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31話
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仮入部期間だけど、すでに入部届けを提出した桜は練習にフルで参加して汗を流していた。
そんな中、桜が感じたことはこの卓球部は強いということ。その分練習はキツいけど、強くなるために必要なことなので桜にとってはどうってことなかった。
でも、だからこそ1つの疑問が出てくる。
それは、球ほどの実力者ならこの卓球部でも十分レギュラーになれるはずなのにどうしてマネージャーをしているのか。
「こら、桜。集中しなさい」
「すいません!」
瑠璃に怒られた桜は気を引き締めて練習をした。
「はい。休憩」
休憩に入ると、早速桜は球に接近した。
「球先輩」
「はい。ドリンク」
とりあえずドリンクを受け取って飲んだ桜は話しかける。
「球先輩って一昨年の県大会で優勝しましたよね?」
「人違いよ」
「そうですか?私、一昨年の県大会に選手として出場して見てましたし、球っていう名前の人なんでそうそういませんから人違いとは思えないんですけど」
たたみかける桜の言葉に球はため息を吐いた。
「そう。それでも人違いよ」
それだけ言って球は別の人のところへドリンクを渡しにいった。
「むぅ」
これだけ言っても人違いで通す球に桜は口を尖らせ、ドリンクを飲んだ。
「見事にかわされちゃったね」
「瑠璃先輩」
やってきた瑠璃を見て桜は尖らせた口を引っ込めた。
「瑠璃先輩。どうして球先輩はわかりきった嘘をついてまで逃げるのですか?」
「そうだね」
悩んだ様子の瑠璃は球のほうを見てから桜を見た。
「どうして、そこまで球にこだわるの?」
「それはもちろん球先輩が強いからです。入部したての私がいうのもなんですけど、この卓球部は強いです。全国でも戦っていけるくらい強いと思っています。だからこそ、球先輩みたいな実力者をマネージャーにしておくにはもったいないと思うんです。だから、球先輩には選手としてやっていってほしいと思うからこそこだわるのです」
桜の思いを聞いた瑠璃は微笑んだ。
「確かに私も球をこのままマネージャーにしておくにはもったいないと思っている」
「だったら!」
桜の言葉を手で制した瑠璃。
「実際、去年は球はレギュラーとして全国大会に出場したのだけど、そこで全国の壁にぶち当たったの。夏の大会はそれでもはい上がろうと練習をしたのだけれど、秋の大会で完全に心が折れてね。そして、球は選手からマネージャーになったのよ」
球がマネージャーをしている理由を聞いた桜は、マネージャーとしてせっせと働いている球を見つめた。
◇
その頃笑研では、先輩達が誰もいない状況で朧月・庵・夕・ゆっこの4人だけがいた。
「夕。私忘れ物したから取りにいってくるね」
「わかったわ」
ゆっこが部室を出ていったのを見て、夕はゆっこのカバンをあさりだした。
「なにしてるんだ?」
気になった朧月がやってきた。ちなみに庵はネタを考えているため気にすらしていなかった。
「少しイタズラをしようと思ってね」
夕はゆっこのカバンから筆箱を抜き取るとポケットにしまいこんだ。しかし、あさったことを隠そうとはせず、カバンは開けっ放しにしていた。
少しして、なにも知らないゆっこが帰ってきた。
「おかえり。忘れ物はあったの?」
「この通り」
取ってきた教科書を夕に見せたゆっこはカバンが開いていることに気づいた。
「あれ?なんでカバンが開いてるんだろ?」
不思議に思ってカバンを調べるゆっこ。そして筆箱がないことに気づいた。
「私の筆箱がない!夕知らない!?」
「知らないよ」
しれっと嘘をついた夕。その嘘をあっさり信じたゆっこの視線はネタを考えている庵に向いた。
「あんたね!私の筆箱盗んだのは!」
突然のことに庵はわけがわからずに首を傾げた。
「なに言ってるんだ?」
「とぼける気!」
「とぼけるもなにも、今の状況がわけがかわんねーよ」
庵の言葉は真実なのだが、ゆっこには嘘にしか聞こえない。
「とりあえずこっち向きなさい」
「いや、向いてるだろ」
「椅子をこっちに向けて座りなさい」
有無を言わせないゆっこの言葉に仕方なく庵は椅子をゆっこのほうに向けて座った。ゆっこは向かい合うように椅子を持ってきて座り、尋問を始めた。
