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第三章
〜第30話〜過去の記憶〜
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「☆・・見返り・・か・・。」
アザゼルはそう口にした後、しばらく黙ったままルシファーを見つめていた。
「・・ね、ねぇ?アザゼル・・?あなた一体・・何を・・?」
そう言って優はアザゼルの顔を見上げた。
「!?・・えっ!?」
今にも溢れ出しそうな涙が、アザゼルの瞳にあった。
「アザゼル・・あなた・・もしかして・・?」
優は、震える手をアザゼルの頬へと伸ばした。
パシッ!!
伸ばした手を、アザゼルの手がとめる。
「☆・・おおっと・・余計な気遣いは無用だぜ・・。」
アザゼルにそう言われると、はっとした優は、我に帰った。
「・・ご、ごめんなさい・・でも・・。」
「☆・・貴様は少なくとも・・人質なんだぜ?らしくしてもらわなきゃ・・こっちが困るんだよ・・。」
「そんな・・。」
アザゼルは優にそう話すと、静かにしているようにとでも言いたいのか、少し微笑んでみせた。
そして大きな声で叫んだ。
「☆ハハハ・・そうだ・・俺はその代償として・・大天使ミカエルと契約を交わした・・そうだなぁ・・貴様らの言う・・言わば裏切り者だ・・。
だが・・今度ばかりは貴様らを最後まで騙せなかったのが残念だ。」
「♪・・そうだな・・アザゼル、どうせなら・・最後の最後まで華麗な演劇を続けて欲しかったぞ・・。」
ジリジリジリ・・。
地面を踏み締め、ダミアンは無表情のまま攻撃体勢をとった。
今にも飛び掛かりそうなダミアンにセイラ、ハデスとミーミル。
「♪・・ルシファー?貴様の合図は待たぬ・・。これ以上、奴の戯れ言に刻を裂くつもりはない・・。」
ダミアンは、言葉が言い終わるより先に、一気にアザゼルの結界に向けて飛び出した。
バリバリッ!!
ドドッ!!バキバキッ!!
皆の一斉攻撃が、アザゼルの結界をめがけ襲いかかる。
「♪・・・・・・!?」
「🖤・・!?」
「・・く、くそッ!?」
「な、なんだとっ!?・・。」
ジュワアアアアッ!!シュー・・シュー・・・・。
しかし攻撃された結界は、全ての攻撃を吸収していく。
「・・やはりな・・、皆・・戻れ・・。」
ルシファーは、一人冷静に呟く。
聞かぬダミアンは、
「♪・・チェッ!!アザゼルめっ!!そう来たか!!
だが・・私をなめるなよっっ!!くらえっ・・!?」
再びアザゼルへの攻撃態勢へ移ろうとした、その時。
ザザザザザアアーーッッッ!!
「!?・・ッ!!」
ダミアンの目の前にルシファーが立ちはだかった。
すると、
「!?・・ルシファーッ!!何故邪魔するっ!?
どかぬかっっ!!」
鋭い目付きでルシファーを睨むダミアン。
「・・冷静になれダミアン・・貴様らしくもない。
それに・・分かっていたはずだぞ・・。
俺の攻撃以外・・全て吸収するとな。
そう・・あの時以来・・奴はその力を手に入れた・・。」
アザゼルはそう口にした後、しばらく黙ったままルシファーを見つめていた。
「・・ね、ねぇ?アザゼル・・?あなた一体・・何を・・?」
そう言って優はアザゼルの顔を見上げた。
「!?・・えっ!?」
今にも溢れ出しそうな涙が、アザゼルの瞳にあった。
「アザゼル・・あなた・・もしかして・・?」
優は、震える手をアザゼルの頬へと伸ばした。
パシッ!!
伸ばした手を、アザゼルの手がとめる。
「☆・・おおっと・・余計な気遣いは無用だぜ・・。」
アザゼルにそう言われると、はっとした優は、我に帰った。
「・・ご、ごめんなさい・・でも・・。」
「☆・・貴様は少なくとも・・人質なんだぜ?らしくしてもらわなきゃ・・こっちが困るんだよ・・。」
「そんな・・。」
アザゼルは優にそう話すと、静かにしているようにとでも言いたいのか、少し微笑んでみせた。
そして大きな声で叫んだ。
「☆ハハハ・・そうだ・・俺はその代償として・・大天使ミカエルと契約を交わした・・そうだなぁ・・貴様らの言う・・言わば裏切り者だ・・。
だが・・今度ばかりは貴様らを最後まで騙せなかったのが残念だ。」
「♪・・そうだな・・アザゼル、どうせなら・・最後の最後まで華麗な演劇を続けて欲しかったぞ・・。」
ジリジリジリ・・。
地面を踏み締め、ダミアンは無表情のまま攻撃体勢をとった。
今にも飛び掛かりそうなダミアンにセイラ、ハデスとミーミル。
「♪・・ルシファー?貴様の合図は待たぬ・・。これ以上、奴の戯れ言に刻を裂くつもりはない・・。」
ダミアンは、言葉が言い終わるより先に、一気にアザゼルの結界に向けて飛び出した。
バリバリッ!!
ドドッ!!バキバキッ!!
皆の一斉攻撃が、アザゼルの結界をめがけ襲いかかる。
「♪・・・・・・!?」
「🖤・・!?」
「・・く、くそッ!?」
「な、なんだとっ!?・・。」
ジュワアアアアッ!!シュー・・シュー・・・・。
しかし攻撃された結界は、全ての攻撃を吸収していく。
「・・やはりな・・、皆・・戻れ・・。」
ルシファーは、一人冷静に呟く。
聞かぬダミアンは、
「♪・・チェッ!!アザゼルめっ!!そう来たか!!
だが・・私をなめるなよっっ!!くらえっ・・!?」
再びアザゼルへの攻撃態勢へ移ろうとした、その時。
ザザザザザアアーーッッッ!!
「!?・・ッ!!」
ダミアンの目の前にルシファーが立ちはだかった。
すると、
「!?・・ルシファーッ!!何故邪魔するっ!?
どかぬかっっ!!」
鋭い目付きでルシファーを睨むダミアン。
「・・冷静になれダミアン・・貴様らしくもない。
それに・・分かっていたはずだぞ・・。
俺の攻撃以外・・全て吸収するとな。
そう・・あの時以来・・奴はその力を手に入れた・・。」
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