジョンらしい。しかし目印も無しで方向まで見失うんじゃ、普通の冒険者だったら完全に詰むぞ。
僕はウーナを召還した。
「ウーナ、ロケートログを有効化。その状態で走り回ってきて。」
ウーナはパネルの領域を走行する。やはりまっすぐ走っているはずなのに横から姿を見せたり、全く見えなくなったりなど、見ているだけでも空間が変な形で繋がっているのが分かった。僕はPCを開いてウーナから送られてくる経路情報を図面化していく。
第八層もかなり広い世界のようだ。こうやってマッピングすれば少しずつ先には進めるだろうけど、ボス部屋到達まで絶望的な時間がかかる。なんて酷い仕様なんだ。
少しずつマッピングが進んでいく。僕は出来上がっていくマップを確認しつつ、規則性や法則性が無いかどうか検証していく。ある程度マップの範囲が広がったところで、ようやく打開の糸口が見えた。
僕は記録したマップ情報と位置から帰還ルートを割り出してウーナに送った。そして無事戻ってくるウーナ。幸いなことに一方通行や、進入方向による別の対応関係は存在しないようだ。これなら何とかなる!
「アフタ、何とかなりそうかい?」
サドンが状況を聞いてくる。
「規則性は見つけたから、後はこのフラクタルの式を割り出すだけだよ。」
僕はそう答えた。
「力、勇気、知恵・・・三角形のアレを思い出してしまうな。」
「サドン、危ないからそれ以上言うのはやめようね。」
僕はサドンを制止した。そういえば三角形というと、リコリースの魔法技術の詰まったブラジャーは、魔法の袋の特別区画に入れてある。コイツは恐ろしいことに、時々勝手に移動しているのだ。これはリコリースの呪いがかかっているに違いない。パンティーの方はリコッテに送ることによって所有権が解除された。状況を考えると、もはやこのブラジャーは僕が死ぬまで持っているしか無いのだろう。
「ここが第八層・・・。地面にパネルみたいな物がいっぱい並んでますね。」
スコヴィルがフィールドを眺めて感想を言った。今回は床にパネルのような物が並んでいて、周囲が真っ暗になっている。かなり昔のゲームのダンジョンっぽい作りだ。
「第七層は罠だらけだったけれど・・・。そういえばアフタ達は第七層をどうやって突破してきたの?」
「スバードのセンサーを利用して罠を回避したんだ。経路もエコーを使ってある程度目星を付けて。」
「そういえばアフタはジャンクが使役可能だったわね。」
「ブレア達はどうやって進んだの?」
「石橋を叩いて渡る・・・知ってる?」
「ええまあ。」
「うちにはギデアがいたから。」
僕はギデアがアダマンタイトの棍で石橋を叩いている様子を想像した。うん、それって「石橋を叩き壊す」の間違いだよね。
とにかく第八層の攻略開始だ。真っ暗な空間にパネル床が広がっている。僕は魔法の袋からコインを取り出し、ヒョイと投げてみた。コインはまっすぐ飛んでいく。そして落ちた。ここまでは普通なのだが、実は途中で怪しいモノが見えていた。
「コイン、横から飛んできて突然消えましたよね?」
スコヴィルが見たままを言った。
「ああ、これは・・・アレだ。まっすぐの通路に見えて、空間が別の位置と繋がっているタイプのようだね。コインが右から左に飛んでいるのが見えたと言うことは、途中で右側に90度回転して接続されている場所がある、そうじゃないかな、アフタ?」
「たぶん・・・。パネルで仕切られているところを見ると、その区切りの部分が接続地点だと思う。」
「厄介ね。角度まで変わるんじゃ、完全に自分がどこを進んでいるのか見失ってしまう。」
「このまま進むと、迷子になりそうですね。」
つまり第八層はテレポーター地獄。ダンジョンらしいと言えばダンジョンらしい。しかし目印も無しで方向まで見失うんじゃ、普通の冒険者だったら完全に詰むぞ。
僕はウーナを召還した。
「ウーナ、ロケートログを有効化。その状態で走り回ってきて。」
ウーナはパネルの領域を走行する。やはりまっすぐ走っているはずなのに横から姿を見せたり、全く見えなくなったりなど、見ているだけでも空間が変な形で繋がっているのが分かった。僕はPCを開いてウーナから送られてくる経路情報を図面化していく。
第八層もかなり広い世界のようだ。こうやってマッピングすれば少しずつ先には進めるだろうけど、ボス部屋到達まで絶望的な時間がかかる。なんて酷い仕様なんだ。
少しずつマッピングが進んでいく。僕は出来上がっていくマップを確認しつつ、規則性や法則性が無いかどうか検証していく。ある程度マップの範囲が広がったところで、ようやく打開の糸口が見えた。
僕は記録したマップ情報と位置から帰還ルートを割り出してウーナに送った。そして無事戻ってくるウーナ。幸いなことに一方通行や、進入方向による別の対応関係は存在しないようだ。これなら何とかなる!
「アフタ、何とかなりそうかい?」
サドンが状況を聞いてくる。
「規則性は見つけたから、後はこのフラクタルの式を割り出すだけだよ。」
僕はそう答えた。
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