「私が忘れ物をとりにいっている間に、私のカバンから筆箱を盗んだのはあんたね」
「なわけあるか!」
断定で言いきられたことに当然庵は怒った。
「そもそもお前のカバンなんか触ってすらいねーよ!」
「じゃあなんで私のカバンが開いていて筆箱がなくなってるのよ!」
「知らねーよ!」
「あんたがやったんでしょ!」
「やってねーって言ってるだろ!」
そんな言い争いをゆっこの後ろで見ていた2人は笑いを押し殺していた。すると、朧月が「バカ」と書いた紙にガムテープをつけて夕に渡すと、夕は気づかれないように慎重にゆっこの背中に貼り付けた。
「そもそも、勝手に女子のカバンを開けるなんて非常識すぎますよ!」
まだ庵に対して怒っているゆっこは背中に紙が貼られたことに気づいていない。
「だから俺じゃねーって言ってるだろ」
何度言っても信じてもらえない庵はぐったりし始めた。
このまま放置しても紙に気づかないと思った夕。
「ゆっこ。背中になにか貼ってあるよ」
「えっ?背中?」
背中をさわりだしたゆっこは、紙に気づくとはがして「アホ」と書かれてるのを見た瞬間庵を睨み付けた。
「こんなくだらないことまでしてたなんてあんたのほうがアホなんじゃないの!」
この展開は予想していなかった朧月と夕は必死に笑いをこらえていた。
「いやいや!真正面で話していた俺には背中にその紙を貼るなんてムリだろが!」
これ以上ない庵の正論なんだけど、ゆっこは聞く耳をもたなかった。
「あんた以外にこんなアホなことするヤツいないわよ!」
はい。ゆっこの背後に2人いますよ。今も笑いをこらえるのに必死になっていますよ。
「お前の後ろに2人いるだろが!まずそっちを疑うのが普通だろ!」
その通り。本当なら正面にいる庵より、背後にいる朧月と夕を疑うべきなのだ。
「あんたの仕業で間違いないわ!」
どうしてそう言いきれるのか、私には理解できません。
「お前はバカか!」
全くもってその通り!ゆっこはバカですね。こんな単純なこともわからないなんてバカの極みですね。
「こんなアホなことしたあんたに言われたくないわよ!」
ゆっこの説教はその後5分もの間続き、言い返すことすらめんどくさくなった庵は途中から無言でゆっこの言葉を聞き流していた。
さすがにかわいそうということで、夕が止めに入る。
「ごめんね、ゆっこ。カバンをあさって筆箱を隠したり、背中に紙を貼ったの私なの」
夕はポケットから取り出した筆箱をゆっこに返した。
「許してくれる?」
「もちろん」
筆箱を受け取ったゆっこは笑顔で夕を許した。
「さて、なら俺にお前が謝罪する番だよな」
完璧な冤罪で怒られていた庵はゆっこを睨み付ける。
「これぐらいのことでぐちぐち言うなんて、ちっちゃい男ね」
反省することもなくさらに罵倒してきたゆっこ。
「さっきまでぐちぐち説教してきたバカに言われたくねーな」
「はぁ!?私がバカっていうの?」
「背中の紙を見つけた時に1番に俺を疑ってきたお前は十分バカだろ?」
こればかりは言い返せないゆっこは庵を睨み付けた。
「ほら、ゆっこ。ちゃんと謝りなさい」
「うっ。ごめんなさい」
夕に言われてようやく謝ったゆっこ。
「ごめんね。ゆっこがバカで」
「ちょっと!夕!」
ゆっこが夕に突っかかっていったが、夕は「はいはい」と軽くいなしていた。
「2人が言い争う原因を作った人間が言えることか?」
「原因の片棒をかついだ人間がそれを言うのもどうかと思うけど?」
「なにー!」
庵は朧月に掴みかかった。
「お前のせいなのか!」
「主犯は夕だぞ。俺はアホって紙に書いただけだ」
「それでも俺を助けなかっただろが!」
「ゆっこが勝手に勘違いしてお前に噛みつていくのが面白かったからな」
「キサマー!」
朧月を前後に揺らし出した庵。
「しかし、ホントにあの状況でなんで庵を疑ったのか、それが不思議でしかたないんだよな」
「うちのゆっこは軽くアホだからね~」
夕がゆっこを見ると、言い返せないゆっこは夕を睨み付けた。
「うちの庵も似たようなものだから、案外お似合いかもな」
「なっ!」
驚く庵に対し、そっぽを向いてしまうゆっこ。その反応に「ふーん」と思う朧月。
「なんであっ!」
庵がへたなことを言う前に、朧月はチョップで庵を黙らせた。
「そんなんだから彼女ができないんだよ」
朧月はため息を吐いて呆れた。
