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24話
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庵ゾンビを夏のおかげで倒し、教室にやってきた公と朧月は席についてため息を吐いた。
「お疲れさま」
蛍のねぎらいの言葉に机に突っ伏した2人は手を上げて軽く振った。その姿を見た蛍は苦笑しながら言った。
「この後体力測定だけど大丈夫?」
蛍の言葉でそれを思い出した2人はガバッと顔をあげると、頭を抱えて大きくため息を吐いた。
「ホントに大丈夫?」
「あぁ。大丈夫だ」
「なんとか体力を回復させるさ」
2人はまた机に突っ伏したので蛍はまた苦笑した。
少しして頭を振りながら庵がやってきた。
「あー。駅からの記憶がなんでないんだ?」
庵の言葉には別の意味で蛍は苦笑した。
「って、なんで公と朧月は突っ伏してるんだ?」
庵の言葉に2人の視線が庵に向いた。その視線に首を傾げる庵。
そんな庵の姿に一瞬イラッとした2人だが、庵が悪いわけじゃないので机に突っ伏しなおした。
それから時間ギリギリまで突っ伏していた2人は体操服に着替えて体育館に来た。体育館にはすでに体力測定が始まっていた。
「あっ。やっときた~」
暁が2人に手を振る。
「遅いわよ」
「すまん」
2人が合流すると、桜達は体力測定を始めた。
まずは上体起こし、つまり腹筋だ。
公が座って準備をしていると、朧月・蛙・庵・中二の4人も準備を始めた。
「さて、我に勝てる者がこの中にいるのかな」
「なにを~」
中二の挑発に反応しているのは庵だけで、公達は無視していた。
そうして始まった上体起こし、最初から飛ばしているのは庵と中二。公達はマイペースで腹筋をしている。
終わった結果、1位は蛙、2位が朧月、3位が公、4位は庵と中二となった。
「くそっ!」
「我が負けるとは………」
「2人とも最初から飛ばしすぎだよ~」
そう言いながら暁は桜達と一緒に準備をして、上体起こしをした。
上体起こしを終えて公達が次にやってきたのは長座体前屈。そこでも庵と中二が争ったが、2人とも体はそんなに柔らかくなく、公達も似たような感じだったが、桜達はさすが女子という柔らかさだった。
長座体前屈を終えた公達が次に向かうのは立ち幅跳び。
「イテテテテ」
「ムリするからそうなるんだよ」
「うるせー」
背中をさすりながら睨んでくる庵の姿に公は呆れていた。
長座体前屈で背中を痛めたのは庵だけじゃなく中二もだった。
「体力測定なんて争うものじゃないだろ」
公も呆れながら立ち幅跳びをした。
「ふっふっふ。我はどんなものでもトップに立つのは当たり前だ」
「すでに上体起こしで負けてるじゃねーか」
「ぐっ」
朧月の指摘に言葉をつまらせた中二だったが、すぐに立ち直って胸を張った。
「あれが我の本気だと思うなよ」
「いいから早く跳べ」
みんな跳び終わっているので急かすように公が蹴ると、中二は渋々といった感じで立ち幅跳びを跳んだ。
次にやってきたのは握力。すると、庵と中二がまた競いだし、ムダに長い時間握力計を握り続けているので、
「粘ったところでムダだっての」
公は2人の頭を叩いた。叩かれた頭を掻きながらも、2人は互いの握力計を見せあった。
記録は庵が62.3で中二が59.9。
「よっしゃー!」
「まさか、我が負けるなんて」
「さっさと左もやれ」
再度2人の頭を叩く公。2人は左手に握力計を持ち替えて左の握力も計ったが、左でも庵が勝ったことで中二は膝をついた。
「まさか………」
「はいはい。次行くぞ」
一応中二に声をかけて反復横跳びへ。
「今度こそ我がトップだ!」
なんて中二が勝手に意気込んでいたが、結果は1位が公で中二は3位。
その結果に中二は公を睨み付けた。
「俺を睨んでも結果は変わらねーぞ」
「くそっ!今度こそは!」
次に公達がやってきたのはグラウンドで行う50メートル走。
「今度こそ我が勝つ!」
中二が横に並ぶ公達に向かって指を指して宣言するが、庵が「なにー!」というだけだった。
