幻影の讃美歌

ごさまる

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第一章

第15話〜私というバケモノと二頭のドラゴン〜

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事の事態は、仕方なくだが理解は出来てきた・・・。

「・・・そろそろ現実世界に戻らなきゃ!」 
すると、ルシファーが・・・

「貴様の「真の闇」に、俺を含めハデス、ミーミル、そして・・・ダミアンという、もう一人のお前がいるわけだ。忘れるな・・特にダミアンは、お前の怒り、悲しみ、憎しみ・・といった闇に呼応して現れる事をな・・・。」
そう話すと、ブワアっと黒炎が舞い上がり、ルシファーとハデス、ミーミルを包み込むと、私の体に吸い込まれた!

はっ!と気付くと、店長の話を皆で囲んで聞いている所だった・・。

「・・本当に・・現実世界が一時停止してたんだ。」

そう考え・・一人ボーッっと考えていると、
「はい!今日も一日、皆頑張って下さいね!!」と店長からの話しは終わった。

ガラガラ、ガシャン。シャッターが上がり、いつもの仕事が、はじまった。


「成り行きに任せて、無難に仕事こなさなきゃ!今まで以上に「敵」が増えたわけだ・・なるべく皆とは、関わらずにいよう・・。」

一通り店内の掃除を済ませ、カウンターで伝票整理をしている時だった。
店長が目の前にきた。 

「忙しいところ、すまんが、少し話せるかな?」
「?あっ、はい。」

何なんだろう・・珍しく面談だ。
伝票をカウンターの端に寄せ、席をたった。何だか・・店の皆が、コソコソざわついている・・。  
いったい今度は何なんだろう・・?

店長と二人、控え室に入る。

ガチャン。

「まあ、そんなに固くならないで!そこに座って」

店長と、向かい合って座る。

「あの・・店長・・私、何か問題でも・・?」
緊張しながら、先に聞いてみた。
・・すると店長が笑顔で話し出した

「いやいや!君の仕事ぶりには感謝している!呼び出したのは・・最近、ジュエリーの放置が、多くて困っているんだよ・・。そこで君にお願いがあってね!」

良かった♪だいぶホッとした!が・・お願いとは?

「はあ、店内のお願いって・・私が出来ることなんでしょうか・・?」

と、聞いてみた、すると!

「いや!君だから、お願いしたいんだ!細かい清掃作業もやってくれているのは、知っているからね♪お願いと言うのは・・ジュエリーが放置されないように、皆が最後まで片付けしてくれるか注意して欲しいんだよ!」

「・・へっ!?注意!?」思わず口に出た。

「注意って言っても、ジュエリーをのせたトレイを元に戻すとか、基本的な事だ・・。最近、その基本的な事が出来ていないように見受ける。」

はあ?注意するのって・・それって店長の仕事じゃない!?何故に私が皆から、さらに、恨まれなきゃならないの!?私は心の中で、呟いた。

そして・・

「店長・・私は、まだまだ未熟ですし、皆を注意する立場ではありませんよ・・!」

自分の気持ちは伝えた。が・・しかし、

「君はもう、この仕事をして何年になる?そろそろ主任を目指してもらわないとね!♪だから、少しずつ、こうした事もお願いしたいんだ!」

「!?私がですか?」ビックリである。

「いやいや!今すぐではない!だから、それに向けての練習だよ♪どうかな?」

・・役職もらえれば給料や、ボーナスが今より上がる。となると、ゆなに使えるお金になる!と、とっさにそう思った。

「・・わかりました。少しずつですが頑張ってみたいと思います・・。」
と、返事した。

「おお!良かった♪前向きにな!前向きに♪」

とりあえず、やってみよう、ゆなと私の為に。

話が終わり控え室から出ると、丁度、控え室入り口付近から立ち去る、じいじの後ろ姿が見えた!!
                 アイツ!立ち聞きしていたな・・。

「それでは、優君!僕は今から会議で出かける、あとは、頼んだよ♪」

「あっ、はい。わかりました、お気をつけて・・」

店長は店を後にした。なんて気楽な店長なんだろう、自由だな。こいつも。

が・・しかし、さっきの話し、じいじに聞かれたか。
さあ、どう出るか、見物だな。

何事もなかった様にカウンターに戻り伝票整理の続きを始めた。
そろそろチーム女子会が昼ごはんに入る時間だな。無事に1日終わりますよーにってね!なんて、考えなから一人カウンターに向かう。

・・すると!

「・・悪が近付いてくる、警戒しろ・・」

心の中で、そう聞こえた!

「誰!??ルシファー!?・・の声じゃないけど!」

すると!

「ハデスだ・・」

「!?ハデス?え~と一本角の!?どうしたの!?」

テンパる私に、

「来たぞ!!」 

ハデスが心の中で、叫んだ!すると!目の前に立っているのは、じいじだった!

私の体が・・身震いしたかと思うと、一瞬目の前が真っ暗になり、何物かが体の中で、うごめき始めた!

「さあ、交代だ♪」

姿形は、小さな女の子?真っ黒なレースのドレスを着て色白で・・きっとこの子がダミアン?で、ルシファーがいう、もう一人の私!・・そう思った瞬間、私は意識を失った・・。

「さあ♪ハデス、ミーミル♪久々のショータイムだ♪」










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