そんな中、桜が感じたことはこの卓球部は強いということ。その分練習はキツいけど、強くなるために必要なことなので桜にとってはどうってことなかった。
でも、だからこそ1つの疑問が出てくる。
それは、球ほどの実力者ならこの卓球部でも十分レギュラーになれるはずなのにどうしてマネージャーをしているのか。
「こら、桜。集中しなさい」
「すいません!」
瑠璃に怒られた桜は気を引き締めて練習をした。
「はい。休憩」
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「球先輩」
「はい。ドリンク」
とりあえずドリンクを受け取って飲んだ桜は話しかける。
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「そうですか?私、一昨年の県大会に選手として出場して見てましたし、球っていう名前の人なんでそうそういませんから人違いとは思えないんですけど」
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「そう。それでも人違いよ」
それだけ言って球は別の人のところへドリンクを渡しにいった。
「むぅ」
これだけ言っても人違いで通す球に桜は口を尖らせ、ドリンクを飲んだ。
「見事にかわされちゃったね」
「瑠璃先輩」
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「瑠璃先輩。どうして球先輩はわかりきった嘘をついてまで逃げるのですか?」
「そうだね」
悩んだ様子の瑠璃は球のほうを見てから桜を見た。
「どうして、そこまで球にこだわるの?」
「それはもちろん球先輩が強いからです。入部したての私がいうのもなんですけど、この卓球部は強いです。全国でも戦っていけるくらい強いと思っています。だからこそ、球先輩みたいな実力者をマネージャーにしておくにはもったいないと思うんです。だから、球先輩には選手としてやっていってほしいと思うからこそこだわるのです」
桜の思いを聞いた瑠璃は微笑んだ。
「確かに私も球をこのままマネージャーにしておくにはもったいないと思っている」
「だったら!」
桜の言葉を手で制した瑠璃。
「実際、去年は球はレギュラーとして全国大会に出場したのだけど、そこで全国の壁にぶち当たったの。夏の大会はそれでもはい上がろうと練習をしたのだけれど、秋の大会で完全に心が折れてね。そして、球は選手からマネージャーになったのよ」
球がマネージャーをしている理由を聞いた桜は、マネージャーとしてせっせと働いている球を見つめた。
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その頃笑研では、先輩達が誰もいない状況で朧月・庵・夕・ゆっこの4人だけがいた。
「夕。私忘れ物したから取りにいってくるね」
「わかったわ」
ゆっこが部室を出ていったのを見て、夕はゆっこのカバンをあさりだした。
「なにしてるんだ?」
気になった朧月がやってきた。ちなみに庵はネタを考えているため気にすらしていなかった。
「少しイタズラをしようと思ってね」
夕はゆっこのカバンから筆箱を抜き取るとポケットにしまいこんだ。しかし、あさったことを隠そうとはせず、カバンは開けっ放しにしていた。
少しして、なにも知らないゆっこが帰ってきた。
「おかえり。忘れ物はあったの?」
「この通り」
取ってきた教科書を夕に見せたゆっこはカバンが開いていることに気づいた。
「あれ?なんでカバンが開いてるんだろ?」
不思議に思ってカバンを調べるゆっこ。そして筆箱がないことに気づいた。
「私の筆箱がない!夕知らない!?」
「知らないよ」
しれっと嘘をついた夕。その嘘をあっさり信じたゆっこの視線はネタを考えている庵に向いた。
「あんたね!私の筆箱盗んだのは!」
突然のことに庵はわけがわからずに首を傾げた。
「なに言ってるんだ?」
「とぼける気!」
「とぼけるもなにも、今の状況がわけがかわんねーよ」
庵の言葉は真実なのだが、ゆっこには嘘にしか聞こえない。
「とりあえずこっち向きなさい」
「いや、向いてるだろ」
「椅子をこっちに向けて座りなさい」
有無を言わせないゆっこの言葉に仕方なく庵は椅子をゆっこのほうに向けて座った。ゆっこは向かい合うように椅子を持ってきて座り、尋問を始めた。