「位置について。ヨーイ」
パンという音で一斉に飛び出した。
横一列に飛び出した5人。その中から抜け出たのは公だ。続いて蛙と中二、さらには朧月と続いて最後尾には庵がいます。さぁ、この後どのようなレース展開になるのでしょうか?先頭の公がコーナーに入った。続く蛙や中二はぴったりと公のあとを追っています。最後尾の庵は少し遅れているでしょうか。バックストレートに入りました。やはり庵が少し離されています。後半で巻き返すことができるのでしょうか?前を走る4人は最終コーナーに入って残すは最後の直線のみ。このまま公が逃げ切るのか、それとも蛙や中二が逆転するのか!さぁ、勝負のストレート!ここで中二が仕掛けて抜きにかかる!しかし、公もスパートをかけて先頭を譲らない!ああっと!2人のデットヒートに蛙も入ってきた!もつれる三つ巴!制するのは誰だ!?ラスト5メートル!最後の力を振り絞って抜け出たのは公だ!公がそのままゴールイン!2位は蛙!3位は最後に失速してしまった中二!4位は朧月で遅れてゴールした庵が最下位でした。
「おい、作者」
息を整えながら公が問いかけてきた。
なに?公。
「50メートル走のはずなのになんでコーナーがあるんだよ。それに、お前の競馬みたいな実況中継はなんだよ」
いや。ただただ50メートル走るだけだとつまんないと思って遊んでみたんだよ。
「遊ぶな。ってか、コーナーがあったから普通よりタイム遅くなるだろうが」
そこら辺は不思議な力のおかげで普段通りのタイムになってるから気にしないで。
「ならいいが。しかし、案外足遅いんだな、庵」
「ふふふ。あそこまで遅いとは我も驚きだぞ。そんな足の速さでよく我に挑もうとしたな」
「うるせー!短距離は苦手なんだよ!」
「そういうからには長距離は得意なんだろうな?」
「このあとの20メートルシャトルランでみせてやるよ!」
「口だけにならないといいがな」
「上から目線で言ってるけど、お前が1番口だけになってるからな」
公は中二の頭を叩いた。
次にやってきたのはハンドボール投げ。
「いっくぜー!」
50メートル走の鬱憤をのせて庵はハンドボールを投げ飛ばす。
「記録、36.2メートル」
「うしっ!」
「ふっ。まだまだだな。くらえっ!」
変なポーズから投げ出された中二のハンドボールは庵と同じような場所に落ちた。
「記録、36.5メートル」
「フハハ!どうだ!」
「くそっ!」
なんて2人が争っているが、ハンドボール投げのトップは公の39.7メートルであり、それを見た2人は落ち込んでいた。
最後の20メートルシャトルランをやるために体育館に戻ってきた公達。他の生徒達も最後に20メートルシャトルランを持ってきてるため、100人程で同時にやることになった。
「では、スタート」
先生の合図で「ドレミファソラシド」という音楽が流れだし、全員が走り出す。回数が多くなっていくにつれて音楽も徐々に早くなり、20回を越えたあたりから徐々に脱落者が出てき始めた。さらに50回を越えるころには女子はほとんどが脱落し、男子からも脱落者が増えてきた。
そんな中、蛙は91回、公は94回まで頑張ったが脱落した。
「わ、我は、まだ、いける」
そう言って中二がさらに行こうとしたが、明らかに音楽のスピードについていけていないので蛙が襟を掴んで止めた。すると、中二は床に大の字に倒れこんだ。
ついに回数は大台の100を越えた。さすがにここまでくると残りの人数は10人もいないのだが、その中には朧月と庵がいた。
「スゲーな」
「ホントね」
公達は感心しながら2人の走る姿を見ていた。
さらに回数を重ねていった2人だが、119回で朧月が脱落して壁際に座り込んだ。庵はさらに1往復して回数を2回増やし、121回で終了した。
「お疲れ~」
暁のねぎらいの言葉に2人は息を整えながら手を上げて返事をした。
息を整えた庵は中二を見てニヤリと笑った。
「なんだよ」
「最後は俺の圧勝だな」
言い返したいが、事実なのでなにも言い返せない中二は悔しがることしかできなかった。
「それに、総合点でも俺のほうが上だしな」
「だが、50メートル走では我の圧勝ではないか!」
