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第二章
〜魂の行き着く場所〜③〜
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一つ・・・わかった事実・・それは、蝕まれた魂の末路は、憑依された「悪」に喰われ、現実として・・死が訪れるという事・・。
あまりにも唐突で、にわかにも信じがたい事実だった。
泣き崩れ、ただ地面に倒れこみ動けない優・・。
そんな姿を見て、あざ笑う「悪」。
《グオォォォグオォォォ~、そう・・その姿こそ、俺様にとっての至福の時・・ククク、グワァハッハッハ~・・人間は、実に面白い・・
そうだろ・・絶望だろう・・わかる・・わかる・・
ククク・・そんな絶望から、己を解放するのだ・・
貴様も、アイツの様に俺様に吸収されて・・身も心も解放するのだ・・
・・ずいぶん・・楽になるぞ・・クククククク》
「・・・・!?アイツの様にだって?・・フフフ・・」
ピクリと優の体が動いた。
「🖤優・・そんな戯れ言、聞くだけ無駄よっ!」
ガリガリガリ。
セイラの一言に、優の右手が地面を握り締めるように
動いた。
「・・戯れ言?そう・・全て・・戯れ言・・」
ムクッと立ち上がり、無表情のまま顔を傾けた・・、
ルシファーが優の暴走を止めた時の様子に似ていた。
「・・・・ ! ?いかんっ!奴の挑発に乗るなっ!」
ハデスが叫ぶ。
ザッザッザッ。
「・・♪皆・・かまえろ、奴が出てくるぞ・・」
「チッ・・!このタイミングでか・・」
ミーミルとダミアンも、互いに剣と首斬りカマを構えた。
よくみると優の首もとにある、月の月齢が半月になっている。
「・・・ワシガ・・ヤミへ・・ミチビ・コ・ウ・・」
太く低い声は、もはや優の声ではなくなっていた。
「・・ もう一人の自分が出てきたか・・こうなっては・・もはや・・」
ルシファーが皆に叫んだ。
「一気に来るぞっ ! ダミアン、ハデス、敵に集中しろっ ! それから、ミーミルとセイラは、俺と一緒に優を押さえるんだっ! 」
ジリジリと張り詰めた空気の中・・優が一歩前に出た。
《ククク~ケッケッケ、面白い・・実に愉快だ・・そのまま・・俺様の中へ取り込むとしよう・・ケッケッケ・・さぁ・・こい・・》
シュルシュルシュルッと、触手の様な手が一気に伸びたかと思うと、バシッと優の右足を捕まえた。
「させるかっ! ! !欲しけりゃこれでも喰らっとけっ!秘技・雷光龍切っ! !」
ギュルギュルギュルギュル、スパパパーン!!!
触手の様な手を目掛けて、ハデスが一撃を食らわす。
ザクッ!ザクッ!ザクッ!
ハデスが放った技が敵の触手に突きささる。
《グオォォォ・・おのれぇ・・こざかしい真似を・・》
バラバラにちぎれた触手は、ベトッベトッと地面に張り付くとグニャリグニャリ動き出し、優を目指してゆっくりと這いつくばった。
「♪しつこい奴っ!キモいのだっ! !
出てこいっ♪ガルーダッ!」
ポワンッ!
ダミアンの左手に、巨大で真っ黒な「カラス」が現れた。
カラスの名は「ガルーダ」。
バサッバサッバサッ~!カア~カア~カア~!
「♪さぁ♪おやつの時間だよ♪残らず食べるのだっ♪」
カラスのガルーダは、ダミアンの左手から思いっきり飛び立つと、低空飛行でちぎれた触手に食らい付いた。
あまりにも唐突で、にわかにも信じがたい事実だった。
泣き崩れ、ただ地面に倒れこみ動けない優・・。
そんな姿を見て、あざ笑う「悪」。
《グオォォォグオォォォ~、そう・・その姿こそ、俺様にとっての至福の時・・ククク、グワァハッハッハ~・・人間は、実に面白い・・
そうだろ・・絶望だろう・・わかる・・わかる・・
ククク・・そんな絶望から、己を解放するのだ・・
貴様も、アイツの様に俺様に吸収されて・・身も心も解放するのだ・・
・・ずいぶん・・楽になるぞ・・クククククク》
「・・・・!?アイツの様にだって?・・フフフ・・」
ピクリと優の体が動いた。
「🖤優・・そんな戯れ言、聞くだけ無駄よっ!」
ガリガリガリ。
セイラの一言に、優の右手が地面を握り締めるように
動いた。
「・・戯れ言?そう・・全て・・戯れ言・・」
ムクッと立ち上がり、無表情のまま顔を傾けた・・、
ルシファーが優の暴走を止めた時の様子に似ていた。
「・・・・ ! ?いかんっ!奴の挑発に乗るなっ!」
ハデスが叫ぶ。
ザッザッザッ。
「・・♪皆・・かまえろ、奴が出てくるぞ・・」
「チッ・・!このタイミングでか・・」
ミーミルとダミアンも、互いに剣と首斬りカマを構えた。
よくみると優の首もとにある、月の月齢が半月になっている。
「・・・ワシガ・・ヤミへ・・ミチビ・コ・ウ・・」
太く低い声は、もはや優の声ではなくなっていた。
「・・ もう一人の自分が出てきたか・・こうなっては・・もはや・・」
ルシファーが皆に叫んだ。
「一気に来るぞっ ! ダミアン、ハデス、敵に集中しろっ ! それから、ミーミルとセイラは、俺と一緒に優を押さえるんだっ! 」
ジリジリと張り詰めた空気の中・・優が一歩前に出た。
《ククク~ケッケッケ、面白い・・実に愉快だ・・そのまま・・俺様の中へ取り込むとしよう・・ケッケッケ・・さぁ・・こい・・》
シュルシュルシュルッと、触手の様な手が一気に伸びたかと思うと、バシッと優の右足を捕まえた。
「させるかっ! ! !欲しけりゃこれでも喰らっとけっ!秘技・雷光龍切っ! !」
ギュルギュルギュルギュル、スパパパーン!!!
触手の様な手を目掛けて、ハデスが一撃を食らわす。
ザクッ!ザクッ!ザクッ!
ハデスが放った技が敵の触手に突きささる。
《グオォォォ・・おのれぇ・・こざかしい真似を・・》
バラバラにちぎれた触手は、ベトッベトッと地面に張り付くとグニャリグニャリ動き出し、優を目指してゆっくりと這いつくばった。
「♪しつこい奴っ!キモいのだっ! !
出てこいっ♪ガルーダッ!」
ポワンッ!
ダミアンの左手に、巨大で真っ黒な「カラス」が現れた。
カラスの名は「ガルーダ」。
バサッバサッバサッ~!カア~カア~カア~!
「♪さぁ♪おやつの時間だよ♪残らず食べるのだっ♪」
カラスのガルーダは、ダミアンの左手から思いっきり飛び立つと、低空飛行でちぎれた触手に食らい付いた。
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