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結婚式
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突然母からの電話。
父が倒れたとの知らせだった。
私は直ぐに彼に電話した。
彼は直ぐ実家に帰った方がいいと言ってくれて彼も行くと言い出し家に着いたら一緒に行こうと言ってくれた。
でも明日も仕事がある彼を連れて行くわけにはいかないと思い彼には残るようお願いし私だけ行くことにした。
名古屋から実家まで約4時間くらいの距離。
市内にある大学病院に緊急入院していると聞き一目散に病院へ向かった。
夜遅くなり窓口も締まっていた為裏口にある夜間窓口に行くと母が私の事を待っていた。
「茜。急にごめんね。涼太さんは大丈夫?」
「うん。置いてきた。明日もお仕事あるから。それよりお父さんの容体は?」
「今落ち着いたところよ。心筋梗塞みたい。あとちょっと発見が遅れたら危なかったって」
「そう。でもよかった」
「ICUに居るけど見てく?」
「そうだね。顔だけ見ようかな」
私がそう言うと母が私の手を取り父が居る所へ案内してくれた。
医療器具が取り付けられて眠る父の姿を見ると自然と涙が零れた。
「眠ってるだけだから」
「うん。何か自然とね……」
「お母さん今日は病院近くのホテルに泊まることにしてあるの。茜はどうする?」
「明日の新幹線でまた名古屋に戻りたいから駅前のホテルに泊まるつもり」
「そう。わざわざ来てもらって悪かったわね」
「ううん。彼が行きなさいって言ってくれたから」
「そうなの。涼太さんにも心配かけてしまったわねぇ~」
「あとで連絡するから平気だよ。お母さん」
私と母は病院の入り口で別れ私は駅前のホテルに向かった。
彼がネットで予約してくれたホテルに着くとどっと疲れが来てそのままの恰好でベッドにダイビング。
ぎぎっというベッドのきしむ音が部屋中に響いた
ああ、そうだった、彼に連絡入れとかないと。
私は携帯を取って彼に電話した。
『そうだったんですか。分かりました』
「はい。すみません。なんか大袈裟で…」
『いえ。そんなことはないです。それより明日本当に戻っていいんですか? もう少しそちらに居ても構いませんよ?』
「あとは母が何とかするって言ってましたし。それに式の事もありますから」
『そう、ですか。あ、もうすぐそっちに行きますから』
「はい……?」
『今向かってるところです。高速で飛ばしてきました』
「ええっ!! で、でもここシングルですよ?」
『ああ、さっき僕の名義でダブル取りました。迎えに行きますので待っててもらえますか?』
「ああ……はい……」
『では、後ほど』
「はぁ……」
仕事が終わって直行したっぽいな。
すげーな。
結構距離あるけど相当飛ばしてきたのかな。
いつもいつも無茶ばっかりしちゃうのよね、彼って。
でも金持ちのすることは私には理解できない……。
そんなに私と離れるのが嫌なのかなぁ……。
あんだけ女嫌いだって言ってたくせにさぁ~。
もしかして私にぞっこん!?
ふふふ。
私もイケメン男を手ごまに出来る迄の女になったってことかしら。
なーんて……そんなわけないよ、彼は残念イケメン君なんだもん。
普通のイケメンとは種類が違うのよ。
父が倒れたとの知らせだった。
私は直ぐに彼に電話した。
彼は直ぐ実家に帰った方がいいと言ってくれて彼も行くと言い出し家に着いたら一緒に行こうと言ってくれた。
でも明日も仕事がある彼を連れて行くわけにはいかないと思い彼には残るようお願いし私だけ行くことにした。
名古屋から実家まで約4時間くらいの距離。
市内にある大学病院に緊急入院していると聞き一目散に病院へ向かった。
夜遅くなり窓口も締まっていた為裏口にある夜間窓口に行くと母が私の事を待っていた。
「茜。急にごめんね。涼太さんは大丈夫?」
「うん。置いてきた。明日もお仕事あるから。それよりお父さんの容体は?」
「今落ち着いたところよ。心筋梗塞みたい。あとちょっと発見が遅れたら危なかったって」
「そう。でもよかった」
「ICUに居るけど見てく?」
「そうだね。顔だけ見ようかな」
私がそう言うと母が私の手を取り父が居る所へ案内してくれた。
医療器具が取り付けられて眠る父の姿を見ると自然と涙が零れた。
「眠ってるだけだから」
「うん。何か自然とね……」
「お母さん今日は病院近くのホテルに泊まることにしてあるの。茜はどうする?」
「明日の新幹線でまた名古屋に戻りたいから駅前のホテルに泊まるつもり」
「そう。わざわざ来てもらって悪かったわね」
「ううん。彼が行きなさいって言ってくれたから」
「そうなの。涼太さんにも心配かけてしまったわねぇ~」
「あとで連絡するから平気だよ。お母さん」
私と母は病院の入り口で別れ私は駅前のホテルに向かった。
彼がネットで予約してくれたホテルに着くとどっと疲れが来てそのままの恰好でベッドにダイビング。
ぎぎっというベッドのきしむ音が部屋中に響いた
ああ、そうだった、彼に連絡入れとかないと。
私は携帯を取って彼に電話した。
『そうだったんですか。分かりました』
「はい。すみません。なんか大袈裟で…」
『いえ。そんなことはないです。それより明日本当に戻っていいんですか? もう少しそちらに居ても構いませんよ?』
「あとは母が何とかするって言ってましたし。それに式の事もありますから」
『そう、ですか。あ、もうすぐそっちに行きますから』
「はい……?」
『今向かってるところです。高速で飛ばしてきました』
「ええっ!! で、でもここシングルですよ?」
『ああ、さっき僕の名義でダブル取りました。迎えに行きますので待っててもらえますか?』
「ああ……はい……」
『では、後ほど』
「はぁ……」
仕事が終わって直行したっぽいな。
すげーな。
結構距離あるけど相当飛ばしてきたのかな。
いつもいつも無茶ばっかりしちゃうのよね、彼って。
でも金持ちのすることは私には理解できない……。
そんなに私と離れるのが嫌なのかなぁ……。
あんだけ女嫌いだって言ってたくせにさぁ~。
もしかして私にぞっこん!?
ふふふ。
私もイケメン男を手ごまに出来る迄の女になったってことかしら。
なーんて……そんなわけないよ、彼は残念イケメン君なんだもん。
普通のイケメンとは種類が違うのよ。
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