「それだけだろが!」
言い争う2人をよそに、公達は教室へと帰っていった。
「お疲れさま」
蛍のねぎらいの言葉に机に突っ伏した2人は手を上げて軽く振った。その姿を見た蛍は苦笑しながら言った。
「この後体力測定だけど大丈夫?」
蛍の言葉でそれを思い出した2人はガバッと顔をあげると、頭を抱えて大きくため息を吐いた。
「ホントに大丈夫?」
「あぁ。大丈夫だ」
「なんとか体力を回復させるさ」
2人はまた机に突っ伏したので蛍はまた苦笑した。
少しして頭を振りながら庵がやってきた。
「あー。駅からの記憶がなんでないんだ?」
庵の言葉には別の意味で蛍は苦笑した。
「って、なんで公と朧月は突っ伏してるんだ?」
庵の言葉に2人の視線が庵に向いた。その視線に首を傾げる庵。
そんな庵の姿に一瞬イラッとした2人だが、庵が悪いわけじゃないので机に突っ伏しなおした。
それから時間ギリギリまで突っ伏していた2人は体操服に着替えて体育館に来た。体育館にはすでに体力測定が始まっていた。
「あっ。やっときた~」
暁が2人に手を振る。
「遅いわよ」
「すまん」
2人が合流すると、桜達は体力測定を始めた。
まずは上体起こし、つまり腹筋だ。
公が座って準備をしていると、朧月・蛙・庵・中二の4人も準備を始めた。
「さて、我に勝てる者がこの中にいるのかな」
「なにを~」
中二の挑発に反応しているのは庵だけで、公達は無視していた。
そうして始まった上体起こし、最初から飛ばしているのは庵と中二。公達はマイペースで腹筋をしている。
終わった結果、1位は蛙、2位が朧月、3位が公、4位は庵と中二となった。
「くそっ!」
「我が負けるとは………」
「2人とも最初から飛ばしすぎだよ~」
そう言いながら暁は桜達と一緒に準備をして、上体起こしをした。
上体起こしを終えて公達が次にやってきたのは長座体前屈。そこでも庵と中二が争ったが、2人とも体はそんなに柔らかくなく、公達も似たような感じだったが、桜達はさすが女子という柔らかさだった。
長座体前屈を終えた公達が次に向かうのは立ち幅跳び。
「イテテテテ」
「ムリするからそうなるんだよ」
「うるせー」
背中をさすりながら睨んでくる庵の姿に公は呆れていた。
長座体前屈で背中を痛めたのは庵だけじゃなく中二もだった。
「体力測定なんて争うものじゃないだろ」
公も呆れながら立ち幅跳びをした。
「ふっふっふ。我はどんなものでもトップに立つのは当たり前だ」
「すでに上体起こしで負けてるじゃねーか」
「ぐっ」
朧月の指摘に言葉をつまらせた中二だったが、すぐに立ち直って胸を張った。
「あれが我の本気だと思うなよ」
「いいから早く跳べ」
みんな跳び終わっているので急かすように公が蹴ると、中二は渋々といった感じで立ち幅跳びを跳んだ。
次にやってきたのは握力。すると、庵と中二がまた競いだし、ムダに長い時間握力計を握り続けているので、
「粘ったところでムダだっての」
公は2人の頭を叩いた。叩かれた頭を掻きながらも、2人は互いの握力計を見せあった。
記録は庵が62.3で中二が59.9。
「よっしゃー!」
「まさか、我が負けるなんて」
「さっさと左もやれ」
再度2人の頭を叩く公。2人は左手に握力計を持ち替えて左の握力も計ったが、左でも庵が勝ったことで中二は膝をついた。
「まさか………」
「はいはい。次行くぞ」
一応中二に声をかけて反復横跳びへ。
「今度こそ我がトップだ!」
なんて中二が勝手に意気込んでいたが、結果は1位が公で中二は3位。
その結果に中二は公を睨み付けた。
「俺を睨んでも結果は変わらねーぞ」
「くそっ!今度こそは!」
次に公達がやってきたのはグラウンドで行う50メートル走。
「今度こそ我が勝つ!」
中二が横に並ぶ公達に向かって指を指して宣言するが、庵が「なにー!」というだけだった。
「位置について。ヨーイ」
パンという音で一斉に飛び出した。
