幻影の讃美歌

ごさまる

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第二章

〜ダンジョンからの報告〜

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「やはり、魔素玉はミーミルに預けるのだ・・焦っては上手く行かぬ・・」

「♪お待たせっ!魔素玉だよ~♪アハッ」


ベロンッ♪

キラリと光るピンク色の魔素玉をダミアンは、自分の舌の上にのせてミーミルに差し出した。

一旦ミーミルに預けるのだ。

「ルシファー様、私が預かれるのも、五つまで・・申し訳ありません・・。」

「なに・・「真の闇」の主以外、魔素玉を五つ以上保有出来るものはいない・・気にするな。
さて・・残るは、あと数匹・・先を急ぐぞ。」


魔界のトンネルの中には昼も夜もない。
その時に出くわした「悪」の世界観が広がるだけで、人間界の様な「時間の流れ」も、ここでは全然違ってくるのだ。

そう・・、人間界の一日間が、ここでは二日間になる。刻の流れが早く、そして短い。

「ねぇ・・後々その魔素玉って、どうするの?」

優の何気ない質問に、ルシファーが足を止めた。

「・・貴様に封印し、さらに浄化する・・そこから先が我々にとっての「本番」だ・・」

「・・ !?私に封印するって所までは、前にも聞いたよ・・私の中で浄化するって。
でもっ!その先の「本番」って何?
私・・ちゃんと、ゆなの元へ帰れるのよね !?」

動揺した様子の優にルシファーが歩み寄った。

そしてルシファーは、真っ直ぐ優を見つめ、肩を抱き締めこう答えた、

「案ずるな・・たとえ俺が浄化され封印されても、
貴様は、必ず人間界に送り届けてやる・・しかし
今は魔素玉の行く末を言えぬ・・すまない。」

そう言って、両肩を離し先に歩きだした。

「🖤嫌あああああああっ!な、何あれっ !最悪な光景よっ!ルシファー様~、ひど~いっ!
ち、ちょっと待って~ルシファー様ぁ~。」

トボトボ歩く優、ハデスが優しく微笑み、

「・・初めてあんな姿を拝見した・・。
ルシファー様を信じて、そして我々の事もなっ !
さぁ!行くぞっ」

ハデスに励まされながらも、おぼつかない足取りで歩いていた。

しばらく黙ったまま、重い足取りで歩いていると

ミーミルが立ち止まり、何かを察知した様子。

「ルシファー様っ!ダンジョンより、ベルゼの暗影ですっ!」

ミーミルが、先に歩いているルシファーを呼び止めた。

振り替えるルシファーにベルゼの暗影がこう言った、

「ルシファー様、そしてご一行様、ご機嫌いかがですか?
ダンジョンより報告です・・只今、天界の使い魔がダンジョン内に入り込みました・・。
なお・・第一喚問より、トラップの為「バク」を展開しております・・。
そして・・いよいよ天界より、「七人の大天使」の一人目のラッパが吹かれました・・。
ルシファー様、開戦の合図かと思われます・・
道中・・急いで下さいませ・・では、後程・・。」


「・・思った以上に、早かったか・・皆、急ぐぞ」

ダンジョンの第一喚問に展開する「バク」は、夢の中へと誘い相手を惑わす魔素をばらまく。
そして、夢心地の中・・バクへ喰われる。

「ルシファー様、七人の大天使のラッパが吹かれたのですね・・。
急ぎましょう・・」

ミーミルの言葉に、一同うなずいた。

「・・昔読んだことがあるんだけど・・確か「七人の大天使」のラッパが全て吹かれた時・・天災が、起きるって書いてあった・・。
もしかして・・」

「・・・・行くぞ・・」


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