「私が忘れ物をとりにいっている間に、私のカバンから筆箱を盗んだのはあんたね」
「なわけあるか!」
断定で言いきられたことに当然庵は怒った。
「そもそもお前のカバンなんか触ってすらいねーよ!」
「じゃあなんで私のカバンが開いていて筆箱がなくなってるのよ!」
「知らねーよ!」
「あんたがやったんでしょ!」
「やってねーって言ってるだろ!」
そんな言い争いをゆっこの後ろで見ていた2人は笑いを押し殺していた。すると、朧月が「バカ」と書いた紙にガムテープをつけて夕に渡すと、夕は気づかれないように慎重にゆっこの背中に貼り付けた。
「そもそも、勝手に女子のカバンを開けるなんて非常識すぎますよ!」
まだ庵に対して怒っているゆっこは背中に紙が貼られたことに気づいていない。
「だから俺じゃねーって言ってるだろ」
何度言っても信じてもらえない庵はぐったりし始めた。
このまま放置しても紙に気づかないと思った夕。
「ゆっこ。背中になにか貼ってあるよ」
「えっ?背中?」
背中をさわりだしたゆっこは、紙に気づくとはがして「アホ」と書かれてるのを見た瞬間庵を睨み付けた。
「こんなくだらないことまでしてたなんてあんたのほうがアホなんじゃないの!」
この展開は予想していなかった朧月と夕は必死に笑いをこらえていた。
「いやいや!真正面で話していた俺には背中にその紙を貼るなんてムリだろが!」
これ以上ない庵の正論なんだけど、ゆっこは聞く耳をもたなかった。
「あんた以外にこんなアホなことするヤツいないわよ!」
はい。ゆっこの背後に2人いますよ。今も笑いをこらえるのに必死になっていますよ。
「お前の後ろに2人いるだろが!まずそっちを疑うのが普通だろ!」
その通り。本当なら正面にいる庵より、背後にいる朧月と夕を疑うべきなのだ。
「あんたの仕業で間違いないわ!」
どうしてそう言いきれるのか、私には理解できません。
「お前はバカか!」
全くもってその通り!ゆっこはバカですね。こんな単純なこともわからないなんてバカの極みですね。
「こんなアホなことしたあんたに言われたくないわよ!」
ゆっこの説教はその後5分もの間続き、言い返すことすらめんどくさくなった庵は途中から無言でゆっこの言葉を聞き流していた。
さすがにかわいそうということで、夕が止めに入る。
「ごめんね、ゆっこ。カバンをあさって筆箱を隠したり、背中に紙を貼ったの私なの」
夕はポケットから取り出した筆箱をゆっこに返した。
「許してくれる?」
「もちろん」
筆箱を受け取ったゆっこは笑顔で夕を許した。
「さて、なら俺にお前が謝罪する番だよな」
完璧な冤罪で怒られていた庵はゆっこを睨み付ける。
「これぐらいのことでぐちぐち言うなんて、ちっちゃい男ね」
反省することもなくさらに罵倒してきたゆっこ。
「さっきまでぐちぐち説教してきたバカに言われたくねーな」
「はぁ!?私がバカっていうの?」
「背中の紙を見つけた時に1番に俺を疑ってきたお前は十分バカだろ?」
こればかりは言い返せないゆっこは庵を睨み付けた。
「ほら、ゆっこ。ちゃんと謝りなさい」
「うっ。ごめんなさい」
夕に言われてようやく謝ったゆっこ。
「ごめんね。ゆっこがバカで」
「ちょっと!夕!」
ゆっこが夕に突っかかっていったが、夕は「はいはい」と軽くいなしていた。
「2人が言い争う原因を作った人間が言えることか?」
「原因の片棒をかついだ人間がそれを言うのもどうかと思うけど?」
「なにー!」
庵は朧月に掴みかかった。
「お前のせいなのか!」
「主犯は夕だぞ。俺はアホって紙に書いただけだ」
「それでも俺を助けなかっただろが!」
「ゆっこが勝手に勘違いしてお前に噛みつていくのが面白かったからな」
「キサマー!」
朧月を前後に揺らし出した庵。
「しかし、ホントにあの状況でなんで庵を疑ったのか、それが不思議でしかたないんだよな」
「うちのゆっこは軽くアホだからね~」
夕がゆっこを見ると、言い返せないゆっこは夕を睨み付けた。
「うちの庵も似たようなものだから、案外お似合いかもな」
「なっ!」
驚く庵に対し、そっぽを向いてしまうゆっこ。その反応に「ふーん」と思う朧月。
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