横一列に飛び出した5人。その中から抜け出たのは公だ。続いて蛙と中二、さらには朧月と続いて最後尾には庵がいます。さぁ、この後どのようなレース展開になるのでしょうか?先頭の公がコーナーに入った。続く蛙や中二はぴったりと公のあとを追っています。最後尾の庵は少し遅れているでしょうか。バックストレートに入りました。やはり庵が少し離されています。後半で巻き返すことができるのでしょうか?前を走る4人は最終コーナーに入って残すは最後の直線のみ。このまま公が逃げ切るのか、それとも蛙や中二が逆転するのか!さぁ、勝負のストレート!ここで中二が仕掛けて抜きにかかる!しかし、公もスパートをかけて先頭を譲らない!ああっと!2人のデットヒートに蛙も入ってきた!もつれる三つ巴!制するのは誰だ!?ラスト5メートル!最後の力を振り絞って抜け出たのは公だ!公がそのままゴールイン!2位は蛙!3位は最後に失速してしまった中二!4位は朧月で遅れてゴールした庵が最下位でした。
「おい、作者」
息を整えながら公が問いかけてきた。
なに?公。
「50メートル走のはずなのになんでコーナーがあるんだよ。それに、お前の競馬みたいな実況中継はなんだよ」
いや。ただただ50メートル走るだけだとつまんないと思って遊んでみたんだよ。
「遊ぶな。ってか、コーナーがあったから普通よりタイム遅くなるだろうが」
そこら辺は不思議な力のおかげで普段通りのタイムになってるから気にしないで。
「ならいいが。しかし、案外足遅いんだな、庵」
「ふふふ。あそこまで遅いとは我も驚きだぞ。そんな足の速さでよく我に挑もうとしたな」
「うるせー!短距離は苦手なんだよ!」
「そういうからには長距離は得意なんだろうな?」
「このあとの20メートルシャトルランでみせてやるよ!」
「口だけにならないといいがな」
「上から目線で言ってるけど、お前が1番口だけになってるからな」
公は中二の頭を叩いた。
次にやってきたのはハンドボール投げ。
「いっくぜー!」
50メートル走の鬱憤をのせて庵はハンドボールを投げ飛ばす。
「記録、36.2メートル」
「うしっ!」
「ふっ。まだまだだな。くらえっ!」
変なポーズから投げ出された中二のハンドボールは庵と同じような場所に落ちた。
「記録、36.5メートル」
「フハハ!どうだ!」
「くそっ!」
なんて2人が争っているが、ハンドボール投げのトップは公の39.7メートルであり、それを見た2人は落ち込んでいた。
最後の20メートルシャトルランをやるために体育館に戻ってきた公達。他の生徒達も最後に20メートルシャトルランを持ってきてるため、100人程で同時にやることになった。
「では、スタート」
先生の合図で「ドレミファソラシド」という音楽が流れだし、全員が走り出す。回数が多くなっていくにつれて音楽も徐々に早くなり、20回を越えたあたりから徐々に脱落者が出てき始めた。さらに50回を越えるころには女子はほとんどが脱落し、男子からも脱落者が増えてきた。
そんな中、蛙は91回、公は94回まで頑張ったが脱落した。
「わ、我は、まだ、いける」
そう言って中二がさらに行こうとしたが、明らかに音楽のスピードについていけていないので蛙が襟を掴んで止めた。すると、中二は床に大の字に倒れこんだ。
ついに回数は大台の100を越えた。さすがにここまでくると残りの人数は10人もいないのだが、その中には朧月と庵がいた。
「スゲーな」
「ホントね」
公達は感心しながら2人の走る姿を見ていた。
さらに回数を重ねていった2人だが、119回で朧月が脱落して壁際に座り込んだ。庵はさらに1往復して回数を2回増やし、121回で終了した。
「お疲れ~」
暁のねぎらいの言葉に2人は息を整えながら手を上げて返事をした。
息を整えた庵は中二を見てニヤリと笑った。
「なんだよ」
「最後は俺の圧勝だな」
言い返したいが、事実なのでなにも言い返せない中二は悔しがることしかできなかった。
「それに、総合点でも俺のほうが上だしな」
「だが、50メートル走では我の圧勝ではないか!」
「それだけだろが!」
言い争う2人をよそに、公達は教室へと帰っていった。
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