幻影の讃美歌

ごさまる

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第一章

〜結界術とセイラ〜

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「ご馳走様でした★」

「♪美味であった♪」

皆の食事が終わり、いよいよ・・弱まっている結界を強化する儀式の準備に取りかかった。

(パチンッ!)

ダミアンの鳴らす指の音が広間に響くと・・!
大広間の長テーブル、椅子がスーッと浮き上がったと思うと、フワッと消えてなくなった。

ルシファーが大広間の中心に立つ。

すると!大広間の広い床に、銀色に光る巨大な魔方陣が現れた!

「・・!?な、何なのっ!?ちょ、怖いっ!」

びっくりしている優に、静かにミーミルがこう言った、

「この魔方陣は、恐ろしいものではない・・ルシファー様の強力な力が具現化したものだ。おとなしく見ていればいい・・」

そうミーミルが話すと、優を大時計の柱に身を移した。

「・・いよいよ、始まるのね!?こ、こんな事・・ゲームの世界でしか知らないわよっ!まさか、こんな場面に立ち合うなんて・・信じられない・・!」


ルシファーの足元に広がる銀色に輝く巨大な魔方陣・・その真ん中で一人、眼を閉じ立ち尽くすルシファー。

すると、ダミアン・ハデス・ミーミルが魔方陣の中に入り、ルシファーを取り囲み、片ひざをついてしゃがみこんだ。

「全員・・そろったな・・では、これより結界を張り直す・・術中、やや結界の力が弱まる・・天界より邪魔が入るかもしれん・・その時は頼んだぞ・・」

「はっ!承知」

「♪いつでもいいよ♪アハッ♪」

ルシファーの合図と共に、皆が気を集中させると、一気にルシファーの体の周りを黒炎が取り巻き始めた!
すると!ルシファーが呪文をとなえ始めた。

「暗黒の主・・ルシファーの名においてダークマターの力を解放する!」

ブワッッッッ!!

一気に黒炎が勢いよくルシファーを包むと、ルシファーの背中から新たな黒い大きな翼がはえ、四枚の翼を羽ばたかせると、黒いイナズマが凄まじい勢いで四方八方に飛び散った!

「・・くっっ!」ミーミルもハデスもダミアンも、凄まじい力に押されまいと、魔方陣の中でぐっとこらえている。

「・・!?」

「ダミアン様ッ!どうやら天界に気付かれた様ですッ!」

ミーミルが叫ぶ!

「!来るぞっ!」

ハデスが身構えると

「・・使い魔だと・・なめられたものだ・・フン!」


ダミアンが呟くと、更に魔力を集中させ結界の力を強めた。

「・・しつこい奴らだ・・」

ルシファーが翼を羽ばたかせ黒いイナズマを四方八方に撒き散らす。

「・・!?ルシファー様!使い魔の気が浄化されました!」

「一気に力を解放する・・集中しろ・・」

四枚の翼をなびかせ、左手の人差し指をかかげると

「天界の法則は逆となり、暗黒の主に膝まずく」

ルシファーの力が、より結界を強固にするとハデスが叫んだ。

「ルシファー様!冥界の結界まで影響します!もう、十分かとっ!」

すると、ルシファーの翼が二枚消え、辺りの黒炎が弱まると皆を魔方陣から、出るようにと告げた。

いよいよ・・セイラを召喚する為、ルシファーは休む間もなく召喚術を発動した。

「暗黒の主の力に、セイラ・・お前を召喚する!今宵ルシファーの名の元に!」

ブワッッッ!

魔方陣が消え・・ガクッと右膝をつくルシファー、

「ハァ・・ハァ・・ハァ・・!?」

「あら、ヤダッ🖤久しぶり~!呼んでくれて、ありがとールシファー🖤う~んッ♪チュッ🖤」


「・・き、貴様・・俺から、は、離れろ!」

大時計の側から見ていた優は、思わず

「・・!?・・だ、誰?ルシファーに抱き付いてるお兄さん!?は?」

セイラ召喚完了・・。
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